作品紹介
ヨーロッパ各地にて、激しい争いが繰り広げられるようになってからおよそ二年。ヨーロッパより西の大国、エマリオン合衆国はかろうじて火の手を免れていた。
一見平和なこの国だが、様々な悩みを抱えトラブルに直面する者たちにとっては、決して平和とは言い切れなかった。
【Fergus と同一世界観の番外編。本編を読んでいなくとも特に問題なし】
【病を抱えているキャラクターが登場しますが、差別や侮辱の意図はありません】
詳細
Fergus-E(通称エマリオ編)は『成暦』1916年9月からの、エマリオン合衆国の東側に位置する海沿いの街を舞台とした物語。
メインとなる語り手は現時点ではブルーノ及びパーシヴァル。その他の人物にも視点が切り替わる。
ブルーノとパーシヴァルにはそれぞれ障碍や病を抱えた兄がいる。
ブルーノには交通事故によりまともにコミュニケーションも取れないほどになってしまったアルフレッドが。
パーシヴァルには幼少より足が不自由なフェリクスが。
例えどんな状況であろうと、兄弟として彼等を支えていた
しかし彼らが入院する病院にて不審死事件が発生する。