肺がんー非小細胞肺がんー局所進行ー化学放射線療法ー免疫療法

ページ名:肺がんー非小細胞肺がんー局所進行ー化学放射線療法ー免疫療法

デュルバルマブの同時併用


EGFR変異陽性


有害事象


開始タイミング


【第3相試験】

Spigel DR et al. J Clin Oncol. 2022. PMID 35108059
・III期非小細胞肺がんに対する化学放射線療法+デュルバルマブ vs 化学放射線療法単独
・第3相試験、PACIFIC試験、5年成績
<結論>化学放射線療法後のデュルバルマブ投与による長期にわたる全生存および無増悪生存の改善がみられることが示された。デュルバルマブ投与群では5年後時点で43%が生存しており、33%の患者では病勢進行もみられなかった。
・対象:切除不能III期非小細胞肺がん、WHO PS 0-1
・同時化学放射線療法後にデュルバルマブ投与群(デュルバルマブ群)とプラセボ投与群(プラセボ群)に(2:1)の割合でランダム化を行った。
・ランダム化された713例のうち709例に対しデュルバルマブ(476/473例)またはプラセボ(236/237例)の投与が行われた。
・経過観察期間(中央値)34.2ヶ月
・全生存期間(中央値) 47.5ヶ月 vs 29.1ヶ月(層別ハザード比 0.72, 95% CI 0.59-0.89)
・無増悪生存期間(中央値)16.9ヶ月 vs 5.6ヶ月(層別ハザード比 0.55, 95% CI 0.45-0.68)
・5年全生存率:43%(95% CI 38-47%) vs 33%(27-40%)
・5年無増悪生存率:33%(95% CI 28-38%) vs 19%(14-25%)
・全生存および無増悪生存はいずれもデュルバルマブ群で有意な改善がみられた。


 

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