紫外線や過度の熱にさらされたり、単純な保管ミスが原因で、レコード盤が歪んでしまうことがあります。反りの程度にもよりますが、修復にはいくつかの方法があります。重いものに挟んでしばらく放置するか、熱と圧力を組み合わせてレコードを修復します。このような作業を頻繁に繰り返さないためにも、反りを防ぐ方法を知っておくことも重要です。
重いものを2つ使う
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大きくて重いものを2つ用意する。レコード全体をカバーできる幅のもの。また、レコードに圧力をかけてもゆがまないような重さが必要です。この目的には、大きな本が2冊あるとよい。
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反ったレコードをその間に置く。テーブルのような平らな場所に、最初の物を置く。その上にレコードを置き、続いて2つ目の重い物を置く。このとき、対象物がレコードをできるだけ覆っていることを確認してください。少しでもはみ出している部分があれば、ゆがんでいる可能性があります。
- 2つの物体の間にレコードを置く前に、レコードが汚れていないことを確認してください。砂粒でレコードに傷をつけたくありません。
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数日間待つ覚悟で。これはおそらく、最も長い時間をかけて行う方法です。レコードの反りをほぐすには、常に少しずつ圧力をかけ続ける必要があり、時間がかかります。レコードのワープが外れるまで、何日も、もしかしたら何週間も待つ覚悟をしてください。
熱と圧力を使う
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レコードを2枚のガラスの間に置く。1枚目のガラスの上にレコードを置く。2枚目のガラス板をレコードの上に置き、レコードをガラス板で挟む。
- このとき、ガラス板の片方の角をテーブルから垂らしておくと、後でガラス板を取りやすくなる。
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オーブンを79℃に予熱し、レコードを入れる。オーブンが適温に達したら、レコードとグラスの組み合わせを慎重にオーブンラックに滑らせる。グラスをオーブンの奥に押し込みすぎないように。
- ガラスが室温になっていることを確認してからオーブンに入れる。
- 火傷を避けるため、オーブンミットを使用する。
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レコードをオーブンに入れる時間は3分以内とする。それ以上長く置くと、レコードが溶ける恐れがあります。レコードが温まるまで、目を離さないでください。異臭や異音に気づいたら、すぐにレコードを取り出してください。
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オーブンからグラスとレコードを取り出す。ガラスを触ると熱いので、オーブンミットを使う。ガラス板をテーブルやカウンターなどの平らな面に置く。
- 表面を傷つけないように、鍋つかみ、タオル、まな板などをガラスとの間に挟むとよい。
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ガラス板の中央、レコードの上に重いものを置く。この一定の圧力と熱とが、レコードの修復を助ける。ガラスが冷めるまで、ガラス板の上に物を置いたままにする。ガラスが冷めたら、レコードを取り出せる。
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レコードを注意深く点検する。それでもレコードに大きな反りが見られる場合は、直るまで上記の手順を繰り返してください。そうでない場合は、レコードプレーヤーに入れてみて、修復できたかどうかを確認してください。
レコードの反りを防ぐ
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レコードは直射日光を避けて保管してください。日光や熱の当たる場所に置いておくと、反りの原因になります。窓や暖房の近くにはレコードを置かないようにしましょう。また、暑い日に車内にレコードを放置しないようにしましょう。
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レコードの重ね置きは避けましょう。レコードは比較的重いため、レコードを積み重ねると、一番下のレコードに大きな圧力がかかります。その結果、レコードがゆがんだり、傷がついたり、擦れたりすることがあります。このような圧力を避けるため、レコードは必ず垂直に収納しましょう。キューブ型の棚はレコードの保管に最適です。
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レコードを湿気から遠ざける一般的に地下室にレコードを保管する人が多いと思いますが、地下室は湿気が多いため、レコードが歪んでしまう可能性が高いです。なるべく湿気の少ない場所を探しましょう。地下室しか選択肢がない場合は、レコードを安全に保管するために除湿機の設置を検討すべきです。
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