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『CYBERブルー』(サイバーブルー)は、原作:bob、脚本:三井隆一、作画:原哲夫によるSF漫画作品。『週刊少年ジャンプ』で連載された。
単行本は全4巻。2006年にはコンビニコミック版が全2巻で発売された。
2010年11月25日に月刊コミックゼノン2号にて、吉原基貴により、『サイバーブルー 失われた子供たち』としてリメイクされ連載される。また森本尚司により、携帯コミックの週刊モバイルバンチにて『サイバーブルー改ロスト・ナンバー・チルドレン』と言うタイトルでリメイクされ、配信される予定である。
未来の地球の移民星・ティノスが舞台。
2305年(西暦という記載は見当たらない)人類は様々な植民惑星に住む。その中で最も遠い植民惑星がティノス。地球の半分ほどの空気に寒冷な気候、そして砂漠の大地。風により砂塵が巻きあげられ空は赤い。環境が大変苛酷なため人類は生命維持装置という機械なしでは生きていけない。開拓者がこの星に降り立って300有余年、この星は基本的に棄てられた人々の星となっている。無論、地球行きのスペースシップのチケットは相当な金持ちかエリートのみ手に入れることができる。そのために、チケットをめぐっての犯罪が絶えない。
ティノスの少年・ブルーは、ふとした事から旧式の作業用ロボット・ファッツと出会う。だがブルーは腐敗しきったこの星の警察に騙され、命を落とす。ファッツは自らの電子頭脳をブルーに移植し、ブルーは復活する。ここに最強の新人類・サイバービーイングが誕生したのである。ティノスの腐敗を倒し、地球を救うために……。
人間に他の生物の能力を組み込んだ新人類。地球政府が極秘裏に研究していたものを、元老ガザがデータを盗み出して完成させた。強力な戦闘力を持つが、未完成の技術であるため、バイオビーイングは寿命が極端に短い。
キメラ・スパイダー最初に登場したバイオビーイング。試作品ながら強力な戦闘力を持ち、ブルーを追い詰めた。キメラマーメイド元老ガザが愛玩用に作った人魚型のバイオビーイング。複数体が存在する。無名のバイオビーイングバイオ戦闘員部隊を率いていた男。顔に迷彩ペイントが施されている。キメラドーベル・バルタ優れた嗅覚を持つドーベルマンと人間の合成体。ガルゴと同じくシャドーフォースを操る能力を持ち、彼に次いで強力なバイオビーイングである。その優れた嗅覚ゆえに人間の体臭が我慢ならず、近づいた人間は全てシャドーフォース攻撃で骨にしてしまう。寿命の短さから焦りを抱いていたらしいことが死後に明かされた。キメラスフィンクス・ガルゴライオンと人間の合成体。ライオンの戦闘力と電磁場を操るシャドーフォースを併せ持つ最強のバイオビーイング。元老ブレイとは古い友人である。300年前捨て石として最初にティノスに送り込まれた五人の子供たちのうち最年少のスタンを除く四人の子孫。地球への復讐の念を受け継ぎ、地球に洗脳人間の工作員を送り破壊工作を行っている。彼らの工作は地球政界にも及んでいる。
ロザリエ四元老のうち最初に登場した。おそらく末席と思われる。ブルーと戦い殺された。ガザ四元老のうち二番目に登場。ブレイと未登場の元老を殺害し、全権を掌握する。ブレイ四元老のうち三番目に登場(ただし殺されるシーンのみ)。元老としての役割に疲れ、幼少時の親友のガルゴの手で殺される事を望んで形ばかり戦った後、望みどおり殺される。最終的な敵役である元老ガザのモデルは、類似した写真の存在によりプリンスとする説があるが、単行本最終巻発刊までの間に、原哲夫の尊敬していた俳優松田優作が急死したことを受けて、表紙のガザの顔を彼のように描いている(ジャンプコミックス4巻表紙および巻頭エッセイより)。ストーリー中でも、ガザの瀕死の叫びに、松田の『太陽にほえろ!』に於ける死亡間近の名セリフを使っている。
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