ステア

『陽炎の魔女』ステア

身　長	178cm
年　齢	25歳程
役　職
ス　キ	弟
ニガテ	暗いところ　気持ち悪いもの

目次

　概要
　容姿
　性格
　過去
　戦闘能力
　本編
　交友関係

概要

『弟くん』を溺愛する謎多き女性。穏やかでおっとりした口調で話す。
一人称は「わたし」だが、年下の相手と話す際には「おねーさん」も多用する。

口を開けば『弟くん』についての話が飛び出してくるが、肝心の『弟くん』本人の姿を見たものはいない。
ステア本人も神出鬼没で、狙って会おうとしても難しい。
奇人変人が多いとされる南地区のさらに外れに住んでおり、そのことも彼女の捉えどころのなさを加速させている。

塔に登るのも『弟のため』。
具体的な目的を知る者は勿論おらず、ただ自身一人の胸を危うげな熱意で満たし、ひたむきに塔を登る。
物語開始時点での踏破記録は14階層と非常に高く、彼女の塔への執着が窺い知れる。

容姿

やや癖のついた豊かなピンク色の髪をふんわりと膝近くまで流している。
髪飾りとピアスは緑眼を模した揃いのデザイン。
本人の瞳は深い紅色。隈ができているのは『弟くん』を休まず見つめているかららしい。

デフォルト衣装は肩、胸元、腹部、太ももが晒された露出の高いもの。
紺を基調としたベスト、スカート、アームカバーからは随所に白の裏地が除き、そのコントラストのと尖ったデザインは刃や牙を彷彿とさせる。
胸元や袖口、スカートのスリットには、彼女の思いを閉じ込めるように赤いリボンがかかっている。

腰のベルトと左太ももを飾る二本のチェーンも緑眼のアクセサリーで飾られており、長い足を膝まで覆っているブーツも服を飾るリボンと同じ真っ赤な紐で編み上げられている。

性格

『弟くん』最優先の自他ともに認めるブラコン。
非常にマイペース…というよりも『弟くん』ペースなところがあり、他の魔女と一緒に過ごしていてもいつのまにかいなくなりがち。
彼女を慕う皆の妹コロンさんはこの点に対して非常に不満な模様。コロンはおこっています。

とはいえ一に弟二に弟、三四も弟で五も弟……という訳でもなく、誰にでも温厚で、包み込むような優しさを見せる皆のおねーさんな面もある。
妹になりたいコロンは勿論、絶賛反抗期中なルリリエリのことも穏やかに見守っており、リュイシアの正体についても見抜いた上で寄り添う姿勢を見せている。

また、穏やかな振る舞いの間に、時折底知れぬ不穏さが見え隠れするのも特徴。
塔への執着の様やオリヴィアに対して見せる警戒などが顕著な例。
この傾向は魔法にも現れているようで、フィーリは彼女の炎を「たまに怖く感じる時がある」と語っている。

過去

誰からも愛される優しくて穏やかな彼女の弟は確かにかつて存在しており、身近な人々から弟が可愛がられているのが何より嬉しかった。
自慢で、誇らしくて、幸せで。
そして時折、ひどい寂寥感に苛まれていた。

魔力の研鑽あたって彼女の胸にあり続けたのは、「弟を守りたい」という一途な思い。
決してぶれない一つの目標を見つめ続けて歩んだ道が、根源に至らない筈も無く。

『欲したものを自身の身体に取り込む能力』

今まで避け続けていた欲求を実現する力に目覚めた彼女は、ただひたすらに満たされた。
抑圧していた寂しさを埋めるよう、ひたすら欲して欲して存分に満たされて。
気付いたときには、彼女の最愛の家族はどこにもいない存在となってしまったのである。

誰も彼を覚えていない。あんなに彼を、『弟』を褒めていたのに、大切にしてくれていたのに。

自分自身も『弟』の名前を、顔を思い出せなくなり、それでも彼女は彼を覚えていようと、現在もひたむきに『姉』であり続けている。

戦闘能力

• 基本魔法

火	水	風	地	計
４	０	０	０	４

火属性特化型。
非常に高い数値を誇っているが、脚本発現までは今ほど秀でていた訳ではなく、生活を便利にする魔法といざという時に大切な『弟』を守れる程度の魔法の使い手だったとのこと。

現在の彼女はと言うと、辺り一面は火の海するくらいは朝飯前。
燃やすだけ燃やしていなくなるため、モドロ的にはかなり迷惑な存在らしい。

• スタンス

イヴィルスタンス
契約悪魔	デスデモーナ

記憶を失ったと自称する謎多き悪魔。
契約の際にステアに『目』を譲っており、毒々しい緑の光を秘めたそれは現在彼女の胸元、普段は赤いリボンとボタン飾りで隠されじっと何かを見つめ続けている。

この契約により他者に幻覚を見せ、攻撃を逸らせたり精神を揺さぶったりする能力を得ている。
対象のステータスを見ることも稀にだが可能。

• 脚本

過去の項目で語った通り、物語開始時点では未覚醒とされているが、実際には発現していたことが炎魔の記憶編で明らかになった。

“ （名称不明） ”

欲したものを自身の身体に取り込む能力

ステアが現在のステアになる切っ掛けになった彼女の核たる能力。

後に『弟』に対する意識を切り替えることで、能力そのものを変化させた。

炎魔の記憶編後

“ （名称不明） ”

不要と判断したものを取り除く能力

「脚本の書き換え」によってステアが得た能力。
厳密には書き換えではないらしいが、詳細は明らかにされていない。

この「脚本の書き換え」にカノンが強く反応を示し、大きく物語に関与してくることとなる。

本編

交遊関係