東方三月精

ページ名:東方三月精

登録日:2010/05/03 Mon 23:23:39
更新日:2023/08/17 Thu 20:05:28NEW!
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東方三月精とは、月刊コンプエースで連載されている東方Projectの公式漫画である。
基本的に、サニーミルクルナチャイルドスターサファイアら「光の三妖精」が悪戯したり珍しいものを探しに出かけたりして適当に過ごす内容である。
ゲームでは雑魚扱いの妖精を主人公において幻想郷の日常を描くというコンセプトで作られている。



◇第一部◇

東方三月精 ~ Eastern and Little Nature Deity.


作画は松倉ねむ氏が担当。全1巻。
光の三妖精以外に霊夢と魔理沙がメインであり、他のキャラは登場しない。
巻末にはZUN氏書き下しの小説も掲載されている。


東方Project作品についての紹介ページが存在するのだが、誤植や写真の入れ替わり、情報の間違いなどが非常に多く、
角川公式サイトでZUN氏監修の正誤表が掲載されることになった。


東方関連書籍では数少ない絶版状態に陥った単行本で、入手は困難である。
通販サイトやその手の中古ショップでは価格がン千円、下手すれば万単位という事もザラ。
しかし流通自体はそれなりにしている為古本屋などに紛れている事もあり、国立国会図書館にも寄付されているので読む手段が皆無というわけではない。


通称『旧三月精』。トーンが少なく画面が白かったため、「白三月精」とも呼ばれる。
比良坂氏のものと比べて全体的に落ち着いた雰囲気であり三月精もどこかクールである。


松倉ねむ氏の体調不良に伴う降板により、単行本の刊行以降は作画を比良坂真琴氏に交代することになる。
「天狗は卵生」「詫びの品として渡された打ち出の小槌」と言った設定は現在も生きているか不明であり、よく議論に上がる。
また「天狗の長は大雑把だが下々の妖精に詫びの手紙と品を窘める律義さも持つ」という設定もあったが、これは15年経過した際に「飯綱丸 龍」が登場し概ねその通りの性格だと判明した為死に設定ばかりとも言えないようだ。



◇第二部◇

東方三月精 ~ Strange and Bright Nature Deity.


松倉ねむ氏に代わり比良坂真琴氏が作画を担当。全3巻。
比良坂氏によるムッチリとした絵など、ペドさに定評がある。


単に「三月精」と呼んだ場合はこちらを指す。
松倉版と比べ、トーンを使っている(松倉版のが薄いだけであるが)ので「白三月精」に対して「黒三月精」とも呼ばれる。


話の大筋はあまり変わっていないが、作画以外の目立った変更点として、三妖精と霊夢・魔理沙の他にも多数の東方Projectのキャラクターが登場するようになった。
リリーホワイトや、大妖精(らしきキャラ)、小悪魔(らしきキャラ)といったゲーム内で台詞もなかったキャラクターまで登場している。


月刊コンプエース2009年3月号で連載終了したが、同誌2009年7月号からサブタイトルを『Oriental Sacred Place.』に変え第三部が開始された。


ちなみに、三妖精たちは特に活躍するでもなくのんびりと過ごしているが、
あまりののんびりさに比良坂真琴氏が活躍しない妖精たちをもっと活躍させては? と神主に提案したようだが(後書きより)、
「妖精だからこれで良いんじゃない?」 という返事をもらい、相変わらずのんびりまったりしている。



◇第三部◇

東方三月精 ~ Oriental Sacred Place.


前作から引き続き比良坂真琴氏が作画を担当。
本作でも三妖精、霊夢、魔理沙、文、萃香など多数の東方Projectのキャラクターが登場する。
2012年に完結。全3巻。



◇第四部◇

東方三月精 ~ Visionary Fairies in Shrine.


幻想郷の最弱、再び!
作画担当は引き続き比良坂真琴氏で、2016年から月刊コンプエースで3ヶ月毎に季刊連載される形となって復活した。
2019年完結。全3巻。



◆登場キャラクター◆


サニーミルク
二つ名は『輝ける日の光』。
光の三妖精のリーダー的存在。
彼女の発言でイタズラの内容などが決定することが多い。
八重歯がかわいい。


紅魔館侵入時にメイド服に着替えて読者を悩殺した事もある。


能力は「光を屈折させる程度の能力」。
比良坂版三月精では、『日の光を操る能力』ともされている。


テーマ曲は『サニールチルフレクション』。



ルナチャイルド
二つ名は『静かなる月の光』。
自称『かくれんぼの最終兵器妖精』。


3人の中では比較的クールな性格。が、やや鈍臭い為よくコケるドジっ娘。


金髪、縦ロール、ジト目、栗口、むっつり顔と、萌え要素が満載である。


能力は「音を消す程度の能力」。
当人の周りの音を消すことができる。


コーヒーと文々。新聞を嗜んでいる。
ペドい。


割れた蛍光灯を集めてたり、紫に「一番妖怪に近い」と言われたり不穏な空気があったが、特に何もなかった。


テーマ曲は『夜だから眠れない』。



スターサファイア
二つ名は『降り注ぐ星の光』。


黒髪ストレートの前髪ぱっつん。リボンと羽根をとると輝夜になる…という噂があるほどビジュアルが被っていた。
途中から微妙に前髪が短くなり、輝夜との差別化が図られた。


3人の中では一番大人っぽく落ち着いており、2人を出し抜くこともあった。
が結局妖精なのですぐさま狼狽したり一緒に痛い目を食う事もある、要するに「背伸びしたお嬢様」な性格らしい。
松倉版ではかなり知的な一面も見せていた。


能力は「動く物の気配を探る程度の能力」。
レーダーのようなもの。


テーマ曲は『妖精燦々として』。



博麗 霊夢
毎度お馴染み博麗の巫女。
主に三妖精による悪戯の被害者。


魔理沙の提案により初明星の力を封じる儀式を失敗したように見せられたり、萃香から貰ったお酒をすり替えられたりしている。


三妖精を足蹴りしていたりもする。



霧雨 魔理沙
こちらも毎度お馴染みの普通の魔法使い。


他の書籍作品と変わらずよく神社に遊びに来ている。
霊夢と違って三妖精を懐かせており、協力して悪戯したりもする。



チルノ
氷の妖精。あいかわらずのバカで最強。


第二部以降よく登場し「妖精大戦争」以降は三妖精と仲良く(?)やっているようである。
太眉。むちむち。



クラウンピース
地獄の妖精。東方紺珠伝での狂気的初登場から間をおかず、まさかのレギュラー化を果たした。


第四部での主役格。月からの帰還後故郷へまっすぐ帰らず、ご主人様の言いつけで幻想郷に留まっており三妖精と仲良くなった。
最高に地獄だぜ。



その他、アリス小町などの主要キャラの他にモブキャラとして阿求なども登場する。








◇以下軽いネタバレ◇


第二部までは魔法の森の名も無き大木に住んでいたが、第二部の3巻で博麗神社裏の大木に引っ越しした。


その際、紫に外の世界の者である大木を悪用しないか試され、悪用ができないほど弱いものと確認され大木に住むのを認められた。



長らく弾幕STGとは関係無かったが、第二部2巻の書き下ろし漫画『妖精大戦争』の続きである『妖精大戦争 ~ 東方三月精』が発売され、
三妖精みんな揃って参戦した。
もちろん比良坂氏が絵を担当している(EDはZUN氏が担当)。


作画担当の比良坂氏による同人誌『Three Fairies』シリーズで東方三月精の前日譚に当たる作品が頒布されているが、
こちらはあくまでも東方Projectの二次創作であり公式や原作ではない。
ただし、スターサファイアの前髪変化など、公式の方で没になった案も幾つか拾われている。





追記・修正は、第一部の単行本を手に入れた人がお願いします。


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  • クラウンピースは追記しないの? -- 名無しさん (2017-01-16 15:52:03)

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