糸柳永夜

【職員名】糸柳永夜（イトヤナギナガヤ）

【階級】陰陽少属

【性別】男

【能力】破壊、修復

【出身】大宮支族・糸柳家

 

【経歴】

現在の年齢は38歳。ククリヒメを信仰する大宮支族・糸柳家の次男として生まれる。能力者全体で見ると優秀な才覚を持つものの、それ以上の才を持つ兄の存在ゆえに実家内での立場は弱い、というよりむしろ薄かったと考えられる。それにグレ反発心を抱き、修行の名目で18歳で実家を出て放浪していた。その後、21歳の時に蜘蛛の夢を見、本人の供述では「何かに呼ばれるように」実家に帰ったところ、実家は数多の死体が転がり、大量の蜘蛛の糸に塗れていた。その中で唯一息をしていた赤ん坊を保護し、管理課に助力を要請した。

その後管理課に在籍、調査部に所属。諸所の功績を経て、28歳で小属に昇進した。

なお、調査によって彼と兄以外の糸柳家の人間は全員死亡が確認されている。当該事件の重要人物とみられる兄「糸柳冥夜」は行方不明であり、現在調査中である。

 

【評価】

宮家出身であるが、戦闘技能や能力の才、物事を上手く取りまとめる器用さなど、小属としての素養は十分に満たしている。姪である赤ん坊を男手一つで育ててきたこともあり、年下の扱いも慣れている。

放浪していた経験故か、能力者としては非常に一般常識的な感性を持っており、管理課の良識を支えるに貢献するであろう。ただし反面気苦労も多いようだ。

 

【余談】

常備している胃薬は見てみぬふりをすることを推奨する。兄に対する感情もまた複雑なので、興味本位で突っ込むことは避けること。