台本4

ページ名:台本4

キャスト:一景・イヴァン

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4-1【】

セリフ数:40

 

夕方、学校帰りの一景。

一景「はぁー、今日もつかれたなぁ。さて、今日も除霊のお手伝いかなぁ。俺でも除霊できるやつなら、いいんだけどなぁ。」

イヴァン「ふふっ、今回のアロマ...我ながら上出来だわぁ...!お客さん...気に入ってくれるかしら」スタスタ

 一景のスマホが鳴る

一景「あ、メッセージだ。えっと、今日は…」
スマホを見ながらそのまま曲がり角に差し掛かる。

イヴァン『きゃっ...!;』ドンッ  パリーンッ

一景「いってて…。あっ!すみません!大丈夫ですか!?」

イヴァン『あいたた...;えぇ、アタシは全然大丈夫...って、あぁっ!?;』

一景「どうかされましたか!?」

イヴァン『...アロマの...瓶が...;』割れてる

一景「え…あ!すみません!俺がぶつかったばっかりに…」

イヴァン『いいのいいの!お客さんにはちゃんと話しておくから...!それより、貴方こそ怪我してないかしら?』

一景「俺は大丈夫ですけど…。それより、いい匂いがしますね…?」

イヴァン『あら...ホント?ベースはバラなんだけど、色はヒガンバナでつけてみたの!ほら、花びらがそこ...、えっ...』

一景「なんだか、体がふわふわしてきますね~///」

イヴァン『ち、ちょっと待って...これ、見てくれるかしら』枯れた花びら

一景「どうされました~?」

イヴァン『...一説によると、ヒガンバナは"霊花"って呼ばれてて、名前の通りお化けに反応する花らしいのよ』

一景「えぇ!そうなんですか…。あ、もしかして…」

イヴァン『これさっき浸けたばっかなのに枯れてるってことは...近くにお化けがいるのかしら、なんちゃってね』笑

一景「あー…その…すみません…。それ、多分俺のせいですね…。」

イヴァン『えっ?...いくら霊花でも実体には反応しないわよ?』

一景「はは…。俺、ここに霊が一体、居るんですよ。」

イヴァン『....あ、アタシ馬鹿だからちょっと何言ってるかわかんないわぁ...w』苦笑

一景「あー、ここにおっさんの霊が一人いまして。…俺、除霊師なんですよ。まだまだ見習いなんですけどね」

イヴァン『じ、徐霊師!?』

一景「ええ!そうなんですよ。…といってもあまり信じてもらえないですけど…。」

イヴァン『...凄いわ...!』

一景「え?俺のこと、変だと思わないのですか!?」

イヴァン『思わないわよ!wアタシの方こそ変だって思われがちだもの!』

一景「そんな!何故です!?」

イヴァン『だってアタシ、貴方と同じものついてるもの』笑い

一景「同じものって…?」

イヴァン『はい!お子様はここまでよ!わからないならわからないで良いの!』

一景「えぇ…。それより、お姉さん、さっきから漂っているこの匂いは?」

イヴァン『バラよ、ポールズ・ヒマラヤン・ムスク、こだわってみたわ』

一景「凄く、いい香りですね!お姉さんは、一体…?」

イヴァン『アタシ?アタシはイヴァン、学生兼セラピストよ』にっこり

一景「セラピスト!すごい!!……え、学生??」

イヴァン『いくつだと思ってたのよwあと、さっきからお姉さんって呼んでくれてるのは嬉しいけど、』

イヴァン『アタシ、雄だからね?』顔を見つめ

一景「え……雄……ってええええ!!!??」

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4-2【】

セリフ数:36

 

イヴァン『アタシ、雄だからね?』顔を見つめ

一景「え……雄……ってええええ!!!??」

イヴァン『ね?これがアタシが変だって思われる理由なの。実際そうでしょう?』ぷいっ

一景「びっくりした!まさか雄だったとは!でもすごいよ!だって、本当の女の人だと思ったもん!!」

イヴァン『...っ、ほ...ホントに...?\\』ちらっ

一景「うん!もしかして、年も近いかな?俺、18!高三!」

イヴァン『アタシは17よ、高2』

一景「あ…年下だった…。あまりに大人びていたから…。」

イヴァン『年なんて関係無いわよ。ね、ね、それより...』

イヴァン『やっぱりお仕事、大変なの?』

一景「え?除霊の?うん、まぁ…。仕事って言っても、俺、お手伝いがほとんどだから、そんなに忙しくないかも。」

イヴァン『アシスタントさんなのね!それで、その...霊って...どういう...?』

一景「あ、そうだね、合った方が早いかも、ちょっと俺の体に憑依させるね。三啓、チェンジできる?」

三啓「…ったく、急だな。話は聞いたぞ。俺がこの一景に憑りついてる霊、三啓だ。」

イヴァン『ひゃっ...ほ、ホントに変わったの...?』

三啓「んったく、なんだよ。ここまでやってもまだ分かんねぇのかよ…。」

イヴァン『...そんな...こんなことって...』

三啓「ま、異質な存在を受けいるのは難しいもんな。ほれ、一景に代わるぞ。」

一景「とまぁ、こんな感じなんですが…。」

イヴァン『...ち、』

一景「ち?」

イヴァン『...超タイプ...だわ...\\\』

一景「え?」

イヴァン『何あの方...!?\\クールだけど以外とシャイそうね...!いつか部屋に連れ込んであんなことやこんなこと...!\\\...あぁ...楽しみだわぁ...\\\』

一景「はは…。」

イヴァン『...あっ、ご、ごめんなさい...\\』

イヴァン『アタシったら...つい...』

一景「いえいえ、良いんですよ!……あ!いけない!もうこんな時間!早く帰らなきゃ!」

イヴァン『あ、待って!』

一景「な、何でしょう?」

イヴァン『これ、お守り。白いユリは悪霊を寄せ付けない輝きを放つわ...!あと住所!』白ユリブローチ

一景「わ!ありがとうございます!っていいんですか?頂いても?」

イヴァン『良いのよ!身体がキツくなったらいつでもいらっしゃい。癒してあげるから』にっこり

一景「大事にしますね!えっと、じゃあこれ、名刺!ここ、事務所兼自宅だから、もし霊障に困ったらいつでもおいでよ!」

イヴァン『ふふっ、ありがとう。じゃあ、また会えることを期待するわ!頑張ってね!』

一景「じゃあねー!!」

 

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