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南栄の描画（Miraheze Tanukipediaの記事）
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この記事では、架空地図作品「想像地図・城栄」における南栄の描画について述べる。
目次
概要
南栄都は、架空地図作品「想像地図・城栄」が描画対象としている架空国家である「城栄国」の首都である。南栄都の規模は東京都とほぼ同程度と設定されている。
「想像地図・城栄」は、城栄国の全域を1万分の1縮尺で描く計画であり、もちろん南栄都についても、その全域を1万分の1縮尺で描く計画である。架空国家の首都の「詳細な」地図を描くという試みは世界初であると考えられ、そして他の地域に比べて非常に高密度に地物が並ぶ南栄都の描画は、非常に時間を要すると2011年から予想されていた。描画の準備として、2012年から下描きの作成が行われ、南栄都内の原盤地図の描画は2015年から順次進められている。
なお、南栄都に属するが離れた場所にある三端諸島は、「南栄の描画」の範疇からは除外されている。
描画作業
描画準備
描画の準備として、下描きとなる原案の作成が行われた。2011年6月5日、第1次原案（縮尺500万分の1）上で首都の位置が決定された。その段階で、旧首都の名称が「栄都」、首都の名称が「南栄」であるとセットで決まった。
2012年には第2次原案（縮尺50万分の1）の作成が行われ、地形と幹線交通網の大まかな形状が確定した。2013年から第3次原案（縮尺10万分の1）の作成が開始された。第3次原案では交通網の位置が細かく決定され、支線レベルの交通網や地下鉄の路線についても順次確定した。
原盤地図の描画は、隣接地域に重なる地域の描画が先行して2014年内に行われた。
第1工区
2015年9月、幹線鉄道（中葉本線・森陽本線）沿いの地域の原盤地図の描画に着手した。この過程では森田区・小田切区・六平区・魚谷区・久代区・郷南区・船越区などの描画が行われた。始めは北（沢田市側）から南へ向かって描画が進められたが、その後は南（穂谷市側）から北へ向かっても進められた。同年11月4日、南北両側から伸びてきた描画域が連結し（南北連結式）、第1期作業が完了した。
第2工区
2016年1月、第1工区で描いた地域の西側を第2工区として描画に着手した。この過程では、都心部の環状路線である谷原線の内側を全て描画することが目標とされた。この地域は副都心が含まれる地域で、作業は5ヶ月ほどかかって同年6月3日に完了した。
第3工区
第1工区で描いた地域の東側を第3工区として描画に着手した。この部分は港湾部（湾岸中央部）が含まれる地域で、多数の埋立地（人工島）が描画の目玉となっていた。
作業は2016年10月16日に完了した。これによって、南栄の南東側の地域の描画が全て完了し、この部分の百葉図葉が完成し、公開された[1]。
第4工区
南栄都北部のニュータウンが立地する登茂丘陵を第4工区として描画に着手した。
2017年10月7日に完了した。これによって、三瀬市の地図が公開された[2]。
第5工区
区部北東部（水元区など）を第5工区として描画に着手した。
2017年10月29日に完了した。これによって、南栄の北東側の地域の描画が全て完了し、この部分の百葉図葉が完成し、公開された[3]。第5工区まで描画が完了したことで、南栄の都心部の東半分の描画が完了したことになる。
第6工区
2017年12月に登茂丘陵の西側地域（畑岡市・羽原市など）を第6工区として描画に着手した。この過程では藤服本線の南栄都内区間の沿線の描画が行われ、2018年1月28日に完了した。
第7工区
第6工区に続く形で作業が進められ、鍵谷市西部の千明県との県境地帯や、西区などの都区北西部の描画が作業に含まれる。
2018年2月10日に完了した。これによって、南栄の北西側の地域の描画が全て完了し、この部分の百葉図葉が完成し、公開された[4]。第7工区の完了により、南栄の都心部の4分の3の描画が完了し、残すは南栄の南西側のみとなった。
第8工区
第7工区のすぐ南側に接する部分で、主に菜綱野区を中心とする地域である。千明県との県境地帯も含まれる。
2018年2月11日に着手し、途中からは第9工区と同時施工で進められ2018年5月26日完成した。これに伴い、[5]。第8工区の完了により、南栄の都心部の描画はすべて完了した。
第9工区
第8工区のすぐ南側に接する部分で、南栄都内ではなく穂谷県・千明県に属する地域である。
第8工区と並行する形で2018年5月21日に着手し、第9工区と同時施工で進められ2018年5月26日完成した。これによって、畑内市周辺の地図が公開された[6]。
第10工区
新川市などを含む地域で、大規模テーマパークが立地する土地でもある。2018年5月現在、未着手。
総合的な進捗
計画当初は2017年内に南栄都内の描画を完了する予定であったが、準備作業でも予想以上に時間を要した。原盤地図の描画にも当初の想定を上回る時間を要しており、2017年内の完了は厳しいと判断され、現在は2020年までの完了を目標としている。
なお、南栄以外を含めた城栄国全体の地図の描画状況は、2011年に予想されていたよりも速く進んでおり、2倍以上の速度で進んでいるという状況を鑑みて、想像地図全体の完成目標は2015年に前倒しされ、2028年完成が目標となっている（前倒しされる前は、2040年完成が目標となっていた）。
一方、南栄周辺は地物の密度が高いため、1枚あたりの描画時間が他の地域と比べて長くなる。そのため、あまりにも南栄の描画に傾倒することは、想像地図全体の描画速度を低下させる要因となりうるという指摘がある（宇垣問題）。
脚注
関連項目
外部リンク
- 想像地図研究所
- 想像地図の描画史
表・話・編・歴 | |
|---|---|
| 世界観 | 泉星 | 城栄国 | 城栄国の都道府県 | 城栄国の鉄道 | 城栄国の道路 |
| 地図の名称 | 想像地図スクロールマップ | 百葉図葉 | 広域精密図 | 原盤地図 | 原盤図葉 |
| 地図の描画工程 | 本描画 | 原案 | 未描画領域 | 描き直し | 描画中間地点 |
| 描画規則 | 描画憲法 | 現想対称性 | 相互整合性 | 旅人の立場からの描写 | 南北一軸の原則 | 連続描画の原則 |
| 特筆すべき作業 | 生方の描画 | 南栄の描画 |
| 行事等 | やしま作戦 | 架空地図学会 |
| 計画・構想 | 描き直し | 書籍出版計画 | 第五期構想 | 地質図製作計画 | 展覧会出品構想 | 図南の翼 | 倍速描画計画 |
| 解釈・決断・宣言 | 田谷野解釈 | 住岡解釈 | 更紗翻訳解釈 | たけべ宣言 | 小沼解釈 |
| 事件・問題 | 宇垣問題 | 紙の圧縮劣化問題 | 紙の伸縮問題 | 七川事件 | 彼方事件 | 2028年問題 |
| 関連事業 | 架空言語の創作 | 架空鉄道ダイヤの創作 | 最長片道切符の探索 | 運賃計算システムの制作計画 |
| その他の用語 | IGIS | イカの耳 | 解釈改憲 | 現想対称性 | 修正型正弦曲線図法 | 進撃の想像地図 | 白紙図葉 | 連動描画 |
| 描画主体 | 想像地図研究所 |
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