サブウーファーのブリッジング方法

サブウーファーをブリッジする」という言葉は少し誤解を招きやすい。実際には、サブウーファーをブリッジアンプに配線して、より豊かで深い低音を再生することを指します。これにより、一般的に自宅や車のステレオシステムから優れたサウンド体験が得られます。しかし、不適切なセットアップは機器を損傷する可能性があるため、ブリッジ回路のインとアウトを学ぶことが重要です。

方法1

サブウーファーをブリッジアンプに接続する準備

1. システムの仕様ラベルを探します。アンプのスピーカー出力ジャックの近くに、 出力パワー（ワット）と最小インピーダンス（オーム） を示すラベルが貼ってあるはずです。ブリッジ・モードでは、通常、最小インピーダンスがステレオ・モードの2倍（つまり、ブリッジ・システムを動作させるには、かなり高いインピーダンスが必要）、最大出力が4倍になります。サブウーファーには、インピーダンスの値（単位はオーム）と、対応可能な最大入力電力（単位はワット）を示す値も表示されているはずです。

   • ホームシアター市場に出回っているアンプの大半は、ブリッジ接続時に4Ωでしか安定しません。ほとんどのカーステレオ・アンプは2 Ωです。
2. これらの値を書き留めてください。少なくとも4種類の値を書き留めておく必要があります。

   • アンプのブリッジ出力
   • アンプのブリッジ最小インピーダンス
   • スピーカーの定格出力
   • スピーカーのインピーダンス
3. すべてのスピーカーのインピーダンスを合計します。これには、すべてのスピーカーのスピー カーインピーダンスを合計します。インピーダン スは、各チャンネルのアンプの最小インピーダン ス値と少なくとも等しくなるようにします。

   • 直列に配線されたスピーカーの合計インピーダン スを求める公式は、Z1 + Z2 + Z3 ... = Ztotal です。ここでZは、あるスピーカーのインピーダンスである。
   • 例えば、4オーム、6オーム、8オームのインピーダン ス値を持つスピーカーが3つある場合、直列に配線された総 インピーダンスは18オームとなる（4+6+8=18）。
   • 並列に接続されたスピーカーの合計インピーダン スを求める式は、少し難しい。Z1×Z2×Z3...）/（Z1+Z2+Z3...）=Ztotalである。
   • つまり、インピーダンスが6オームと8オームの2つのスピーカーがあるとします。今度は次のようになります：1) 値を掛け合わせる。6 x 8 = 48 Ohms 2) 値を足す。6 + 8 = 14 オーム 3) 上を下で割って、合計インピーダンスを求める。48/14 = 3.43オーム(四捨五入)
   • このようなインピーダンス計算機も使えます。
4. 各スピーカーが受ける電力を計算します。これは、総インピーダ ンスとアンプの出力に基づいています。オームの法則の変形を使って自分で計算することもでき ますし、上記のオンライン計算機を利用することもでき ます。オーバーパワーでスピーカーを鳴らしたく はありません。
5. アンプがサブウーファーに十分なパワーを持っていることを確認します。出力パワーは、アンプの出力ジャックの近くに刻印され、単位はワットです。スピーカーにもワット数が表示されているはずです。出力ワット数は、すべてのスピーカーの合計ワット数か、それ以上でなければなりません。これは「ヘッドルーム」と呼ばれ、クリッピングを避けるのに役立ちます。
6. 機器のプラグを抜く電源機器の配線は危険です。カーステレオシステムで作業する場合は、単純に、電源プラグを抜いてください。

方法 2

シングルボイスコイルサブをブリッジアンプに配線する

1. ステレオ・ワイヤーを用意します。このワイヤーは、アンプからサブウーファーへの接続に必要です。

   • サブウーファーには12～16ゲージのスピーカー・ワイヤーを使用することをお勧めします。
   • スピーカー線を接続する際のヒントを参照してください。
2. アンプとサブウーファーを配線します。アンプのどの端子がブリッジモードに使用されている かを確認してください。これはアンプに表示されています。1台目のサブウーファーの配線は、アンプのプラス端子からサブウーファーのプラスブリッジ端子へ線を引きます。
3. 2台目のサブウーファーを1台目のサブウーファーに配線します。直列に配線する場合は、1台目のサブウーファーのマイナス端子から2台目のサブウーファーのプラス端子に線を1本引きます。並列に配線する場合は、2つのサブウーファーの間に2本のワイヤーを通します。1本目は2つのプラス端子、2本目は2つのマイナス端子を接続します。
4. 回路を完成させる。2台目のサブウーファーのマイナス端子から、アンプのマイナスブリッジ端子にワイヤーを接続する。これで並列でも直列でも回路が完成する。

方法3

デュアルボイスコイルサブをブリッジアンプに配線する

1. アンプを最初のサブウーファーに配線します。ここでの配線は、シングルボイスコイル（SVC）サブウーファーの配線と同様です。覚えておくべき違いは、デュアルボイスコイル（DVC）サブウーファーはコイルが2つあるため、入力端子が4つあることです。そのうち2つがプラスで、2つがマイナスだ。プラス端子の1つを選び、アンプのプラス・ブリッジ端子に接続する。
2. 2つのコイルを接続する。2つのスピーカーを別々に配線するのと同じように、DVC内の2つのコイルを直列（サブのインピーダンスを上げる）または並列（サブのインピーダンスを下げる）に配線することができます。

   • コイルを直列に配線する場合は、1つ目のコイルのプラス端子（アンプに配線されている方）から2つ目のコイルのマイナス端子へ、1つ目のコイルのマイナス端子から2つ目のコイルのプラス端子へワイヤーを配線します。
   • コイルを並列に配線する場合は、1つ目のプラス端子から2つ目のプラス端子に線を引き、1つ目のマイナス端子から2つ目のマイナス端子に線を引きます。
3. 2番目のサブウーファーを1番目のサブウーファーに配線する。ここでも直列か並列かの議論がある。

   • 直列に配線する場合は、1台目のサブウーファーの2つ目のコイルのマイナス側と2台目のサブウーファーの1つ目のコイルのプラス側を接続する（この回路はすぐに複雑になる）。次に、1つ目のコイルのマイナス側を2つ目のコイルのプラス側に接続します。最後に、2つ目のコイルのマイナス側をアンプのマイナス側ブリッジ端子に接続します。
   • 並列に配線する場合は、1台目のサブの2つ目のコイルのマイナス側と2台目のサブの2つ目のコイルのマイナス側を接続します。第1サブの第1コイルのプラス側と第2サブの第1コイルのプラス側を接続します。
4. セカンドサブのコイルを接続します。最初のサブのコイルを接続したときと同じガイドラインに従ってください。
5. 回路を完成させます。ここからが簡単なところです。上記でどの直列と並列の組み合わせを選んで適切なインピーダンスとパワー配分を得たとしても、回路を閉じるのは簡単なステップです。2台目のサブの2つ目のコイルのマイナス端子を、アンプのマイナスブリッジ端子に接続するワイヤーを引きます。
6. 不一致を確認します。システムの電源を入れ、テストします。最初は小さな音量から始め、徐々に音量を上げて、静電気や2つのサブウーファー間の音量の違いなど、音に違和感がないかを聴きます。低音やサブバスが静かだったり、まったく聞こえなかったりする場合は、何かの配線が間違っています。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された " How to Bridge Subwoofers for Your Home or Car Stereo "を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。