セレナ-トニトゥルス

『赤鞭の魔女』セレナ・トニトゥルス

身　長	163cm
年　齢	16歳程
役　職
ス　キ	勝負に勝つこと　赤いもの　ティータイム　読書
ニガテ	勝負に負けること　子供　社交パーティ​

目次

　概要
　容姿
　性格
　生い立ち
　戦闘能力
　本編
　交友関係

概要

国で有数の名家である『トニトゥルス家』の末子。ですわの赤い方。
プライドが高く口から出るのはお嬢様言葉……と言うと排他的かつ高圧的な典型的貴族の姿が浮かぶが、やや素直じゃないところはあるもののかなり気さくで感情表現豊か。一人称は「私（わたくし）」。

家族に対する反発から現在は実家を飛び出し絶賛一人暮らし中。
本人は決して認めようとしないが慣れない一人暮らしには苦労も多いらしく、最近ちょっと痩せてきたらしい。

塔に登るのは自身の実力を証明するため。
他の魔女と異なり塔に叶えて貰いたい願いは持っていないが、塔を踏破し家族に自身の実力を認めて貰うことは彼女にとって何にも代えがたい願いである。
そのため彼女の塔に挑む気持ちは強い願いを抱いた他の魔女に決して引けを取らない。

……しかし、いくら強い願いを持っていたところで劣悪な環境にすぐ慣れられるという訳ではない。それとこれとは話が別である。
物語開始時点での踏破記録が６階層と控えめだが、それでも彼女は諦めない。慣れればすぐに記録を伸ばせるのだと信じて鞭をふるい続けている。

容姿

金の強い癖毛を背中に流し、耳の後ろの髪は細く編んで赤い小さなリボンで左右それぞれ留めている。
翠緑の瞳は強気な光を宿し、同じ色のピアスが耳元で揺れる。

デフォルト衣装では白いブラウスの上に淡い赤の詰襟ジャケットを羽織り、その上からさらに真紅のマントを左肩にかけている。
金のラインやエポレットが騎士然とした印象を与えるジャケットは、少し余裕を持たせて胸の下で飾緒で留められており、胸のラインに沿ったブラウスとの間に生じた隙間を覗くことができる。ここに住みたい。

裾にレースがあしらわれた紺のスカートは比較的短く、彼女のむっちりした太ももを堪能できる。
食い込むサイハイソックスとそれを留めるガーターも魅力的。
膝から下を包むブーツはジャケットと同じ淡い赤色で、金のラインとボタンがあしらわれている。

性格

裏表もなければブレーキもない直球娘。
表情だけでなく身振り手振りでも脚本でも喜怒哀楽を表現するオーバーリアクションガール。
彼女の喜びには周囲も（物理的な意味で）浮足立ち、彼女の気分が沈めば周囲も（同じく物理的な意味で）地に伏すことになる。

愛想笑いや世辞の応酬といったものとは対極に位置しており、よそ行きの振る舞いが不可欠な社交場などは大の苦手。
とはいえ由緒正しき家で育ったこともあり教養高く、ガリアンナの出自について勘づいたりもしている。

粗野な振る舞いの人物には苦手意識があるようだが、その他の人間に対しては非常に友好的。
持ち前のポジティブさゆえか他者の良いところを見つけるのも得意で、二言目には相手を褒めがち。それに居心地の悪さを覚え続けていた奴もいるにはいるが。
思ったことがすぐ態度に出る性分ではあるが、大抵の相手に好意的な印象を抱いており、その印象のまま接するため人間関係が拗れることは少ない。

友人を非常に大切にしており、仮にそれまで親しくしていた相手であろうと他の友人に害を与えるようであればどこまでも冷酷に突き放す。
しかし聞く耳を一切持たなくなるというわけではなく、真摯に迎えは和解は可能。
結局のところどこまでも他人を信じ、他人に甘い性分であると言えよう。

他人にはとことん甘い彼女だが、自身に対しては非常に厳しくプライドと同じくらい理想も高い。
それこそ塔並みの高さがあるであろう理想に見合う鍛錬を重ねており、脚本も友人たちとは異なり順当な魔力の研鑽の末に発現したものである。
常識外れの努力の結果、基本魔法の制御に関してはオリヴィア以上。鞭の扱いも長けている。
しかし、魔女として非常に優秀な姉二人がいたこともあって自己評価は低いまま。
未だに高すぎる理想を首が痛くなるのではないかというくらいひたむきに見つめ、自身を磨き続けている。

生い立ち

魔女、魔法使いとして代々名を馳せる名家「トニトゥルス家」の末の娘として生まれる。
幼い頃は両親にも兄姉にも可愛がられいたのだが、成長するに従いその愛は心配に、心配は叱責にと変化していった。
セレナが家族に返す愛情も反発へと変化していき現在の別居に至っている。

念のため補足するが家族がセレナに向けているのは愛情故の厳しさであり、セレナ自身も両親や兄姉からの叱責に対して一定の理解は示している。
要するにお互い素直になれていないだけである。

セレナの家族についての詳細はこちらを参考。

戦闘能力

• 基本魔法

火	水	風	地	計
１	０	３	０	４

数値自体は突出して高いわけではないが、目を見張るのがその精度。
最も制御が難しいとされる雷の魔法も寸分の狂いなく放つことができる。

先述した通りこの制御能力は時には化け物と称されるオリヴィアを凌ぎ、使用魔法の属性こそ違えど血という対価を払ってまで操作精度を上げているカノンをも超える。

• スタンス

ソウルスタンス
魂生武器	鞭

幼い頃に親しくなった精霊より得た武器。

どこか細身の剣を思わせる銀の意匠が程こされた持ち手から、彼女の好む深紅の緒が細くしなやかに伸び、先端部分が十字になったデザイン。

基本魔法と同じく、こちらも正確に操ることが可能。
「手足のように」という言葉が比喩にならない。

ブギー・コール単騎撃破のため、同じく鞭を得物とするリストの訓練を助けたりもしていた。

• 脚本

“ 鐘の音は雷の如く ”

任意の対象に掛かる重力を変化させる能力

ここまで語ってきた部分には彼女のストイックな鍛錬の成果がしっかりと反映されているのだが、悲しいかな脚本能力に関してはほとんどコントロールできていない。
他は完璧なのに、このノーコン脚本が彼女の特徴になってしまっているのがまた不憫。

彼女の真っ直ぐな性格が悪い方面に出てしまっている点であり、彼女の感情が状況に関わらずその場の重力になってしまっている。

重力強化でブギーの動きを抑えようとした際には、最初は頑張って制御しようとしていたものの、段々と気持ちが高ぶってしまいあまり仕事をしていなかった。

本編

交遊関係