下顎群峰に大規模な竜の牧を持ち、数こそ少ないが飛竜種の竜騎兵を擁する数少ない集団である。
狩猟民としてみた場合バの氏族に一歩劣るドルだが、野党働きを辞さず勢力の拡大に熱心である。
しかし野盗まがいの行為や、隊商を襲うそぶりを見せて金を引き出すなどの行いのせいで、周辺の民からも同族からも好まれてはおらず、東域王府から見ればジャル・ド・バゴーの古の誓いを守らぬ無法者である。
だが、広大な黄金色の砂漠を知り尽くしたドルの氏族は取り締まりの目を潜ることにも長けており、活動が一時的に収まることはあっても根絶はできていない。
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