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内外三時抄 - いにしえwiki

内外三時抄ないげさんじしょうは鎌倉時代の中期の作品。著者は飛鳥井家の第3代当主の飛鳥井雅有あすかい まさあり。続群書類従の蹴鞠部、第五三六巻に収録。序文内外三時抄(序)鞠場篇内外三時抄(庭作)内外三時抄(塞縁下)内外三時抄(石畳)内外三時抄(傍前栽)内外三時抄(懸樹)装束篇内外三

内外三時抄(主上) - いにしえwiki

書云。御冠懸は未見先規。但御冠難澁の御事ならば。縱雖無先例不可有子細。紙捻は無下也。組もあまり下ざまの心地して。にくひけやせん。弦あそばされば尤可優。又くみも何條ことあらんや。御直衣に御大口はさみ上らる。又御指貫建久八年に諸卿に御たづね有てはじめてめす。帳臺試夜着用ありとて被准。

内外三時抄(抜袖絬) - いにしえwiki

夕云。狩衣水干直垂等の袖の活をぬく事あり。若は勝負若は人に爭。又袖(抽?)忠節之時事也。其作法。木の後に立入て或蹲踞。或は突膝。如指扇作法。又等輩之時は。乍立木の方の袖之絬を拔也。此作法を用時は兼󠄁可令用意。絬は常は閉付。續飯付にする物也。この時は不然。拔やすき様にすべし。必非木

内外三時抄(単) - いにしえwiki

夕云。初に重て着事あり。宗長卿度々着之。後鳥羽院又着御あり。相摸次郞時村數相公の弟子として院參之時着之。大底下括て宗々臣。臨御會刻限て上絬之時着之。自宿所上絬て着たる例は少也。予云。宗繼朝臣自兼日上絬着事度々。結句卅余にて紅單を重たりとて諸人嘲哢也。タグ一覧: カウンターページ全

内外三時抄(小袖) - いにしえwiki

書云。鞠足は小袖に用意すべし。只出仕といへども可用意。寒天にはあまた重きるに。鞠俄にあるに。其まゝにてければあつし。かねてぬげば始つかたはさむし。このあはひ尤大事也。常の小袖を俄にぬげば煩し。されば小袖の帶する程より切たるを着たれば。俄にぬぐにわづらひなし。可用意。又春の季つかた

内外三時抄(韈) - いにしえwiki

朝云。韈は古くは口傳故實おほかりき。承元の程品以後任彼又無別子細。但件式云。有文燻革韈。不論尊卑。不謂緇素。三十以後可着之云々。此文然而故實に無左右不着之。凡稽古の物とも世にも聞。人にもさる好士としられ。師說もたしかに受たる物。長者の免を蒙てはく也。任雅意て着する事なし。是を習と

内外三時抄(上皇) - いにしえwiki

書云。御直衣。冠御烏帽子隨節。御布衣。若內々會之時。御小直衣御狩衣等也。無殊儀。後鳥羽院は御直垂御葛袴御狩袴。是は別儀也。筵道建保之比被用之。予云。其比行幸之比也。即御會有之。其時筵道後被用。其上非故儀。タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:

内外三時抄(親王) - いにしえwiki

書云。是又無殊儀。同上皇。能宗記云。後白河院親王御時。被用筵道云々。是不信。タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:

内外三時抄(手巾) - いにしえwiki

朝云。老者若は肥滿の人。わかき人もことの外に汗多たる人などは。無力事なれば。持こと何條事有哉。あらはにひろげひらめかしなどすベからず。夕云。若は老者若は肥滿の人は可持之。さればとて露顯しひらめかしなどすべからず。且由緖有。應和二年四月廿八日。御仁壽殿。侍臣蹴鞠。昌子親王以汗巾令賜

内外三時抄(遁世人) - いにしえwiki

書云。中墨染衣袴。練色のうらまさりのきぬ可重帷。白香隨人。衣の𩒐を折也。仍たゞ人の𩒐折事はせぬ也。韈は廉革蝶丸。遁世の韈に用によりて。俗人は不用之。件革は凡何にも不用之。仍弃世しるしと也。其外は如俗人いかさまにもはなやかに裝束事事不可然也。源九入道は花園左府會に沓韈葛袴をきせられ

内外三時抄(童) - いにしえwiki

書公(云?)。狩衣水干尋常之法也。直垂に袴又(勿?)論也。革匊記に。但狩衣はいたく不着歟。然而尋常之人尤宜。又恒出仕さこそあれ。御前に[示+弖]候の童部は。直垂上下にかみを上。頭髮掻上之。僧坊より參する童部は髮をあげず水干袴也。又直垂常事也。醫王寧王布之。同色に而同括をぬきなどし

内外三時抄(僧) - いにしえwiki

書云。僧は昔沓はく事なし。尻切に疊紙をあてて絬てき。始て着沓事は。保元四年五月三日。實尋自院賜沓韈着之しより今は沓なり。源九入道は花園左大臣より沓を賜て始てはく。是入道の始例也。又僧は鼻高をもはきけり。法眼は打任ては有べからず。但御持僧若は公請に參たる名僧などを俄被召立之時。無力

内外三時抄(地下侍) - いにしえwiki

書云。是も無殊事。只公宴には一向布衣也。行景所行如此。雖直垂御會猶獨布衣也。革匊記有之。禁裏猶然。况仙洞乎。主上立御時被召。立時は前に非足の六位などを立て其後に仕也。是榼代々號革匊に見へたり。賀茂松下絹上色袴不着。弟子取事無之儀也。タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:

内外三時抄(摂関) - いにしえwiki

書云。只如尋常之法。小直衣小狩衣皆有例有謂。其外無別儀。但常の出仕も下絬らるゝ事なれば。俄御會之時。乍下袴上絬て。右下袴の前をばほころばして。後へ押やりて令立賜先例あり。後鳥羽院後御宇。賴實公如此。古くは指貫を沓にふみ入て立。これ其の時は裝束なへ/\と有ける時なればこそ然らめ。當

内外三時抄(大理) - いにしえwiki

書云。大理以下廷尉。於鞠會者上絬更無憚者也。忠信卿。有雅卿大理之時上之。重輔一臈判官之時上之。又後白河院御時。仲賴。知康上之。更不可憚者也。予云。先年與宗敎卿依此事及訴陳了。然勅判有當流。又爲方卿廷尉佐之時。一白(?)赤衣襖袴上絬事。大理之時近習之間。朝夕上絬[示+弖]候勿論事也

内外三時抄(沓) - いにしえwiki

朝云。履は堅柔人の好によるベし。古も然あり。又庭の樣によるべし。筵道若はいたくかたき庭の然も小石まじりたるには。かたき履わろし。あやまり有。やはらかなるよしとても。やがてひらみぬるもわろし。平みぬる沓は延足もわろく。又ぬけやすき也。普通の沓よりはちと廣くて。はなすこしながきが能也

内外三時抄(畳紙) - いにしえwiki

朝云。疊紙は能々用意あるべし。落しぬれば失禮也。不持にはしかじ。不持して難澁の事あらば能々懷中すべし。晴に取出てたかくかむみぐるし。かた/\にむかひて用意してかむべし。木に立て疊紙取出てかむ事なし。若はなたりし。䘐(ハナヂ)など常にたる人は。ふかく懷中にはさみて持べし。それもあら

内外三時抄(序) - いにしえwiki

夫蹴鞠者三國翫好の藝。万機安寧の術なり。是に依て聖帝明王もこれをすてず。忠臣賢士もみな用う。この故にかみ禁中洞裏よりはじめて。宸遊代々すたれず。下民間洛外にいたるまで。與宴家々にさかり也。こゝに拾遺亞相といふ人あり。この道に獨歩し此藝に尊長なり。このありわざ古今にこえ。其德神明に

内外三時抄(懸樹) - いにしえwiki

朝云。式の懸とは櫻柳松蛙手といふ。是兒女士の說也。また說。櫻柳松かへでと云へり。此說に付て。宗敎卿于時殿上人。去安貞二年四月廿四日將軍家大納言入道今御所也。南庭に切立の事有き。下官相共に奉行を承る。然に彼の所行をみむがために。一向彼卿に打任せて一義をも不出。前修理權大夫時房朝臣。

内外三時抄(石畳) - いにしえwiki

朝云。溜の石疊は庭廣く懸遠くは取のくベからず。檐ちかき懸ならば可取去。但し五六尺ならばのくべし。七八尺ばかりならば。庭のかたばかりをとるべし。又二ならベあるは一巡をとることもあり。庭に隨て計べし。タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:

内外三時抄(傍前栽) - いにしえwiki

朝云。庭廣からむには取のくべからず。口傳集にも前栽を不損して翔と有。されば有無庭の樣によるべし。宗敎卿白河宿所にぞ朝芝をふせたりと聞。未見先例。かた/゛\其謂なし。朝鞠雨後の會に露ありて鞠しめる。人の居ためもわろし。木外鞠延などするにもすベりて返/\無用事なり。但懸遠く前栽など有

内外三時抄(塞縁下) - いにしえwiki

朝云。外塞なからむ所は不及子細。さならぬ大床若緣下鞠ころび入ぬれば煩也。ふたぐべし。竹を二にわりて。籬の様に二ふちに柱をも二にてすべし。又ひきゝ緣には一にてもす。また竹をまろながらも。木をも四方に作りてもす。緣の高下に隨ひて一も二も三もすべし。如此事は大綱を存ぬれば見能樣に計ふべ

内外三時抄(束帯) - いにしえwiki

朝云。只如尋常聊高く可着之。前のふくらの下をすこし帶にはさむ也。直衣々冠同之。下襲の裾をばふまれぬほどに。うはてに懸て。不落之樣に計べし。有口傳。劔は撤して鞠場に出べし。笏檜扇同之。韈は常時の絹韈なるベし。又鞠韈をも用事恒のこと也。結緖は例革なり。無用意之時は。車の後の簾のあげ皮

内外三時抄(庭作) - いにしえwiki

朝云。鞠場之廣狹は定分なし。屋により所にしたがふ。先高下なく平地なるべし。いたく堅はわろし。石なきを能とす。砂ふかき沓入て惡し。もとの土をすこし取のけて。能土を砂にまぜて。よく/\突かたむべし。繩を引。水はかりにて高下なくすべし。さて雨の下時水のたまりたるを見て。くぼき所をうむべ

内外三時抄(冠) - いにしえwiki

朝云。鞠の裝束とて別に無殊事。只尋常之裝束に聊用意計をするなり。冠は不落樣によく/\したゝむべし。冠懸は紫糸にてかた手かへしと云組の中の中程に。穴をくみわけて巾子を入なり。さておとがひの下に結也。近來は紙捻にてしあひたり。時儀によるべし。されども家には組を本とする也。緌は衞府の人

内外三時抄(直衣) - いにしえwiki

朝云。禁中后宮春宮坊常事也。仙洞にもまゝ着之。行幸御逗留日。若朝覲又警固之時御會等。皆可着人は直衣卷纓。若緌有人兵衞府事也。凡直衣禁裏にてはゆりたる外は凡人の公卿は無左右着事なし。然而當家には公卿の後又未昇殿の時も。御鞠之時は着直衣也。衣冠は鞠にあつくらはしき故也。予以此法公卿之

内外三時抄(扇) - いにしえwiki

朝云。鞠にはいつも夏扇を持也。當家には束帶の時も夏の扇を持也。彫骨尤爲宜。ことに指ためよき也。細骨勿論也。骨多かさなりたる扇は。指時まろびてわろし。此道の長老ことに年闌ては檜骨に檀紙をはりて持之有例。かゝる振舞はいかさまにも五旬以後事也。仍荒凉に不可持之。扇仕事は。初參又極信之時

内外三時抄(直垂) - いにしえwiki

朝云。是殊無別義。京都には如法內々私會之外不可有事也。承元にぞ故成勝寺にて直垂の御會とて上下結構事ありき。革匊記にみえたり。是にも葛袴。狩袴。張裏袴。侍などは襖袴などを着也。直垂上下は袴しあつかふ物也。[糸+舌]を上ばみじかく。たゞはながし。或は腰を折反。或はそばをはさむ。革匊記

内外三時抄(烏帽子) - いにしえwiki

朝云。只やはらかなるをよしとす。こはきは鞠あたればやれ損じ。歸足の時も鞠を走しきて。かた/゛\わろき物也。うすぬりぞよけれど。若人は當時の風儀にそむくべし。油塗とかや云物にてぬらすべし。やはらかなる也。引入事は可斟酌。古くはわざとも有其興けり。又常にしければ無苦。承元のころ有雅卿

内外三時抄(水干) - いにしえwiki

朝云。是又無殊子細。能くびを折付べし。頸紙の肩よりすそを直に折付れば能也。布の單水干などはすきて。わろく折ぬればみにくし。すぐに折付ぬれば。透か四ほそにて能也。紐を結に三說あり。尋常にはうちむすびて。うはかへの下へ入なり。是はまりの時はむねあく也。一には右の紐はうしろなれば。前へ

内外三時抄(衣冠) - いにしえwiki

朝云。直衣不着人は禁裏の御會等着(脱字)之。無別子細。只如直衣。凡直衣々冠の下には冬春は袙。夏秋は單帷等如常。若き人は四月始は若かえでの衣。秋は生の衣など着べし。但鞠に生の衣いたく先規少歟。又雖着何有難乎。猶あつくらはしくやあらん。凡束帶直衣々冠等は。皆はた袖ひろくして。布衣など

内外三時抄(布衣) - いにしえwiki

朝云。布衣は尋常の服。當道に所執也。其も只よのつねにたがふことなし。但香の色をぞ長老の用る色にて。荒凉には不着。若重代若さるべき人の此道も相傳たしかに故實ぞむじためる人着べし。こき引のりうらなど汗にわろき間。右のみ用ざる歟。其外ことなる事なし。口傳集等のごとく。尻は常よりはみじか

内外三時抄(諒闇) - いにしえwiki

書云。不可違出仕之法。彼識者に訪べし。出仕する人々は猶しゝら烏帽子を着也。庶品絹狩衣。平絹指貫。生白帶。沓は黑赤可隨時。後鳥羽院御時。故相公幷故刑部宗長卿共に黑沓也。範茂卿相公に弟子也。朱漆の沓のうへを一はりぬりかへして着之。韈は故相公無文藍革也。宗長卿は或うらがへし或又有文を用

続群書類従(蹴鞠部) - いにしえwiki

蹴鞠部 536 内外三時抄 飛鳥井雅有 鎌倉中期蹴鞠部 536 蹴鞠条々大概(蹴鞠十箇条)飛鳥井雅康蹴鞠部 537 晩学抄 飛鳥井雅康蹴鞠部 537 蹴鞠百首和歌 飛鳥井雅康蹴鞠部 538 蹴鞠百五十箇条 作者不詳蹴鞠部 538 鞠道三十首之和歌 飛鳥井雅康蹴鞠部 539 蹴鞠九

蹴鞠 - いにしえwiki

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