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電車でGO!(でんしゃでゴー!)は、タイトーが制作している電車運転シミュレーションゲームソフトのシリーズである。1997年に第1作目がアーケードゲームとして発表された。その後、アーケードゲーム向けの続編や、家庭用ゲーム機、パソコン向けの新作、携帯ゲーム機・携帯電話などへの移植作が制作された。
※本項目では、別ページで説明されていないシリーズ作品についても説明する。
ゲームシステムは、あらかじめ設定されたダイヤどおりに列車を運転し、指定された停車位置にいかに正確に止めるかを競うものである。これに列車の加減速性能、速度制限、天候の変化等が要素として加わる。ゲームに登場する町や車両、路線は実際に存在するもので、精細な三次元コンピュータグラフィックスによって構築されている。なお、ルールはゲーム用にかなりアレンジされたもので、実際の鉄道の運行の仕組み、運転規則とは相当異なる。
第1作がゲームセンターに登場した当時、「運転手はキミだ!」というキャッチフレーズと共に人気が広まり、サラリーマンや女子高生などが運転する姿も見られ、タイトーでは久々の大ヒットゲームとなった。アーケードゲーム版は、電車の運転台を模した筐体であり、この筐体の珍しさ、親しみやすさといった要素の他に、身近にありながら運転できない電車の運転シミュレーションゲームという点が、幅広い層の支持を集めたと考えられる。この人気を背景にプレイステーションを始めとする各種家庭用ゲーム機に移植され、また数多くの続編が作られた。本作のヒットを期に、各ゲームメーカーがこぞって「東京バス案内」(都バス)や「パワーショベルに乗ろう!!」(パワーショベル)などの運転シミュレーターゲームを投入した。Windows版は、ゲームソフトメーカーのアンバランス(unbalance) が販売している。1999年に販売された任天堂のNINTENDO64専用ソフト「電車でGO! 64」はオリジナル機能として音声認識に対応している。姉妹編として「汽車でGO!」 がある。なおゲームタイトルは戸川純の楽曲が由来。
タイトーは、「現状のハード(PS2)ではこれ以上のソフトの進化は不可能」として、2004年5月27日に発売された「電車でGO! FINAL」をもって純粋な新作の製作を一時打ち切ることを発表した。ただし過去に発売された作品の移植作はPSPや任天堂Wii、携帯電話アプリ向けとして製作されている。
基本的にダイヤを守りながら駅に到着ししかも停止位置に止めることがポイントである。大半の作品では持ち時間制が採用され、運行上守らなくてはいけないルールを破るとペナルティとして持ち時間が減点される。持ち時間が0秒以下になるとゲームオーバーとなる。しかし、一部の作品では別のルールが採用されている。がんばれ運転士!や電車でGO! FINALなどではライフ制が採用されている。山陽新幹線編では、駅に停車する毎にこれまでの走行が採点され、一定点未満だとゲームオーバーになる。
詳細は「踏切#踏切合図標識」
速度制限標識スピードを出し過ぎると危険な場所に設置されている(駅構内、カーブ、ポイントなど)。制限速度超過をすると減点(5~25秒)されるがATSは作動しない。(1のみ)出発直後など電車の速度が十分低い時点で予告なしに表示される。(2以降)表示が点滅している時は予告を示しており点灯する(速度制限が開始される)までに減速しないと減点になる。(3以降)ハード性能の向上によりグラフィック上にも設置地点が表示されるようになった。また3の鉄人モードでは予告表示が無いため完全に設置地点を暗記しなければならない。警笛標識危険な場所に設置されている(トンネル、橋、踏切など)。警笛を鳴らさないと減点される(減点されないものもある)。勾配標識上り勾配では速度が落ち、下り勾配は加速するのでスピードの調節が必要になる。セクション標識予告、開始、終了の3つがあり開始標識の地点から終了標識の地点までを惰行で通過する(力行しない。ブレーキは可)とボーナスが獲得できるが、停止してしまうと減点になる。力行してもペナルティはないが、無論加速しないので意味はない(プロフェッショナル2「湖西線」のみ、交直流切替デッドセクションのため、マスコンを切らないと非常停止のうえ減点も受ける)。実車上の意味は「電気を大切に」「デッドセクション終了時に力行していることで、モーターに急激な負荷を与えてしまうことを防止する」ことである。そのため、3の鹿児島本線は電車と気動車が混在して走る路線であるが、気動車(ゆふいんの森)にはこのボーナス / ペナルティは設けられていない。なお、この標識はグラフィック上でしか表示されないので見づらい。しかしその地点を覚えると楽にボーナスがもらえる。なお、収録路線が直流電化のみのFINALなどにはない。不必要警笛(2のみ)
発車する前に警笛を鳴らした時。
速度制限標識無視制限速度をオーバーした時。信号無視信号で現示されている制限速度をオーバーした時。2などではオーバーした速度分減点(1km/hにつき1秒)され99秒減点される時もある。この場合、強制的に停車させられる。長時間停車いつまでたっても発車しない時、一定時間ごとに減点される。セクション内停止(2以降。気動車除く)セクション内で停車した時(10秒)。踏切事故回避失敗(5~20秒)踏切でトラックなどに衝突した時。車止め激突(3のみ)車止めに激突すると99秒減点される。ただし、減点されないときもある。以下作品群の収録路線名の表記は、実際の路線の正式名称ではないものもあるので注意。リンクのある車両系式は、運転できる車両としてシリーズに初めて登場した車両である。CEROの審査を通した作品は全て全年齢対象となっている。
注意: 以降の文章には、隠し車両・隠し路線に関する記述が含まれています。
AC:1997年3月頃稼動PS:1997年12月18日発売売り上げ:約102万本
収録路線山陰本線(嵯峨野線)亀岡→京都、旧線区間キハ58系(初級は嵯峨嵐山~丹波口間省略)京浜東北線品川→横浜、209系東海道本線(JR京都線)京都→大阪、221系快速運転のため、山崎駅、摂津富田駅、千里丘駅、岸辺駅、吹田駅 (JR西日本)、東淀川駅は通過する。開発当時島本駅は未開業のため登場しない。プロフェッショナル仕様、プロフェッショナル2についても同様。山手線(内回り)渋谷→東京、205系PS版ではSIDE BY SIDEの体験版がついている。アーケード版では隠し機能として、Windows版では最初から、山陰本線ロングバージョンと東海道線各駅停車バージョン(高槻→大阪)が運転できる。また、山陰本線の嵯峨嵐山~馬堀間は旧線(現在の嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線に相当)を運転する。それ以外の機種では登場しない。
アーケード版リリース後には東京と大阪でイベント「電車でGO!運転手は君だ!祭り」が開催された。
後にワンダースワン版やゲームボーイカラー(発売:サイバーフロント)版も発売された。
電車でGO! EX[]AC:1997年9月頃稼動SS:1998年10月1日発売アーケード版の電車でGO! に「山手線EX」と「京浜東北線EX」が追加され、雪での運転が可能。ただし、処理落ちが激しい為ファンの間での評価は高くない。1998年10月1日にはセガサターン用ソフト(発売元・タカラ)として登場した。
テンプレート:See alsoAC:1998年3月頃稼動PS・Win:1999年3月18日発売売り上げ:約50万本
通過駅をダイヤ通りに通過する定通ボーナス等多数のルールが追加される。
収録路線秋田新幹線秋田→大曲・盛岡→新花巻、E3系・200系北越急行ほくほく線直江津→六日町、HK100形(初級のみ直江津→うらがわら)・681系2000番台京浜東北線品川→上野、209系開発当時浜松町駅は通過していた(2002年7月より快速停車)。プレイステーション版に限り、以下の路線を追加収録。大阪環状線大阪→天王寺 - 内回り、103系・223系0番台関空快速鹿児島本線博多→小倉、813系(折尾→小倉)・883系ソニック開発当時千早駅、陣原駅は未開業、スペースワールド駅は八幡-枝光間のルート変更前で未開業のため登場しない、「筑前新宮駅」は福工大前駅に(2008年改称)、上級については西小倉駅を通過していた(2003年7月より快速停車)。また、アーケード版を基に製作されたネオジオポケット版(発売:SNK)や、プレイステーション版を移植したワンダースワン版(鹿児島本線は登場しない)、ゲームボーイカラー版(発売:サイバーフロント)も発売された。
秋田新幹線では特級の方で大曲駅に0m停車をする(GoodかGreat!をとる)とボーナスステージとして盛岡→新花巻が運転できる。ボーナスステージではATCによる制限速度を超過すると、持ち時間減点ではなく一発で運転中止になってしまう。
京浜東北線は快速区間である品川→上野が量産車(製品版)には採用されたが、先行試作車(ロケテスト版)では各駅停車区間である横浜→品川が夕方のダイヤで収録されていた。差し替えられた理由として、各駅停車である点がサブタイトルの「高速編」といまいちマッチしなかったのが理由だと思われる。また、京浜東北線が午後3時台のダイヤに関わらず東の空が夕焼けなのはこれが原因だと思われる。横浜→品川は後述の3000番台で収録された。
PS版電車でGO!2のCD-ROMを音楽CDプレイヤーで再生すると、鉄っちゃんの隠し台詞、OP曲「LOVE特急こまち」及び、ED曲「潮騒の駅」を聴く事ができる。
3000番台(改良版)[]AC:1998年9月頃稼動DC:2000年1月20日発売
電車でGO!2 高速編アーケード版の路線に加えて、以下の路線を追加収録。
秋田新幹線大曲→盛岡・秋田→新花巻、E3系・E2系・200系奥羽本線秋田→大曲 - 普通、701系田沢湖線田沢湖→盛岡 - 普通、701系5000番台京浜東北線横浜→品川・横浜→上野、209系東海道本線(愛称JR神戸線)大阪→神戸、201系、207系、221系、223系山手線(外回り)東京→新宿 - 205系また、ほくほく線では485系・485系3000番台と専用のはくたかダイヤを2種追加収録。
この作品は、コンシューマ向けにドリームキャストおよびWindowsに移植されたが、プレイステーション向けには移植されていない。Windows版では、シリーズ初のリプレイ機能を搭載。その後、Windows版の「電車でGO!」および「電車でGO!2」にもリプレイ機能が追加搭載された。
アーケード版のリリース直前にはタイトー主催の全国大会が開催されている。
秋田新幹線(大曲?盛岡)では盛岡駅で0m停車を行う(GoodかGreat!を獲得する)と、ボーナスゲームとしてE2系もしくは200系との連結作業がプレイできる。やや聞こえにくいが無線により指示が出されている。この連結作業では「警笛を最初に鳴らす」「3m手前で一度停車する」ことにより獲得秒数が増加する。ただし、通常の連結とは異なり連結時の速度が遅すぎると連結に失敗してしまう。最大獲得秒数は20秒。
京浜東北線は横浜~品川間にてALL Greatまたは1回だけGoodで残り全てGreatを取った場合は、そのまま上野まで通し運転ができる。
秋田新幹線(秋田→大曲 - 特級)において大曲駅で再加速、非常制動等の減点無く0m停車をすると盛岡→新花巻を200系で運転する事ができるが、アーケード版において隠し路線となっている秋田新幹線(秋田→新花巻直通)では盛岡駅でE2系と連結、盛岡からはE2系を使用した新花巻までの運転となる。余談であるが、風景の中で走行している軽トラック及び踏切事故の際に立ち往生しているトラックの上にはアーケード用の電車でGO!筐体が積まれている。
電車でGO!64[]テンプレート:See alsoN64:1999年7月23日発売
「電車でGO!2 高速編 3000番台」を基本としてNINTENDO64向けに拡張した作品。特殊な機能として音声認識システム(VRS)に対応しており、ゲーム中の特定の場所でうまく発声すると、ボーナスを得ることができる。また、コースをある程度クリアすることによって東北新幹線単独(盛岡→新花巻 - 200系、E2系、E3系)も隠し車両として運転することが可能になった。ほくほく線の485系はくたかは新旧変わることがあり、難易度も変わる。こまちの大曲~盛岡間の盛岡で停車位置0mでとまると連結ゲームが出来る(盛岡~新花巻の直通運転は出来ない)通常とは違い通常は外から衝撃メーターと停止位置をみて行うが盛岡の場合は電車に乗ったままで下に出てくるイラストを参考に運転させる(もちろん成功したらボーナスがもらえる)。
PS:1999年12月9日発売
収録路線秋田新幹線(奥羽本線・田沢湖線)秋田→大曲→盛岡、E3系「こまち」・701系(快速かまくらもあり)・701系5000番台・485系「こまくさ」・キハ110系300番台「秋田リレー6号」2の秋田→大曲に加えて、大曲→盛岡の区間が延長して秋田新幹線(奥羽本線「秋田→大曲」と田沢湖線「全区間」)の全区間の運行ができるようになった。E3系は盛岡の停止位置0mで「Good」か「Great」になっていると連結ゲームをプレイすることができる。ボーナスの増え方は3000番台と同じ。秋田新幹線以外の電車は違った所で運転することになる。東北新幹線「やまびこ」(路線選択は秋田新幹線に入っている)盛岡→新花巻、E3系+200系・200系(2階建て16両編成)・E1系・E2系+E3系・E4系これまでボーナス扱いだった東北新幹線の単独運転が最初から選択できるようになり、ATC制限速度を越えても減点するだけで1発でゲームオーバーになることはない。200系以外の新幹線も運転が可能。E2系と200系(K編成原型・リニューアル)はE3系の運転後からのみプレイ可能。E3系の単独運転はない。200系は条件に応じてクリームに緑帯の原型編成とリニューアル編成のどちらかになる。体験できる最高速度は240K、245K、275kの三種類。ほくほく線(上越線・信越本線)直江津→六日町→越後湯沢、HK100形・115系・181系「とき12号」上野行・583系「シュプール号」・485系「はくたか」・485系3000番台「はくたか」・681系「はくたか」・681系2000番台「はくたか」高速編の直江津→六日町に加えて、六日町→越後湯沢の区間が延長してほくほく線(+上越線の一部+信越本線の一部)の全区間の運行できるようになった。681系はノンストップ運転に変更されている。山手線渋谷→東京→上野 内回り、205系・103系初代の渋谷→東京に加えて、東京→上野が延長しているが基本的に東京までで、上野までの運転が可能なダイヤはひとつだけである。それはリフレッシュ工事ダイヤのため、田町より京浜東北線の線路を利用しての運転となる。この路線は初代と違ってATCをしながら運転することになる。京浜東北線 北行・南行(路線選択は北行と南行と別々になっている)品川→上野(北行)、品川→横浜(南行)、209系・103系初代と2の区間を収録。この路線も同じく、初代と2と違ってATCをしながら運転することになる。北行のダイヤの1つはシリーズで初めての夜間運転ができる。東海道線品川→横浜、品川→横浜&京都→大阪、185系「踊り子」・215系「快速アクティー」・113系・211系・151系「第一こだま」※・251系「スーパービュー踊り子」新しく追加された今作オリジナルの路線。京浜東北線の南行の区間と同じだが、それとは別の所で運転することになる。※第一こだまの運転のみ横浜到着後に京都→大阪間の区間も続けて運転可能。横浜→京都までの区間の運行はなし。嵯峨野線亀岡→京都、キハ40系・キハ58系「急行丹後」・キハ40系とキハ58系・キハ181系「あさしお」・DD51初代と同じだが、省略されていた嵯峨※→丹波口の区間の運転が可能になった。※初代の時は嵯峨嵐山の名前だったが、嵯峨に変更されている。この路線の信号は3つのランプしかなく、信号は進行と注意と停止しかない。JR京都線京都→大阪、201系(高槻発もあり)・205系・207系・221系「快速・新快速・臨時快速嵯峨野ホリデー号」・223系1000番台「新快速」・485系「雷鳥・スーパー雷鳥・白鳥」・485系3000番台「雷鳥」・583系「急行きたぐに」・681系「サンダーバード」・153系「新快速」・117系・113系5000番台・103系・キハ58系「急行たかやま」初代と同じだが、改良して収録。臨時快速嵯峨野ホリデーのダイヤは梅小路信号所を通過し、渡り線を通って本線に合流する。従って西大路駅は通過しない。大阪環状線大阪→天王寺、103系・221系・223系「関空快速」「紀州路快速」「関空特快」・381系「やまとじライナー」内容はPS版の2と同じだが、改良して収録。223系のダイヤの1つは天王寺の停止位置0mで「Good」か「Great」になっていると連結ゲームをプレイすることができる。E3系と違って連結をするだけで警笛のボーナスはない。鹿児島本線博多→小倉、883系「ソニック」・813系・811系・787系「にちりんシーガイア」・715系・485系「ソニック」・「にちりん」・415系・415系1500番台・ED76「寝台特急はやぶさ」・キハ40系内容はPS版の2と同じだが、改良して収録。アーケードではなくPS版の完全オリジナル作品で、これまで発売したPS版の電車でGO!の初代と2の路線を完全収録して、新しい路線や一部の路線の運転区間の延長や新しい車両などの追加要素たっぷり収録した作品で、電車でGO!の総集編とも言える。ただし、シリーズにある入門モードは収録されていない。
今作にはポケットステーション対応になっており、ダウンロードをすることで『でんごー』のゲームを遊ぶことができる。『でんごー』は本編のゲームを連動する機能があり、各路線をクリアするたびに普通に出現条件の方法より選択可能になる車両を簡単に出すことができる。ただし、この連動をするにはポケットステーションを使用して『でんごー』のゲームデータに加え、本編のセーブデータが必要である。
初代と2に登場した路線に加え、新たに東海道線を追加し、初代と2になかった新しい車両やダイヤも追加し、更に一部路線は運転区間の延長が行われた。なお、システム面は2のものに統一されている。隠し車両も豊富だが、「プロフェッショナル」の名の通り、高度な技術がないとすべての列車が運行できないという問題もある(ただしポケットステーションがあれば151系以外の全列車が容易にプレイ可能)。シリーズ初となる、夜間の運転(京浜東北線北行)が可能。
路線は全て最初から選択可能で、車両やダイヤも最初からたくさん選ぶことができる。隠し車両もたくさん収録されており、総走行距離を増やしていったり条件を満たしていくと増えていく。中には出現方法が難しいものも存在するが、『でんごー』のゲームをクリアすることで簡単に出すことが可能。
今まではいきなり信号や制限速度が表示されて減速に間に合わずに減点になってゲームオーバーになることがあったが、今作からは信号と制限速度が事前に分かるように表示される『ナビゲーションシステム』が導入されクリアしやすくなった。ただし、信号については設置位置ではなく喚呼する位置を示し、速度制限標識については制限が開始される位置ではなく制限が予告される位置を示すので、難易度が低い場合はナビゲーションに合わせて速度を調整するとブレーキが早すぎてダイヤに遅れる危険がある(速度制限の予告から実施までの距離は難易度によって異なり、難易度1や2では200m程度手前から予告が行われるが、難易度5では50m手前から予告が行われるので、ナビゲーションが無い場合は秋田新幹線のこまちやほくほく線のはくたかのような最高速度の高い車両を高い難易度で運転する場合は速度制限の位置を完璧に覚えなければ完走はおぼつかない)なお、このシステムは難易度をハード以上に設定すれば従来の表示なしでもプレイ可能。ただし、ATCのときは表示されず、いきなり速度変更で減点になってゲームオーバーになってしまうため、クリアするには自分で考えてプレイして速度制限の場所を記憶しなければ厳しい。
PS:2000年1月27日発売Win:2000年12月1日発売シリーズ初の私鉄編である。
収録路線(駅名・列車種別は発売当時のもの。美濃町線、特急北アルプス、東笠松駅は現在廃止、モノレール線は2008年12月27日を持って廃止予定)
名古屋本線特急:新名古屋→新岐阜(一部特別車)、1000系・1200系急行:新名古屋→須ヶ口、3700系(現在この系統は準急)普通:須ヶ口→新岐阜、6000系高速:新名古屋→新岐阜、3400系(高速は1990年で消滅しているが、高速が名鉄らしい種別であるという鉄道ファンの気持ちに応えて採用されたものと思われる。実車は2002年に引退。シリーズ初登場の吊り掛け駆動車でもある)犬山線特急:新名古屋→新鵜沼(全車特別車)、1000系、1600系(現在この系統は1200系による一部特別車特急)新名古屋→犬山(特急北アルプス)、キハ8000系、キハ8500系(キハ8000系は発売時点で引退済み、現在キハ8500系は会津鉄道に在籍している)急行:新名古屋→岩倉、7000系普通:西春→柏森、100系美濃町線普通:日野橋→新岐阜、モ880形モノレール線普通:犬山遊園→動物園、MRM100形電車でGO! シリーズでは初めて、プレイステーション向けに新規開発され、路面電車、モノレールの運転が実現した。宣伝キャラクターは、岐阜県の生まれで、「私鉄沿線」がヒット曲である野口五郎であった。また、おまけとしてワンハンドルコントローラー専用のミニゲームが5種類ある。また、2007年7月に携帯電話アプリとして配信された「電車でGO!名鉄編」においてこのソフトを、「携帯用にアレンジして移植しております」の記述がある。
特急北アルプス号やモノレールなどはある条件を満たすと運転できるようになる(PCは最初から運転可)モノレールを運転できるのはこの作品のみ。今作品からブレーキ、ポイントの音が改良された。ブレーキは効きがよくなっている。ポイント通過時の音がしっかりしている。
補足現在の駅名(ゲーム収録区間のみ記載)
その他、現在の上小田井駅は快速急行停車駅だが、当時は通過駅だったためゲームでも通過する。また、初級の停車駅である栄生駅は急行標準停車駅に格上げ、二ツ杁駅は準急停車駅に格下げされている(急行弥富行きは、準急として現存)。また、犬山遊園~新鵜沼間の木曽川を渡る犬山橋は、ゲーム内では併用軌道になっている(現在は、鉄道と自動車は別の橋を渡る)。
テンプレート:See alsoAC:2000年3月頃稼動PS2:2001年3月15日発売
収録路線
篠栗線篠栗→博多、キハ66系・キハ58系・キハ200系開発当時篠栗線が電化開業直前で、車輛は気動車だが線路脇には架線柱が立っている。また吉塚駅も高架化工事中だった。鹿児島本線二日市→博多、811系・813系 - 鳥栖→博多、787系・キハ72系開発当時弥生が丘駅は未開業のため登場しない。山陽本線(通称JR神戸線)神戸→西明石、201系・205系・207系・221系A編成・223系W編成開発当時須磨海浜公園駅は未開業のため登場しない。山陰本線(通称嵯峨野線)亀岡→京都、キハ58系この路線は、初代・プロフェッショナル仕様以前に収録したもので、グラフィックなどを改良して再収録。中央線新宿→東京、201系総武線新宿→秋葉原、201系・205系・209系500番台プレイする時間帯に合わせて列車の運行時間帯が変わる「リアルタイムモード」を採用したほか、ホームで乗客が駆け込み乗車をするシーンなども見られる。従来のゲームモードに加え、数駅の間を自由に運転できる「ファミリーモード」と上級者向けの「鉄人モード」を追加したが、鉄人モードは「ダイヤが非常にタイト」「残り距離・ブレーキの状態・速度制限予告が非表示」「残り時間の増減がインフレ」「コンティニュー不可」という、ごく一部の人間のみをターゲットにしたものである。また、インターネットを利用した、ネットワークランキングも公開された。なお、それまで音楽を担当していた古川典裕(中山上等兵)が1999年末にタイトーを退職したため、音楽はすべて入れ替えられた。
アーケード版では本作よりシステム基板として、従来のJCシステムよりも高性能なTYPE ZEROを採用。列車のドアの開閉や窓のシースルー化、電化区間での架線の表現や処理落ちの激減など、グラフィック面で大幅な進化が見られた。
PS2版は、電車でGO!シリーズ初のプレイステーション2移植作品であり、おまけ機能としてポケットステーション用ソフト「でんごーツウキンヘン」を収録している。
ダイヤ改正
AC:2000年10月頃稼動
電車でGO!3 通勤編の改良版として発売。収録路線の追加・削減は行なっていない。
通勤編で隠し路線だった路線が最初から運転できるほか、タイトル通り一部区間における厳しいダイヤの見直しがされた。また運転時に上部の景色が隠れず、見やすくなった。また、デジタル速度計が常時表示されている(非表示も可能)。Windows版としても発売された。インターネットに接続し、スコアを登録できる。
アーケード版では、がんばれ運転士!と同時期の発売だったため、出回った数はごく少ない。
PS:2000年3月16日発売Win:2001年2月9日発売
収録路線
京浜東北線品川→上野、C58 363・C57 180信越本線高崎→軽井沢、D51 498・C57 180磐越西線新津→津川、C57 180・D51 498郡山→会津若松、C57 180・C58 363(上戸-磐梯町間は省略)蒸気機関車を運転するゲームとして登場したため、製品名は「汽車でGO!」。先行するプロフェッショナル仕様および名古屋鉄道編と同様、アーケード版としてではなくPS版として開発された。プレイ中に視点移動ができるほか、シリーズ初となる2人同時プレイ(機関士と機関助士)も可能。
AC:2000年10月頃稼動PS2:2002年7月25日発売Win:2003年6月5日発売
収録路線
伊予鉄道松山駅前線・本町線・市駅線・環状線、モハ50形・56・70・1002、モハ2000形2005・坊っちゃん列車1号機関車江ノ島電鉄藤沢~江ノ島~鎌倉、300形302-352、500形501-551、1000形1001-1051、2000形2001-2051、10形10-50、100形108京福電気鉄道嵐山本線(四条大宮~嵐山)北野線(帷子ノ辻~北野白梅町)、モボ101形モボ103・モボ105、モボ301形モボ301、モボ501形モボ501・モボ502、モボ611形611、モボ621形モボ621、モボ631形モボ631、モボ2001形2001、モボ21形モボ26・モボ27函館市交通局(函館市電)湯の川~十字街~函館どつく前(5系統)・十字街→谷地頭(2系統)、500形529・710形715、724・800形810・1000形1007・3000形3004・8000形8001、8004・30形箱館ハイカラ號39アーケード版は「がんばれ運転士!!」という名で、収録路線は江ノ島電鉄(下り、藤沢→鎌倉)と伊予鉄道(5系統、松山駅前→道後温泉)のみであった。また、持ち時間制ではなくライフ制であった。
PS版とWin版には従来のタイトルの変更、2つしかなかった路線と路面電車を超大量に追加、ライフ制を持ち点制に変更、山陽新幹線にあった視点タイプの2種類追加、鉄ちゃんのかわりに案内人になるキャラクターの追加などの超大量の追加要素を収録された。内容はプロフェッショナル仕様並のボリュームになっている。
路面電車ならではの交通量の変化や道路上でのアクシデントがあり、またHL制御及び直通式空気ブレーキ独特の操作感覚も楽しめる。ドア開閉も可能。沿線観光名所案内などもある。ただし、江ノ電でもワンマン運転を行えたり、電気指令式ブレーキ車も直通式空気ブレーキだったり、VVVFインバータ制御でもHL制御だったりと実物と全く異なる点が多い。扉開閉やアナウンスを手動(自動に変更可)で行わなければならない(開閉ミスやアナウンス忘れをすると減点される)。今回は信号待ちなど交通状況による遅延が発生しやすいため、定刻より1分以内の遅延であれば減点にならない。しかし、オーバーランについてはシビアであり、停止線をわずかでも超えた場合は減点になる。運行中の持ち点(ライフ)の精算は各駅到着後に行う。
今作の駅などにいる人々が3Dポリゴンになっており、立って静止だけでなく動き出すことができている。
宣伝にはイメージキャラクターとして氷川きよしを起用。プレイステーション2対応の旅情編専用コントローラ、およびWindows対応の旅情編専用コントローラを同時発売。
なお函館市交通局に関する部分については、当初「がんばれ運転士!!」に搭載する予定があったとされている。最終的に「がんばれ~」への搭載は見送られた。ゲーム難易度の設定など、技術面の問題や営業政策上の判断があったと思われる。
アーケードで稼動するのが今作で最後になり、以降からは家庭用などで登場することになる。
補足ゲーム内に登場する駅・電停には現在、改称されたものがある。
(江ノ電と函館市交通局は改称なし)
PS2:2001年9月20日発売 Win:2002年12月13日発売 Wii:2007年3月1日発売
収録路線
山陽新幹線上下線新大阪~博多博多南線上下線博多総合車両所~博多南~博多使用車両はどちらの路線とも同じで、0系・100系G・V・P編成・300系F編成・500系・700系E編成(ひかりレールスター)(注意:博多南線は新幹線を運転できるが法律上は在来線の区間)。
シリーズでは初めて上り・下りの運転が楽しめるようになる。従来のシリーズではプレイヤーがミスをすると持ち時間(秒)が減点されていく方式であったが、本作品では停車駅のみで運転評価を行い、所定以上の得点であれば継続プレイできる方式を採用。そのため、走行中に強制的にゲームオーバーで運行中止となる事は無くなった。さらに運転中の視点移動が可能となった。列車の発車や到着時に、車内検札や車内販売、デッキで携帯電話で上司と話す営業マンなど、様々な車内の1コマがランダムに出てくる(気象条件が雪の時は「わーっ雪だっ!!」と叫ぶ子供も登場することがある)。走行中に見える風景もワンパターンの繰り返しではなく、住居などのグラフィックもしっかりと描かれており、グラフィック面では後述のFINALに並ぶクオリティである。
駅到着時の車内放送には、列車によって各駅で接続する路線の乗り換え案内が盛り込まれている(ただし発車番線は入っているが、発車時刻はダイヤ改正の度に変更する可能性があるため省略されている)。その車掌アナウンスに、鉄道ものまねタレントである立川真司が起用され、本物顔負けの車内放送を堪能できる。
その他駅や停車関連のサウンドでは以下のようなサウンドが流される。
しかしPS2版の初期版では処理落ち欠陥があったり、ワイパーが動かない、数kmあるトンネルでも先が明るく見える、20時台なのに空が夕焼けなど残念な点も存在する。処理落ちに関しては、メーカーは修正版との無料交換対応を行ったが、この旨をホームページや雑誌などで一般公開しなかった為に、これらの情報を確認できなかった一部のユーザーからは信用を落とす事にもなってしまった。また、修正版は動作の問題はなくなったが、処理落ち対策のため風景に出てくる在来線の架線柱などが省かれ、やや寂しく見えてしまうものになってしまった。
博多南線の博多総合車両所の駅はある条件を満たすとプレイできる。
今作はATCがメインで、いきなり速度変更でゲームオーバーにならないために『ナビゲーションシステム』を改良して、ATCの速度制限も表示できるようになりクリアしやすくなっている。
ATCの速度を超えATCブレーキが作動するとマスコンとブレーキの表示にAutoという表示が出される。
電車でGO! 新幹線EX 山陽新幹線編[]Wii:2007年3月1日発売
Wii版ではPS2版をベースに、ダイヤや周辺の景観を2006年時点のものに変更。それに伴い、700系B編成と0系・100系フレッシュグリーン及びK編成が追加され、小郡駅が新山口駅に変更された。一部ダイヤをのぞき、車内メロディが「いい日旅立ち・西へ」に変更されている(「AMBITIOUS JAPAN!」は収録されていない)。また、新しく採用した「キッズモード」にはWiiリモコンを振って加速・減速をする、速度キープ機能、キャラクターをさがせなどの機能がある。NINTENDO64以来の任天堂プラットフォームからのソフトである。グラフィックも大幅に向上させた。
PS2:2003年2月27日発売Win:2004年4月30日発売
収録路線湘南新宿ライン区間:横浜~新宿~大宮開発中はりんかい線が大崎駅まで開業していなかったため、同駅は通過となっている。未完成のホームが見える。登場車種:211系・215系・251系・E217系・E231系鶴見線区間:鶴見~海芝浦・鶴見~大川・鶴見~扇町登場車種:103系・クモハ12湖西線区間:敦賀~京都~大阪登場車種:113系(N40体質改善車)・117系・201系・207系・221系A編成・223系W編成・485系・681系・413系・419系・683系京都~大阪間は、「電車でGO! プロフェッショナル仕様」からの再録。新たに敦賀~京都の区間を延長し名前を湖西線に変更した。作中に出てくる西大津駅、雄琴駅は、2008年に大津京駅、おごと温泉駅にそれぞれ改称されている。瀬戸大橋線区間:岡山~宇多津~琴平・宇多津~高松登場車種:113系・121系・213系・6000系・7000系・8000系・キハ32形+キハ54形・キハ58系・キハ181系・キハ185系・2000系・N2000系長崎・佐世保線区間:博多~鳥栖~早岐~ハウステンボス・早岐~佐世保登場車種:415系・485系・783系・787系・811系・813系・817系・キハ58系・キハ66系・キハ72系・キハ185系・キハ200系ちなみに博多~鳥栖間は、「電車でGO!3 通勤編」からの再録である。また、通勤編には収録されて無かった「弥生が丘駅」も収録されている。前作のプロフェッショナル仕様は初代と2の路線の再収録で追加要素をたっぷり収録した作品だったが、今作はほとんど完全新規収録で、前作になかったJR四国の路線や、山陽新幹線編以降に追加された上り下りの運転も収録されている。ただし、視点は従来の前方のみ。
前作より路線は少なく見えるが、区間の種類が分かれていて区間が非常に長くて上り下りの運転が可能のため、前作よりボリューム感が豊富。車両やダイヤも豊富に収録。
シリーズ初の運転の進行状況を中断できるセーブ機能が追加されている。これにより、これまで長時間プレイで進行状況をそのままにできなかったり用事などでやめないといけなかった等があったが、今作から途中経過をセーブできるようになって気軽にプレイできるようになり、できなかったことが可能になった。
前作の副題の名前のプロフェッショナル仕様の「仕様」の部分が消えた。
プレイステーション2版には、到達不可能なダイヤ設定や一部のダイヤが出現しないなどの問題点があり、更に初期版には、隠し警笛で減点される等バグも多く存在した。このゲームも、山陽新幹線編と同じくメーカーによる修正版への無償交換が行われた。
駅で無い場所に故意に停車すると子供の声の後に指令所から呼び出される。発車させると「異常ありません。」と応答する。特に、他の列車との併合時によく発生する。
湖西線などで無理な急カーブが多用され、リアルさに欠ける部分もあった。そのため、急カーブを走っている対向車両の車両が連結部分でずれて見える事があった。
プレイステーション2のザ・ベスト版とWindows版には湖西線にEF81(トワイライトエクスプレス)が追加されている。なお、瀬戸大橋線に限り、Windows版ではL特急南風5号・キハ181系の宇多津駅停車、快速マリンライナー18号・213系の備前西市にある無意味な制限速度50がないなど、プレイステーション2初期版と若干の相違が見られる(Windows版は修正版・ザベスト版と同等品)。
PS2:2003年12月18日発売PSP:2005年2月17日発売
Train Simulator+電車でGO! 東京急行編を参照のこと。
PS2:2004年5月27日発売Win:2004年12月17日発売
収録路線、車輌山手線内・外回り全線、103系・205系・E231系中央線東京~高尾上下線、201系・115系・183系・253系・E257系・E351系大阪環状線内・外回り全線、103系・221系・223系東海道本線京都~神戸上下線、201系・205系・207系・221系・223系・485系・583系・681系・683系・キハ181系・EF81形・EF66形さくら夙川駅は、当時開業していないため本製品には収録されていない。ポケット版も同様沿線風景や列車のモーター音、ドアの開閉音、警笛、駅のメロディ、カーブの際の列車の傾きなどの再現性はシリーズ中、最高峰である。グラフィックもそれまでの作品に比べると非常に滑らかで、表示も見やすい。しかし、乗車率が%で表示されるものの、アウタービューなどの車内が映るシーンでは客の姿が全くないのがいささか寂しく感じる。この点は車内までを立体的に表現した通勤編から退化・妥協された点と言える。また、これまでどおり、ドアの開閉音や一部の車両はドアチャイムが聞こえたりするものの、停車中のドアの動作が無く、自動放送の声も微妙に違う(ただしメロディは実際と同じ)。駅間距離に関しては実際の駅間距離が長過ぎる区間(約7.5kmある東海道本線、高槻~山崎など)では省略されがちだが、それでもこれまでのシリーズよりは長くなり、よりリアルに作り込まれている。
運転評価方法としてこれまでの持ち時間制ではなくライフ制を採用している。それに伴い従来は到着予定時刻より1秒でも遅れたら減点されていたが、今回は到着が5秒~15秒以上の遅延で初めて減点となる。しかし、一度ライフが減ると回復しない。また得点には「チェイン・システム」を採用。連続して定時到着、定位置停車、定通、定速などを成功させることで、1度に獲得するポイントが基本点の2倍、3倍…と最大50倍まで膨らんでいく仕組みである。なお、エンジョイモードでは、減点の際ライフは、次の駅に着いてから減るので、思い通りの運転もできる。
また、本シリーズでは初めてとなる「車掌乗務」が登場。2人で協力しあい、1人は運転士、もう1人は車掌を務めるということもできる(1人で車掌乗務をする場合は、コンピュータが運転士を務める)。駅に到着したら正しいホーム側の扉を開け、発車アナウンスのタイミングを図って扉を閉める。列車進行中は次の正しい停車駅を選択し、車内アナウンスを行うというもの。駅の発車放送があるものとないものがあるため放送がない場合、扉を閉める際は2秒ほど待ってから閉めたほうがいい。また、車掌乗務ではエンジョイモードが選択できない。
初心者でお馴染みの『ナビゲーションシステム』が改良し、信号の設置位置、速度制限の制限開始の位置を示すようになった。
なお、「FINAL」とは、「ゲームマシンが進化しない限り、これ以上質の高いゲームは制作することができず、新しいハードができるまで制作しない」という意味である。
ちなみに、ソフトの改造による超高速運転や、終着駅をずっとオーバーランし続けるなどして処理が極端に落ちるまたは不可能になると、変な顔をした鉄ちゃんが画面上に浮き出るという現象が起こる。この現象を関係者が意図的に組み込んだのかは不明。これは、YouTubeで見れる。
エンディング曲はSUPER BELL"Zによる「MOT(e)R MANでGO!」((e)は正確にはOの中にeを書く)。
PSP:2005年9月29日発売
シリーズ初(音楽館制作の東京急行編を除く)のプレイステーション・ポータブル用ソフト。「電車でGO! FINAL」の山手線パートの移植である。当初はPS2版から無理やり移植したために全体的に処理が重く、駅進入時に至ってはその重さが更にひどかった。この事は後発の中央線編、大阪環状線編、東海道編も同様であった。
PSP:2006年1月19日発売
「電車でGO! FINAL」の中央線パートの移植である。
PSP:2006年3月30日発売
「電車でGO! FINAL」の大阪環状線パートの移植である。
PSP:2006年7月27日発売
「電車でGO! FINAL」の東海道線パートの移植である。なお、JR福知山線脱線事故の影響で207系の帯は変更されている。
上記業務用・家庭用機の路線の一部をピックアップして収録されているが、携帯電話オリジナル路線(下記参照、アプリオリジナルの列車、キャリア限定配信のものも含む)、ミニゲームも登場した。このアプリの登場で日本4島(北海道・本州・四国・九州)全てに進出。さらに、「Railfan」の縁でアメリカ進出も果たした。なお、一部機種 (FOMA D901i, D901iS) では、「山手線内回り一周」および「山手線内回り一周夕焼け編」がプリインストールされた。観光モード(車窓モード)は、自動運転で前方の風景を眺めるゲームモードで、ゲーム中では出てこない沿線の名所、道路・他の鉄道路線がテロップで登場する。なお、タイトルは『北陸本線』までは「電車でGO!3D」が付いていたが、『京急エアポート編』からは普通の「電車でGO!」となった。
なお、NTTドコモのサイトでは、●がついている路線は月額315円の情報料とは別に1ソフトにつき210円の情報料がかかる。(各税込み。その他のキャリアは税込み525円)
オリジナル路線一覧北陸本線(石動→金沢)普通 413系ちなみに、681系も停車中の列車として登場する。函館本線雪景色編(手稲→小樽)普通 731系、C11京急エアポート編(品川→羽田空港)● ※京急本線 品川→京急蒲田と、空港線 京急蒲田→羽田空港急行 600形(3代目)、エアポート快特 - 新1000形ちなみに、この作品には2100形(通常塗装・KEIKYU BLUESKY TRAIN塗装)も登場する。江ノ電編(鎌倉→江ノ島)●普通 20形 300形 観光モードこの作品から登場した「観光モード」は、名鉄編から「車窓モード」と名前を変えて存続している。シカゴ編 (brownline)(外回り シカゴ→シカゴ)●運転モード 観光モード※名鉄編(プレイステーションでのオリジナル作品では設定されていなかった列車)●名古屋本線(新名古屋(名鉄名古屋)→新岐阜(名鉄岐阜)) 急行 7000系 車窓モード※山手線夜編(ezwebのみ)山手線の風景を夜の物に変えたもの。ミニゲーム「直感 きっぷきり」(2007年10月1日 配信、iアプリのみ)直感ゲーム対応の機種のみが使用可能だが、それ以外の機種向けの通常操作版(携帯を振って切符を切る動作が、決定ボタンの上を押す動作に変わる点)も、同年11月1日に配信された。直感の名の通り、iアプリ版しかないので注意が必要である。「直感 アナウンス」(2007年11月26日 配信、iアプリのみ)905iシリーズに搭載された音声認識機能を使った直感ゲーム。そのため、それ以外の機種ではダウンロードできない。基本的なゲームシステムは業務用・家庭用と同じだが、一部簡素化された部分がある。インターフェイスはヒロ製のコントローラーハウジング版を除き、全てボタン操作である。
メーカーはD3 Publisher。ゲーム内容は電車でGO! 名古屋鉄道編とほぼ同じ。
メーカーはD3 Publisher。ゲーム内容は電車でGO!とほぼ同じ。
メーカーはD3 Publisher。ゲーム内容は電車でGO!3 通勤編とほぼ同じ。
アーケード版の筐体は29インチ画面のものと50インチ画面のものが存在する。
コントロールパネルは国鉄205系電車の運転台がモデルとなっており、5段階のマスコンレバーと9段階のブレーキレバーの他に、ゲームに連動して動く速度計、ブレーキ圧力計、電圧計(飾り)、車内信号灯が取りつけられている。速度計の目盛りは120km/hまで刻まれており、120km/h以上の速度になると画面上にデジタル速度計が表示される(高速編以降)。
座席には振動バスシェーカーが搭載されており、レールの継ぎ目を渡る時の振動が再現されている。足元には警笛ペダルがあり、29インチ画面の筐体と50インチ画面の筐体で大きさが異なる(50インチ画面の方が小さい)。なお、筐体により速度計がゲーム上より±2km/hほどの誤差が出るものがあるためプレイに注意が必要な場合がある。
メンテナンスの問題で、車内信号灯が点灯しない筐体や速度計に誤差が出る筐体も出て来たためか、通勤編では車内信号灯の点灯を示すブザー、ダイヤ改正ではデジタル速度計の常時表示化(消す事も可能)などの配慮がなされていた。
また、「がんばれ運転士!!」は、ブレーキ機構やアナウンス、ドアの操作など他の作品と大きく異なる点があるため、筐体を大規模に改造する必要が有った。
登場後、今日に至り老朽化が進んだために街中で目にすることは難しい。
電車でGO! コントローラType2
電車の運転を再現するゲームにとって、その操作性を再現することは至上課題である。初代電車でGO! コントローラは、電車でGO! プレイステーション版の発売と同時に登場し、ソフトを購入した人の多くがコントローラを購入するという、相乗効果が見られた。同様の理由で、運転する列車ごとに数々の電車でGO! コントローラが発売された。ただしプレイステーション2版コントローラとWindows版コントローラは共にUSB接続であるが、両者は別物である。後述のマルチトレインコントローラも含め全てが生産終了品であるため、インターネットオークションではプレイステーション2用を中心に中古品でも新品の定価以上の値がつくこともある(プレイステーション用はブームに乗って大量に作られたためか安値)。
コントローラの種類(特記無しはマスコン5段・常用ブレーキ8段)
なお、Wiiにて「電車でGO! 新幹線EX 山陽新幹線編」が発売されたので、これに合わせてWii用の新幹線コントローラが発売された。内容は上記のプレイステーション2用「電車でGO! 新幹線・専用コントローラ」がベースとなっているが、プレイステーション2用では戸閉めランプの他に実際の新幹線車両(500系)の運転台を模してゲームと連動するデジタル式速度計・ATC速度指示表示が装備されるなど豪華な装備を持っていたが今回のWii用では戸閉めランプは装備されるがコストダウンを理由に速度計とATC表示はシールでの表現に簡素化された。このコントローラーはWiiリモコンの外部拡張コネクタに接続して使用する。
電車でGO! 専用ではないがマルチトレインコントローラ(プレイステーション2対応、USB接続、製造シープス。音楽館発売の東京急行編を除きP5B8のノッチカセットのみ対応)もある。
このゲームシリーズに登場する鉄道車両以外のキャラクターとして、鉄ちゃん(てっちゃん)という女性のキャラクターがある。ゲーム内では入門編でプレーヤーに運転の説明をしたり、運転中に様々なアドバイスをしたりするのが主である。またプレーヤーの運転次第では音声付きで感激したり怒ったりする。鉄ちゃんの叱咤激励する声はバージョンによっては音声は聞けるようになっているが、聞いている途中に違うバージョンのディスクと入れ替える事で隠し音声が聞けることも知られている。初代作では顔だけの登場だったが、後の作品ではほぼ全身で登場する。シリーズによっては入門編でゲームオーバーになったときに「電気を大切にね」と発言するところから、モデルは東京電力のでんこちゃんと思われる。PS版の電車でGO!シリーズのCVは中山さら。汽車でGO!シリーズでは篠原恵美。
又Wii版電車でGO! 新幹線EX 山陽新幹線編では、同キャラクターが変更されている。
基本的に青を基調とした鉄道員の制服を模した制服を着ているが、バージョンによって微妙に違いがある。名古屋鉄道編ではパノラマメイツ(客室乗務員・既に廃止)の制服で登場する。スカート丈は膝上20cm。
また、旅情編では、それぞれの地方ごとに、白石葉子(伊予鉄)声:彩木香里、七海ひかる(江ノ電)声:桃井はるこ、西園寺美月(嵐電)声:吉田美保、山口風花(函館市交通局)声:徳光由禾というキャラクターが登場する。
2004年に電車でGO!FINAL発売のタイアップとして「青春特急!!電車でGO!学園」が月刊マガジンZに短期集中連載され、ここからも数名キャラクターが登場し単行本も発売された。
携帯サイト2007年7月にiモードサイトからリニューアルされた携帯版HPに、「鉄ちゃん」に続くキャラクターとして登場した。なお、彼らは全員本作のスタッフで、厳密にはキャラクターではない。ちなみに、駅長以外女性(キャラクター)で、sマネージャーのSはサービスの意味。
駅長
窓口
Sマネージャー
以下は実際の運転と停車・通過及び、ゲーム上と実際の路線の使用列車が異なっている場合を示す。
もともとビデオゲームの黎明期の頃からタイトー及び他社の開発スタッフには『鉄道車両の運転ゲーム』のアイデアがあったが、コンピュータの性能などの技術的問題や、仮に製作してもゲーム内容やルールがユーザーやゲームセンターへの来店客が理解しにくい事、特に営業サイドからの『売れない(来店客に受けない)』という意見が根強く、長らく実現出来なかった。しかし、『格闘ゲーム』の台頭などで業務用ビデオゲームは初心者にとって敷居が高いものになり、また家庭用ゲーム機用のゲームソフトも、技術の進歩で内容が高度化して初心者には遊びにくいものが多くなり、ユーザーのすそ野も広がりにくくなってしまった。そこでタイトーの開発スタッフは、熱心なゲームファンだけでなく、初心者も遊びやすく今までに無いゲームを提供するため、前述のように昔からあったアイデアで普通の人ならまず体験できない『鉄道車両の運転』に着目し、『電車でGO!』の企画を立ち上げた。電車でGO!の制作にあたり先にPC版で発売されていた『Train Simulator』がタイトーのプレゼンで用いられ、また『ポリゴンCG』で細密な画像描写が可能になるなど、コンピュータの性能向上で技術的問題がクリアできたため、制作が決定した。
一番初めに発売された作品では、現行の山陰本線ではなくトンネル開通前の路線(現在は嵯峨野観光鉄道が観光トロッコ列車を運行している)を用い、また全国的にそれほど知名度のない亀岡を出発点にした。しかし、そのことについて亀岡市の関係者に尋ねたところ、このようなゲームを企画するとのアナウンスもなく、大がかりな取材活動も見なかったとのことである。
また、作品の発表当時、亀岡市にはアーケードゲームを設置できる規模の施設が閉店や閉鎖されるなどして既にほとんど残って無かったため、地元が登場していることを知らない住民も多く、勤務先・通学先の都市にあるゲームセンターで『電車でGO!』を知った住民が驚いたという話が残っている。また、亀岡市で生まれ育った中高年のプレイヤーが、本ゲームで見られる今は無き懐かしき風景に涙しながらプレイしていたという話もある。人を感動させ泣かせる数少ないアーケードゲームであった。
なぜ山陰本線が使用されているのかは、製作者の一人・齋藤晃が亀岡にある京都学園大学出身で、大学時代、亀岡~京都間の通学に利用していたことで思い入れがあったが故、自身の出発点に重ね合わせるようにゲームスタートもこの路線からにこだわってみた、などと後に母校で行った講演で述べている。
鉄道ファンであるタレントのタモリは「笑っていいとも!」内で何度か本作について言及したことがあり、スタジオアルタにアーケード版の筐体を持ち込ませ、『いいとも増刊号』でゲームの腕前を披露した事もある。当時、プレイステーション版を所有しており、ゲームの内容についても熱っぽく語っていた。
日本テレビのTV番組「進ぬ!電波少年」の企画「電波少年的懸賞生活」で、なすびは「テレビ」と「プレステ」と「電車でGO!」を当選させ、本ゲームを楽しむ場面があった(しかし、ゲームにのめり込んでしまい懸賞葉書が書けなくなったため、懸賞生活脱出に支障を来たすようになった。3日プレイした後は自ら禁止している)。
TBSのテレビドラマ「特急田中3号」の登場人物の一人、桃山誠志(秋山竜次) の部屋に、「電車でGO!3通勤編」の筐体が設置されていた。大企業の御曹司であり、金持ちという設定。
2000年にSANKYOより『CRフィーバー電車でGO!』が登場し、後に同名のパチンコシミュレータ(プレイステーション用ソフト)もインターナショナルカードシステムより発売された。2006年7月に『CRフィーバー電車でGO!2』が登場した。
2006年12月21日発売のプレイステーション3用ソフト『Railfan』は、電車でGO!スタッフとTrain Simulatorスタッフ(音楽館)の共同制作タイトル。
いずれもタイトーより発売。
テンプレート:電車でGO!ko:전차로 GO!zh:電車GO!
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