サンドフォークに開かれた街ベルトリオ

ページ名:ベルトリオ

上顎連山のすぐ北に位置する、軍事拠点。

帝国の東の軍事物資集積地であり、東域側の国境警備の後詰を行う後方基地としての役割を持っている。

亜人排斥政策が強く根付いている帝国としては珍しく、サンドフォークドワーフなど、他人種にも開かれた街である。

これは、この街が兵士として戦う傭兵が集まる窓口として用意されたためで、うがった見方をすればまとめて他人種を隔離しているとの見方もできる。

傭兵の街として成り立つベルトリオは、帝国内にあって治安や風紀の乱れがしばしば問題視される街でもある。

元々他人種への偏見と風当たりの強い帝国の中で、他人種に開かれているというだけでも帝国民としては嫌悪を持つのだが、傭兵稼業の者たちの常で、暴力的で刹那的、快楽主義であることが多く、住民との衝突も少なくない。

その意味でもベルトリオには一定の正規軍人も常駐している。

その一方で、徴兵制を敷く帝国ではベルトリオは一定の人気のある配属先である。

基礎訓練の他は治安維持のための巡回任務が大半を占め、後方支援任務に充てられる確率が高く、歓楽街も備えているのがその理由である。

そのため、土地の相続に関係のない農家の四男以降などは軍属となりこの街に配属されれば安泰、という構想を持つ者も少なくない。

南には鉱山もあり、硝子の材料や大理石などを産出している。

そこで働いているドワーフノームは半分ほどは代々の奴隷で、もともとはキゼルベリーやベルトリオに土着の民族であった。

 

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧