ユース・グリンホルン

ページ名:ユース_グリンホルン

登録日:2026/06/22 Mon 22:31:54
更新日:2026/06/25 Thu 22:41:08NEW!
所要時間:約 28 分で読めます


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バトルスピリッツ ブレイヴ 操舵士 柿原徹也 ユース・グリンホルン





ユース・グリンホルンは、TVアニメバトルスピリッツ ブレイヴの登場人物である。
CV:柿原徹也




概要



魔族に支配された未来の地球において、反抗活動を続ける組織「人類軍」に所属する少年で、
主人公・馬神弾(以下「ダン」と表記)と仲間たちが搭乗する艦「麗しのソフィア号」の操縦士を務める。
青いツンツン頭にゴーグルがトレードマーク。


基本的にはソフィア号の操舵席に居る事が多いが、街へ出る為の車の運転も大体彼の仕事。
実はスペースシャトルの操縦免許も所持しており、急遽ソフィア号が宇宙に上がる事が決まった際も、相方のプリムと共に基礎訓練はパスしていた。


故郷のオーストラリアにおける魔族への抵抗の中で両親を失っており、クルーの中でも魔族への憎しみが人一倍強い。
その為、魔族が地球に進出するきっかけを作ったダンに対しても良い感情を持っておらず、序盤では度々彼に突っかかる描写が多かった。


また、そんなダンに頼らず、自分の力で魔族を倒したいという気持ちはあるものの、その意気込みに反して、バトルの腕前は全くの初心者であり、意気込みだけが先行して空回りする場面も散見された。


しかし、そんな彼も、ソフィア号のクルーとして幾多の戦いや挫折を経験し、同時に様々な人間・魔族との出会いによって、広い視野で世界を見るようになっていく。


また、当初は反発していたダンに対しても、彼の過去や内に秘めた熱い思いを知るにつれ理解を示し、中盤から終盤にかけては、仲間として彼を支える存在となる。



劇中にて


第1話でダンが魔ゐによって未来の地球に召喚され、かつての戦友クラッキーやカザンと再会した際、既に彼らと顔見知りのクルーの一人として引き会わされる。
…が、同僚のプリムが屈託なく挨拶する傍らで、初っ端から不愛想な態度を取ったのを皮切りに、ダンが何かをする度に「あの人信用できるんですか?」的な台詞を連発したり、バローネに敗北した彼を信用できないと言い放ってバトルを挑んだりと、露骨なまでに敵視していた。


ユースのこの態度は周りも問題視しており、出航前に膿みを出しておくのも大事と、クラッキーはユースをバトルに引っ張り出す。
しかし、ダンを前にした時の勢いとは裏腹に、何と彼はバトルはスピリッツ召喚時の約束事も知らない全くの初心者であった事が判明。
飲み込みは悪くはなく、基本的なルールにはすぐ慣れたものの、調子に乗って「少し練習すればダンに頼らなくても…」などと思いかけた所で、本気を出したクラッキーにボッコボコにされ、ようやくバトルの厳しさ、ターンを重ねていく事の重要性を知る事になる。



…と、ここまで書くと、「身の程知らずの生意気な若造」というイメージのみになってしまうが、彼の置かれた環境を考えると、同情の余地が多分にある。


と言うのも、彼の生きている未来の地球においては、人間は四六時中、魔族の脅威に晒されており、ユースのように親兄弟を魔族に殺された経験を持つ者も多い。


加えて、ダンを始めとした光主たちが世界を救って救世主と讃えられ、同時に魔族が跋扈するきっかけを間接的に作った事は、彼らと直接触れ合っていないユースからすると、「自分たちを苦しめるきっかけを作っておきながらそれを踏み台にして英雄扱いされている連中」という印象を持ってしまうのも不自然ではない。


おまけに、天真爛漫で誰とでも打ち解けられるプリムを除けば、ソフィア号のブリッジクルーは皆、かつてダンと共に戦った、いわば「内輪の仲間たち」であり、ユースにとってその不満を共有できる人物が誰も居ないという事でもある。


本来のユースは素直な性根の持ち主であり、上記のクラッキーとのバトルで鼻っ柱を折られた後は、彼への反発は脇に置いて、自身の生意気な発言を潔くダンに謝罪している。


なので、ダンの方も多少柔らかめに対応していれば違った可能性はある…のだが。


如何せん、この時のダンさんは、異界王との戦いの後に起こった諸々の出来事で心身ともに凄まじく傷つき、バトルに対する飢えだけが辛うじて精神を保たせているという、見かけからはわからない綱渡りの精神状態。
とてもではないが、非友好的な人物に踏み込んで話を聴くなど出来ない相談であった。


その結果、「事あるごとに突っかかるユースと、それを冷然と受け流すダン」という、ただでさえ重い「ブレイヴ」序盤の空気を、更に重苦しくするような光景が頻繁に繰り返されるようになる。


そして遂に8話において、「地球リセット」と、それを止める鍵となる「十二宮Xレア」の存在が明かされた際、ダンが「地球リセットに巻き込まれるのは魔族も本意ではないだろうから、この情報は魔族の女王とも共有する」と言い出した事で、これまでに溜めてきた不満がついに爆発し、「ソフィア号を降りる」と宣言。


そんな彼を引き留めたのは、魔ゐが聞かせた「ダンの事をずっと見続け来て強くなった異界人の少年」の話だった。



「反発するのは簡単。憎むのも簡単」

「でも、何も見えないままで、ユースは自分の想いを実現できるのかな?」



その言葉に、初めてユースは、怒り以外の視線でダンを見てみようと決意し、ソフィア号に帰還する。



「あんたを見ているよ。これからあんたが、どう動くのかを」



序盤のそんな騒動を得て、ソフィア号と共に世界を転戦するうち、後に種族を越えた友情を育むことになる魔族ルガインとの出会いや、クラッキーから明かされた光主たちの元の世界での境遇を知った事など、様々な経験から少しずつ視野が広がっていく。


そして、仲間たちがそれぞれのやるべき事に力を尽くす姿を見る中で、自身も「怒りに任せてダンや魔族を敵視するだけでなく、自分も何か役に立ちたい」という思いが芽生えていく。


最も、この時期のユースの志は、まだまだ未熟さと隣り合わせであり、23話ではその想いが先走り過ぎて、ダンの負傷中に襲撃してきた獄将デュックとのバトルに独断で挑んでしまう。


ダンすら敗北したデュックとの実力差は如何ともしがたく、諦めずに食い下がるものの、結局ライフを一つも削る事ができずに敗北。
街は獄龍隊のものになってしまい、自分の行動が招いた事態に号泣する場面もあった。


しかし、ここから苦い経験を得たユースは、冷静に「今の自分の力で役に立てること」を模索するようになり、デュックとの再戦に向けて、対ブレイヴキラーデッキを組み直したダンに相手を申し出るなど、関係が改善した所を見せる。


そんな彼にダンも答え、バトルの中で問われるままに、元の時代で経験してきた世界の歪みや、戦い続けた末に訪れた悲劇と苦悩について告白する。
これまで知る事の無かった、ダンという男の内面にようやく触れたユースは、かつてダンを支えた赤のスピリットたちと共に善戦。
最後は激励の言葉で送り出し、返答として彼の過去の経験からの、重いアドバイスを受け取った。


「ブレイヴキラーに、負けんなよ…!!」

「ああ。お前こそ、俺みたいになるなよ…苦しいぞ」



こうしてダンへのわだかまりが解けたユースは、これ以降、彼の背中を追いかける後輩にして、その戦いを支える戦友となっていく。


32話では、魔族に支配された故郷オーストラリアへ帰還。
かつて共に戦っていたレジスタンスのカレンから、「腰抜けの人類軍と共にいる」ことを非難されても引かずに、「戦うだけではなく、戦った後に何を残すかが大事」と、自分の言葉で決然と反論する。
36話では魔族の本拠地であるオクトでの戦いの中、故郷を滅ぼした魔族ジェレイドを目の当たりにし、見せしめに処刑した両親の事を「全く覚えていない」と言い放たれた時には激情の余り自分を見失いかける。


しかし、そこからギリギリのところで踏みとどまり、王宮崩壊に巻き込まれて動けないジェレイドに敢えて止めを刺さずに脱出し、敵を討ちたいという感情にせめぎ合い、涙しながらも、自身の憎しみに決着をつけた。



そして45話では、暗闇のザジとの決戦に臨む前のスパーリング相手として、初めてダンの方からバトルの相手をしてくれるよう頼まれる。
序盤から想像もできないほど自信に満ち、太陽神龍ライジング・アポロドラゴン、ブレイヴ・ポーラキャリバー、いつも通り破壊されるブレイドラなど、ダンから受け継いだ戦術で渡り合うユースに、ダンもまた、これまで一度も口にしなかった、戦いの後の未来について語り掛ける。


「感謝するよ、ユース。ブレイヴはお前たちの時代のものだ」

「今はまだ、異界王が作った時代。だから俺が戦う」

「この戦いが終わったら、俺は過去に帰る。お前たちの時代が始まるのは、それからだ!」


「未来を創れ、ユース!!」

「…ダン!未来は、任せろ!!」


ダンの最後の一撃で決着が着く瞬間、未来に生きる後輩たちへの熱いバトンを、胸を張って引き継いだ。


その後には、魔族の女王ギルファムからも、親友ルガインと共に、地球リセットを乗り越えた後、魔族と人間が共存していくための役割を託される。


そして最終決戦前、「神々の砲台」を起動させる「引鉄」を決めるバローネとのバトルに臨むダンに、「この戦いが終わったらもう一度バトルしてほしい」と頼み込む。


俺がダンに負けたままで元の時代に戻ってほしくない、そう口にするユースを、黙って穏やかに見返すダンだったが…。


以下、終盤のネタバレあり


+ -

ソフィア号を中心に人間・魔族の力を結集した「オペレーション・ゾディアック」は成功するも、砲台を起動させるため自身を「引鉄」としたダンは光の中に消えてしまう。
決戦前に交わした「もう一度バトルを」という約束も、永遠に叶わないものとなった。


それでも、その1か月後に行われた新政権発足のための式典では、ソフィア号クルーと共に、その一員として参加。
ダンと交わした約束通り、人間と魔族の共存に踏み出した未来で、彼は自身の力を尽くしていく。





「ブレイドラ…!追記・編集時のコスト軽減の為だ…ここは、消えて貰う!」




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