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曖昧さ回避 ゴーグは、この項目へ転送されています。スーパー戦隊の三魔神の一人については「鳥人戦隊ジェットマン」をご覧ください。
『巨神ゴーグ』（ジャイアントゴーグ、GIANT GORG）は、日本サンライズ制作のSFアニメ（ロボットアニメ）。1984年（昭和59年）4月5日から同年9月27日までテレビ東京系で毎週木曜日、19：00 - 19：30の枠にて全26話が放送された。テンプレート:ネタバレ
目次
概要[]
安彦良和が原作、監督、レイアウト、キャラクターデザイン、メイン・メカデザイン、作画監督を手がけた。戦闘車両や戦闘機のデザインは、そのほとんどを永野護が手がけた。
当初は1983年秋からの放送が予定されていたが、諸般の事情により延期され、半年遅れの放送開始となった。制作作業自体は当初の予定通り行われたため、放送時にはほぼ全話が完成していた。このため、放送とほぼ同じスケジュールでビデオが発売された。
2005年3月24日、ビクターエンタテインメントよりDVD-BOXが発売された。同商品は2009年2月にビクターエンタテイメントの直営通販サイトヴィーモールにおいて、数量限定で再発売された（現在は販売終了している）。
ストーリー[]
サモア諸島東南2000キロ“オウストラル島”。地図からその名を消去された島の秘密を探るべく田神悠宇（たがみ ゆう）は、亡き父の遺志を継ぎ、冒険の旅に出る。
父の友人ドクター・ウェィブとその妹ドリス、ウェイブの友人で「船長」と名乗る男の手を借り、島に向かう悠宇を、巨大複合企業“GAIL”（ガイル）とレイディ・リンクス率いるギャング団“クーガー・コネクション”が狙う。
ようやく島に降り立った悠宇たちだが、突然、謎の怪物に襲われる。絶体絶命と思った時、目の前に青い巨人のようなロボットが現われ怪物を破壊、悠宇を救う。初めて出会う人智を越えた存在にも関わらず、何故か暖かさと懐かしさを感じる悠宇。
島の住民から“神の使い”と呼ばれる巨人ゴーグの導きのもと、“GAIL”の戦闘部隊の追撃を躱しながら悠宇が辿りついたのは、地下深くに隠されていた異星文明の遺跡と、3万年の眠りから目覚めた異星人との出会いだった。
スタッフ[]
- 企画：日本サンライズ
- 原案：矢立肇
- 原作・監督・キャラクターデザイン：安彦良和
- メカニカルデザイン：佐藤元、永野護
- 音楽：萩田光雄
- レコード：ビクター音楽産業
- 美術監督：金子英俊
- 撮影監督：都島雅義
- 音響監督：千葉耕市
- チーフ演出：鹿島典夫
- プロデューサー：吉井孝幸
- 作画監督補：石垣真弓
- 原画：兵頭敬、内田順久、吉永尚之、田村英樹、斉藤格、古川達也、大原和男、渡辺桂子、大貫健一、桜井芳久、佐藤道雄、榎本明広、大川弘義、土器手司、広田麻由美、戸川俊信、山田浩之、高橋久美子、合田浩章、下田正美、浦野日出男
- 動画：スタジオダブ、ピグモン、スタジオハピー
- 動画チェック：工藤千恵子、松野悦子
- 色彩設定：隈部昌二
- 仕上：タカプロ、スタジオラック、スタジオ九魔、創映、スタジオ2001、スタジオ雲雀、京都アニメーション、スタジオG7、ケントハウス、AIC
- 色指定：柴隆之、小西富士美、小森靖彦
- 特殊効果：山本公
- 背景：アートノア、アートランド、メカマン
- 撮影：緒方プロダクション→イマジネーション
- 編集：井上和夫、渡瀬祐子
- タイトル：袴田顕宏（マキ・プロ）
- 効果：佐藤一俊
- 調整：泉山行輝
- 録音：東京テレビセンター
- 音響制作：千田啓子
- 現像：東京現像所
- 制作進行：古沢文邦、市万田俊也、西河稔、吉村信明、播本昌志
- 文芸：風間洋
- 設定制作：高森宏治
- 制作助手：吉田恵美
- 制作デスク：富田民幸
- 制作：日本サンライズ
主題歌[]
- オープニング・テーマ：「輝く瞳
」
作詞：康珍化 / 作曲：鈴木キサブロー / 編曲：萩田光雄 / 歌：TAKU
- エンディング・テーマ：「BELIEVE IN ME,BELIEVE IN YOU <君を信じてる>」
作詞：康 珍化 / 作曲：鈴木キサブロー / 編曲：萩田光雄 / 歌：STEAVE
上記主題歌2曲を収録したEPレコードは、ビクター音楽産業より発売された。キャスト[]
主人公と仲間[]
田神悠宇（たがみ ゆう）声：田中真弓ドリス・ウェイブ声：雨宮一美Dr.ウェイブ声：山田俊司年齢に関しては公式サイトでは30歳となっているが、作中に出てくる調査史料では32歳と表示されている。アルゴスウェイブ家のペットでグレートデン種の巨大犬。悠宇やウェイブの危機を何度も救っている。船長声：今西正男旧島ゲリラ[]
アロイ声：向殿あさみオウストラル旧島育ちの少年で年齢は14歳。ホツ率いるゲリラに所属してGAILと戦っていたが、掟を破りウェイブ一行と共に新島に渡る。一時、悠宇と対立したこともある。銃器の扱いに長け、ビーグルクルーでは砲座や機関銃座を担当する。サラ声：神保なおみ（1話 - 7話）、佐々木優子（8話 - 26話）アロイと同じく、オウストラル旧島育ちでゲリラにも参加している女の子。アロイと一緒に新島に渡る。トメニク声：立木文彦オウストラル旧島ゲリラの一人。アロイの兄でもある。GAILを翻弄した船長の戦いぶりを見て、島を取り戻すために掟に逆らいウェイブ一行とキャリアビーグルで新島に渡る。バギーの運転や機械いじりに長け、力仕事などもよくこなす。一行の中ではキャリアビーグルの運転を担当。ホツマツア声：大久保正信旧島民の長老でゲリラの実質的な指導者。島の伝説に残る英雄ホツマツアの子孫である。掟に従い新島には渡るべきでないと考えていたが、終盤ではゲリラを率い上陸し悠宇の危機を救った。GAIL[]
ロッド・バルボア声：池田秀一“GAIL”の創設者、ロイ・バルボアの孫で3代目社長の座を約束された男。年齢23歳。祖父よりオウストラル島支社長の任を命じられ島に渡り、その行動力を生かして島の秘密を暴こうとする。元の恋人のレイディを体を張って助けたり、各国のミサイル攻撃を阻止しようとギリギリまで交渉を続ける。ロイ・バルボア声：藤本譲"GAIL”の創設者で野心的な現会長。ロッドの祖父。オウストラルプロジェクトに際し先進国首脳と取引をし、地図上からオウストラル島を消去するなどその影響力は各国の政財界にまで及んでいる。しかしオウストラルの秘密が全世界に漏れて、プロジェクトが水泡に帰した時にショックで精神に異常をきたす。サミュエル・ゴトー声：加藤正之“GAIL”の旧オウストラル支社長。ロッド赴任後は副社長となる。ベーム声：戸谷公次階級は大尉だがよく部下に少佐と間違われる。オドンネル声：郷里大輔10話より登場。階級は大佐。Dr.ヘッケル声：佐藤正治GAILでオウストラルの古代文明を研究する人物。捕獲したゴーグを研究するためにウェイブに協力を求めたこともあった。ジェフ声：千田光男クーガー・コネクション[]
レイディ・リンクス声：高島雅羅デヴィ声：亀井三郎サム声：高宮俊介遺跡[]
マノン声：郡司みつおゼノン声：島田敏マシウス・デ・ル・マドゥその他[]
田神博士声：千葉耕市ナレーション声：石塚運昇ネット局[]
情報は「月刊アニメディア」1984年9月号記載の記事による。
- テレビ東京（キー局）
- テレビ大阪
- テレビ愛知
上記3局は、キー局およびTXNマストバイ局で、放送時間はいずれも毎週木曜日19：00 - 19：30。
以下の局は、本作を遅れネットにて放送していたTXN系列外の局で、各局での放送時間も参考として併記。
- 北海道放送（土曜日・17：00 - 17：30）
- 仙台放送（水曜日・16：30 - 17：00）
- テレビ新潟放送網（木曜日・17：30 - 18：00）
- 奈良テレビ放送（水曜日・18：30 - 19：00）
- テレビ新広島（木曜日・16：30 - 17：00）
- 南海放送（木曜日・17：25 - 17：55）
- RKB毎日放送（土曜日・17：30 - 18：00）
サブタイトル・各話データ[]
| 話数 | サブタイトル | 初放送日 | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ニューヨークサスペンス | 1984.4.5 | 辻真先 | 安彦良和 | 浜津守 | 安彦良和 |
| 2 | 西へ・・・ | 1984.4.12 | 鹿島典夫 | |||
| 3 | 嵐の船出 | 1984.4.19 | 塚本裕美子 | 浜津守 | ||
| 4 | 出会い | 1984.4.26 | 安彦良和 | 小鹿英吉 | ||
| 5 | 神のいる島 | 1984.5.3 | 鹿島典夫 | |||
| 6 | ゴーグの秘密 | 1984.5.10 | 辻真先 | 浜津守 | ||
| 7 | 海坊主の砦 | 1984.5.17 | 小鹿英吉 | |||
| 8 | ガイルの縦穴 | 1984.5.24 | 塚本裕美子 | 鹿島典夫 | 浜津守 | |
| 9 | 闇の中へ | 1984.5.31 | 吉永尚之 | 菊池一仁 | ||
| 10 | ダーク・ベイ | 1984.6.7 | 辻真先 | 浜津守 | ||
| 11 | 光に向かって | 1984.6.14 | 小鹿英吉 | |||
| 12 | グリーンマット | 1984.6.14 | 塚本裕美子 | 菊池一仁 | ||
| 13 | レイディ・リンクス | 1984.6.28 | 浜津守 | |||
| 14 | わかれ道 | 1984.7.5 | 辻真先 | |||
| 15 | 旅の終わり | 1984.7.12 | 菊池一仁 | 土器手司 | ||
| 16 | 時の扉 | 1984.7.19 | 塚本裕美子 | 鹿島典夫 | 浜津守 | 安彦良和 |
| 17 | ひきがね | 1984.7.26 | 小鹿英吉 | |||
| 18 | 迷宮に眠る | 1984.8.2 | 辻真先 | 浜津守 | ||
| 19 | 脱出、そして | 1984.8.9 | 菊池一仁 | |||
| 20 | とらわれの巨神 | 1984.8.16 | 塚本裕美子 | 鹿島典夫 | 浜津守 | |
| 21 | タウンパニック | 1984.8.23 | 小鹿英吉 | 土器手司 | ||
| 22 | 報復の足音 | 1984.8.30 | 辻真先 | 菊池一仁 | 安彦良和 | |
| 23 | オウストラル消去指令 | 1984.9.6 | 塚本裕美子 | 小鹿英吉 | 土器手司 | |
| 24 | 火の山へふたたび | 1984.9.13 | 浜津守 | 安彦良和 | ||
| 25 | 遠い絆 | 1984.9.20 | 辻真先 | 菊池一仁 | ||
| 26 | 光る島 | 1984.9.27 | 鹿島典夫 | 浜津守 | ||
テンプレート:前後番組
ゲーム[]
クロスオーバー作品のブレイブサーガと、サンライズ英雄譚シリーズに登場している。
- 「ブレイブサーガ 新章 アスタリア」 / タカラ / ゲームボーイカラー（2001年1月26日）
- サンライズ英雄譚シリーズ（サンライズインタラクティブ）
- 「サンライズ英雄譚」 ドリームキャスト（1999年12月2日）
- 「サンライズ英雄譚R」 プレイステーション2（2000年11月22日）
- 「サンライズ英雄譚2」 プレイステーション2（2002年7月21日）
- 「SUNRISE WORLD WAR From サンライズ英雄譚」 プレイステーション2（2003年9月25日）
- 「巨神ゴーグ」（アスキー）（1985年）：RPG
- ボードウォー・シミュレーションゲーム（ツクダホビー製）
- 「巨神ゴーグ」
書誌情報[]
コミカライズ当時、清水緑によりコミックボンボンで連載されていた。また同誌ではアニメ終了後も佐藤元『ロボロボ株式会社（カンパニー）』にてデフォルメキャラの悠宇（社長）やゴーグがしばらく登場していた。
- 清水緑（現・清水としみつ）『巨神ゴーグ』(1984) 講談社コミックボンボンKC ISBN 978-4061004467
- 清水としみつ『巨神ゴーグ』(2004) IDコミックス DNAメディアコミックス ISBN 978-4758001830
全2巻。
- 辻真先、塚本裕美子『巨神ゴーグ (1)』(1984) 朝日ソノラマ ISBN 978-4257762850
- 辻真先、塚本裕美子『巨神ゴーグ (2)』(1984) 朝日ソノラマ ISBN 978-4257762904
- 『巨神ゴーグ (1)』ひかりのくにテレビえほん ISBN 978-4564052132
外部リンク[]
- デュアルマガジン
外部リンク[]
- サンライズ公式Web
- 巨神ゴーグWeb（公式サイト。期間限定）
- 青い巨神
en:Giant Gorg
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