劉敬

劉敬（りゅうけい）とは、漢の皇族・宗室かつ宗族および非皇族で、約４名ほど存在する。

1. 婁敬 ： 前漢の政治家。斉の人。高祖・劉邦に仕え、地形的に不安定な洛陽から長安の遷都を進言し、その功で劉姓を賜った。また、トルコ系遊牧民族の匈奴の単于・冒頓に漢の公主（内親王）を降嫁するように進言した。
2. 劉敬 (石洛侯) ： 城陽頃王の劉延の子、敬王の劉義・麥侯の劉昌・鉅合侯の劉発・昌侯の劉差・蕢侯の劉方・雩殷侯の劉澤の弟、扶浸侯の劉昆・吾挍侯の劉覇・朸侯の劉讓・父城侯の劉光・庸侯の劉譚・翟侯の劉寿（劉壽）・鱣侯の劉応・彭侯の劉偃・瓡侯の劉息・墟水侯の劉禹・東淮侯の劉類・栒侯の劉買・涓侯の劉不疑の兄。石洛侯に封じられた。
3. 劉敬 (西昌侯) ： 魯共王の劉余（劉餘）の子、安王の劉光、広戚節侯の劉将・寧陽節侯の劉恬・瑕丘節侯の劉政・公丘夷侯の劉順・郁桹侯の劉驕の弟。西昌侯に封じられた。
4. 劉子敬 ： 諱は敬、字は子敬。蜀漢（蜀）の烈祖穆帝・劉備の叔父、東郡范県の令・劉雄の次子、劉弘の弟。子は劉展。甥の劉備が幼いときに大きな桑を見て「僕は大きくなったら、（桑の木を原材とした）馬車に乗るんだ」と言った。それを聞いた劉敬はその口を塞いで「そのようなことを申したら、三族誅滅に遭うぞ」と叱責した（『漢晋春秋』）。

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