カースピーカーの取り付け方

新車に搭載されている純正OEM（相手先ブランドによる生産）スピーカー・システムは、長期間使用できるようには作られていません。低出力のシステムで大量生産された材料は、時間の経過とともに劣化します。アフターマーケットのスピーカーとアクセサリーは、あなたの車のオーディオ機能を高めるための最良の方法です。以下では、カーオーディオをまるで車輪の上のコンサートのように演出するためのDIY取り付け手順をご紹介します。

パート1

新しいスピーカーの準備

新しいスピーカーの選択

1. 車のオーディオ仕様を確認し、どのようなシステムが搭載されているかを確認します。ヘッドユニット（別名ラジオまたはステレオ）がスピーカーに出力するパワーをメモしてください。これによって、車に取り付けられるチャンネル数とスピーカーの数がわかります。ユニットの数が多すぎると、システムが故障したり、既存の機器にダメージを与えたりする可能性があります。

1. 既存のスピーカーの寸法を確認し、新しいスピーカーの取り付けに必要な改造を最小限に抑えます。スピーカーにはさまざまな形やサイズがあるため、交換用スピーカーの取り付けを計画する際には、元のスピーカーが4インチ（10.2cm）の丸型ではなく、6X9インチの楕円形であるかどうかを把握しておくと、最適なものを選ぶのに役立ちます。
2. 素材の品質を検討しましょう。通常、複合材や布製コーンのスピーカーは、紙製 のものより明らかに優れており、同じ出力レベルであれば、 セラミック製永久磁石スピーカーの方が巻線式電磁スピー カーよりも優れています。
3. スピーカーと必要なアダプターを選びます。適切なアフターマーケット・スピーカー・サイズであっても、車種やモデルによっては、完璧なフィットを妨げる可能性があります。同じような価格帯のトリムやカバーには、さまざまなスタイルや色のものがあります。
4. スピーカーの電子的特性を見てください。静電気やクロストークを防ぐためにインライン抵抗器 を備えているもの、必要な場所にウーファーやトゥイーター を追加できるように直列回路構成で配線できるもの、正しい システムインピーダンスを維持するために末端配線しかでき ないものなどがあります。
5. 新しいスピーカーのパワー要件は、配線に影響するた め、よく検討してください。高ワットで低インピーダンスのスピーカーは、純正配線では性能を発揮できない場合があります。

スピーカーの取り付け準備

1. 工具を集めます。新しいスピーカーシステムの取り付けに必 要なものは、ほとんどの場合、以下のものです が、これらに限定されるものではありません：

   • 各種ドライバー（マイナス、プラスなど）
   • ワイヤーカッター／ストリッパー
   • 圧着工具
   • 六角レンチ
   • ソケットレンチ
   • ホビーナイフ
   • はんだごて（およびはんだ）
   • 電気ドリル
   • ヤスリ
   • トルクスドライバー
   • 「パネルポッパー
   • 電気テープ
2. 選んだスピーカーが自分のクルマに適合していることを確認します。多くの市販スピーカーは純正スピーカーのスペースに収まりますが、その他のスピーカーは、取り付けブラケットやスペーサー、新しいネジ穴の穴あけなど、ちょっとした加工が必要になります。

   • 多くのスピーカー販売店では、どの製品があなたのクルマに最適かを判断するためのオンラインツールを提供しています。
3. 車のバッテリーを外して、電気的な損傷を防ぎましょう。ほとんどすべての電気系統の作業において、作業を始める前に自分自身とシステムを保護することが重要です。
4. 以下の説明は一般的なものであり、市販されているす べてのスピーカーに当てはまるとは限りません。必要な場合は、スピー カーに付属の取扱説明書を参照してください。

パート2

新しいスピーカーの取り付け

1. パネルやスピーカーグリルを取り外します。車室内のほぼすべてのスピーカーは、何らかの保護パネルやグリルで覆われています。スピーカーを変更または交換する前に、このバリアを取り外す必要があります。マイナスドライバーなどの適切な工具でグリルをこじ開け、必要に応じてグリルが固定されているボルトやネジを取り外します。

   • クルマの純正スピーカーにアクセスするために必要な作業は、クルマによって異なります。場合によっては、シートを取り外したり、重要なボルトやワイヤーにアクセスするためにトランクに潜り込んだり、あるいはスピーカーにアクセスする必要があるかもしれません。
2. 純正スピーカーを取り外します。スピーカーは通常、ワイヤーハーネスに取り付けられていることに注意してください。また、1つまたは複数の小さなボルトを緩めたり、スピーカーを固定している粘着フォームや接着剤を削ったりする必要があるかもしれません。

   • 将来、純正スピーカーを再び取り付けたくなった場合（車を売却する場合など）、取り外した材料を保存しておくことを忘れないでください！
3. 新しいスピーカーを車の電気系統に接続します。通常、新しいスピーカーの接続は、スピーカーのワイヤーハーネスをクルマのワイヤーハーネスに差し込むだけの簡単な作業です。 しかし、このような接続方法がない車種では、圧着接続でスピーカーを接続する必要があります。

   • クルマとスピーカーの接続の極性を合わせてください。通常、スピーカーのプラス端子の方が大きく、「+」または小さな点でマークされています。
   • 特にダッシュボード内では、温度変化によってテープが弱くなり、後々問題になる可能性があります。可能な限りジップタイを使用して配線を整理してください。
4. スピーカーをテストするスピーカーの接続が完了したら、取り付け後にパネルを元に戻す必要がないように、接続をテストすることが重要です。バッテリーのマイナス端子を再び接続し、車のラジオまたはステレオの電源を入れます。新しいスピーカーから音が出るかどうか、または大音量で目に見える振動があるかどうかを確認します。ステレオにバランスとフェードが装備されている場 合は、各ユニットにチューニングを合わせて機能を確認 してください。スピーカーが動作しない場合は、配線をチェックし、接続を固定します。
5. 新しいスピーカーを固定します。スピーカーが正しく動作することを確認したら、ド アまたはダッシュボードにスピーカーを固定します。取り付けブラケット、アダプター、スペーサーを使用して、密閉されたフィットを確認します。取り付け場所に新しい穴を開ける必要がある場合もあります。他のアクセサリーの配線がないように注意してください。
6. .サブウーファーは、一部のカーオーナーが憧れる、超低音で「ブーン」という低音サウンドを実現するものです。あなたの車に純正サブウーファーが付いていた場合、新しいウーファーの取り付けは、既存のハウジングに装着し、車のワイヤーハーネスに接続するだけで簡単に行うことができます。純正サブウーファーが付いていなかったり、追加で取り付けたい場合は、純正ウーファーの既存の取り付け穴を拡張したり、大型ウーファーを収納できるようにクルマを改造する必要があるかもしれません。例えば、車に複数のウーファーを追加したい人の多くは、トランクにウーファーを収納するパネルをカスタムで取り付けます。
7. トゥイーターの取り付けとテスト。トゥイーターの取り付けは、クルマの純正部品によって簡単だったり難しかったりします。トゥイーターが付いている車なら、既存のハウジングに新しいトゥイーターを取り付け、既存のワイヤーハーネスに接続するだけでよいでしょう。しかし、トゥイーターを取り付けるスペースがない場合は、自作する必要があるかもしれません（既存のハウジングでは不十分な場合は、既存のものを拡張したり、取り付けブラケットを使用するなど）。幸い、トゥイーターはウーファーよりはるかに小さいので、必要な調整はそれに比べれば小さなものです。

   • あなたの車にまだトゥイーターがなかった場合、トゥイーターをバッテリーとステレオに直接接続し、トゥイーターを車体にアースする必要があるかもしれません。
8. すべてのパネルとスピーカーグリルを交換します。新しいスピーカーシステムのすべてのコンポーネントの取り付け、テスト、および車への取り付けが完了したら、スピーカーを取り付けるために取り外さなければならなかったスピーカーグリルやパネルを交換してください。グリルやパネル を外すために取り外したネジがあれば、適切に固定し直せる ように保管しておいてください。

   • おめでとうございます。新しいスピーカー・システムの準備が整いました！

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Install Car Speakers 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。