【職員名】三善鈴(ミヨシリン)
【階級】アマテラス(交渉部陰陽長)
【性別】男
【能力】創造・君影家由来の千里眼
【出身】陰陽師の家系:三善家
【経歴】
現年齢は26歳、アマテラスの座名を預かったのは、24歳の時である。代々陰陽師として管理課に所属してきた三善家の三男として生まれ、陰陽師としては微力であることから、暫くは一般人として人生を歩んでいた。しかし、中学校卒業直前、君影家から嫁いだ母の強力な千里眼を受け継いでいることが露見し、管理課に半ば強制的に所属することが決まった。本人は「陰陽師になった兄二人と姉四人がいる中で、自分が陰陽師になる必要なんてない。自分は普通に生きる」と全力で拒否したが、父親と兄に半殺し説得され、高校入学から修業生となる。
それまで一般的な中学生として生きていた彼だったが、修業生として管理課に所属したことでその高い千里眼の性能を見せるようになった。そのため、所謂訓練期間や、陰陽師としての基礎教養が無いまま、交渉部や調査部の実務をこなしていた。そのせいか、アマテラスの座名を預かった今も、陰陽師の中では浮いた存在である。
修業生として活動した機関の功績や、その後、陰陽師として千里眼を用いて、宮家との交渉をそれまでと比べてかなり円滑に進めてきたことなどから、先代のアマテラスや、当時既にホオリの席についていた大津雄一郎などに推薦され、アマテラスの座名を預かることとなった。本人はかなり嫌がってはいたものの、再び家族に説得され、座名を受けた。
なお、アマテラスに任命されたのは、本人が長期休暇をとっていたいた間であり、本人の意思とは全く関係ない場所で人事が行われた。本来であれば、本人の承諾なしに陰陽長への昇格は出来ないが、今回の場合は家族や周囲の人物からの強い要望で承諾を省略して行われた。そのこともあってか、三善鈴は座襲名式を仮病を使って欠席し、一週間に渡ってアマテラスの業務を拒否した。このことは二年間の減給と、半永久的な職員寮への強制居住を以って罰とされた。
【評価】
能力は先述の通り、実力のある陰陽師が認める程に強力である。本来、千里眼と言えば、遠い場所をリアルタイムで観測したり、過去や不確定な未来を見定める力である。だが、この三善鈴は更に、周囲にいる人間が持つ「真実」を見通すことすらも、簡単にしてしまう。例えば、対話中の相手が嘘を吐けば、それが嘘だとわかる上に、どんな真実を隠したのかまで、全て見えている。
その強力な能力故に、常に挙動不審であったり、人間不信のケがある。彼が最大限力を奮うためには、定期的なカウンセリングと、休養が必要である。また、業務放棄がとても多いため、監視が必要である。
【余談】
三善が喫煙を理由に席を立つ場合、そのまま逃走を図ることがあるので、交渉部の陰陽師はよく注意を向けておくこと。
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