大宮烏夜姫

ページ名:オオミヤノウヤヒメ

【職員名】大宮烏夜姫(オオミヤノウヤヒメ)

【階級】暦博士

【性別】女

【能力】肉体のみの時間逆行(不老不死・能力無効)

【出身】大宮家本家(宮家発生初期)

 

【経歴】

明治初期に陰陽師「豊宮淳史」が調査中、東京都亥島地区柳沢邸地下牢にて発見・保護。当時は人語を忘れており、衰弱・狂暴化していた。後の本人の証言と、現地調査により、約800年の間、地下牢に放置されていたことがわかった。

彼女は元々は大宮家の創設またはその直後の大宮家の本家の人物であり、自分が数多くいた大宮家の姫君の一人であったと主張している。本人の報告では、当時の宮家では不老不死の研究が盛んで、彼女はその恩恵を一番最初に受けようとした人物であるという。どのような儀式で不老不死を目指したのかは、本人は覚えていないようだが、儀式の完了後、不特定の集団による度重なる拷問を受けており、その時、自分が完全な意味での不老不死ではなく、肉体に対する時間逆行によって不老不死のような状態になっていると理解したらしい。その後、世間に出せるものではないと、何かしらのルートで当時の京都から現在の東京まで流され、柳沢邸の地下に秘匿物として放置されていたそうである。

彼女にまつわる宮家の公式記録は管理課では発見に至っていない。しかし、大宮家の歴史記録を任とする金糸屋であれば、何かしらの証拠が存在する可能性がある。そのため、調査部と交渉部による合同の文献調査が望まれる。

保護後、陰陽師としての教育と訓練を重ね、思考力や呪具の扱いに長けることが分かったため、試験選抜を経て、暦博士の座を預かった。

暦博士の就任後は、多くの学生・修業生を指導している。その他に、自分と同じ不老不死の特異体質を持つ者達を束ね、処刑部隊「葬列」を組織している。

 

【評価】

性格は何処か子供らしく、見た目も相まって、少女のような愛らしさが見える。しかしながら、冷静さと年齢相応の落ち着きもあり、その矛盾から、いつ崩れるかわからない不安定さが伺える。経歴のことも踏まえ、定期的なカウンセリングが推奨される。

新規学生に対する態度は、模範的な教師そのものだが、性格に難のある学生に対しては、高頻度で感情が爆発することが報告されている。根が真面目であることが難となり、極めて態度が不真面目な陰陽師に、よく振り回されるているようである。

それでも優しさや世話焼きの気質が何処かあるらしく、「葬列」を発足したのも、管理課内でも奇異の目で見られやすい不死者に居場所を与える為であったようだ。その為か、葬列に与えられている仕事については、少しばかり、手を抜いているようにも見える。

出自であり、人体実験の加害者である宮家については、自分の曖昧な記憶を取り戻したいという気持ちはあるが、敵対心は無いとのこと。

総じて、陰陽師、暦博士としては大変優秀である。しかし、不安定な部分については、調査を含めたカウンセリングや日頃の観察を通じて、出来るだけサポートすることが推奨される。

 

【余談】

発見者であり現在の部下である「豊宮淳史」について彼女本人は

「父親面しないで欲しい。ハッキリ言ってあれは嫌がらせの類だと思う」

とのことである。豊宮淳史による大宮鳥夜姫への猫可愛がり嫌がらせが酷いようであれば、上層部に報告する必要があるとする。

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