JUMPトレジャー新人漫画賞

テンプレート:漫画

JUMPトレジャー新人漫画賞（ジャンプ トレジャーしんじんまんがしょう）とは、2007年7月から開催されている、週刊少年ジャンプ（集英社）の月例新人漫画賞である。

概要[]

当賞の前身である「ジャンプ十二傑新人漫画賞」を大幅リニューアルし「Web掲載枠」を設けた賞となっている。

毎月その時点で本誌に連載を持っている漫画家を審査員として招き、審査結果・講評を掲載する点では「十二傑新人漫画賞」と大きくは変わらない。また、同じ集英社主催（週刊少年ジャンプ・ジャンプスクエア共同開催）で、漫画作品としての総合力を求められる「手塚賞」や「赤塚賞」とは異なり、ストーリーや構成力・オリジナリティなどの突出した部分があれば選考の対象となる点も、従来の月例新人漫画賞の流れを引き継いでいる。

大きな変更点としては「毎月必ず佳作を一本以上選出する」「"最終候補まであと一歩"の作品にも賞金が贈呈される」、そして前述にもある「佳作作品はWeb上で公開される」が挙げられる。実質の賞金額は十二傑新人漫画賞と変わらないものの（"最終候補まであと一歩"以外）、佳作が増えることで賞金がアップしたことと、Webコミックの普及によって必ずしも紙媒体（週刊少年ジャンプ本誌、および年三回発行される増刊号「赤マルジャンプ」）で新人賞作品を掲載しなくても多くの読者に作品を読んで貰える、といった部分が漫画家志望者にとっては魅力であり、本誌の読切枠や増刊号の掲載枠が（受賞作を掲載していた）従来より増えることで、既にデビュー済の新人漫画家の作品をより多く掲載出来る点が編集者や新人漫画家にとって大きな魅力となっている。

従来の十二傑新人漫画賞とは異なり、Web掲載の作品はデビュー作としては認められないが、第3回（2007年9月期）佳作受賞の片山陽介は既にデビューを果たし、第8回（2008年2月期）増刊掲載決定作品も出るなど、新設の新人漫画賞としてはまずまずの滑り出しといえる。

設定賞と賞金・賞品一覧[]

入選100万円（手取）、賞状、記念盾、特製原稿用紙100枚、本誌または増刊号への掲載確約準入選50万円（手取）、賞状、特製原稿用紙100枚、本誌または増刊号への掲載確約佳作30万円（手取）、賞状、特製原稿用紙100枚、週刊少年ジャンプ公式サイトでのWeb公開確約最終候補5万円、特製原稿用紙50枚、作品講評・氏名掲載

（上記賞共通項目）

原画見本帳、特製漫画スケール、チェックリスト進呈最終候補まであと一歩1万円、氏名掲載

受賞者[]

（作品名は基本的に、作品掲載時の表記とする。）

回	年月期	審査員	賞種別	作品名	作者	掲載
1	2007年7月	尾田栄一郎	佳作	COWARD COWBOY	吉田一行	Web掲載
			佳作	タクCITY	榊原裕一	Web掲載
2	2007年8月	久保帯人	佳作	東京魔女	香山紗知	Web掲載
3	2007年9月	天野明	佳作	STANDARD	片山陽介	Web掲載
4	2007年10月	村田雄介	佳作	悪魔の契約	鈴木ヒカル	Web掲載
5	2007年11月	矢吹健太朗	佳作	疾風姫 暁太刀風	荻野健	Web掲載
6	2007年12月	星野桂	佳作	BLOODY MARY	塚本妖一	Web掲載
7	2008年1月	秋本治	佳作	ケータイバトル	吉川ヒロアキ	Web掲載
8	2008年2月	空知英秋	佳作	深山アンユージュアル	細川順三	赤マルジャンプ2008SUMMER[1]
9	2008年3月	松井優征
10	2008年4月	久保帯人
11	2008年5月	天野明

脚注[]

1. ↑ 本来佳作はWeb掲載となるべきだが、作者の将来性に期待するとの編集部判断により特例で増刊掲載決定となった。

外部リンク[]

• JUMPトレジャー新人漫画賞 佳作受賞作品一覧

関連項目[]

• 週刊少年ジャンプ
• 手塚賞
• 赤塚賞
• 天下一漫画賞
• ジャンプ十二傑新人漫画賞

テンプレート:Manga-stub

Smallwikipedialogo.png

このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事はJUMPトレジャー新人漫画賞にあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。

特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。