【職員名】【認識不可能】
【階級】陰陽博士
【性別】女と仮定
【能力】呪いにより『あらゆる認識と干渉を遮断される』状態
【出身】【認識不可能】
呪いにより、【認識不可能】を明確に指し示す言葉は認識されない。そのため下記は推定と比喩によって書き記す。
【経歴】
【認識不可能】の、呪いを受ける前の経歴などは一切が認識不能のものとなっているが、認識されない穴をつなぎ合わせた結果、さまざまな功績が見つかり、優秀な陰陽師であったと推定される。
【認識不可能】は【認識不可能】年前から管理課に所属していたが、【認識不可能】歳の時一般家庭の男性と婚姻を交わし、寿退職する予定であった。しかし最後の任務の際、呪いを受ける。詳細は不明。
この際【認識不可能】は月読命の加護を受けている。しかし、【認識不可能】の証言によれば、月読命こそが呪いに大きく関わっているとのこと。【認識不可能】は月読命に多大な嫌悪を向ける。
呪いを受けたことで、【認識不可能】が元々持っていた能力の発揮が困難になり、しかし推定される功績と、結果として呪いによって他者の能力の影響も受けないという特性、また本人の希望により、試験選抜を経て陰陽博士に就任した。
【評価】
呪いによって【認識不可能】はあらゆる能力の影響を受けない。また、【認識不可能】の姿を認識することは不可能であり、名前、経歴、呪いを受けるまでの思い出など、全て我々には認識不可能である。
ただし衣服やボード、ボードに書かれた【認識不可能】の文字などは【認識不可能】ではないので認識することができる。意思疎通についてはそれを用いること。また、衣服だけが歩いているように見えるのは、【認識不可能】である。
【認識不可能】の性別は女性と推定される。性格は温和で礼儀正しく、誰にでも敬語を用いるが、月読命関係の話はしないようにすること。また、豊宮淳史を除く豊宮家関係者との接触は本人の意向でできるだけ避けること。
指導力、博士としての資質は全く申し分ない。
【認識不可能】に用がある際、我々には認識できないため、陰陽博士の部屋に置手紙をするか、豊宮淳史に連絡すること。
【余談】
【認識不可能】に結婚歴はありません。その話はしないようにすること。
ただし恋バナは良く好みます。
以下、【認識不可能】との対話記録である。
呪いを解きたいと思うか?
――いいえ。
――あの人は、【認識不可能】など知りません。そうして、幸せな家庭を築きました。
――【認識不可能】の呪いが解けたなら、全ての人に、【認識不可能】の記憶が戻るでしょう。
――あの人には、幸せなままでいてほしいのです。
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