宝石鉱山の街イザークウィーズ

ページ名:イザークウィーズ

アルトゥーン南西に位置する宝石鉱脈がある鉱山街。

元々この地はノームが多く、勇者イスハークの片腕と伝えられる従者トゥーランガがこの土地の生まれであることから、鉱夫であるノームの地位が他よりも高い。

イザークウィーズから産出する宝石は良質のものが多く、砂漠から産出する金と、それらを加工するドワーフ職人の手を経てアルトゥーン造りとして他国との交易で用いられている。

現在では宝飾品の国外持ち出し量は東域王府より厳格に定められており、それもあってアルトゥーン造りは東域の主要な収入源であり続けている。

 

煉瓦か、包でできた家が主流の東域で、この街は石造りである。

イザークウィーズは元々はノームが岩山を切り崩して造った街であるため、ノームの生活様式が色濃く反映されている。

この街ほど広大な石造りの街並みは王国領でも見られないほどで、同時に宝飾商の同業者組合「輝く金剛星」の本拠地としても知られている。

イザークウィーズで浴場というと、東域では一般的な蒸し風呂になる。

包で生活する東域の遊牧民は水場の近くに煉瓦造りの公衆浴場を作っていることが多いが、この街には石造りの立派なものがある。

また、この街には蒸留所があり、も造っている。

東域で主に飲まれている乳とは物が違うが、蒸留することでドワーフノームの好む強いに仕上がっている。

 

イザークウィーズの街を離れると、そこはもう砂丘の太陽オブラスキュラの領域である。

オブラスキュラは砂嵐と共に現れると伝えられ、この地はよく砂嵐が発生する。

それがイザークウィーズまで来ることはめったにないが、この領域は未だにの調査の手が入らない地域のひとつであり、過日砂漠から発見された黄金の頭骨の謎を追って組織された調査団が、砂漠で行方不明になった事故は記憶に新しい。

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