世界的に酒造は盛んである。
特に飲酒を咎める規律はない(修行中の僧侶は別として)。
秋の豊年祭には神の恵みとして葡萄酒を飲む風習があるのは王国文化圏であるが、近年は帝国や東域にも広がりつつある。
また西方諸島では真水が貴重であることから、子どもにも麦酒や葡萄酒、蜜酒などを飲ませる習慣があり、大人にも酒に強い者が多いと言われている。
酒造の特に盛んな中央ではアルチュカリドに酒の製法を人々に伝えたとされるローリエルの社が建てられ、豊年祭には盛大な祭りが催される。
半水中生活のマーフォークも酒を求める者は多く、飲酒のための場所を水上に作っている。
そのため、酒はマーフォークとの重要な交易品目となっている。
また、ツリーフォークにとっては酒は唯一の嗜好品と言ってもよく、特に蒸留酒のような強い酒が好まれる。
サンドフォークは主に蒸留酒を作るが、それは好みというより東域の砂漠に適した素材で作れるのが蒸留酒だったというだけで、好みとしては東域では珍しい甘い酒などが喜ばれる。
エルフは酒に弱く、その分好みがはっきり出る者が多いため、好みに合わせて香草や薬草、乾燥果実などをつけた葡萄酒や小酒を作ることが多い。
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