AIR-EDGE

ページ名:AIR-EDGE
ファイル:Air-edge adapter.JPG

CFカード形端末とPCカードアダプタ

AIR-EDGE(エアーエッジ、旧表記AirH") は、ウィルコム(旧社名DDIポケット)が2001年6月1日より提供している、PHS回線を利用したパケット通信による、定額制または準定額制の、インターネット・サービス・プロバイダ (ISP) への無線アクセス回線提供サービスである。

このサービスを開始するにあたり、他のPHS事業者(ドコモPHS、アステル)とは異なり、基地局にオンラインで小規模な改良を加えるだけで済んだため、サービス開始当初から、現ウィルコムのPHS (H") が利用できるほぼ全国のエリアで利用可能であった。移動体通信における定額データ通信サービスに先鞭をつけ、2004年現ウィルコムが世界に先駆けて導入した音声通話用端末でのフルブラウザ定額制も本サービス無くしては実現し得なかったものであり、2005年の音声通話定額制の導入と共に音声端末での契約が激減していた同社が復権する原動力となった。

エアーエッジが利用できる端末には、PCカードやCFカードなどの形状をしたデータ通信専用(PC・PDAによる音声通話可能なものもある)の端末と、音声通話用の端末でエアーエッジに対応したものがある。後者は、専用ケーブルでPC等と接続した場合にのみエアーエッジが利用できるものであったが、2003年4月に端末でのメールやネット閲覧による通信もエアーエッジで行うようにした「AIR-EDGE PHONE(エアーエッジフォン)」が登場した。また、エアーエッジをモジュールとしてPCなどに内蔵した「AIR-EDGE IN(エアーエッジイン)」というものも存在する。

基本的なターゲットは屋外でノートパソコンやPDAなどを用いたモバイル通信を行なうユーザーだが、寮や電話局から離れた地域など、事情によってADSLやフレッツISDNなどの定額インターネット接続を利用できないユーザーの中には、メインのインターネットアクセス回線として利用するケースもある。

2005年2月2日の、DDIポケットがウィルコムへ社名変更した際、エアーエッジの表記も「AirH"」から「AIR-EDGE」へ変更された。これには社名変更に伴うブランドイメージの刷新という意味合いもあるが、より正確にはそもそも「AirH"という表記では日本人以外はエアーエッジと読むことができない」という、かつてのDDIポケットによる命名センスの問題によるものであり、ウィルコムの筆頭株主であるカーライル・グループの意向が強く働いたとされている(しかしAirH"という命名の根拠であった元ブランドの「H"(エッジ)」に関しては表記の変更は発表されなかったことから、事実上「H"」ブランドの将来的な消滅を示唆したものとなった)。

目次

通信方式[]

エアーエッジは、従来PHSで利用されていたデータ通信方式のPIAFS等と異なり、パケット通信を行っている。このパケット通信のみを利用する通信方式(パケット方式)と、従来型のPIAFS通信(PHS回線交換方式)を併用(自動切替)する通信方式(フレックスチェンジ方式)がある。

なお、通信端末によって、下記の各通信方式に対応・非対応が異なるため、注意が必要である。

パケット方式[]

パケット通信のみ利用する通信方式(「パケット方式」と呼ぶ)では、通信速度(理論値)が上下とも最大で32kbps・64kbps・128kbps・256kbps(※W-OAM通信の場合は後述)の4種類があり、それぞれ「1xパケット方式」・「2xパケット方式」・「4xパケット方式」・「8xパケット方式」と呼ぶ。なお「 n {\displaystyle n} {\displaystyle n}x」と言うのは、束ねるチャネルのリンク数の最大値の事である。いずれの方式によるパケット通信も、回線状態により、リンク数を含めて通信速度が変化する「ベストエフォート方式」である。

料金コース「つなぎ放題」では最大2xまで、「新つなぎ放題」では最大8xまでのパケット方式が、それぞれ利用できる。いずれも定額制となる。(なお、通信端末についても、最大1x、4x、または8x方式までに対応の別があるため、端末が対応する最大の(「 n {\displaystyle n} xパケット方式」)までしか通信できない。以下同)

一方、料金コース「ネット25」では、準定額制(前述参照)のもとで、1x・4xパケット方式および後述の「フレックスチェンジ方式」を利用できる。「パケコミネット」では、1x・4xパケット方式が利用できるが、「フレックスチェンジ方式」は利用できない。

W-OAM[]

なお、高度化PHSである「W-OAM」の方式により通信する場合においては、「1xパケット方式」・「2xパケット方式」・「4xパケット方式」・「8xパケット方式」による速度は、上下とも最大で51kbps・102kbps・204kbps・408kbpsとなる。また、「W-OAM typeG」方式においては最大で64kbps・128kbps・256kbps・512kbps(基地局回線の光IP化後は最大で100kbps・200kbps・400kbps・800kbps)となる。

W-OAM / typeG 対応の通信端末および基地局が必要。詳細はW-OAMの項目を参照。

フレックスチェンジ方式[]

パケット通信とPIAFS通信を自動切替する通信方式は「フレックスチェンジ方式」と呼ばれる。これは「ネット25」でのみ利用できる。この方式では、通信負荷に応じて、4xパケット通信と、最大64kbpsのPIAFS通信を自動的に切り替えるというものである。なお、PIAFS通信もベストエフォート(PIAFS2.1規格)なので、回線状態によっては32kbps (PIAFS) で通信している場合もある。フレックスチェンジ方式対応の通信端末が必要。

各通信方式の切替え[]

基本的には、各通信方式の間の切替は、PPPダイヤルアップ先の手動切替による。なお、「 n {\displaystyle n} {\displaystyle n}xパケット方式」については、2006年2月現在、次のような規則により切替えられる。(なお、実際の電話番号やダイヤルアップ記述子については、ウィルコムや接続先プロバイダのウェブサイト等を参照のこと。)

  • 1x記述子(通常は##61):1xパケット方式
  • 4x記述子(通常は##64):2x、4xまたは8xパケット方式(料金コース契約内容により、自動的に上限が決まる)

特長[]

エアーエッジはパケット通信を行っており、データ通信中にエリア外(圏外)になり物理的なPHS無線回線が切断されても、ダイヤルアップPPPは仮想的に接続状態が保持(ドーマント状態)される。これにより、一定時間後にエリア内(圏内)に戻れば、ユーザから見てダイヤルアップPPPが切断されることなく、データ通信を継続することができるという特徴がある。これにより、通信中のセッションが切断されにくいと言う意味で安定したデータ通信が可能である。

料金(税込)[]

2008年5月現在

(通則)

  • 「新つなぎ放題」、「つなぎ放題[PRO]」、「つなぎ放題[4x]」および「つなぎ放題」は、パケット方式の通信が定額制となる。
  • 「ネット25[PRO]」ではパケット方式(1x~8x)の通信が月に25時間まで定額利用できる準定額制となる。なお、25時間の超過分は10.5円/60秒の従量制となる(ただし超過分20,100円以上は課金されない)。
  • 「ネット25」ではパケット方式(1x~4x)およびフレックスチェンジ方式の通信が月に25時間まで定額利用できる準定額制となる。なお、25時間の超過分は10.5円/60秒の従量制となる(ただし超過分20,100円以上は課金されない)。

!W-OAM typeG時!通常!最大割引時|-|新つなぎ放題|256kbps (8x)|408kbps (8x)|512~800kbps (8x)|3,880円||契約は2年毎の自動更新。|-|つなぎ放題[PRO]|256kbps (8x)|408kbps (8x)|512~800kbps (8x)|12,915円|11,088円||-|つなぎ放題[4x]|128kbps (4x)|204kbps (4x)|256〜400kbps (4x)|9,765円|7,329円||-|つなぎ放題|64kbps (2x)|102kbps (2x)|128〜200kbps (2x)|6,090円|3,654円||-|ネット25[PRO]|256kbps (8x) |408kbps (8x)|512~800kbps (8x)|7,245円|5,544円||-|ネット25|128kbps (4x)
64kbps (フレックスチェンジ方式)|204kbps (4x)|256~400kbps (4x)|5,670円|3,402円||-|パケコミネット|128kbps (4x)|204kbps (4x)|256~400kbps (4x)|4,935円|2,961円||}(表注)

  • ( n {\displaystyle n} x) = n {\displaystyle n} {\displaystyle n}xパケット方式。束ねるマルチリンクの数。
    料金コースでの上限リンク数に関わらず、端末が対応する最大のリンク数に制限される。現在、音声端末(W-SIM端末含む)では最大4xまで。
  • 最大割引時の金額は、年間契約割引+長期割引+「A&B割」で、4割引(契約後3年を越えた場合)が適用された場合の金額。割引は他に「マルチパック」などがある。なお、[PRO]の付くコースは長期割引は適用対象外(2005年11月現在)。
  • 音声通話に対応する端末で通話した場合、標準コース等の音声通話向け料金コースと違い通話1回当りの接続料はかからない。

(料金コース)

  • ウィルコム定額プランウィルコムの電話同士の通話が定額制となる基本料金プラン。そのため、基本的には音声端末向けの料金コースである。なお、端末単体のメール送受信についても定額制が適用される。基本料金は月額2,900円だが、年間契約割引、長期割引、「A&B割」、データセット割引、複数回線割引などの割引サービスは適用されない。ファミリーパックやマルチパックなどは適用される。データ通信については定額ではなくパケット料金(0.021円/パケット)が発生するが、次項以下に示す、定額となるオプションが用意されている。
    • リアルインターネットプラスウィルコム定額プラン専用の定額オプションサービス。オプション料金月額2,100円で、前述の「つなぎ放題」と同等の定額制パケット通信が利用できる。
    • データ定額ウィルコム定額プラン専用の定額オプションサービス。10万パケットまでは1,050円で利用でき、それ以上利用しても3,800円(外部PC/PDAへの接続など、AIR-EDGE PHONEセンター以外のISPへの接続を含む場合は6,300円)がオプション料金の上限となる。「リアルインターネットプラス」と違い、こちらは前述の「つなぎ放題[4x]」と同等の定額制パケット通信が利用できる。
    利用の仕方や長期割引等の適用によっては、他の料金プランの方が合計で安くなる場合もある。例えば、ウィルコム利用者への通話が少なく市内への固定電話やIP電話への通話が多く、データ通信の量が少ない場合には、ウィルコム定額プランよりも「スーパーパックL」などの料金プランの方が安くなる場合がある。また、音声端末であっても、音声通話の利用が少なく、データ通信の量が多い場合などには、ウィルコム定額プラン+各定額オプションよりも、データ通信向けプラン(つなぎ放題など)を契約する方が安くなる場合がある。

音声端末単体での利用についてはパケット定額制の項目も参照。

プロバイダ[]

基本的にAIR-EDGEの使用時(後述のAIR-EDGE PHONE等については別途後述する)は、AIR-EDGEの回線契約(および通信料)とは別に、ISPとの契約(および接続料)が必要である。

このISPについては、WILLCOMの公式ISPサービスであるPRINや、それ以外のISPも別途プロバイダ契約が必要となるが利用可能である。なお、既に自宅などにおいて固定回線によりISPを利用している場合には、当該ISPが提供するAIR-EDGE接続サービスを利用すると、場合によっては割安または無料となる場合がある。

MEGA PLUS (高速化サービス)[]

エアーエッジでは、高速化サービス「MEGA PLUS」を利用することで、専用サーバを介し、画像を含むデータを圧縮し通信容量を低減した形で通信が可能になる。パソコンに専用クライアントソフトをインストールする必要がある。対応OSはWindows/Mac。圧縮対応プロトコルはHTTP/HTTPS/POP3/IMAP/SMTP/FTP/RTSP(一部OSでは非対応プロトコルあり)。月額利用料は500円・税込となるが、[PRO]の付く料金コースは無料となる。

なお以前は「トルネードweb」(Venturi Client for AirH") として無料提供されていたが、その改良版として有料提供されたもの。また、2005年1月当初、つなぎ放題/[4x]での月額利用料は1050円・税込に設定されていたが、ユーザからの不評などにより、同年9月に500円・税込に統一されたうえ、開始当初から価格改定の間まで無料キャンペーンが継続されたため、幻の料金となった。

課題と展望[]

通信速度[]

2006年2月23日、高度化PHS規格「W-OAM」の導入により、W-OAM対応通信時において最大408kbpsを、また、2007年4月5日の「W-OAM typeG」の導入により、最大512~800kpsを実現している。(通信速度に係るその他の詳細は前述を参照。)

よってW-CDMA方式による第三世代携帯電話の標準的な1ユーザ当たり速度(ユーザレート)384kbpsを上回る数値を、理論値ではあるが達成している事になる。

一方、第三世代携帯電話においても、第三・五世代携帯電話と称する2Mbpsやそれ以上の下り通信速度をとなるものが一部でサービス提供中である。これらは、1つの携帯電話基地局にアクセスが集中すると速度が落ちるという欠点がある。というのも、この「2Mbpsやそれ以上の通信速度」というのは通常、「1つの基地局が通信できる最高速度」(セルスループット)であり、それをこの基地局を利用するユーザーで共用するためである。また携帯電話においては通常、1基地局あたりのカバーエリア(セル半径)が広く(マクロセル)、結果的に収容ユーザ数が多くなるため、セル半径の小さい(マイクロセル)PHSによるエアーエッジと比較して、混雑時のユーザレートの速度低下が顕著になりうる。

対して、PHSは通信チャネルがFDMとされ、日本ではPHS用の帯域内で数10チャンネル(公衆用)の割り当てが可能である。基地局はDCA(Dynamic Cell Assign)により自律分散型で通信チャネルの周波数割り当てを行う。よって通信チャネルの周波数が異なれば、基地局のセルを干渉を起こさずにオーバーラップさせる事は容易である。以上から、単位面積当たりの総スループットについては、マイクロセルによるPHSと、典型的なマクロセルによる3G3.5G携帯電話とを比較すると、理論上は最大で2桁程度、前者が高くする事が可能である。(実際に、高トラフィックな大都市中心部ではそれに近いようなレベルで高密度な基地局設置がなされている[1])

これに対して、携帯電話事業者では3.5G等のさらなる高速化や周波数利用効率の向上を目指して開発を続けている。また、定額制サービスの提供にあたっては、輻輳対策として、一部のネットワークアプリケーションの制限や、転送量により速度制御を掛けるなどの対策を取る事業者もある。

PC定額制[]

通信端末をパーソナルコンピュータ (PC)に接続(または内蔵)して利用したような場合には、音声端末などによる場合と比較して、通信する総データ量が著しく大きくなる(1桁以上)ことが知られている。

現状日本国内において、PCに接続した場合にも料金定額制となるのは、以下のサービスのみである。

  • PHSであるエアーエッジと、電力系通信事業者の一部PHSサービス
  • イー・モバイルによる定額制サービス。
  • NTTドコモ(FOMA)- 定額データプランHIGH-SPEED・定額データプラン64K
  • KDDI - 「Packet WINシングルサービス」(「WINシングル定額」)

典型的な第三世代携帯電話やその事業者(NTTドコモ・au・ソフトバンクモバイル)においては、1000万人単位の端末単体通信ユーザを抱えているため、混雑時の速度低下や電波帯域の不足、投下設備資本の回収上など問題から、PC定額制の導入が大幅に遅れた(または未導入)と見られている。各社とも、2007年春前後、PDA限定の定額制を一部導入し、(Biz・ホーダイ、PCサイトダイレクト等)、さらに3.5Gインフラの拡大や、プロトコル制限・転送量制御などの適用により、一部事業者は導入に踏み切っている。

PHSが早期にPC定額制を実現できているのは、設備投資の点でも携帯電話より安価な上、マイクロセル方式によりトラフィックを分散できるためなどと見られている。

2007年末までに、イー・モバイル、NTTドコモに続いてKDDIが、PC接続での定額制データ通信サービスへ参入し、この分野での競争激化の本格化が予想されている。

なお料金制度に関しての詳細はパケット定額制、モバイルデータ通信定額制の各項目も参照のこと。

今後の展開[]

2005年より、主要電話局にITX(IP Transit Exchange、IP中継交換機。NTT東西回線をバイパスする装置。[2])の導入が進められており、高トラフィックの都市部に概ね導入されていると言う。ITXによりバックボーン回線をウィルコムが構築したIP網に切り替えた上で、将来的に各基地局に光ファイバーを接続。現在は1チャンネルあたり51kbpsの通信が可能だが、変調方式の高度化(QAM)により、これを最大96~100kbpsまでに高速化。これを最大16本束ねることで1.5Mbpsのサービスを提供する計画とされている。(W-OAMの項目も参照)

参考:ウィルコムインタビュー「2つのアプローチで体感数Mbpsを目指す」

AIR-EDGE PHONE(エアーエッジフォン)[]

ファイル:Kyocera PHS AH-K3001V.jpg

フルブラウザ搭載のエアーエッジフォン・AH-K3001V

エアーエッジサービスの一つとして、また音声端末の一種別として、2003年4月1日からウィルコム(旧DDIポケット)が開始したもの。(旧表記:AirH"PHONE)

なお、2005年~2006年冬モデル以降の、WXシリーズ端末は、「AIR-EDGE PHONE」を名乗っていないが、その直接のかつ事実上の後継機種である。よって、本項目では便宜上、AIR-EDGE PHONEに含めて取り扱う。

従来の端末はPCカードやCFカードタイプのものか、対応音声端末にPCやPDAなどをケーブルで接続した場合のみ通信回線としてエアーエッジが利用できるというものであったが、これをエアーエッジ端末単体で音声通話・Eメール・ウェブブラウザが利用できるようにしたものである。

端末単体で通信(ウェブ・メール等)する場合も、「つなぎ放題コース」の契約でPCとケーブル (USB) で接続し、エアーエッジ対応ISPに接続して通信した場合も、いずれも同じく完全定額制となる。このような利用方法が可能な端末は現在のところエアーエッジフォンとイー・モバイルの電話端末のみである。携帯電話パケット定額制は(前述のサービスを除き)端末単体でのみ有効で、PC等と接続した場合は、通常は従量課金対象となる。

AIR-EDGE PHONEによる通信は、(リンク数が)最大4xパケット方式となり、最大通信速度は標準で128kbps、W-OAM時は204kbpsとなる。対応端末ではフレックスチェンジ方式による通信も可能。2007年現在、8xパケット方式による通信は利用できない。

なおAIR-EDGE PHONEの基本仕様としては次のものがあり、全てのAIR-EDGE PHONE(および後継機種)に共通して搭載されている。

  • USBケーブルによる外部接続
  • ブラウザ搭載
  • POP3/SMTP対応のEメール送受信機能端末専用メールだけでなく、他プロバイダのメールアカウントに直接アクセス可能。
  • 他のAIR-EDGE対応プロバイダのアクセスポイントへのPPP接続端末専用のもの(AIR-EDGE PHONEセンター)以外のアクセスポイントにも直接接続可能。

略歴[]

サービス開始時に発売されたのは、日本無線の端末「AH-J3001V」「AH-J3002V」の2機種である。この端末では、一部のiモード用ウェブサイトの閲覧も可能な「cHTML」に対応したブラウザ(Compact NetFront)や、POP3/SMTP対応のEメール送受信機能等を搭載する。端末単体およびPC接続等のいずれのデータ通信についても「完全定額制」の選択が可能なことから、発売開始から一部では高い人気を博した。

2004年5月14日には京セラの端末「AH-K3001V」がラインナップに追加された。この端末ではデジタルカメラや、PC向けのウェブブラウザ「Opera(オペラ)」を携帯電話・PHS用にチューニングした物が搭載された。5月の発売後は3日間で2万台以上を販売し、その後数ヶ月にわたって品不足が続くなどPHSでは近年まれに見るヒット商品となった。日本無線製端末と同様、内蔵ソフトウェアをユーザーがアップデートすることも可能となっている。

2005年9月1日、AH-K3002Vが発売された。これはAH-K3001Vのカメラ機能を省き、代わりにセキュリティ対策として、リモートロック機能を搭載したものである。

AH-K3002Vまでの機種は、1xパケット方式のみ対応(最大32kbps)。AH-J3003Sにおいては2005年2月以降のファームウェアの更新により、PC/PDAへの外部接続時において、4xパケット方式通信(最大128kbps)に対応した。

2005年~2006年冬モデルにおいてWX310K、WX300K、WX310SA、WX310J、2006年~2007年冬モデルにおいてWX220J、WX320K、WX321Jが発売。これらの機種は「AIR-EDGE PHONE」を名乗っていないが、事実上の後継シリーズである。

WX300Kは2006年6月以降のファームウェアの更新により、4xパケット方式通信(最大128kbps)に対応している(それまでは1xパケット方式のみ対応)。WX310シリーズでは、当初から4xパケット方式通信(最大128kbps)に標準で対応している。

WX220J/WX320K/WX321Jにおいては、4xパケット方式通信の他、W-OAMによる通信に標準で対応し、最大通信速度は標準で128kbps、W-OAM時は204kbpsとなる。

その他、2006年移行、WILLCOM SIM STYLEと言う、W-SIM対応の各種端末もリリースされたが、機種によって仕様は大きく異なるものの、AIR-EDGE PHONEの基本的な機能仕様については、各端末において概ね踏襲されている。

ウィルコム#通信端末の項目も参照。

AIR-EDGE PHONEセンター[]

基本的に、AIR-EDGE PHONEの端末単体の通信(ウェブ・メール等)をする場合には、ウィルコムが用意する端末単体専用のアクセスポイントを利用する。このセンターは、AIR-EDGE PHONEの名称使用時期には「AIR-EDGE PHONEセンター」と呼ばれていたが、AIR-EDGE PHONE名称使用が控えられるとともに、単に「ウィルコム経由のパケット通信時」などと表現され、正式な名称は付かなくなった。

本項目においては便宜上、この端末単体アクセス専用のアクセスポイントを「AIR-EDGE PHONEセンター」と呼ぶ。

AIR-EDGE PHONEの端末単体の通信(ウェブ・メール等)をする場合に、公式のAIR-EDGE PHONEセンターだけでなく、前述のAIR-EDGEで使用されるような一般のISPと接続して使用することも可能である(別途、契約および接続料等が必要となる)。

さらに、AIR-EDGE PHONEを外部のPC/PDA等に接続して通信する場合には、前述のAIR-EDGEと同様の使用方法となる(AIR-EDGE接続ISP等が必要となる)。

これらの端末単体・外部接続の別や、アクセスポイントの別により、通信料等の課金体系が異なる場合があり、複雑なため注意を要する。

高速化サービス[]

端末上でAIR-EDGE PHONEセンターに接続して使う場合、「高速化サービス」を利用することで専用サーバを介し、画像データ等を圧縮し通信容量を低減した形で通信が可能になるため、Webやメールでの体感速度が速くなる(月額利用料315円・税込)。

W-ZERO3向け高速化サービスW-ZERO3 / W-ZERO3[es] 向けに専用クライアントソフトをインストールする事により、体感速度がより向上するとしている。2007年4月23日開始予定。

愛称[]

  • 「AIR-EDGE PHONE(エアエッジフォン)」が極端に訛った「味ぽん」の愛称がつけられるようになった。出自は2ちゃんねるだと考えられている。
  • 「AH-K3001V」には京セラ製の味ぽん、ということから「京ぽん」の愛称が付けられた。本来「味ぽん」とはエアーエッジフォン全てを指すものだが、一年以上他の機種が発売されなかったということと、エアーエッジフォンという新しいプラットフォームの立役者である日本無線を称える意味で、日本無線製のエアーエッジフォンAH-J3001V/2Vが特に「味ぽん」と呼ばれている。
  • 端末メーカの京セラは2005年4月4日付けで、「京ぽん」を商標登録出願(2005年12月2日登録、登録番号第4912431号)したが、これは悪意を持った第三者による濫用を牽制するのが目的であり、京セラのアナウンスどおり、ユーザーは全く自由にこの愛称を利用できる。

CLUB AIR-EDGE[]

CLUB AIR-EDGE(くらぶえあえっじ)は、AIR-EDGEおよびAIR-EDGE PHONE利用者向けの、ウィルコムの公式ポータルサイトである。

概略

  • AirH"(AIR-EDGE)の開始時から、「Club AirH"」の名称で、AIR-EDGE接続のPC向けのポータルサイトとして開始。
  • その後、PDAにAirH"(AIR-EDGE)を接続して利用する形態が普及し、「Club AirH" for PDA」の名称で、AIR-EDGE接続のPDA向けのポータルサイトとして開始。
  • その後、AirH" PHONE(AIR-EDGE PHONE)のサービスインしAIR-EDGE PHONE端末向けのポータルサイトの開始とともに、上記のポータルサイトも含めて名称変更され、「Club AirH" for PC」「Club AirH" for PDA」「Club AirH" for AirH" PHONE」の三本立てとなった。
  • その後、AIR-EDGEおよびAIR-EDGE PHONEへの名称変更と共に、「CLUB AIR-EDGE for PC」「CLUB AIR-EDGE for PDA」「CLUB AIR-EDGE for AIR-EDGE PHONE」に改称。
  • その後、AIR-EDGE PHONEの名称使用が控えられるとともに、AIR-EDGE PHONE端末向けのポータルサイトが単に「CLUB AIR-EDGE」となった。

なお、AIR-EDGE PHONE等においては、アクセスポイントへの接続時に「CLUB AIR-EDGE」等と表示されることがあるため、CLUB AIR-EDGEが公式アクセスポイント(#AIR-EDGE PHONEセンターのように解釈されることも、公式・一般と問わず見られる。

AIR-EDGE対応端末[]

※強調は、現行機

データ通信専用端末[]

  • MC-P300(SII、PCMCIA)
  • RH2000P(TDK、CF typeI)
  • CFE-02(日通工(現・NECインフロンティア)、CF typeII)
  • AH-G10(本多エレクトロン(現ネットインデックス)、PCMCIA)
  • AH-N401C(NECインフロンティア、CF typeII)
  • AH-H401C(本多エレクトロン、CF typeII)
  • AH-H403C(本多エレクトロン、CF typeII)
  • AH-F401U(富士通、USB)
  • AH-S101S(SII、SD)
  • AH-S405C(SII、CF typeI)
  • AH-H407P(本多エレクトロン、PCMCIA)
  • AX510N(NECインフロンティア、PCMCIA、AIR-EDGE[PRO]対応)
  • WS002IN ("DD")(ネットインデックス、USB、W-SIM端末、RX420AL利用時に限りW-OAM対応)
  • WS008HA(ハギワラシスコム、ExpressCard/34、W-SIM端末、RX420AL利用時に限りW-OAM対応)
  • AX420S(SII、CF typeI、W-OAM対応)
  • AX420N(NECインフロンティア、CF typeI、W-OAM対応)
  • AX520N(NECインフロンティア、PCMCIA、W-OAM及びAIR-EDGE[PRO]対応)
  • AX530IN(ネットインデックス、PCMCIA、W-OAM typeG及びAIR-EDGE[PRO]対応)


intelligent H"[]

intelligent H"とは、AIR-EDGE対応(PC等に接続しAIR-EDGEとして使用可能)のfeelH"端末を、一時期そう呼称したもの。

  • KX-HV50(九州松下電器<現:パナソニックコミュニケーションズ>製)
  • KX-HV200(同)
  • KX-HV210(同)
  • RZ-J700(三洋電機製)
  • H-SA3001V(同)

AIR-EDGE PHONE[]

ファイル:DDI-Pocket JRC AH-J3002V 2.jpg

AH-J3002V

  • AH-J3001V(日本無線)
  • AH-J3002V(日本無線)
  • AH-J3003S(日本無線)
  • AH-K3001V(京セラ)
  • AH-K3002V(京セラ)
WX220/300/310/320シリーズ[]

なお、公式にはWXシリーズであり、AIR-EDGE PHONEのブランドは伴わない。

  • WX300K (京セラ)
  • WX310K (京セラ)
  • WX310SA (三洋電機)
  • WX310J (日本無線)
  • WX220J (日本無線)
  • WX321J (日本無線)
  • WX320K (京セラ)
  • WX320T (東芝)

W-SIMモジュール[]

AIR-EDGEの通信機能も網羅する。

  • RX410IN(ネットインデックス)…2005年11月25日発売。 単体ではなく、WILLCOM SIM-STYLEの機器に挿入して音声通話・データ通信を行うための通信モジュール
  • RX420AL(アルテル)…2006年12月19日発売。この端末から単体購入が可能になった。新規契約のWS009KEには標準装備され、同端末とのセットは2006年12月14日に先行発売。
  • RX420IN(ネットインデックス)…2007年4月10日発売。WS011SH(Advanced/W-ZERO3 [es])に標準装備されている。

WILLCOM SIM STYLE端末については、W-SIMの項目を参照のこと。

AIR-EDGE IN対応端末[]

  • FMV-BIBLO LOOX T50G/W(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX T50E/W(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX S80C/W(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX T60D/W(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX T93C/W(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX S80B/W(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX T93B/W(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX S73AW(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX T86AW(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX S9/70W(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX S8/70W(富士通)
  • FMV-BIBLO LOOX T8/80W(富士通)

対応プロバイダ[]

  • PRIN
  • au one net
  • @nifty
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関連項目[]

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