エルンスト機関

ページ名:エルンスト機関
スーパーロボット大戦NEO > エルンスト機関

エルンスト機関(えるんすときかん)はゲーム『スーパーロボット大戦NEO』に登場するバンプレストオリジナルの架空の組織である。本記事では同作に登場するエルンスト機関以外のオリジナルキャラについても記述する。

目次

概要[]

キャオス・レールによって創設された、アースティアに存在する古代科学研究機関。現代の技術水準をはるかに凌駕する古代文明を研究し、その技術を解明することで、邪竜族や妖神ゴブーリキといった脅威に対抗できる戦力の獲得を目的とする。そのため現在のアースティアの水準から考えるとはるかに高度な技術を有している。なお空中移動要塞ウルタリアを本拠としており、幾重にも渡るカモフラージュ手段を講じているため、世間一般にはその存在をあまり知られていない。ただし研究の成果やそれを用いて作られた無人兵器などを外部に提供して対価を得、それを新たな活動資金としているため、商人や権力者などの間では知名度はあるようだ。

アースティアを守りたいというキャオスの願いは純粋なものであったが、その行き過ぎた想いから手段を選ばず、アイアンリーガーを拉致してDG細胞を植えつけてアイアンソルジャーとする、古代にアースティアを滅ぼしかけた古代人ラルヴァを復活させて利用しようとするなどし、駆らと対立することとなる。

主な運用兵器は無人兵器スレイブ・ポッドとゾンビ兵なしでの運用を実現したデスアーミー・デスバーディで、無人兵器が中心となっている。

最終的にはキャオスが自らの非を悟り、駆たちとの対立関係は解消されることとなる。そして駆たちが地球に戻っている間のアースティアの防衛を担当し、邪竜族との最終決戦では駆たちのサポートを行う。全ての戦いが終わった後は、アースティアの戦災復興に尽力しているようだ。

人物[]

メインキャラクター[]

稲葉駆(いなば かける)声:川原元幸NEOにおける主人公。青空町に住む17歳の高校3年生。動物学者である両親は世界中を飛び回っているため、実質弟の天音との二人暮らし状態。身体能力が高くスプリンターとして将来を有望視されており、その実力は高校総体で100m走の新記録を出せるほど。釧路で開かれた高校総体の翌日、天音と釧路観光をしていた際にドラゴ帝国の侵攻に遭う。その際地割れに転落し、地中に埋もれていたイオニアとシグザールを発見。シグザールを起動させてライガーと共にドラゴ帝国の尖兵を撃退し、以後も困っている人を見過ごせない生来の性格から、地球を狙うさまざまな侵略者に立ち向かっていく。そんな戦いの中で安倍晴明によってアースティアへと飛ばされてしまい、そこで出会ったブラスから、天音を救うには三つのアームドファントマを集めるしかないと教えられる。なんとか三つのアームドファントマを集めて天音を解放したのも束の間、天音はラルヴァに憑依されてしまい、さらにアルシグノスの力で強制的に地球へと送り返されてしまう。しかしそれでもあきらめることなく戦い続け、ついには天音を救い出すことに成功する。全ての戦いが終わった後は、シグザリアスとイオニアを釧路近郊に埋め戻し、普通の高校生生活に戻ったのであった。乗機はシグザール、後にアームドファントマの覚醒によりシグザリアスへと強化される。専用BGMは「Spiritual Transmission」(シグザール)、「Extream Degree」(シグ・ヴァン使用時)、「斬~The Sword of Justice」(シグザリアス)、「Ultimate Energy」(ファントマ・シグヴァン使用時)。稲葉天音(いなば あまね)声:日高のり子駆の弟で、青空小学校に通う10歳の少年。天音のクラスである4年1組には、後にガンバーチームや勇者ラムネスになる面々がおり、彼らと仲が良い。なお女の子のような外見をしており、そのことを気にしている。兄と共にイオニアを発見した際、生体ユニットとしてイオニアに取り込まれてしまい、外に出られなくなる。以後はイオニアを動かすパイロットとして兄と共に戦っていたが、イオニアに生命力を吸われ続け、三つのアームドファントマが集まった際には命を落とす寸前であった。なんとかイオニアから解放されたものの、その直後ラルヴァに憑依され、ラルヴァの依代『アマネ』となってしまう。ラルヴァから解放された後は、再びイオニアのパイロットとなる。しかし今度はアームドファントマが揃っているおかげで、命を削られることは無くなった。シャーリィ・ルノイエ声:伊藤静アースティアにおいて、兄のブラスと共に考古学を研究している19歳の女性で、メルヴェーユのパイロット。本編中は専ら愛称の「シャル」で通っており、シャーリィと呼ばれる場面は無い。自信家で高飛車な性格をしており、時折自惚れた発言もしている。兄の意を受けウルタリア要塞から剣のアームドファントマを奪取するが、直後にアームドファントマがシグザールの目覚めに呼応して地球へと転移。その確保の為にアララ城の時空転移装置を使用し、地球を訪れる。駆と出会い、事情を説明しないまま強引にアームドファントマを奪おうとして戦いとなるが、晴明の行った空間転移に巻き込まれる形でアースティアへ帰還。その後イドロの精神支配を受けてしまい、一時敵対することとなる。精神支配から解放された後は兄が駆達に同行していることもあり、駆達の仲間となる。アームドファントマが揃い天音が解放された際には、一時的にイオニアのパイロットとなる。アームドファントマからエネルギーが供給されることで、イオニアが生体ユニットを必要としなくなった為、シャルの生命が危険にさらされることは無かった。なお天音の復帰後は、メルヴェーユで出撃していない場合に限り、イオニアのサブパイロットとして天音をサポートする。地球を訪れ、腹を空かせて彷徨っていたところを駆たちにご馳走してもらったドーナツが大好物となり、駆から「ドーナツ女」というあだ名をつけられてしまう。全ての戦いが終わった後は、地球のことをもっと知りたいというのを建前に、駆の家に居候となる。専用BGMは「Magical Spectrum」、「Brilliant Valkyrie」(必殺技使用時)。ブラス・ルノイエシャルの兄で、元エルンスト機関の研究員。28歳。冷静で博識だが、極端に体力が無いのが難点。キャオスとの考え方の違いからエルンスト帰還を離脱し、在野の考古学者としてアースティアの各地を渡り歩いている。アームドファントマを危険視しており、封印することを目的に、妹のシャルをウルタリア要塞に潜入させた。その後オニオン渓谷で鬼の岩を調査しようとしていたところ、アースティアに飛ばされてきた駆達と出会い、行動を共にすることとなる。なお非戦闘員である為、NEOのオリジナルキャラクターでただ一人声優が設定されていない。

エルンスト機関[]

キャオス・レール声:川村万梨阿エルンスト機関の創始者であり、代表である女性。エルダー・スプリガン(知識を蓄え続ける妖精)というエルフ種であるため人間に比べて長寿であり、加齢も遅いが、346歳という年齢をかなり気にしており、年齢の事を指摘した相手には鉄拳制裁をお見舞いする。アースティアの人々を守るという強い決意を秘めているが、その決意と技術への過信から強硬な手段を取り、駆達と対立することとなる。しかしDG細胞やラルヴァの危険性を読みきれず、逆に自分がアースティアに脅威をもたらしてしまったことで過ちに気づくこととなる。以後は敵対をやめ、駆達と協力関係を築く。全ての戦いが終わった後は、贖罪として戦災からの復興に尽力している。リバリス・ムイラブ声:伊藤健太郎エルンスト機関の戦闘部隊長である21歳の青年。自信家であり物事を勢いで押し切るタイプのため、暑苦しいと言われることが多い。キャオスに心酔しており、キャオスやエルンスト機関への侮辱を許さない。イオニアの前に度々立ちはだかるが、キャオスが駆達との敵対をやめたことにより、彼女の命令を受けてイオニアに同行することとなる。なおシャルに告白するも玉砕したという過去を持つ。乗器はデバ・ジノー、後に改修されてデバ・ジノーβとなる。アマネ声:日高のり子天音がラルヴァに憑依された姿。高慢かつ冷酷な性格となっており、戦いを愉しんでいる節も見られる。乗機はアルシグノス。ラルヴァの知識を利用しようとしたキャオスの策略で封印を解かれるが、逆にラルヴァは全知的生命体抹殺のための手駒を作らせる目的で、キャオスを利用していたに過ぎなかった。キャオスがアルシグノスを模倣したシグニクスを完成させたことで用済みと見なし、本性を現す。その後、戦いの中でラルヴァの支配から切り離され、無事に元の天音に戻ることができたのであった。専用BGMは「Majestic Enigma」、「Rush of Shudder」(シグノ・ラスヴァン使用時)。

その他[]

ザンパ声:千葉繁盗賊団「夜明けのたてがみ」のボス。年齢不詳。ペンギンのような姿をしたハーフビーストだが、ペンギン呼ばわりされるのを嫌っている。スレイブ・ポットに大幅なカスタムを施した「ペンパーダ」を乗機としている。盗賊活動にいそしむ中で度々イオニア一行と敵対するが、あるとき天音に命を救われる。その直後天音がラルヴァに取り憑かれる場面に遭遇し、命の恩人を助け出すため、と駆達の仲間に加わる。義理堅い性格をしており、受けた恩は必ず返すのがモットー。全ての戦いが終わったあとは、イオニアの面々と戦ったことで正義に目覚めたと言い、「夜明けのたてがみ」を正義の一味として再出発を図る。ラルヴァ声:野沢那智稀代の天才科学者にして錬金術師であった古代エルンスト人で、シグザールやイオニアの製作者。しかし何かを守るためにより大きな破壊の力を求める人類の姿勢、及び繰り返される戦いの歴史に絶望し、恒久的な平和を得るには全知的生命体を抹殺するしかない、と考えるようになる。そして巨大殺戮兵器(通称:邪神ラルヴァ)を生み出し全知的生命体の抹殺を開始するが、自身の生み出した兵器を使ったエルンスト人たちに敗れ、邪神ラルヴァを「時の牢獄」に、自身の魂をアルシグノスの中に封印される。しかしラルヴァはその怨念を増大させ、やがてアルシグノスを掌握し、自身が復活する機会を伺っていた。

機動兵器[]

採用技術[]

オニキス化機動兵器を小型の結晶体へと変化させる技術。ラルヴァが設計した機動兵器に用いられているが、エルンスト機関製の機動兵器にも使用されている。巨大な機動兵器を手の平サイズに縮小・軽量化できることで、機動兵器の運用が容易となる。またラルヴァによって製作された機体は、オニキス化されている間に自己修復が行われるという特性もある。なおエルンスト機関によって製作された機体に関しては、本編中で言及されていないため自己修復特性の有無は不明である。

ラルヴァの設計による機動兵器[]

イオニア[]

テンプレート:機動兵器釧路近郊でシグザールと共に発見された輸送艦。戦艦とは思えない流麗なフォルムを持っており、その姿は白い神殿にも似る。シグザール同様アームドファントマからのエネルギー供給で稼働するのだが、発見当初はシグザールの下にアームドファントマが一つもなかったため、天音を生体コアとして取り込み、その生命力を代替エネルギーとして起動した。これは天音の命を削るに等しい事実であり、結果として駆はアームドファントマの入手を急ぐ必要に駆られることとなった。後に天音がラルヴァに乗っ取られて離脱した際、代役としてシャルが乗り込んだ。しかし、この時点で駆は三つのアームドファントマを全て手に入れていたため、生命力が削られる事態にはならなかった。

元々シグザールの輸送と支援が目的であるため、単体での戦闘力はほとんどない。しかし、巡航速度は凄まじく速く、釧路から東京までごく短時間の内に移動している。内部は圧縮空間となっており、外見以上に広い。水や土壌、挙句に光源まで備わっているため、内部の人間が十分に自活出来る。さらに、設置された家具や道具は生体コア(メインパイロット)の意志で自在に移動が出来、単純なものなら作り出すことさえ可能。また広さを生かし、作戦行動に司令室を必要とする地球防衛組の本部が設置されている。

シグザール同様、掌に乗る程度の宝石「イオ・オニキス」に変化することが可能。ただし、生体コアが消耗すると自動的にオニキス化してしまう。その際も内部は変化しない。

武装イオ・キラ艦体を中心にエネルギーを放射する対空兵器。威力は然程高くはない。イオ・キララ「イオ・キラ」のMAPW版。自機中心型だがやはり威力が低い。必殺技ミーティア・サンクションインペリアル・ブレイズシャル搭乗時のみ使用可能。格納しているメルヴェーユが出撃し、攻撃する。内容については#メルヴェーユの項を参照。シグザール[]

【Schicksal = 独語で「運命」】テンプレート:機動兵器釧路近郊の地下でイオニアと共に眠っていた黒き巨人。駆との接触によって目覚める。専用武装「アームドファントマ」の運用を基本とする機体であり、そのエネルギーを体内に取り込む設計となっており、シグザール自体は大した動力炉は搭載されていない。その為アームドファントマなしの状態では性能が低く、武装もシグ・バムしか使用できないなど、戦闘もままならない状態である。「剣」「盾」「鎧」の三つのアームドファントマが存在し、それらを獲得するごとに武装や能力が強化されることとなる。運用方法は母艦であるイオニアと同じようなもので、特定の条件を満たした契約者が必要だが、駆は幸運にも条件全てを満たしており、パイロットとして登録されている。普段は「シグ・オニキス」と呼ばれる手のひら大の水晶に変化できる、などの特徴がある。修復などはシグ・オニキスの状態の時に自動で行われるため、メンテナンスは不要。

古代のアースティアで製作された機体が地球に存在するのは、ラルヴァとの戦いで荒廃したアースティアに見切りをつけた古代エルンスト人が新天地を求めて旅立ち、たどりついた地球にシグザールとイオニアを隠したためである。

武装シグ・バム肘部分から光弾を放つ。シグザール単体で使える唯一の攻撃。シグ・ブレード剣のアームドファントマで攻撃。シグ・ガバリーファントマのエネルギーを集約し、一気に解き放つ。必殺技シグ・ヴァンアームドファントマの力を解放し、一挙怒涛に斬りかかる。


シグザリアス[]

テンプレート:機動兵器シグザールの真の姿。仲間達の想いと駆自身の強い意志によって、三つのアームドファントマを覚醒させることでその姿を変化させた。剣のアームドファントマによって周囲の人間の想いを力に変え、空間を切り裂くことすら可能となっている。

特性はそのままに全ての能力がシグザールを上回る他、シグ・ボドムガによる範囲攻撃が可能となっている。さらにアルシグノスとの戦いを経て必殺技ファントマ・シグヴァンを会得し、攻撃面が大きく強化されることとなる。

武装シグ・バムガシグ・バムの強化版。両掌から光弾を発射する。シグ・ブレードシグザールと同様。大型化した剣のアームドファントマで斬りつける。シグ・ボドムガ胸部と両肩にエネルギーを集中、それを両手で収束させ、一気に解き放って攻撃。自機中心型のMAPW。天のゼオライマーの「メイオウ攻撃」に似る。シグ・ガルバリーシグ・ガバリーの強化版。胸部と両肩にエネルギーを集中、相手を追尾する拡散エネルギーを放つ。必殺技シグ・ラスヴァンシグ・ヴァンの強化版。剣のアームドファントマにエネルギーを集中、一挙怒涛に切り裂く。なおシグ・ヴァンが横に切り裂いたのに対し、こちらは上段から一刀両断する。ファントマ・シグヴァンシグ・ヴァンの最終強化版。シグザリアス最大の攻撃。魔法陣を飛ばして敵機の動きを止め、最大までエネルギーを高めた剣のアームドファントマで両断する。


アルシグノス[]

テンプレート:機動兵器シグザールと対になる赤き巨人兵器。専用の戦斧型アームドファントマを所持しており、その力を引き出せれば単機での空間跳躍も可能。また単独での敵部隊殲滅を目的として攻撃と防御に比重を置いた設計がなされており、基本性能はシグザールを上回る。そのエネルギー量は、一部隊を転送するほどの空間転移を単独で行えるほど。

エルンスト機関の本拠地であるウルタリア要塞に眠っていた機体だが、鎧のアームドファントマをエネルギー源にすることで強引に起動させられ、リバリスに乗機として与えられる。だが、リバリスではアルシグノス本来の力を発揮できずに敗北、鎧のアームドファントマはシグザールに奪われてしまう。本機の真の操縦者は、開発者であるラルヴァ本人であり、この機体にはその念が宿っていた。3つのアームドファントマが揃ったことでイオニアから解放された天音に目を付けたラルヴァはその意識を乗っ取り、「アマネ」として再誕、以降アルシグノスは彼によって操られることとなる。アマネはリバリスとは違いアームドファントマの力を完全に引き出すことができるため、その制御下に在るアルシグノスはリバリス騎乗時とは比較にならない性能・能力を有する。最終的にはウルタリア要塞での戦いにおいて、シグザリアスの奥義「ファントマ・シグヴァン」を真正面から受けて爆散、消滅した。なおこの機体には、敵には珍しく必殺技使用時の専用BGMが存在する。

武装シグノ・バム両肘から光弾を放つ。シグザールの「シグ・バム」に相当する。シグノ・アックス戦斧のアームドファントマを叩きつける。シグノ・ボドムガシグザリアスの「シグ・ボドムガ」に相当する自機中心型のMAPW。両肩・両肘にエネルギーを集め、集束の後解き放つ。アマネ搭乗時に使って来る。シグノ・バムガシグザリアスの「シグ・ガルバリー」に相当する攻撃。両肩・両肘にエネルギーを集中、それを解放して拡散エネルギー波を放つ。こちらもアマネ搭乗時にのみ使用可能。必殺技シグノ・ラスヴァンシグザリアスの「ファントマ・シグヴァン」に相当する技。斧を振り下ろし、衝撃波で敵機の動きを止め、戦斧のアームドファントマを大上段から振り下ろして粉砕する。


ラルヴァ[]

テンプレート:機動兵器ラルヴァが全知的生命体を抹殺するために作り上げた、有機的な外見を持つ巨大殺戮兵器。本来の名称は不明だが、製作者の名からラルヴァと呼称される。邪神ラルヴァと呼ばれることも。

ラルヴァとの戦いに勝利した古代エルンスト人によって『時の牢獄』と呼ばれる異空間に封印されていた。その巨体の内部に製造プラントを持ち、取り込んだ情報を元に様々な機動兵器を生み出す能力を持つ。また、モルス・サンクティオ以外の全ての攻撃は、長射程とさまざまな特性を持ち、遠距離から激しい攻撃を繰り出してくる。なお本体は5本の『ラルヴァ・クルース』が発する力場によって守られており、それらを破壊しなければまともにダメージを与えることができない。

本体は「時の牢獄」の大地の裏側に潜んでおり、そこから巨大な人型の上半身とラルヴァ・クルースのみ姿を覗かせ、駆たちに襲い掛かってくる。

ラルヴァ・クルース蜘蛛の足のような形状をした、邪神ラルヴァの一部。本体と独立した行動を取ることができ、長射程の光線を繰り出してくる上、一度倒されてもすぐに再生するなど、かなりの戦闘力を有する。また、周囲に体内のプラントで製造されたシグニクスを出現させる。


エルンスト機関の機動兵器[]

メルヴェーユ[]

テンプレート:機動兵器アームドファントマの使用を目的に開発された実験機であったが、完成度の高さから戦闘用に改修されたという経緯を持つ機体。ルノイエ兄妹がエルンスト機関から離反した際、剣のアームドファントマとともに持ち出された。単体での飛行能力を持たないが、外部補助推進装置兼エネルギーランチャーである「フォルトゥシャス」を用いて飛行することが可能である(魔女の箒のような形状であり、跨るもしくは横に腰かける形で使用する)。またフォルトゥシャス以外に物理的な武装を持たないが、搭載されたマナサーキットによる魔法攻撃能力を有する。スレイブ・ポット同様にオニキス化に近い能力が付加されており、普段はシャルの髪飾りにある水晶に格納しておくことができる。

武装ライト・ブレット光弾を放つ。レイ・シャワー魔法により特定地点に光弾を降らせるMAPW。必殺技ミーティア・サンクションシャーリィの編み出した格闘攻撃。敵機周囲を旋回しながらライト・ブレットで攻撃し、急上昇の後落下、その勢いを乗せて回転蹴りを叩き込む。インペリアル・ブレイズフォルトゥシャスに専用コードを接続、エネルギー砲を放つ。


ウル・アロー[]

ウルタリア要塞に配備されている防衛装置。マジックアローで空中からの侵入者を迎撃する。なお予備パーツが大量に用意されている為、侵入者に破壊されても即座に再配備が可能。

ウル・カノン[]

ウルタリア要塞に設置された巨大砲。要塞両翼に2門設置されており、地上への攻撃のほか、要塞上部に降り立った侵入者への迎撃にも用いられる。ウル・アロー同様に予備パーツが多数用意されている為、破壊されてもすぐに新たな砲身を設置できる。

プルケリマ[]

エルンスト機関において人員輸送やスレイブ・ポットの修理を目的として配備されている母艦。多少の武装は備えるものの、火力はあまり高いとは言えず、戦闘には不向き。全長54.2m、重量は不明。

シグニクス[]

アルシグノスを模倣して、現代のエルンスト機関の技術力で作られた機体。性能および武装の面でオリジナルには及ばないものの、疑似アームドファントマを搭載することにより、他のエルンスト機関製メカを遥かに凌ぐ性能を誇る。ウルタリア要塞における戦いの時点では一機しか存在しなかったが、後にデビルウルタリアや邪神ラルヴァの能力によって量産されている。全長23.1m、重量51.3t。

スレイブ・ポット[]

エルンスト機関の戦力の中核を成す戦闘兵器。基本的には人工AIを搭載した無人機だが、一部のカスタムされた機体はパイロットの存在する有人機となっている。なお全ての機体にオニキス化の能力が付加されている為、個人で大量のスレイブ・ポットを運搬することも容易である。エルンスト機関の主戦力であるほか、アースティアの市場にも出回っており、シャルやイドロ、ガルデン[1]など護衛兵器として多数所持しているキャラクターもいる。

スレ・グランスレイブ・ポットの基本となる機体。球体に短い手足を生やしただけ、というようなシンプルな外見故に量産が容易。全長6.2m、重量23.5t。スレ・アロー大型の対空武器とセンサーユニットを搭載したタイプ。全長11.0m、重量41.7t。スレ・フライ空中戦用にカスタムされたタイプ。機動力が高い反面、軽量化によって装甲が脆くなっている。全長5.9m、重量18.4m。スレ・ハンマ大型ハンマーを装備させ格闘性能をアップさせたタイプ。装甲もやや厚めになっている。全長6.2m、重量28.6t。スレ・カノン射程距離の長い大型砲を搭載した後方支援タイプ。全長11.1m、重量39.9t。ペンパーダ[]

テンプレート:機動兵器ザンパが盗賊行為によって獲得した資金をつぎ込んだ、スレイブ・ポットのカスタム機。従来のスレイブ・ポットを上回る性能を持つ、ハーフビーストであるザンパの体格に合わせたコックピットが搭載されている、変形機能を有するなど、外見以外はもはやスレイブ・ポットの原形を留めていないと言ってもいいレベルである。なお脱出装置もしっかりと搭載されている模様。

デバ・ジノー[]

テンプレート:機動兵器スレイブ・ポットを改造したリバリス専用機。コックピットの設置、大型動力炉の搭載、装甲の強化などによりかなり大型化してしまっている。なお本来の名称は「スレ・マスター」であったが、リバリスによって名称が変更された。

デバ・ジノーβ[]

テンプレート:機動兵器敗北の続いたリバリスが、デバ・ジノーに更なる改良を加えた機体。全体的に性能が大きく向上したほか、大型砲「ジャンボ・カノン」の搭載、巨大槌ネオスト・ハンマーによる必殺技「ハンマー・クラッシュ」などにより攻撃力も大きく増している。また新装備による重量の増加にはバーニア出力の向上で対処し、機動力の低下は見られない。

脚注[]

  1. イドロとガルデンの場合は原作で所持していた無人ソリッドの代わり。

テンプレート:脚注ヘルプ

関連項目[]

テンプレート:SuperRobotWars



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