竹中氏

竹中氏の家紋（丸に九枚笹）

竹中氏（たけなかし）は、日本の氏族で、八島氏（美濃源氏）流美濃木田氏の庶家にあたる。同族に美濃古田氏（開田氏/改田氏）[1]がある。

美濃国不破郡岩手郷竹中村[2]に、木田重詮が拠点として竹中氏と称したことからはじまる。

概要[]

重詮の８世の孫の半兵衛重治（重虎）は、はじめは斎藤龍興に仕えていたが、後に羽柴秀吉に仕えて、軍師として活躍したが。1579年に播磨国三木城で、労咳のために37歳の若さで逝去した。子の重門が後を継いだ。

竹中氏は、半兵衛の父の重元と叔父の重光の系統に分かれていった。半兵衛の含む重元系は江戸時代～明治維新まで在続したが、重光系はその孫の重義（重興/重次）が徳川秀忠に抜擢されたが、密貿易などの不祥事で、改易されてその子の重就と江戸の浅草の海禅寺で切腹介錯に処されて、晒し首となり、断絶した。

歴代当主[]

1. 竹中重詮
2. 竹中重康
3. 竹中重成
4. 竹中重朝 ： 美濃岩手氏の当主の岩手頼重（光明）の女婿となった。
5. 竹中重久 ： 重朝の子、了願法覚（明泉寺住職）の兄。
6. 竹中重道（重氏） ： 重久の子、重忠の兄

重元系[]

1. 竹中重元 ： 重道の子、重光の兄。
2. 竹中重治（半兵衛/重虎） ： 重元の子、重行の弟、重矩（重隆/久作/彦作）の兄。
3. 竹中重門
4. 竹中重常 ： 重門の子、重次・重利の兄。

重高系[]

1. 竹中重高 ： 重常の子、重之・重玄（重基）・元重・重貞の兄。
2. 竹中重長

重貞系[]

1. 竹中重貞 ： 重常の子、重高・重之・重玄（重基）・元重の弟。
2. 竹中重栄 ： 従兄の重長の養子となる。
3. 竹中重敏
4. 竹中重俦
5. 竹中重恭[3]
6. 竹中重寛 ： 重恭の子、重秋の兄。
7. 竹中重満
8. 竹中重知
9. 竹中重明 ： 重知の子、重固[4]・重時[5]の養父。

重光系[]

1. 竹中重光 ： 重道の子、重元の弟。
2. 竹中重利（重隆） ： 重光の子、重定[6]の兄、
3. 竹中重義（重興/重次）
4. 竹中重就

脚注[]

1. ↑ 美濃国大野郡（席田郡）古田郷（現在の岐阜県本巣郡古田地区）を拠点とした。
2. ↑ 現在の岐阜県不破郡垂井町竹中大字
3. ↑ 鳥居忠意の外孫。
4. ↑ 庶家の竹中重幸の子。
5. ↑ 庶家の竹中重寿（萬蔵）の子。
6. ↑ 重房・重長の父。

関連項目[]

• 美濃岩手氏

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