賀茂正造

ページ名:カモセイゾウ

【職員名】賀茂正造(カモ正造)

【階級】陰陽大属

【性別】男

【能力】分断

【出身】陰陽師の名門・賀茂家

 

【経歴】

代々陰陽大属と陰陽頭の席に必ずいるとされる、陰陽師の名門・賀茂家の現在の当主。名門の長男として生まれながら、一般的な学生と共に勉学に励み、下積みを長く経験した。長く務めた部署は討伐部で、一時はウガヤの名も預かったが、功績等ですぐに少属に昇格し、そして現在の大属の席に座った。

長く陰陽師の名門である安倍家と関わり、彼等に仕えたこともある。陰陽師としての実力以外も、その人間の能力として、自分よりも上に立つべき存在であれば、それらを推挙していった。その中でも特に根回しにまで手を費やしたのは、現陰陽頭の安倍陽明である。

現陰陽頭になる以前、管理課ではその価値観と目的が揺らいでおり、それらを元の状態にするため、目的とその信念が最も適していると感じた安倍陽明を陰陽頭として立たせようと、一番に言い始めたのが、この賀茂正造である。

大属として多くの部下を抱えながら、現在は人事の中心に立つ。息子の月夕の暴走や、行動と特性に難のある陰陽師たちに囲まれ、よく医務室に運ばれている。

なお、現在は50歳であり、能力の限界が見えてきたため、隠居の準備をしているようである。

 

【評価】

若くして幹部に座れるであろう実力はあったはずであるが、本人の性格から、地道な積み重ねを好む面があり、出世スピードは遅かった。しかしそのかいあって、管理課の若い猛者に多い、歪んだ価値観が少なく、管理課有数の常識人となっている。

性格は真面目で頑固。計画性に富み、集団行動ではリーダー格が似合う。能力の実力も所謂天才の部類に入る。分断の能力を駆使し、切り刻むことに特化している。そのため、破壊特化能力者との相性が大変良い。

書類仕事も下積み時代の名残で強く、文章の早読み、要約などを得意とする。その才能を使い、大属として、行き詰りやすい管理課内の仕事を、円滑にする、潤滑油のような働きをする。

また、博士になるための能力無効化特性は無いが、他人に教える能力も高い。名門の賀茂家として、陰陽術の指導は、個人的に欲するものにであれば、している様子である。その指導スタイルは、理論と積み重ねであり、実に堅実である。

 

【余談】

妻とは学生時代に出会い、恋愛結婚をした。毎年結婚記念日と妻の誕生日の前後二日間は休暇を取るので、他の大属はその日に休暇を入れないようにすることが、推奨される。

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