安倍明人

ページ名:アベアケヒト

【職員名】安倍明人(アベアケヒト)

【階級】陰陽少属

【性別】男

【能力】結び

【出身】陰陽師の名門・安倍家

 

【経歴】

陰陽師の名門・安倍家の分家の長男で、一家の跡継ぎである。現陰陽頭の安倍陽明の従弟にあたる。現在の年齢は27歳。独身。

幼少期から安倍家として陰陽師の英才教育を受け、能力を高く成長させた。当時は後述の能力の性質からよく家族からも忘れられ、自分のことは自分でやるといった自立性も育成された。

修業生としては主に隠密部で学んだ。成人した後は隠密部で働いていたが、当時の目立った活動は無い。

25歳の時、少々特殊な任務を持つ少属の席が空いたため、家柄や本人の能力性質を加味して昇進となった。

 

【評価】

特化した結びの力は強く、現在のニニギには程遠いものの、ある程度自分の気配や存在を薄くすることが出来る。ただし、周囲や他人にその能力を被せることが出来ない。その上、無意識に能力を使用していることがあり、手柄を取っても認識されていないことがある。気付けは自分で解くことが出来る程度にコントロールは可能だが、消えるときは無意識に静かに消える。実際には、隠密部時代はこの能力を活用して暗殺なども手掛けていた。
現在座っている少属の席は、極めて特殊で、大属に座す君影凛姚の世話係兼守護者としての機能が主になっている。気配を遮断する技術で彼女の眠る部屋やその周辺を誰にも気づかれないように見回りながら、彼女の食事などの世話を行っている。

本当の意味で「いつの間にか」傍に接近してくるため、一部の職員から「非常に心臓に悪い存在」と煙たがられることもある。しかし本人はそれらを気にする様子も無く、極めて穏やかに笑う。

性格は温厚で寡黙。基本的に命令には文句も言わずに縦に頷くだけである。ある意味で「厄介払い」のような形で座らされている現在の少属の立ち位置にも、不平不満を漏らさない。

定期カウンセリングでは現在の業務について「日々満たされている」とだけ答えている。

 

【余談】

速やかに且つ静かに、誰にも気づかれずに行うため、稀に新人陰陽師や学生に「君影大属の部屋には家事妖精の類が住んでいる」と噂されている。

また、彼が隠密部に戻るように進言した者達が、暗闇で重傷で見つかった事件が何度かあるが、その者達は何処からともなく振るわれる鉄パイプに襲われたと証言している。安倍明人の隠密部復帰の件が立ち消えて以降はそのような事件は起こっていない。

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