竜種を飼い慣らし、その背に乗って戦う騎兵の総称。
一口に竜騎兵と言っても、その種類は様々である。
と言うのも、騎竜の竜種が異なれば、運用も変わるためである。
大きく分けて、騎竜として使われるのは、以下に分類できる。
絶対数の少ない飛竜種の竜騎兵は、竜騎兵の中でも最精鋭であると言える。
空を駆けることができる兵科は、世界中を探しても飛竜種の竜騎兵だけで、これを正規軍として採用できた国は未だかつてない。
現在確認されているのは東域のドルの氏族くらいではなかろうか。
東域の竜騎兵と言えば、こちらが一般的な姿であろう。
獣脚竜種は東域の砂漠や山岳地帯ではそれほど珍しい存在ではなく、サンドフォークの氏族の中にも獣脚竜種の牧を持つものは多くはないがそれなりの数が確認されている。
瞬発力と鋭い爪牙を武器とする獣脚竜種の竜騎兵は、その体力を温存するため戦闘の直前までは鞍も載せず、騎兵が曳いて歩くことが一般的で、荷駄の代わりに使うことなど許されないという。
また、帝国に雇われているサンドフォークの傭兵団竜鱗奇兵隊でも少数ながら竜騎兵が確認されているという。
南海で竜騎兵と言えば四大貴族家のひとつであるルーカヒム家の擁する私兵集団に作られた水竜騎兵隊である。
私兵と言っても、貴族の義務という考えが根強いマーフォークの社会にあって、四大貴族家の兵力はいわば準正規軍という扱いを受けており、特にトラムトランの将軍を多数輩出するルーカヒム家にあっては国を守るための兵力を出すのが義務であるとさえ考えている。
水竜種で作られた竜騎兵隊は陸上の国の軍船団など比較にならないほどの精強さを誇ると言われ、目下のところトラムトランの周辺を荒らす海賊討伐を主任務としている。
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