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冴羽 獠(さえば りょう)は、北条司の漫画『シティーハンター』および『エンジェル・ハート』に登場する架空の人物。アニメ版の担当声優は神谷明[1]が演じた。実写映画ではジャッキー・チェンが演じ(吹き替えは石丸博也[2])、テレビドラマではイ・ミンホが演じている。また、CR機では子安武人が演じている。
新宿を拠点としているプロのスイーパー(殺し屋)。「シティーハンター」と呼ばれている。依頼するには、新宿駅東口にある掲示板に「XYZ」の暗語と連絡方法を記す。
物心つかない幼少期に中米上空で飛行機事故に遭遇したが奇跡的に生存。ジャングルに放り出されたところを某小国の反政府ゲリラ部隊のある村に拾われた。銃の扱いや戦闘においての術はこの頃より培われた。その飛行機事故で両親と自身の身元を示す物を失っており、出生時の名前、生年月日、国籍も不明。肌の色、髪や瞳の色から、おそらく日本人か、少なくとも日系人である可能性が高いとされる。亡くなった両親から「リョウ」と呼ばれていたことだけは辛うじて覚えていたため、以来、その名で呼ばれるようになった(出生時の名前に「リョウ」という表記があるのはほぼ間違いないのだろうと、本人や関係者も認知している)。
しなやかで持久力もある強靭な筋肉、引き締まった肢体は、日々怠ることのないハードな鍛練から成るものである。長身に整った顔立ち、健康的な肌の色、バランスの良いスタイルである。黙っていればクールでニヒルな雰囲気さえも醸し出す。しかし、その魅力をぶち壊しにしかねない程の比類なきスケベで、依頼人の女性に手を出そうとしては相棒の槇村香に天誅を食らっている。「新宿の種馬」[3]、「恐怖のもっこり男」の異名を持つ。基本的に美女絡みの依頼しか受けないポリシーを掲げているが、稀に「心を動かされる事情」があった場合、相手が男性であっても依頼を受ける。裏の世界ではほぼNo.1と言っても過言ではない程の凄腕。飄々と、それでいて鋭く、法では裁けぬ悪を撃つ。その戦闘能力は、本気になれば「東京さえ壊滅できる」ほど。
前述の通り、幼少期のことは本人も殆ど記憶がない。戸籍上は両親と共に事故で死亡と処理され、法的には既にこの世に存在しない人物とされている。日本に移り住んでからも本名の一部と思われる「リョウ」の通り名で呼ばれていた。仕事のために複数の偽名を使い分けており、それらの名の入った名刺も数多く持ち合わせていた。香と出会い、彼女が「名前を決めよう」と選んだ名刺に書かれていた名前が冴羽獠。そして初めて出会った3月26日を「誕生日」とし、年齢も30歳と決め、逆算して1959年を生まれ年とされた(連載当初は26歳ぐらいの計算になる)。ただし、本人は依頼主への自己紹介で「20歳(ハタチ)」と強調している。表向きは自身が居住するマンションの管理人を稼業としており、依頼人を空き部屋に滞在させることも多い。
初期の頃はハードボイルドが前面に押し出されていて、スケベという設定も後の物ほどではなかった。前作「キャッツ・アイ」の人気に及ばなかったため、テコ入れをし、クールな性格に三枚目的なギャグ要素の設定も加えていった。この作品の代名詞ともいうべき「もっこり」がでてきた辺りから無類の女好きな面が強調され変態的になり、性格が大きく変わった。
アニメージュにて行われたアニメグランプリのキャラクター部門内の男性キャラクター部門において第11回、12回、13回と3回連続で第1位の座に輝いている。尚、獠以外に週刊少年ジャンプのアニメ作品において1位を獲得した主人公は第32回において1位となった銀魂の坂田銀時のみである。
テンプレート:ネタバレ
「シティーハンター」は、元々は親友のミック・エンジェルとアメリカでパートナーを組んでいた時の名である。日本にやって来て以降は、槇村秀幸とパートナーを組み「シティーハンター」としてやっていたが、槇村秀幸が殺されてしまい、秀幸の妹である槇村香が後継することになりパートナーを組むことになった。
愛銃コルト・パイソン357(弾丸は、メタル・ジャケット弾)を普段はジーンズに直接差し込んで携帯しており、アニメ版ではショルダーホルスターを使用している。愛車は、毎回事故や海坊主によって壊される(車が海坊主の体のサイズにあわないために、シートを壊されたり、車の屋根から頭が突き抜けてしまう)が、すぐに復旧する。
ベルトのバックルに仕込みナイフ、または分解した銃や弾丸、催涙ガス、プラスチック爆弾、爆破装置を生地に仕込んだロングコートを年中愛用している。着用しているトランクスには各種の薬品等が仕込まれている生地で作られている。歯には即効性の睡眠薬を潜ませている。
新宿でシティーハンターと呼ばれる超一流のプロのスイーパー(掃除屋・始末人)で、新宿のみならず世界中の闇社会でおそらくNo.1だろうと噂される程の屈指の凄腕である。射撃の腕は恐ろしいまでに正確であり、愛銃のコルトパイソンで15mのワンホールショット(撃ち抜いた孔に続けて次の発射弾を通す)をし、相手の銃の銃身に弾丸を撃ち込むことや、弾丸に弾丸を当てることすらも軽く行う。
狙撃銃を使って、強風の中から1キロの距離からもピンポイントで狙撃できる。主にボディーガード、稀に暗殺の依頼や警察などに頼めない悩みのある依頼人からの仕事をこなす。強靭な肉体、驚くほどの俊敏さに跳躍力、機転と洞察力、銃の知識、格闘技やトラップ技術、乗物の運転、弾丸製造技術、情報収集の人脈(海坊主の人脈も裏側にかなり精通しており、欲しい情報を依頼することも多々ある)、声帯模写、話術にも長けるなどスイーパーとして高い技能を備えている。またかなりの酒豪であり、対抗できるのは海坊主と野上冴子ぐらいである。本人曰く、ナンパ術、ベッドテクニックを超一流と言っているが、通りすがりの美女にナンパをすれば振られてビンタされるのがオチである。が、彼に魅力がない訳ではなく、(一緒にいることで彼の内面を覗く機会の増える)依頼人の美女と親密な関係になりそうになったことは数多い。冴羽の方から依頼人の美女を振った(依頼人のためを思い、わざと諦めさせた)こともある。
義務教育も受けてはいないが、源氏物語の粗筋を知っていたり、和歌の一句を聞いただけで詞花和歌集のものだと指摘するなど、教養もかなり高い。コンピューターなどの機械類の扱いにも長けている。他にも声帯模写が得意であり、どんな人物でも成りすませる。オカマの声もやったが、獠いわく「二度とやりたくない」とのこと。さらに料理も得意で「主婦の悦び~」とノリノリで料理していた。
スイーパーとしての稼業から本気で女性に愛情を表現することは意図的に避けていた。香に出会ってからも永らくそれは変わらなかった。仕事も生活も共にするようになり、獠の中で香は、かけがえのない大きな存在となっていたが、その想いを愛情と認めることは自らも香をも苦しめることになると思い、諌めていた。香に対しては「男女(おとこおんな)」「唯一立たない女」などと子供みたいなからかい方(初期の頃に香に“もっこり”したことがある)をしたり、そっけない態度をとり続けていた。しかし、物語後半には思わせぶりな台詞を香に対して発するなど、突き放すこともできずに、最後まで煮え切らない態度が続いた。なお、香を見ても“もっこり”しないのは自分で抑えているためらしく、単行本1巻では「香をこれから、女とは思わない」として相棒としたが、香をお姫様抱っこして敵の攻撃から逃れている時に香の悲鳴でもっこりした。香と気付かなかったり色っぽく感じたりした場合は“もっこり”する。実際、原作の第14巻(アニメ版ではシティーハンター2の第4話)で黒いパンスト姿の香のお尻を見て“もっこり”してしまう場面がある。
一億円の金を一週間で使い果たしてしまうなど金銭感覚は外れており、飲み屋などにツケがたまっている、また海坊主の店ではよくコーヒー代を踏み倒している。
一度、美女と思っていたオカマとベッドイン(原作にて。アニメ版ではキス)しそうになったことがある。冴羽いわく「冴羽獠、一生の不覚」と落胆していた。
喜多川産業(アニメ版では与太川産業)が開発した殺人バチに刺され、服用した血清の副作用で、原作ではもっこり不能、アニメ版ではそれに加えてオカマになった。オカマになった冴羽はとてもストイックなので、香に「このまま、マジ・スイーパーとして売れるわ」と言われた。
中でも特筆すべきは射撃の腕で、互角の腕を持つプロが相手でもない限り、いかなる状況でもまず狙いを外さない(海坊主は、獠とほぼ同じぐらいの射撃の腕を持ち、作中で対決した時も相討ちと判断する場面が多い)。作中で、オリンピックの射撃の金メダリストの深町警部とスナイパーライフルで対決したことがあったが、ピンホールショットをして裏世界のナンバーワンの実力を見せつけ、全く問題にしなかった。少なくとも作中では、海坊主を始め彼に匹敵する射撃の腕前の持ち主こそ数人いたが、彼を明確に上回っていた者は一人もいない。また、雑踏の中で行き交う通行人に当たらないように強力な357マグナム弾の威力を抑えるため、迷わず自分の手を貫通させて威力を落とすなど、その行動も大胆である。熟睡している場合でも、殺気を感じるとすぐに目覚める(殺気を感じない場合は何かされてもまず起きない。野上冴子は、銃を突きつけて起こしたことがある)。監視されていると感じ取ると裸になったり、オカマになって悪ふざけしたり、狙撃される前に察知し狙撃されたことがない。
※アニメ版では、スナイパーライフルでの遠距離狙撃の機会が、原作よりも多い。
※ワン・オブ・サウザンド(機械製造で、どんな職人も作れない、1000丁に1丁出来れば上等と言われている最高精度の銃のこと)の41マグナム4インチによる30m(アニメ版にて。※原作では50mに設定されている)のワンホールショットも出来る。
※エアガンやおもちゃの銃を使っても百発百中である。
この世のものとは思えないほどの女好きのスケベで、美女を見ると即座に本能が働き“もっこり”してしまう。そのため、女性下着を餌にされたりした場合は、拍子抜けするほど簡単に罠にはめられてしまう。下着泥棒を頻繁にしているため、いつも女性の下着が数珠つなぎにされてコートのポケットに入れられている。その男根は、大きさ勝負で(イカサマにより)負けた時に深く落ち込んだことから、恐らく日本一(世界一?)の大きさであると思われる。”もっこり”することで防弾ガラスを突き破ったり、あそこの力だけで体を浮かし懸垂も出来る。絶倫であり、40人のハーレムの女性を全員腰を立たなくした上に、その直後に冴子に一発要求したこともある(その際はさすがに獠本人も倒れる寸前だったが)。“もっこり”は一応自分で抑えられるが、無理しすぎると頭がショートする。催眠術で”もっこり”できなくなってしまった時には、血が”もっこり”できないあそこから一気に頭に上り、噴水のように鼻血を吹いたことがある。また「あげる」という言葉に過剰反応し、依頼人の美女を襲いそうになることもあった。初期の頃は女子高生にも欲情していたが、後期には逆にげんなりしていた。「もっこり」する美女の対象年齢は、18歳~40代であるが、稀によほどスタイル抜群の容姿と色香の持ち主であれば、女子中学生や50代の熟女にも「もっこり」する時もある(その場合は、獠が相手の年齢を認識せずに外見で判断してるパターンも多い)。基本的に美女絡みの依頼と、依頼者の話を聞いて心が揺れた時(本人曰く)しか受けず[11][12]、依頼人に手を出そうとしては相棒の香の100tハンマーによって「天誅」を食らうのがお約束である。銃口や相手も筋肉の動きで銃撃を回避したり、1キロ先から狙われた狙撃など相手の殺気を感じ回避してしまう程など高い身体能力の持ち主だが、何故か香のハンマーやトラップは避けられない[13]。ビルからゴキブリのように這って美女に飛びつくことがある。
浴室は、獠が依頼人の美女を覗きに来るたびに修羅場になる。香がドアをブチ破って入り「天誅」を下したりするためである。また、「対もっこり男(獠のこと)」用トラップも脱衣所、浴室に仕掛けられている。依頼人の美女が泊まる部屋も例外ではなく、夜這いをしようとした獠を撃退するために香があらゆる罠を仕掛け、自らも警戒にあたっている。
基本は、相手に動きなどを読み切られることはまずないが、夜這いやもっこりは香に読み切られ事前策を用意される。劇中で香に「あんたの行動パターンはお見通しよ」と言われるシーンが多々ある。
超一流のスイーパーだが、盲腸になったり、同じ箇所を二度も骨折したり、香にハンマーで殴られたり、肛門にクッションの取れたイスが刺さることでケガをするなど三枚目な部分がある。獠は自分を「二枚目」と思っているが、香に「あんたは三枚目」だと言われた。
そんなおちゃらけた素振りを見せていても、香とのコンビネーションで依頼は確実にこなし、No.1スイーパーにふさわしい活躍を常に見せる。本人曰く「恋人は作らない主義」である。ただし、原作第1話(アニメ版第3話)では、恋人を失った上に病気により余命幾許もない依頼人に対して、依頼料の代わりに「死ぬまで俺のことを恋人だと思ってくれ」と言ったことがある。単行本35巻では「自分を愛している人のために、どんなことをしても生き抜く。それが俺の愛情表現だ」とも言っている。
シティーハンターはツーマン・セル(二人一組、バディーシステムとも)であり、初代相棒は獠とは正反対の性格のマネージャー兼作戦立案の槇村秀幸(まきむらひでゆき)であった。しかし、彼は仕事中に命を落としてしまい、その跡を継いだのが槇村の妹である槇村香である。その香に対しては、当初は親友への義理立てとして身柄を預かり、妹のような感覚しかもっていなかったようだ。いつかは表の世界に帰そうと思っていたようだが、共に過ごすうちに仕事上の相棒以上の感情を抱くようになる。
獠の過去の素性は謎に包まれていたが、物語中盤に明らかになる。獠は物心つかない幼少時代、とある中米の国で飛行機事故に遭い天涯孤独の身となる。そのトラウマもあり、飛行機恐怖症である。この恐怖症は相当のもので、飛行機に乗ると怯えることはもちろん、飛行機の姿、音、「飛行機」という単語自体も嫌いである。ただ、いざという時に、恐怖症は現れない。またアニメ版では第2話でセスナ機に乗るシーンが放送されたため、この設定は破棄されている。事故で中米のジャングルに放り出されたところを、反政府ゲリラの村に拾われ、それ以来戦闘の世界に生きることになる。そのゲリラ組織の中で一、二を争う戦士だった日系人、海原神が幼い獠に戦い方と生きる術を教え、獠も彼を父親として慕った。冴羽獠という名前は、リョウとしか覚えていなかった彼に海原が付けたものである(ちなみに「獠」という字は中国には存在するものの日本の常用漢字表にはない)[14]。
海原や同じゲリラ部隊で海原と一、二を争う腕前を持つ、ある人物の元で育ち鍛えられた獠は、メキシコでの内戦で30分で一個師団を壊滅させる程の腕前を誇っていたと言われている(そのエピソードは獠が傭兵時代のことらしいが、それがいつの時期であるかは不明。少なくとも後述するように反政府ゲリラ組織が解散した後と推測できる)。しかし内戦が果てしなく続く中、狂気に侵され始めた海原に騙されて、エンジェルダスト(幻覚剤の一種)を投与された。
これを投与された者は人間離れした怪力と運動神経を発揮し、多少銃弾を浴びても死なない「不死身」の体になるが、精神が麻痺し、外部からの洗脳を受けやすい状態になる。これにより戦闘マシンと化した獠は、単独で一部隊を壊滅させる戦果をあげる。この時獠に壊滅させられた部隊は、海坊主が指揮していた政府側の傭兵部隊で、唯一の生き残りの海坊主は獠によって両眼に致命的な傷を負わされる。また戦果にもかかわらず、ゲリラ組織は敵を陰惨なまでの殺戮で全滅させた獠の働きぶりに恐れおののき、独断でこの作戦を行った海原を追放した。獠も禁断症状で長い間生死の境をさまよった。
結局、中米での獠達の反政府闘争は政府軍に敗れ、ゲリラ組織は離散、その後獠は、海原と共に獠を鍛えたゲリラの仲間と渡米してスイーパーの仕事を始め、その初代相棒と何らかの事情で離れた後も、ミック・エンジェルやブラッディ・マリィ等とパートナーを組み活躍した。しかし身に危険が迫り、巨大な犯罪組織から逃れるように元々の故郷であるはずの日本に、密入国という形で帰国。やがて新宿で槇村や冴子と出会い、スイーパー「シティーハンター」としての活動を開始する。そして相棒槇村の妹、香と出会ったあたりから作品『シティーハンター』は始まる。
そうした過去を持つ獠は、香や依頼人の美女の前では明るく脳天気とも見える行動をとるが、その姿とは裏腹に、物心ついた頃からゲリラ兵士として、地獄のような戦場で戦うことしか知らず、唯一人間らしい絆を感じていた育ての父に裏切られたという、過酷で荒んだ少年時代を過ごしてきたため、アメリカ時代の彼の相棒ミックによれば、かつては「暗い死神の瞳」を持ち、「戦いの中に死に場所を求める」破滅的な生き方だったそうである(しかし、やはりものすごいスケベだったようである)。スイーパーになってからも、仕事上以外は人と深い関わりを持たずに独りで危険な世界に生きてきたが、槇村兄妹や仕事を通してのさまざまな人物との出会いによって、人間的な温かさを取り戻していく。香とも「家族」として、「二人でシティーハンター」として生きていくことを決意し、やがて彼女の想いにも応えていく。
2001年から『シティーハンター』のパラレルワールドである『エンジェル・ハート』が週刊コミックバンチ(新潮社)で連載中である。
『エンジェル・ハート』では、香にプロポーズしたものの、程なくして彼女は交通事故に遭って死んでしまう。それから1年。失望のどん底に突き落とされた獠は、その後パートナーを得ることも、シティーハンターとしての仕事もしなくなっていた。表面上は無駄に明るく振舞うが、空虚な日々をただ消化するだけの毎日であった。唯一の心の拠り所であり希望の灯火は、事故の直後に消えてしまった、移植のために取り出された香の心臓を持った人間が必ず存在し、必ず新宿で出会える…という確信だった。だが、手を尽くしても見つけることは困難だった。
そんな矢先、獠は香瑩と出会い、彼女こそが香の心臓を持った人間であることを知り、紆余曲折の後に彼女を養女として引き取ることになる。香の心臓と共に心を受け継いだ香瑩は、獠と共にシティーハンターとして活動するようになる。なお、獠は初めて香瑩と出会ったとき、香瑩の美貌に感嘆の声をあげていたが、香の心臓を持っていたためか“もっこり”せず、腑に落ちないジレンマに陥っていた。
『シティーハンター』の頃から基本的な性格は変わっていないが、渋々ながらも男性の依頼も受けたりもしている。また、『シティーハンター』の年代からかなり時間が経っているため、年齢を感じさせる発言もある。
なお、『シティーハンター』と『エンジェル・ハート』ではパラレルワールドである都合上、前歴に不一致点が多い。
詳細はエンジェル・ハートの登場人物を参照。
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