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『ドラキュラ伝説II』(ドラキュラでんせつツー)は、1991年8月12日にコナミから発売されたゲームボーイ用のアクションゲームである。『悪魔城ドラキュラ』シリーズの一作品であり、同じくゲームボーイで発売された『ドラキュラ伝説』の続編に当たる。
1998年2月19日に発売された『コナミGBコレクション VOL.3』にも収録されている。
前作の『ドラキュラ伝説』から15年後の話となる。前作で倒したはずのドラキュラ伯爵は実はまだ生きていた(この描写は前作のエンディングでも見られる)。しかし、魔力をほとんど失い、人間の体を保てないほどにまで弱っていた伯爵は、クリストファー・ベルモンドの息子であるソレイユ・ベルモンドが15歳の成人の日を迎え、正式なヴァンパイアハンターとなるのを待っていた。伯爵は最後の魔力を使い、聖なる力を得たソレイユを操り魔王にしたてあげた。そして、その力を借りて自分の体を復活させようとしたのである。クリストファーはソレイユが操られていることを知り愕然としながらも、息子を救い伯爵を倒すために、ソレイユを守るように現れた4つの城の攻略に向かう。
悪魔城ドラキュラおよびドラキュラ伝説の項の、システムに関する説明も参照してください。
主人公であるクリストファー・ベルモンドを操作し、全部で7つあるステージをクリアする2Dアクションゲームである。最初の4つのステージは『ロックマン』のように好きな順番でクリアすることができる。ただし、クリアした順番によってゲーム内容が変化することはない。また、一度クリアしたステージをもう一度プレイすることはできない。4つのステージをクリアすると5つ目のステージに移動し、そこから先は順番にステージをクリアしていくことになる。
『ドラキュラ伝説』から引き継がれた、ファミコンの『悪魔城ドラキュラ』とのシステムの違いとして次のことが挙げられる。
しかし、十字架と聖水に限られるもののサブウェポンが使えるようになったほか、ステージ内にブロックを仕切る扉が設置され、より『悪魔城ドラキュラ』に近いゲームシステムとなっている。
また、前作では強化されたムチを持っているときにダメージを受けるとムチが一段階弱くなってしまうという仕様が存在したが、今作ではムチが弱くなるのはブナグチーの飛び道具に当たったときに限られるようになった。さらに、主人公の移動速度やジャンプ力も前作に比べて上がり操作性が良くなった。こうした仕様変更とサブウェポンが使えるようになったことのおかげで、前作よりもアクションの幅が広がったほか、プレイ中にストレスを感じることも少なくなった。
主人公の性能以外にも、プレイヤーの快適さを損なわないための様々な変更が行われた。ミスをしたときの復帰点(扉の直後)がステージ内に多数設けられているほか、ステージの中盤までたどり着いていればゲームオーバーになってもステージの中盤からやり直せるようになった。また、ゲームオーバー時に表示されるパスワードを入力することで、電源を切っても途中から再開できるようになった。他にも、A+↓でロープを高速で降りられるようになった、ロープに捕まっているときも攻撃ができるようになった、ギリギリで飛び移れるような足場を渡る場面が無くなった、トゲに触れても一撃で死なないようになった、前作で高速の飛び道具を放っていた敵の飛び道具が遅くなった、などの変更が行われている。
敵キャラクターには前作でも登場したものと、今作で初めて登場したものがいる。『悪魔城ドラキュラ』で登場した敵キャラクターは、前作同様ドラキュラ伯爵のみ(カラス、コウモリ、半魚人はいるが、姿や行動パターンが微妙に異なり、名前も違う)で、シリーズ恒例の死神も登場しない。音楽も、前作で使われた一部の曲を除き全て新しく作曲されたものになっている。
キャラクター、ステージ、ステージの背景がどれもゲームボーイの限界まで緻密に描かれているほか、音楽も『悪魔城ドラキュラ』らしく、やや明るさを抑えたリズムの良い曲が多い。また、仕掛けやボスキャラクターも多彩なものとなっている。『悪魔城ドラキュラ』シリーズのゲームはゲームボーイでは3作発売されているが、このゲームの評価が最も高い。
どちらも特定のロウソクを叩くことによって出現する。
クロス十字架。直進し、敵を貫通しながら飛行し、ある程度の距離を進むと手前に戻ってくる武器。当たり判定が大きく、ソレイユ戦で非常に有効。聖水聖なる水が入った瓶。敵を貫通して落下し、接地すると燃え上がる武器。射程は短いが炎で連続でダメージを与えられる。また、特定の敵キャラクターを完全に倒したり、爆発させずに溶かして倒すことができる。暗闇になるステージでは、炎が出ている間だけ明るくすることもできる。テンプレート:ネタバレ
クリストファー・ベルモンド操られた息子ソレイユを救い出しドラキュラを倒すために、前作に引き続き主人公を務める。前作(15年前)で既に正当なヴァンパイアハンター(15歳のときになることができる)であったことから、今作では少なくとも30歳は過ぎていることになる。おそらく、『悪魔城ドラキュラ』シリーズで最高年齢の主人公(人間としては)である。ソレイユ・ベルモンドクリストファーの息子。15歳の成人の日を迎え、聖なる力を得たところをドラキュラ伯爵に操られてしまう。6つ目のステージのボスとして登場する。3本の短剣を自在に操り、ムチの威力は父親よりも高い。倒すためにはパターンの構築が不可欠となる。ちなみに、味方の立場の者が敵として立ちはだかるという展開をシリーズで初めて見せたのは彼である。一人称は「僕」。ドラキュラ伯爵7つ目のステージのボスとして登場する。ソレイユの力が使えなくなった伯爵は、最初の4つのステージのボスの力を使うことで肉体の復活を果たす。瞬間移動をしながら魔力の玉を放ち攻撃を行う。倒すためにはパターンの構築が不可欠となる。悪魔城ドラキュラシリーズ | ||||
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シリーズ作品 | ||||
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Xクロニクル | ||||
関連項目 | ||||
登場人物 | ||||
zh:Dracula傳說II
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