賀茂明実

【職員名】賀茂明実（カモアケミ）

【階級】陰陽少属

【性別】男

【能力】創造

【出身】陰陽師の名門・賀茂家

 

【経歴】

代々陰陽大属と陰陽頭の席に必ずいるとされる、陰陽師の名門・賀茂家分家の次男として生まれるが、長男である賀茂真王が勘当され本家である賀茂正造に引き取られたため戸籍上は長男であり、跡継ぎである。陰陽大属の賀茂正造とは叔父甥、少属である賀茂月夕とは従兄弟にあたる。現在の年齢は22歳。少属の席を手に入れたのは21歳で、賀茂月夕の数週間先に昇進した。少属の中でも賀茂月夕と並び未だ新人である。

分家ではあるが跡継ぎとして賀茂家内でやや過激な英才教育を施されている。父の手引きによって成人より早く１８歳から調査部の陰陽師として活躍し、少属に任命された。

 

【評価】

特に問題行動や騒動を起こさず少属としても問題なく職務をこなす優等生である。目上には丁寧に接し、目下には教えを説き、日々鍛錬を欠かさない。管理課や陰陽師の決まり、歴史にも明るく、術式や呪具の扱いにも問題ない。

 

しかし表向きは抑えているものの、決して暖かとは言えない家庭でほぼ監禁されるように育てられたためか、視野が狭く、保守的・懐古主義的な価値観を抱えているようである。血統を重視し、現在様々な家柄の者が高い立場にある状況に不満を募らせている状態には要注意だろう。また、賀茂正造を疎む父に育てられ、賀茂月夕に一方的な敵意を抱いている節もある。また世間一般常識や世俗にも疎い。

努力は確かであるが、本人の評価程素養は高くなく、兄よりは高いものの平凡の域を出ず、中の中といったところである。

しかしそのプライドの高さ、傲慢さに隠れた善性は評価すべきである。見下すような価値観に隠れてはいるものの目下や力なき者、女性を守ろうとする意志はある。他者との出会いや環境変化による成長を期待する。

 

【余談】

顔の火傷にはあまり触れないこと。また、合同風呂などに誘うことは推奨しない。