ブラー系エフェクト

ブラー系エフェクト

上

フィルタオブジェクト

Aviutl5
この記事では、ブラー関係のフィルタオブジェクトについて説明する。

放射ブラー[]

放射状に画像をぼかします。

「閃光」エフェクトの「光合成のみ」の機能を使うと似た様な事ができます。

◇X,Y[]

中心位置を指定します。

◇範囲[]

ぼかす範囲を指定します。

• 値を大きくすると：手前にブワァァァと広がる
• 値を0にすると：無効化される（ブラーなし）

◇サイズ固定[]

画像のサイズを変更しないように適用します。

※メディアオブジェクトのみ

方向ブラー[]

任意の方向に画像をぼかします。

◇範囲[]

ぼかす範囲を指定します。

• 値を大きくすると：左右にブワァァァと広がる
• 値を0にすると：無効化される（ブラーなし）

◇角度[]

ぼかす方向を指定します。

◇サイズ固定[]

画像のサイズを変更しないように適用します。

※メディアオブジェクトのみ

レンズブラー[]

レンズのボケのように画像をぼかします。

◇範囲[]

ぼかす範囲を指定します。

• 値を大きくすると：レンズの度が強くなる
• 値を0にすると：無効化される

最初からブラーをかけておいて徐々にブラーをなくせば、「カメラのピントを徐々に合わせていく」みたいな表現ができます。

◇光の強さ[]

光の影響力を指定します。レンズ越しに夜景を見ているような感じに出来ます。

• 値を大きくすると：光る
• 値を0にすると：光らない

◇サイズ固定[]

画像のサイズを変更しないように適用します。

※メディアオブジェクトのみ

モーションブラー[]

時間軸方向に画像をぼかします。簡単に言うと「残像効果」です。なので、オブジェクトを移動/回転させないと効果を発揮しません。メディアオブジェクトの場合はオブジェクトやフィルタ効果の状態によっては正しく処理出来ない場合があります。

※シーク等でオブジェクトの途中から表示した時は正しい結果が得られません。

◇間隔[]

ぼかす時間の間隔を指定します。

• 値を大きくすると：残像が長くなる
• 値を0にすると：残像がなくなる

◇分解能[]

1フレームを指定の値で分割して処理します。値が大きいとその分処理が遅くなります。

• 値を大きくすると：残像の数が増える
• 値を0にすると：残像がなくなる

また、「出力時に分解能を上げる」にチェックを入れると出力時にプレビュー画面以上に分解能を上げてくれます。（動作軽減対策）

◇残像[]

元画像をそのまま描画して後方に残像がみえる効果にします。チェックを入れると、移動中のオブジェクト自体も残像として表示されます。

※メディアオブジェクトのみ

◇オフスクリーン描画[]

オフスクリーンに一旦描画してからモーションブラーの処理をします。オブジェクトの移動や変形に対してモーションブラーをかける時に有効にします。

※メディアオブジェクトのみ

◇出力時に分解能を上げる[]

ファイル出力時に分解能を100にして処理します。

補足）ブラー系＝重い[]

ブラー系のエフェクトは基本的に全て動作が重いので、使用しないときは、

• フィルター効果をOFFにしておく
• オブジェクト自体を非アクティブにしておく

という風にして、エンコードするときだけONにすると、動画編集がスムーズに行くのでオススメです。

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