カー・ステレオ・システムにおけるサブウーファーの配線方法

アフターマーケットのサウンドシステムは、あなたのリスニング体験にクオリティを加えるのに大いに役立ちますが、正しく配線されなければならない部品がたくさんあります。配線を間違えると、サブウーファーが吹っ飛んだり、アンプが焦げたり、場合によっては車が燃えたりすることもあります。もし自分でサブウーファーを取り付けるつもりなら、その作業に必要な基本的な回路を理解しておきましょう。このwikiHowの記事では、アフターマーケットのカー・ステレオ・システムにサブウーファーを接続する方法を説明します。

知っておくべきこと

• サブウーファーを配線する前に、車のバッテリーの端子を外します。
• 並列に配線するとステレオシステムのインピーダンスが下がり、直列に配線するとインピーダンスが上がります。
• スピーカーの合計インピーダンスを計算するには、オンライン計算機を使用することができます。

パート1

基本的な配線の概念

1. 直列配線と並列配線の違いを知ろう配線には2つの方法があり、どちらを選ぶかが 重要です。システムのインピーダン スを上げたいときは直列に配線し、インピーダン スを下げたいときは並列に配線します。

   • 直列配線とは、まずアンプ のプラス出力端子をスピーカーAのプラスワ イヤーに接続し、次にスピーカーAのマイナスワ イヤーをスピーカーBのプラスワイヤーに接 続します。アンプ＋スピーカー＋スピーカー＋スピーカー＋スピーカー＋スピーカー＋.........＋スピーカー-アンプ）というパターンに従っていれば、スピーカーの数に関係なくできます。
   • パラレル配線とは、アンプのプラス出力端子をシステム内の全スピーカーのプラス配線に接続することです。次に、アンプのマイナス出力端子をすべてのスピーカーのマイナス線に接続します。
2. 配線の違いが出力に与える影響を理解しましょう。この2つの配線方式は、システムのインピーダンスと出力に劇的な違いをもたらします。

   • 直列に配線すると、システムのインピーダンスが増加します。その結果、各スピーカーが受け取るパワーが減少します。また、スピーカーを追加するごとに、シス テムのインピーダンスも上昇します。
   • 並列に配線すると、システムのインピーダンスは低下し ます。つまり、回路にスピーカーを追加するとシス テムのインピーダンスが下がるため、各スピーカーにより 多くのパワーが供給されることになります。
3. システムの各部とその機能を確認しましょう。ステレオ・ヘッドはシステムのコントロール・パネルと して機能し、アンプに信号を送ります。アンプは、ステレオ・ヘッドからの信号を拡大し、音を出すスピーカーに送ります。サブウーファーは、非常に低い周波数の音を出す役割を持つスピーカーです。

パート2

配線図

1. お使いのシステムの仕様ラベルを探します。アンプのスピーカー出力ジャックの近くに、出力電力 （ワット）と最小インピーダンス（オーム）を示すラベルが貼られて いるはずです。サブウーファーにも、インピーダンスの値（単位はオーム）と、対応可能な最大入力電力（単位はワット）を示すラベルが貼られているはずです。
2. これらの値を書き留めてください。少なくとも4種類の値をメモしておく必要があります。

   • アンプ出力パワー
   • アンプの最小インピーダンス
   • スピーカーの定格出力
   • スピーカーのインピーダンス
3. すべてのスピーカーの合計インピーダンスを計算 します。これには、すべてのスピーカーのスピー カーインピーダンスを合計します。インピーダン スは、各チャンネルのアンプの最小インピーダン ス値と少なくとも等しくなるようにしますが、アンプ が16オーム以上のインピーダンス値に特別に対応してい ない限り、16オームを超えないようにします。

   • 直列に配線されたスピーカーの合計インピーダン スを求める公式は、Z1 + Z2 + Z3 ... = Ztotal です。ここでZは、あるスピーカーのインピーダンスである。
   • 例えば、4オーム、6オーム、8オームのインピーダン ス値を持つスピーカーが3つある場合、直列に配線された総 インピーダンスは18オームとなる（4+6+8=18）。
   • 並列に接続されたスピーカーの合計インピーダン スを求める式は、少し難しい。Z1×Z2×Z3...）/（Z1+Z2+Z3...）=Ztotalである。
   • つまり、インピーダンスが6オームと8オームの2つのスピーカーがあるとします。今度は次のようになります：1) 値を掛け合わせる。6 x 8 = 48 Ohms 2) 値を足す。6 + 8 = 14 オーム 3) 上を下で割って、合計インピーダンスを求める。48/14 = 3.43オーム(四捨五入)
   • このようなインピーダンス計算機も使用できます。
4. 各スピーカーが受ける電力を計算します。これは、総インピーダ ンスとアンプの出力に基づいて計算します。オームの法則の変形を使って自分で計算することもでき ますし、上記のオンライン計算機を参照することもできま す。

パート 3

システムの配線

1. バッテリーの端子を外します。接続作業中は、システムに電源を供給しないでくださ い。クルマの電源を切ってください。
2. アンプを最初のスピーカーに接続します。出力のプラス線を最初のスピーカーのプラス線に接続します。これは2本のワイヤーを接続することを意味するかもしれませんが、多くの場合、アンプはスピーカーのワイヤーを出力ジャックに挿入するように作られています。この手順は、直列配線でも並列配線でも同じです。
3. 残りのスピーカーを接続します。直列に配線するスピーカー同士を接続します。これは、一緒に行うこともできます。並列に配線するスピーカーは、それぞれアンプの 出力ジャックに接続します。

   • 同じシステム内で、あるスピーカーを直列に、 あるスピーカーを並列に配線して、希望するインピーダンス / パワー値にすることができます。
4. 回路を閉じます。最後の接続を行い、「ループ」を作成します。直列の最後のスピーカーのマイナス線と、並列 の全スピーカーのマイナス線を、アンプの出力ジャックの マイナスポートに接続します。
5. バッテリーケーブルを接続します。これで、バッテリーのアースケーブルを接続し、車両の電源を回復することができます。
6. 音楽の電源を入れます。このステップがすべてです。音楽を楽しんで、他のみんなにも楽しんでもらいましょう！

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Wire Subwoofers in a Car Stereo System」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。