コンピュータから削除されたファイルを復元する方法

このWikiHowでは、WindowsまたはmacOSコンピュータから削除したファイルを復元する方法を説明します。ファイルを削除したのが最近であれば、通常はごみ箱（PC）またはゴミ箱（Mac）からすぐに復元できます。コンピュータをバックアップしていれば、最近のバックアップから削除したファイルを復元できるはずです。オプションがなくなった場合は、Recuva（Windows）やDisk Drill（Mac）などのファイル復元ソフトウェアを使用すると、ファイルを復元できる可能性が高まります。

方法1

Windowsのごみ箱から復元する

1. ごみ箱を開きます。通常、このゴミ箱アイコンはデスクトップにあります。見当たらない場合は、スタートメニューの横にあるWindowsの検索バーを開き、「リサイクル」と入力し、検索結果の「ごみ箱」をクリックします。

   • 通常、ハードドライブからファイルを削除すると、永久に消去される前に一定期間ごみ箱に入るため、ファイルを開いてから時間が経っておらず、最近ごみ箱を空にしていない場合は、まだそこに残っている可能性があります。
2. 復元したいファイルを選択します。下にスクロールしてファイルを選択するか、画面右上の「検索」バーを使ってファイル名で検索します。ファイルを一度クリックするとハイライトされます。

   • この方法でファイルが見つからない場合は、.NET Frameworkをお試しください。
3. 選択した項目を復元]ボタンをクリックします。これは、ウィンドウの上部にある緑色の矢印が付いた紙のようなアイコンです。これでファイルが元の場所に戻ります。

方法2

Macのゴミ箱から復元する

1. Dock上のゴミ箱アイコンをクリックします。Dockは、通常画面の下部にあるアイコンの列です。

   • 過去30日以内にMacからファイルを削除した場合、通常はゴミ箱から復元できます。
2. 削除したファイルを検索します。ゴミ箱」ウィンドウ内のファイルを下にスクロールして、削除したファイルを探します。

   • ゴミ箱にたくさんのファイルがある場合は、ファイル名で検索できます。ウィンドウの右上隅にある「検索」バーにファイル名の一部または全部を入力し、Î Return キーを押して検索します。ゴミ箱にあるファイルだけを表示するには、結果の上にある「ゴミ箱」タブをクリックする必要がある場合があります。
   • 探しているファイルがゴミ箱にない場合は、 ⏎ または ⏎ から復元できる可能性があります。
3. 削除したファイルを別のフォルダにドラッグします。デスクトップにドラッグして簡単にアクセスすることもできますし、ウィンドウの左パネルで目的のフォルダにドラッグすることもできます。これでファイルが復元されます。

方法3

ファイル履歴を使用してWindows 10バックアップから復元する

1. 検索バーに「ファイルの復元」と入力します。このバーは通常、画面の左下にあるスタートメニューの隣にありますが、スタートメニューまたは虫眼鏡をクリックして最初に開く必要がある場合もあります。

   • Windows 10 PCにファイル履歴のバックアップが設定されている場合は、削除したり別のデータで上書きしたりしたファイルやフォルダを復元するために使用できます。
   • Windows PCを外付けハードドライブにバックアップしている場合は、先に進む前にそのハードドライブを接続してください。
2. ファイル履歴でファイルを復元」をクリックします。検索結果の一番上に表示されるはずです。

   • ファイル履歴が見つかりませんでした」というメッセージが表示された場合は、ファイル履歴がオフになっているため、別の方法を試す必要があります。
3. 削除したファイルを選択します。ファイルが複数回バックアップされている場合は、矢印を使用してバックアップされたバージョンを参照し、必要なものを選択できます。

   • ウィンドウの右上にある検索ボックスを使用して、ファイル名またはその他の条件で検索できます。
4. Restore（復元）］をクリックします。これにより、選択したバージョンのファイルが元の場所に移動します。

   • 復元したファイルを別のフォルダに置きたい場合は、[復元]を右クリックし、[復元先]をクリックして、場所を選択します。

方法4

MacでTime Machineから復元する

1. Finder

   を開きます。Dockにあるツートンカラーの笑顔のアイコンのことで、通常は画面の下に沿って並んでいます。Time Machineを使ってMacのファイルをバックアップしている場合は、Spotlightで検索するだけで、削除したファイルを復元できます。

   • Time Machineを使ってMac上のファイルをバックアップしていない場合は、別の方法を使う必要があります。
   • ファイルがiCloudでバックアップされている場合は、代わりにこの方法をご覧ください。
2. 検索バーにファイル名を入力し、⏎ Returnを押します。Finderウィンドウの右上にあります。一致する検索結果のリストが表示されます。

   • 検索ウィンドウの右側にあるプラス＋をクリックし、異なる条件を選択することで、検索結果を絞り込むことができます。
3. メニューバーのTime Machineアイコンをクリックします。アイコンは画面の右上、時刻の左側にあります。アイコンは時計のような形をしており、その周りにカーブした矢印があります。メニューが表示されます。

   • このアイコンが表示されない場合は、左上のAppleメニューをクリックし、システム環境設定を選択し、Time Machineをクリックし、"メニューバーにTime Machineを表示 "を選択します。アイコンが表示されるはずです。
4. メニューから「Time Machineに入る」をクリックします。
5. 削除したファイルを含むバックアップに移動します。矢印やタイムラインを使って、検索したファイルを含むバックアップを見つけることができます。
6. ファイルを選択し、［復元］をクリックします。これでファイルが元の場所に復元されます。

方法5

Windows用データ復元ツールを使用する

1. データ復元プログラムを選択します。ごみ箱やバックアップから削除したファイルを復元できない場合は、データ復元ツールを使用できます。削除されたファイルの復元を謳う無料アプリがいくつか見つかるかもしれませんが、通常は有料のオプションの方が良い結果が得られます。インテルは、Piriform Recuva、Stellar Data Recover、Disk Drill を信頼できるプログラムとして推奨しています。

   • 高度なファイル復元を実行できる無料オプションがあるので、この方法の残りはRecuvaの使い方を説明します。他のアプリも同様に動作するはずです。
2. ブラウザでアクセスする。これはRecuvaの公式ダウンロードサイトです。

   • このソフトウェアは最近CCleanerに買収されたので、CCleaner版のダウンロードサイトにリダイレクトされても心配しないでください。
3. 無料」オプションの下にある「ダウンロード」をクリックします。この時点でダウンロードを開始するため、保存または他のオプションをクリックするよう促される場合があります。
4. Recuvaインストーラーを起動します。インストーラーファイルは「rcsetup153.exe」などと呼ばれ、デフォルトのダウンロードフォルダに保存されます。ファイルをダブルクリックしてインストーラーを起動するか、ウェブブラウザの下端にファイル名が表示されている場合は、ファイル名を1回クリックするだけです。

   • アプリの実行を許可するプロンプトが表示されたら、「はい」をクリックします。
5. オレンジ色のインストールボタンをクリックします。これでアプリがコンピュータにインストールされます。インストールが完了すると、"Recuva v.153 Setup Completed "というメッセージが表示されます。
6. オレンジ色のRun Recuvaボタンをクリックします。ウィンドウの中央にあります。
7. 次へ」をクリックしてリカバリウィザードを開始します。ウィンドウの右下にあります。
8. ファイルの種類を選択し、「次へ」をクリックします。選択するファイルの種類がわからない場合は、リストの一番上にある「すべてのファイル」を選択します。
9. ファイルの元の場所を選択します。コンピュータ上のファイルの場所の左側にあるボックスにチェックを入れるか、「よくわからない」を選択したままにして、あらゆる場所を探します。
10. 次へ」をクリックします。
11. ディープスキャンを有効にする」にチェックを入れます。ウィンドウの一番下にあります。これにより、Recuvaがコンピュータの高度なスキャンを実行し、ファイルを復元できる可能性が高まります。
12. 開始］をクリックします。これはウィンドウの一番下にあります。Recuvaが削除されたファイルをスキャンします。

    • ディープスキャンが完了するまでに数時間かかる場合があります。スキャン中はプログレスバーと推定時間が画面に表示されます。
    • スキャンが完了すると、削除されたファイルのリストが表示されます。
13. 削除したファイルを探して選択します。スキャンが完了したら、復元したいファイルの横にあるチェックボックスをクリックします。

    • 検索結果を絞り込むには、ウィンドウの右上にある[詳細モードに切り替える]ボタンをクリックして、特定の場所を選択したり、特定のファイルタイプに絞り込んだりします。
14. 復元...ボタンをクリックします。ウィンドウの右下隅にあります。これにより、選択したファイルが元の場所に復元されます。

方法6

macOS用データ復元ツールを使用する

1. データ復元プログラムを選択します。ゴミ箱、Time Machine、iCloud からの復元を試してもファイルを復元できない場合は、データ復元プログラムを使用できます。macOS用のデータ復元プログラムには一般的にお金がかかりますが、評判の良いアプリなら無料でスキャンできるので、お金をかける前にファイルが復元可能かどうかを調べることができます。 Macworldや他の評判の良いサイトで推奨されているアプリには、Stellar Data Recovery Pro、Disk Drill、Data Rescue 5などがあります。

   • この方法の残りは、Disk Drillの使い方を説明しますが、他のオプションも同様に機能するはずです。
2. Disk Drillの公式サイトにアクセスします。
3. 緑色の無料ダウンロードボタンをクリックします。ページの中央付近にあります。これで画像がダウンロードフォルダにダウンロードされます。
4. DMGファイルをダブルクリックします。diskdrill.dmg」という名前で、ダウンロードフォルダ内にあります。
5. Disk Drill アイコンをアプリケーションフォルダにドラッグします。これでMacにDisk Drillがインストールされます。
6. Disk Drill を開きます。アプリケーションフォルダまたはLaunchpadでDisk Drillをダブルクリックします。

   • 削除されたファイルが外付けドライブにあった場合、先に進む前にそのドライブが接続されていることを確認してください。
7. 最初の3つのボックスにチェックを入れたまま、[次へ]をクリックします。これらの設定は開発者によって推奨されています。
8. Disk Drill にドライブのスキャン許可を与えます。画面の指示に従ってパスワードを確認し、アプリに実行許可を与えます。
9. No thanks, Basic editionを選択します。アプリのベーシック（無料）版を使用して、見つからないファイルをスキャンできます。ファイルを復元できる場合は、アプリをアップグレードして復元できるようにするオプションが表示されます。
10. ファイルが保存されていたドライブを選択します。例えば、ファイルがUSBドライブにあった場合は、それを選択します。
11. 復元をクリックしてスキャンを開始します。Disk Drillは正しいファイルを見つけるために様々なスキャンを行います。
12. 画面の指示に従ってファイルを探してください。Disk Drillの最初のスキャンでお探しのファイルが見つからない場合、クイックスキャンを行うよう促されます。それでもファイルが見つからない場合、最後のオプションはディープスキャンです。

    • ディープスキャンでファイルが見つかり、他のスキャンで見つからなかった場合、ファイル名を表示することができません。お探しのファイルがあるかどうかを確認するには、結果を並べ替えてプレビューする必要があります。
13. 復元したいファイルの横にあるチェックボックスをオンにします。多くのファイルが見つかった場合は、ウィンドウ右上の検索ボックスにファイル名またはキーワードを入力して、検索結果を絞り込むことができます。また、日付やファイルの種類で結果を絞り込むこともできます。復元したいファイルの横にあるチェックボックスをオンにします。

    • この方法で削除したファイルが見つからない場合、ファイルは復元できない可能性があります。この場合、アップグレード料金を支払うか、この方法を続ける必要はありません。
14. 復元]ボタンをクリックします。ウィンドウの右上にあります。
15. 画面の指示に従って、Proバージョンにアップグレードします。これにはお支払いが必要です。お支払いが処理されると、検索結果に戻りますので、もう一度「復元」をクリックして復元を開始します。ファイルが復元されると、元の場所に保存されます。

方法7

MacまたはPCでiCloudから復元する

1. ウェブブラウザにアクセスします。iCloudを使用してコンピュータにファイルをバックアップしている場合は、iCloudのウェブサイトを使用して削除されたファイルを復元できます。ファイルを削除してから30日以内であることを確認してください。
2. Apple IDでサインイン。コンピュータ、電話、またはタブレットでiCloudにサインインするために使用するApple IDを使用します。
3. アカウント設定」をクリックします。ページ上部中央の名前の下にある青いリンクです。
4. ファイルの復元」をクリックします。ページの左下近くの「詳細設定」ヘッダーの下にあります。スクロールしないと見つからないかもしれません。
5. 復元したいファイルを選択します。複数のファイルをクリックすることもできます。

   • 復元したいファイルが表示されない場合、そのファイルはiCloudに保存されていません。別の方法でファイルを復元してみてください。
6. 復元」をクリックします。これでファイルはコンピュータ上の元の場所に戻ります。
7. プロセスが完了したら「完了」をクリックします。これでファイルが復元されました。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Recover Deleted Files from Your Computer 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。