想像地図倍速描画計画

想像地図倍速描画計画（そうぞうちずばいそくびょうがけいかく）は、想像地図研究所によって制作・描画途上にある架空地図「想像地図・城栄」の描画速度を2倍に加速し、工期を「2003年から2040年までの37年」から「2003年から2028年までの25年」に短縮する計画である。

内容

想像地図の完成時期についての計画や構想が初めて浮上したのは2006年で、この頃には「60年後に完成」という試算が行われていたことが記録に残っている。しかし、この試算がどのような前提に基づいて行われたものであるかについての資料が逸散しているため詳細は不明である。

その後、想像地図の世界観が「架空惑星の架空国家」とされた2010年、日本ほどの面積を1万分の1で網羅することが決定された。このためには最終的に61000枚の地図を描く必要があると計算され[1]、それに基づいて「2043年に完成」という目標が打ち立てられた。また、その実現のためには「年間2000枚」の描画が必要となると試算された。

しかし、翌年の2011年は1年間で2017枚の地図の描画が行われ、「年間2000枚」をあっさり達成してしまった。その後も加速傾向が変わらず、「2040年に完成」という目標に変更された。

ところが、2014年は1年間で4602枚の地図の描画が行われ、当初の目標の2倍を上回る速度での描画に成功している。実際には2014年中盤に2000枚の描画を達成し、年間4000枚の描画を上回ることが見込まれていたため、ここで想像地図倍速描画計画が浮上し、2015年1月2日にこの計画を実行することが決定された。

2015年1月2日時点で想像地図の完成率は29.2％であった。そこで残りの70.8％の描画期間について、「2015年から2040年までの25年間」から「2015年から2028年までの13年間」に短縮することとなった。これにより、「2028年に完成」という目標に変更されたわけである[2]。

2015年3月以降、想像地図の描画速度は順調に加速し、一時的には3倍速での描画さえ可能な水準に達した。また、指数関数的な加速を前提とした「五輪完成構想」[3]も登場した。

しかし、2015年9月を過ぎてから描画速度がやや減速したため、3倍速での描画については断念となった。それでもなお、2倍速での描画に必要な速度を下回ってしまうことはなく、2015年11月以降、2倍速での描画に必要な速度のまま一定のペースでの描画が続けられている。そのため、予定通り2028年に完成することが期待されている。

関連項目

• 想像地図における計画・構想の一覧
• 想像地図指数加速構想‎
• 想像地図の描画中間地点
• やしま作戦
• 想像地図関連事業
• 想像地図第五期構想
• 想像地図架空言語

脚注

1. ↑ 2010年4月7日の資料には「6～7万枚」という記載があるが、現在は61000枚という目標値になっている。
2. ↑ より厳密には、完成予定は「2028年1月1日」とされている。
3. ↑ 2020年の東京五輪開会式までの完成を目指す案であったが、実現性がないため廃案となった。

外部リンク

• 想像地図研究所

表・話・編・歴 想像地図・城栄 (カテゴリ)
世界観	泉星 | 城栄国 | 城栄国の都道府県 | 城栄国の鉄道 | 城栄国の道路
地図の名称	想像地図スクロールマップ | 百葉図葉 | 広域精密図 | 原盤地図 | 原盤図葉
地図の描画工程	本描画 | 原案 | 未描画領域 | 描き直し | 描画中間地点
描画規則	描画憲法 | 現想対称性 | 相互整合性 | 旅人の立場からの描写 | 南北一軸の原則 | 連続描画の原則
特筆すべき作業	生方の描画 | 南栄の描画
行事等	やしま作戦 | 架空地図学会
計画・構想	描き直し | 書籍出版計画 | 第五期構想 | 地質図製作計画 | 展覧会出品構想 | 図南の翼 | 倍速描画計画
解釈・決断・宣言	田谷野解釈 | 住岡解釈 | 更紗翻訳解釈 | たけべ宣言 | 小沼解釈
事件・問題	宇垣問題 | 紙の圧縮劣化問題 | 紙の伸縮問題 | 七川事件 | 彼方事件 | 2028年問題
関連事業	架空言語の創作 | 架空鉄道ダイヤの創作 | 最長片道切符の探索 | 運賃計算システムの制作計画
その他の用語	IGIS | イカの耳 | 解釈改憲 | 現想対称性 | 修正型正弦曲線図法 | 進撃の想像地図 | 白紙図葉 | 連動描画
描画主体	想像地図研究所

特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。