武田幸三

ページ名:武田幸三
武田 幸三
本名武田 幸三
通称超合筋
ラストサムライ
ムエタイハンター
性別男性
国籍日本
誕生日1972年12月27日(50歳)
出身地東京都足立区
身長173cm
体重70kg
リーチ
階級ミドル級
スーパーウェルター級
スタイルキックボクシング
所属治政館

武田 幸三(たけだ こうぞう、1972年12月27日 - )は、日本の元キックボクサー。東京都足立区出身。治政館所属。国際総合武道教育連盟顧問。空手五段。

目次

人物[]

  • 身体のことを第一に考え、よく煮込んだ鶏のささみを食べ続けるなど、食生活を徹底している。
  • 鍛え抜かれた身体(特に腹筋)から、「超合筋」の異名を持つ。
  • 不器用ながらも破壊力のある右ストレートと、右ローキックで常にKOを狙う(本人曰く、「お客さんを沸かせてナンボ」)。ローキックの威力は魔裟斗に「武田のローキックが一番効く」と言わしめるほど。
  • 自らの半生が綴られた『ラストサムライ 片目のチャンピオン 武田幸三』で片目がほぼ見えていない状態で闘っていることを明かしたが、後に手術で回復している。
  • 埼玉第一高等学校(現・開智高等学校)時代の先輩に漫画家の古谷実がおり、同じラグビー部に所属していた。漫画『行け!稲中卓球部』の登場人物「竹田」のモデルとなったとも言われている。

来歴[]

学生時代はラグビー部に所属し、ラグビー推薦で入学した国士舘大学時代に観たK-1でのブランコ・シカティックの試合に刺激され、すぐさま大学を中退し、キックボクシングを始める。当初はK-1とその他のキックボクシング団体の違いも分からず、またヘビー級でK-1に出るつもりで、90kgまで体重を増量したという。一時本気でK-1を目指すため、正道会館に入門して新空手の大会にも出場したが、治政館ジムに出戻った。国際総合武道教育連盟(平野雅龍総裁)からは空手五段の認可を受けている。

1995年3月19日、新日本キックボクシング協会のリングでデビュー。

2001年1月21日、チャラームダム・シットラットラガーン(王者:タイ)にKO勝ちし、ラジャダムナン・スタジアムウェルター級王座を獲得。ムエタイ史上4人目となる外国人王者となった。

2001年9月16日、チャーンヴィット・ギャットトーボーウボン(4位:タイ)にTKO負け(3R終了、流血によるドクターストップ)し、王座防衛に失敗した。

2003年3月1日、K-1にデビューし、K-1 WORLD MAX 2003 ~日本代表決定トーナメント~に出場。決勝で魔裟斗に判定負けし、準優勝に終わった。

2004年7月11日、新日本キックボクシング協会「MAGNUM 5」でペットナークン・ソーサムルアイナムチョークと対戦。2R途中で武田が出血。偶然のバッティングとの判断で、2R終了時点で判定が行なわれ1-0の引き分けとなったが、ビデオ判定を行ったところ、肘打ち無しのルールであったが、肘打ちによる攻撃と判明。武田の反則勝ちへと変更された。

2005年2月23日、K-1 WORLD MAX 2005 ~日本代表決定トーナメント~の1回戦で山本"KID"徳郁と対戦予定であったが、KIDの右腕負傷により前日に緊急参戦が決定した宮田和幸と対戦し、右ローキックでKO勝ちするものの、右脛負傷により村浜武洋との準決勝を棄権した。

2005年10月29日、新日本キックボクシング協会「小野寺力引退記念大会 NO KICK, NO LIFE ~FINAL~」で佐藤ルミナとスペシャルエキシビションマッチで対戦。最初はキックボクシングルールであったが、途中からオープンフィンガーグローブを着け、総合格闘技ルールに変わった。腕ひしぎ十字固め、スリーパーホールド、パウンドなどを繰り出した[1]

2008年12月31日、Dynamite!! ~勇気のチカラ2008~でK-1ルール初挑戦となる川尻達也と対戦。右フック、右跳び膝蹴り、左フックで1Rに3度のダウンを奪われTKO負けを喫した。

2009年10月26日、K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINALで行なわれた引退試合でアルバート・クラウスと対戦し、2R2分19秒右目の負傷によるTKO負け。この試合を最後に引退した。入場時には長渕剛がこの日のために再レコーディングした『STAY DREAM』を使用し[2]、退場時には長渕と抱き合った[3]

2010年5月16日、新日本キックボクシング協会「FINAL 武田幸三引退記念興行」が開催され、メインイベントで佐藤嘉洋と「武田幸三引退エキシビションマッチ」で対戦した[4]

2010年から、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの俳優部門に所属して、ドラマなどにも出演している。

戦績[]

プロキックボクシング[]

キックボクシング 戦績
72試合(T)KO判定その他引き分け無効試合
45勝3470
20敗12
勝敗対戦相手試合結果イベント名開催年月日
×アルバート・クラウス2R 2:19 TKO(ドクターストップ:右目負傷)K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL2009年10月26日
ライタイ・ムエタイプラザ3R終了 判定3-0新日本キックボクシング協会「BRAVE HEARTS 11」2009年5月31日
リッティデート・ウォースラポン1R 2:58 KO(3ノックダウン:ローキック)新日本キックボクシング協会「BRAVE HEARTS 10」2009年1月18日
×川尻達也1R 2:47 KO(3ノックダウン:左フック)Dynamite!! ~勇気のチカラ2008~2008年12月31日
ショアン・ライト3R終了 判定2-0新日本キックボクシング協会「BRAVE HEARTS 8」2008年5月25日
×ジョン・ウェイン・パー4R 1:20 KO(左フック)新日本キックボクシング協会「BRAVE HEARTS 7」
【WKBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ】
2008年1月20日
サンムック・シッパポン2R 2:15 KO(左フック)新日本キックボクシング協会「BRAVE HEARTS 5」2007年5月20日
×マイク・ザンビディス3R終了 判定0-3K-1 WORLD MAX 2007 ~世界最終選抜~2007年4月4日
崔龍(チェ・ヨン)2R 0:55 KO(左ローキック)新日本キックボクシング協会「BRAVE HEARTS 4」2007年1月21日
×フェルナンド・カレロス3R終了 判定0-3K-1 WORLD MAX 2006 ~世界一決定トーナメント決勝戦~2006年6月30日
金成植(キム・スンシク)3R終了 判定1-1新日本キックボクシング協会「BRAVE HEARTS 2」2006年5月21日
×ジョームタップ・クランセーンマハーサラーカム3R終了 判定0-3新日本キックボクシング協会「TITANS 3rd」2006年4月28日
コンデット・シンパークコー3R終了 判定1-0新日本キックボクシング協会
~宮川道場 FINAL 2005~
2005年12月18日
×アンディ・サワー2R 0:31 KO(左フック)K-1 WORLD MAX 2005 ~世界王者対抗戦~2005年10月12日
×ジョン・ウェイン・パー3R 2:24 KO(右フック)新日本キックボクシング協会「TITANS 2nd」
【WKBAスーパーウェルター級王者決定戦】
2005年8月22日
フェートパヤック・サックタウィン1R 0:33 KO(ローキック)新日本キックボクシング協会「SLEDGE HAMMER」2005年5月29日
宮田和幸3R 0:39 KO(2ノックダウン:右ローキック)K-1 WORLD MAX 2005 ~日本代表決定トーナメント~
【1回戦】
2005年2月23日
テーチャカリン・チューワッタナ3R 0:02 TKO(右足緋骨骨折)新日本キックボクシング協会
「ONWARD OPERATION II ~進攻~」
2005年1月16日
大江慎2R終了 時間切れ生ゴン1000回記念 サムライ祭り&SAEKI祭り22005年1月9日
×ブアカーオ・ポー.プラムック再延長R終了 判定0-3K-1 WORLD MAX 2004 ~世界王者対抗戦~2004年10月13日
×テーチャカリン・チューワッタナ1R 2:44 TKO(左目尻のカット)新日本キックボクシング協会
「Full Spark's ~烈輝~ Part 2」
2004年9月5日
ペットナークン・ソーサムルアイナムチョーク2R終了時 反則(肘打ち)新日本キックボクシング協会「MAGNUM 5」2004年7月11日
チューチャイ・ポーチョーローソーン2R 0:07 KO(右ストレート)新日本キックボクシング協会
「Super-Hybrid ~新鋭~」
2004年5月30日
×小比類巻貴之2R 1:05 KO(右跳び膝蹴り)K-1 WORLD MAX 2004 ~日本代表決定トーナメント~
【準決勝】
2004年2月24日
緒形健一1R終了時 TKO(タオル投入)K-1 WORLD MAX 2004 ~日本代表決定トーナメント~
【1回戦】
2004年2月24日
ホセ・ダイナマイト・ガルシア1R 0:25 KO(右ローキック)新日本キックボクシング協会
「onward operation ~進攻~」
2004年1月25日
×ポール・リー5R終了 判定0-2新日本キックボクシング協会
「Full Sparrrk's ~烈輝~」
2003年9月7日
×ドゥエイン・ラドウィック2R 0:46 KO(左フック)K-1 WORLD MAX 2003 ~世界一決定トーナメント~
【1回戦】
2003年7月5日
ペットナークン・ソーサムルアイナムチョーク5R終了 判定0-1新日本キックボクシング協会 「Touch and Go ~臨戦~」2003年5月18日
×魔裟斗3R終了 判定0-3K-1 WORLD MAX 2003 ~日本代表決定トーナメント~
【決勝】
2003年3月1日
安廣一哉3R終了 判定3-0K-1 WORLD MAX 2003 ~日本代表決定トーナメント~
【準決勝】
2003年3月1日
小次郎3R終了 判定3-0K-1 WORLD MAX 2003 ~日本代表決定トーナメント~
【1回戦】
2003年3月1日
チャワリット・ジョッキージム5R終了 判定1-1新日本キックボクシング協会「DOWN BY LOW」2003年1月26日
ペートパヤック・ソースントン5R終了 判定新日本キックボクシング協会(タイ)
FIGHT TO MUAY-THAI 2002
2002年12月1日
メッケンナー・ソーキングスター1R 1:12 KO新日本キックボクシング協会
「Advance Attack! ~進撃~」
2002年9月22日
×ブーヌン・サックホームシン3R 1:11 TKO新日本キックボクシング協会
「BREAK A WAY! ~開拓~」
2002年7月27日
×サゲッダーオ・ギャットプートン1R 0:58 KO新日本キックボクシング協会
「LOCK ON! ~奪還~」
2002年5月26日
ビッグベン・ノッパラットファーム3R 1:04 KO新日本キックボクシング協会
「GET FORWARD! ~前進~」
2002年3月24日
サーイベットノーイ・ギャットシーダー3R 0:19 KO新日本キックボクシング協会
「STRIKE BACK! ~逆襲~」
2002年1月27日
ジョッキーノーイ・デービー2R KO(ローキック)ラジャダムナン・スタジアム2001年11月26日
×チャーンビット・ギャットトーボーウボン3R終了時 TKO(眉間カット)新日本キックボクシング協会「Take One」
【ラジャダムナン・スタジアム認定ウェルター級タイトルマッチ】
2001年9月16日
シッティーチョーク・ソーウポン2R 2:26 KO(ローキック)新日本キックボクシング協会「The Star Fleet」2001年5月27日
ガオグライ・ゲーンノラシン5R終了 判定3-0新日本キックボクシング協会
「REAL CHAMPION APPEARANCE」
2001年3月31日
チャラームダム・シットラットラガーン2R 2:12 KO(右ストレート)新日本キックボクシング協会「THE REMATCH ~HEAVEN or HELL」
【ラジャダムナン・スタジアム認定ウェルター級タイトルマッチ】
2001年1月21日
×チャワリット・ジョッキージム5R終了 判定0-3新日本キックボクシング協会「Fight to Muay-Thai 2000」2000年12月3日
ユージン・エクレープルーン1R 1:16 KO(右フック)新日本キックボクシング協会「ROAD TO MUAY-THAI 2000」2000年10月28日
ジャクシン・チューワッタナ5R 1:43 KO(パンチ連打)新日本キックボクシング協会「NO KICK, NO LIFE」2000年7月29日
チャラームダム・シットラットラガーン5R終了 判定0-0新日本キックボクシング協会「THE TITLE」
【ラジャダムナン・スタジアム認定ウェルター級タイトルマッチ】
2000年5月5日
コンファーク・ルークメークロン2R 1:29 KO(パンチ)新日本キックボクシング協会「SPEED KINGS」2000年3月26日
北沢勝5R終了 判定3-0新日本キックボクシング協会「DOUBLE IMPACT」
【日本ウェルター級タイトルマッチ】
2000年1月23日
ヨンサック・ガンワーンブライ2R KOラジャダムナン・スタジアム1999年11月28日
ジェームス・フラー1R 2:56 KO(パンチ)新日本キックボクシング協会「Road to Muay-Thai 2nd」1999年10月30日
チュンチャイ・ゲオサムリット2R 1:53 TKO新日本キックボクシング協会
伊原ジム主催「覇王傳」
1999年7月24日
ワンチャイ・テッドウドム2R 1:49 KO新日本キックボクシング協会
日・タイ決戦PART III「四天王見参!」
1999年5月5日
ダーンサイ・スイットオー1R 1:38 KO新日本キックボクシング協会1999年3月13日
×アーツナロン・ボーコソー3R終了 判定0-3新日本キックボクシング協会1999年1月30日
×パヤックレック・ユッタキット3R終了 判定0-2新日本キックボクシング協会1998年10月31日
高杉茂男4R 2:25 TKO新日本キックボクシング協会1998年9月20日
寺岡義洋2R 2:23 KO新日本キックボクシング協会1998年7月25日
チェンタイノーイ・ソーゲッダリンチャイ3R終了 判定2-0新日本キックボクシング協会1998年6月14日
ジョイ・ダンカン2R KO新日本キックボクシング協会1998年5月5日
柳成業1R 1:35 TKO(左フック)新日本キックボクシング協会1998年4月19日
フェルナンド・カレロス3R KO新日本キックボクシング協会1998年1月31日
×プラウェー・チューワッタナ3R 0:13 KO新日本キックボクシング協会1997年10月18日
朴俊伊2R 2:00 KO新日本キックボクシング協会1997年8月2日
ジャルワット・オーエンジャイ1R 1:50 KO新日本キックボクシング協会1997年6月27日
ジョー・セクストン2R 1:17 KO新日本キックボクシング協会1997年3月9日
ケイゾウ松葉3R 0:26 TKO新日本キックボクシング協会
【日本ウェルター級王座決定戦】
1997年1月11日
寺田ヒロミ2R終了時 KO新日本キックボクシング協会1996年12月1日
米田克盛判定2-0新日本キックボクシング協会1996年9月21日
大平祐人3R KO新日本キックボクシング協会1996年5月25日
岩間進3R終了 判定3-0新日本キックボクシング協会1996年4月29日
木浪利幸判定0-0新日本キックボクシング協会1995年3月31日
杉山忠夫3R終了 判定3-0新日本キックボクシング協会1995年3月19日

エキシビションマッチ[]

勝敗対戦相手試合結果イベント名開催年月日
佐藤嘉洋3分1R新日本キックボクシング協会「FINAL 武田幸三引退記念興行」
【武田幸三引退エキシビションマッチ】
2010年5月16日
佐藤ルミナ3分1R新日本キックボクシング協会「小野寺力引退記念大会 NO KICK, NO LIFE ~FINAL~」
【スペシャルエキシビションマッチ】
2005年10月29日

獲得タイトル[]

  • 新日本キックボクシング協会 ウェルター級王座
  • ラジャダムナン・スタジアム ウェルター級王座
  • K-1 WORLD MAX 2003 日本代表決定トーナメント 準優勝
  • 第6回全日本新空手道選手権 67kg以下の部 優勝(1995年)[5]

テレビ出演[]

  • 新宿スワン 第4話(2007年、テレビ朝日) - 暴力団構成員・灰沢 役
  • 検事・鬼島平八郎 第6・7話(2010年11月26日・12月3日、朝日放送・テレビ朝日) - 政治家・橘寛二のSP 役
  • 示談交渉人 ゴタ消し 第2・4・6・8・10・最終話(2011年1月13日 - 3月31日、読売テレビ) - アイス売り 役

脚注[]

  1. [新日本キック] 10.29 大田:小野寺引退。武田が総合!? BoutReview 2005年10月30日
  2. 武田幸三の引退試合に、なんと長渕剛さんが協力 K-1公式サイト 2009年10月20日
  3. K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL 第6試合 K-1公式サイト 2009年10月26日
  4. 【新日本キック】武田幸三が壮絶な引退エキシビジョンで現役生活にピリオド!宮本はドロー防衛 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年5月16日
  5. 全日本新空手道選手権大会全結果 全日本新空手道連盟公式サイト

関連項目[]

  • 新日本キックボクシング協会王者一覧

外部リンク[]

  • 武田幸三オフィシャルブログ「ローキック魂」(2009年9月1日から)
  • 武田幸三最強ブログ(2007年11月26日 - 2009年9月1日)
  • 武田幸三プロフィール
  • 吉本興業によるプロフィール
  • K-1 選手データ
  • DREAM 選手データ
初代
 
初代新日本キックボクシング協会ウェルター級王者

1997年1月11日 - 不明(返上)

空位
次タイトル獲得者
米田克盛

Wikipedia[]

  • Wikipedia:ja:武田幸三
  • Wikipedia:en:Kozo Takeda
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