インファント島

ページ名:インファント島

インファント島(インファントとう)は、映画『モスラ』などに登場する架空の島。太平洋上の南洋諸島に存在するという島で、モスラが住む島という点で共通する。

目次

登場作品[]

公開順。

  1. モスラ(1961年)
  2. モスラ対ゴジラ(1964年)
  3. 三大怪獣 地球最大の決戦(1964年)
  4. ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1967年)
  5. ゴジラvsモスラ(1992年)
  6. モスラ(1996年)
  7. モスラ2 海底の大決戦(1997年)
  8. モスラ3 キングギドラ来襲(1998年)
  9. ゴジラ FINAL WARS(2004年)

概要[]

昭和の作品のインファント島は「ロリシカ国」の統治下にあり、長い間無人島だと思われていて、水爆の核実験場になっていたが、実際には住民が住んでいた。発見のきっかけは嵐による難破でロリシカの水爆実験海域に入り込んでしまった日本の商船員たちに放射能障害が見られなかったことである。彼らの話によると島民に赤いジュースを飲まされたせいだという。それがきっかけで調査隊が派遣され、小美人や島民が発見された。島には吸血植物がはえており(『モスラ』)、島に生えている赤いカビをすりつぶすことで、放射能の害から身を守る「赤いジュース」を作っている。

モスラ対ゴジラ』では緑が極端に減少し、小美人が「聖なる泉」と呼ぶ場所にだけ残っているに過ぎない。これは、ロリシカ国が核実験を続けたためで、海岸には動物の白骨が散乱し、島民は赤いジュースを全身に塗って行動しなければならないほど環境が悪化している。当然、島民は「悪魔の火(=水爆)」を憎んでおり、敵意を外から来る者に持っている。

三大怪獣 地球最大の決戦』ではテレビ中継が行われるなど、日本ではメジャーな存在になっており、「平和の島」と呼ばれている。また、同作ではキングギドラ襲来の際に日本からモスラを召喚し、インファント島から幼虫が富士山麓に到着している。

ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』では島の自然が回復しており、もはや別の島の様になっている。同作の主な舞台であるレッチ島とは距離が近い。

ゴジラvsモスラ』ではフィリピン近海にあるという設定で、全島が日本の「丸友商事」の所有地になっていた。島の中には遺跡があり、モスラとバトラらしき壁画が描かれている。

平成モスラシリーズではエリアス以外の住人は存在せず、祭壇などのエリアスたちに不似合いなほどの大きさから、暗に過去に島民が存在した事を示すにとどまっている。また、宝物殿等も存在し、作中で重要な役割を示す「エリアスのトライアングル」のメダル等が納められている。正確な位置は不明だが、幼虫は一晩で北海道へ到着している。尚、『ゴジラ FINAL WARS』でも正確な位置は不明。

島民[]

昭和の作品のみ登場。少なくとも族長や一部の島民が日本語を解するが(小美人はテレパシーで会話し、日本語を会得した)、戦前日本の委任統治領だったのかは不明(無人島だと思われていた為、その可能性は極めて低いが)。モスラを守護神として崇めており、伝承や神話を独自の文字で石碑に残している。歌や舞踊を好むが、生殖の舞いなど呪術的な儀式としても歌舞を行う。

基本的に争いを好まない為『モスラ』では、調査隊やネルソン一行に対して太鼓や石を叩いて威嚇したが、総じて無抵抗であり、ネルソン一行がマシンガンを乱射しても一方的に虐殺されるがままであった。『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』では秘密結社「赤イ竹」によってレッチ島に拉致され、エビラよけの液体を強制的に作らされていた。

平成モスラシリーズでは、その存在について語られる事はないが、モスラの神殿を建造したのは、かつて存在した島民であるとされている。

モスラの故郷の宣言[]

1996年12月の『モスラ』公開に合わせて、沖縄県八重山郡竹富町が町おこしのために東宝・日本旅行とタイアップし、11月16日に竹富町長により「モスラの故郷は竹富町の島である」との宣言が行われた。また、同日には小浜島で試写会も開催されている[1][2]。ただし、この映画におけるインファント島のロケが竹富町で行われたわけではない。

なお、翌1997年12月公開の『モスラ2 海底の大決戦』では、石垣島及び竹富町内の竹富島でロケが行われている[3]。ただし、モスラの故郷あるいはインファント島としてのロケではない。

脚注[]

  1. 「モスラ」の故郷を宣言 竹富町 - 琉球新報、1996年11月19日
  2. 沖縄タイムス、1996年11月2日
  3. 映画「モスラ2」撮影始まる - 琉球新報、1997年6月28日
モスラ映画作品
通番題名公開時期脚本
第1作モスラ1961年関沢新一なし
第2作モスラ対ゴジラ1964年関沢新一ゴジラ
第3作三大怪獣 地球最大の決戦1964年関沢新一キングギドラ
第4作ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘1966年関沢新一ゴジラ
第5作怪獣総進撃1968年馬淵薫
本多猪四郎
キングギドラ
第6作ゴジラvsモスラ1992年大森一樹ゴジラ
バトラ
第7作ゴジラvsスペースゴジラ1994年柏原寛司スペースゴジラ
第8作モスラ MOTHRA1996年末谷真澄デスギドラ
第9作モスラ2 海底の大決戦1997年末谷真澄ダガーラ
第10作モスラ3 キングギドラ来襲1998年末谷真澄キングギドラ
第11作ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃2001年長谷川圭一
横谷昌宏
金子修介
ゴジラ
第12作ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS2003年横谷昌宏
手塚昌明
ゴジラ
第13作ゴジラ FINAL WARS2004年三村渉
桐山勲
アンギラス
ラドン
エビラ
カマキラス
クモンガ
キングシーサー
ジラ
へドラ
ガイガン
カイザーギドラ

テンプレート:ゴジラ

・話・編・歴
モスラ
昭和・昭和ゴジラシリーズ
平成ゴジラvsシリーズ
平成モスラシリーズ
ミレニアムゴジラシリーズ
大怪獣総攻撃 - 東京SOS - FINAL WARS
関連作品
モスラ関連
モスラ - 小美人 - インファント島 - モスラVSバガン
代表曲
登場怪獣
ゴジラ - ラドン - キングギドラ - エビラ - ミニラ - アンギラス - マンダ - バラゴン - ゴロザウルス - クモンガ - スペースゴジラ - モゲラ - リトルゴジラ - ダガーラ - メカゴジラ - カメーバ - ガイガン - ヘドラ - キングシーサー - カマキラス - X星人
関連人物
プロデューサー
清水雅 - 森岩雄 - 田中友幸 - 梶田興治 - 森知貴秀 - 橋本幸治 - 富山省吾 - 小島太郎
原作・脚本
中村真一郎 - 福永武彦 - 堀田善衛 - 馬淵薫 - 関沢新一 - 柏原寛司 - 末谷真澄 - 三村渉 - 長谷川圭一 - 横谷昌宏
監督・特撮監督
円谷英二 - 有川貞昌 - 中野昭慶 - 川北紘一 - 浅田英一 - 鈴木健二 - 本多猪四郎 - 福田純 - 野長瀬三摩地 - 山下賢章 - 大河原孝夫 - 大森一樹 - 米田興弘 - 金子修介 - 手塚昌明 - 北村龍平
音楽
古関裕而 - 伊福部昭 - 佐藤勝 - 服部隆之 - 渡辺俊幸 - 大谷幸 - 大島ミチル - キース・エマーソン - 森野宣彦 - 矢野大介
撮影監督
完倉泰一 - 山田一夫 - 小泉一 - 岸本正広 - 関口芳則
特殊撮影
富岡素敬 - 真野田陽一 - 江口憲一 - 山本武 - 桜井景一 - 大根田俊光
美術監督
北猛夫 - 渡辺明 - 井上泰幸 - 青木利郎 - 櫻木晶 - 酒井賢 - 大澤哲三 - 三池敏夫 - 部谷京子
録音技師
下永尚 - 矢野口文雄 - 宮内一男 - 斉藤禎一 - 浅梨なおこ
照明技師
岸田九一郎 - 原文良 - 粟木原毅 - 斉藤薫
彫刻家
利光貞三 - 開米栄三 - 村瀬継蔵 - 小林知巳 - 品田冬樹 - 若狭新一
特殊視覚効果
向山宏 - 土井三郎 - 幸隆生 - 飯塚定雄 - 小川利弘 - 小野寺浩 - 北条則明 - 大屋哲男 - 松本肇 - 高山滋史 - 木村俊幸
小美人役者
ザ・ピーナッツ(伊藤エミ・伊藤ユミ) - ペア・バンビ - 今村恵子 - 大沢さやか - 小林恵 - 山口紗弥加 - 建みさと - 大塚ちひろ - 長澤まさみ
スーツアクター
手塚勝巳 - 中島春雄
その他
中代文雄 - 三輪野勇 - 松本光司 - 渡辺忠昭 - 久米攻 - 平一二 - 小川信夫 - 柴崎憲治

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