乳がん
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<後ろ向き研究>
Rogé M et al. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2024. PMID 38621608
・炎症性乳がんに対する乳房切除術後放射線治療(PMRT)
・標準的放射線治療 vs 治療強度を高めた放射線治療
・後ろ向き研究、フランス
<結論>炎症性乳がんに対する乳房切除術後放射線治療において、放射線治療の治療強度と局所再発や遠隔再発に有意な関連性なし。
・標準的な放射線治療:ブースト照射やボーラスを用いた照射なし
・241例;標準的放射線治療群 165例、強度を高めた放射線治療群 76例
・強度を高めた放射線治療群にリンパ節転移陽性例を多く認めた
・5年局所領域再発率:標準的放射線治療群 12.1%、強度を高めた放射線治療群 10.4%
・5年遠隔再発率:標準的放射線治療群 29.4%、強度を高めた放射線治療群 21.4%
・多変量解析;トリプルネガティブサブタイプ、病理学的非完全奏効が局所領域再発と関連
・放射線治療強度と局所領域再発や遠隔再発リスクとの有意な関連なし
・病理学的非完全奏効群(171例)でも、放射線治療強度による局所領域再発(p=0.80)や遠隔転移再発リスク(p=0.39)に明らかな違いなし。
・重篤な治療関連毒性は両群で同程度。
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