登録日:2023/04/21 Fri 23:46:08
更新日:2024/07/05 Fri 12:40:05NEW!
所要時間:約 20 分で満開です!
▽タグ一覧
サクラローレル ウマ娘 プリティーダービー 差しウマ ステイヤー ウマ娘 自称ライバル ヴィクトリー倶楽部 小島太 横山典弘 トレセン学園高等部 美浦寮 スターブロッサム クラシック三冠チャレンジ スピンオフ主役 十傑集走り ガラスの脚 さくらコマース やべーやつ アルケス ジュニア期ファン稼ぎ勢 狂人 焼肉奉行 執着 大輪の遅咲き桜 花開き、世界 真野美月 ユースフルアイズ saisir le rêve sakura laurel サクラのお姉さん ブライアン討伐チャレンジ ナリタブライアンガチ勢 ギラギラ せーの、ヴィクトリー! 春待つ蕾 一緒に見たい夢がある。 やべーやつ←ナリタブライアンが関わると 桜前線進行中! 一花咲かせましょう! 粘度代表バ
画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】CM「Glories」サクラローレル 篇
© Cygames・JRA
どんなに厳しい冬に傷ついても。
桜は咲きます、いつか必ず、絶対にっ!
サクラローレルは『ウマ娘 プリティーダービー』の登場人物。
CV:真野美月
モチーフ元である競走馬『サクラローレル』は当該項目を参照。
◆プロフィール
キャッチコピー:穏やかにして不屈。冬を越えて咲くサクラ
誕生日:5月8日
身長:162cm
体重:文句なし
スリーサイズ:B78・W54・H80
靴のサイズ:左右ともに23.0cm
学年:高等部
所属寮:美浦寮
得意なこと:サラダはわんこそばのように食べられる
苦手なこと:飛行機の離陸の瞬間(それ以外は平気)
耳のこと:ラッパの音が聞こえるとピンと背筋が伸びる
尻尾のこと:母そっくりの毛質で、とてもふわふわ
家族のこと:オムレツとガレットは父直伝のレシピがある
ヒミツ:①ひとりで観光できる程度にはフランス語を勉強している / ②けっこう焼肉奉行
自己紹介:サクラローレルです。目指すのは、世界。凱旋門賞です!――ふふ、今はただの『夢』ですけど…いつか必ず実現してみせます
キャラクターソング:ユースフルアイズ
彗星の輝き
傷に打ち克ち
まばゆさを増して
君は還ってきた。
昨日の挫折も
君ならばきっと
強さに変えられる。
彗星のような君よ
きょうは輝け。
一閃の光で
空を切り裂け。
2017年URA 名ウマ娘の肖像「サクラローレル」より
◆概要
画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】CM「Glories」サクラローレル 篇
© Cygames・JRA
春爛漫、
サクラ満開
生まれついての脚部不安故にクラシック三冠を走る機会に恵まれず、幾度も大きな怪我に悩まされたものの
それらの挫折を乗り越え古馬となってからは天皇賞春と有馬記念を制して1996年度代表馬に選ばれ、
マヤノトップガン、マーベラスサンデーらと並び96年古馬三強の一角となった"遅咲きの桜"・サクラローレルがモチーフのウマ娘。
三強で1頭だけウマ娘化されておらず、更に冠名的にも出てきても問題がないことから、アプリ版リリース当初からウマ娘化の期待がされていたが、リリースから1年近くとなる2022年2月22日に新たに登場するウマ娘として発表され、同年3月に主役のコミカライズ『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』が告知。
1.5周年のイベントにてアプリ版に登場を果たし、2023年4月には上記のコミカライズが連載開始されている。
栃栗毛の髪色と、サクラバクシンオーと同様に桃の花が浮かぶ桜色の瞳が特徴。
穏やかかつ明るく前向きな性格だが、どんなトラブルや障害に対しても滅多にへこたれることはない不屈の心の持ち主でもあり、
あるイベントでは夜の校舎に閉じ込められてしまうもあわてず騒がず、「珍しいから観て回ろう」とさえ言ってのける一幕も見られた。
同期のウマ娘であるナリタブライアンは憧れであると同時に超えたい存在でもあり、それらの想いを隠そうともしない様子を見せている。
…なのだが、ブライアンとの本格的な絡みが初めて出た2022年12月のイベントストーリー『Illuminate the Heart』を筆頭に
彼女のブライアンに対する言動は色んな意味で病的とも言えるレベルに達している面が目立っており、
後輩のマヤノトップガンからは「ローレルさんはキラキラっていうより……ギラギラしすぎ!」とまで言われてしまっている。*1それ故トレーナー諸兄から「サクラ軍団のやべーやつ」のほか、一部では誰が呼んだか「粘度代表バ」などと言われたり
また、ホーム画面によれば「ブライアンのレースは全部録画している」のと一度本人にバレて処分されかけたとも語っている
生まれつき脚が弱く怪我や病気に悩まされていたことからそれらの手当ても上手く、他のウマ娘が不調な時にそれを診てあげることも。
両親はフランスで出会ったらしく、その地で行われる最高峰のレース…すなわち「凱旋門賞」が彼女の最大の目標にして夢。
独学で学んだフランス語はかなり堪能であり、時折他のウマ娘にレクチャーしている姿も見られる。
幼い頃はサクラバクシンオーやサクラチヨノオーらと共に『ヴィクトリー俱楽部』に世話になっていた。
ローレルはそこの名前もオー、態度もオーな子たちの中では珍しく控えめ、しかし前向きで誰かの失敗をフォローする面倒見の良さを発揮していたという。
トレセン学園でも積極的に誰かのフォローをしたり物事を教えたりするなど世話を焼くことが多く、お姉さん気質といえよう。
一方で、熱を測るために額を合わせてビコーペガサスを赤面させたり、根性を鍛えるという名目でトレーナーに夏祭りに連れてこられた際には
「トレーニングと言いつつ、デートのお誘いですか?」と微笑みながらからかうなど妙に蠱惑的な一面を見せることがある。
中山金杯で勝利した際は公衆の面前でトレーナーにハグをする、両親が結婚した教会と似ている場所でトレーナーを誘って腕を組んで赤絨毯を歩く……など、
フランスの文化からくる無意識なのかそれともわざとなのかは定かではないが、割とガツガツ距離を詰めてくるタイプ。
◆ぱかチューブっ!
2024年3月18日「シンデレラグレイ」「スターブロッサム」の単行本最新刊の発売に合わせる形で、オグリキャップ、スーパークリーク、ナリタブライアンと共にゲーム実況企画に出演。
お題は「焼肉シミュレーター」。
焼肉奉行という秘密が語られているローレルにとっては得意分野の筈であったが、肉を焼く際に肉を重ねて焼いてブライアンに苦言を呈されるわ、肉を瞬く間に黒焦げにした挙句その肉をブライアンに押し付けたりととんでもない悪徳奉行っぷりを披露した。
ブライアンちゃん見て!真っ黒!どうぞ!
オマエは私のことが好きなんじゃないのか?
◆漫画版での活躍
スターブロッサム
同作の主人公。
同期のエースであるナリタブライアンの打倒と凱旋門賞の制覇を目標としている。
脚質の脆さが忌避され担当トレーナーが決まらずデビューが遅れていたが、チーム『アルケス』のサブトレーナーである明石椿にスカウトされ、共に世界の舞台を目指して走り出す。
◆アプリでの活躍
性能
バ場 | 芝:A | ダート:E | ||
距離 | 短距離:G | マイル:C | 中距離:A | 長距離:A |
脚質 | 逃げ:G | 先行:B | 差し:A | 追込:B |
2023年4月10日、上記のコミカライズがスタートしたのと同じ日にアプリ版にも☆3として実装となった。
距離適性としては中距離・長距離が共に最高適性のA、マイルも因子次第で十分補正可能なCと比較的幅広い対応が可能となっている。短距離については最低のGのため、本気で魔改造するとなると骨が折れる。
脚質適性の方も最高適性のAを筆頭に、先行と追込もBあるなどこれまた補正次第で選択肢を広げやすいものとなっている。後述する実装版の固有スキルの特性を考えるならやはり差しだろうが、シナリオ中のレースで安定性を求めるなら先行で走らせるのも一つの手。
更にバ場適正について、ダート適性が史実競走馬が未勝利戦と条件戦合わせて2勝を挙げたことを反映してか適性Eと、初期因子補正で最高値までギリギリ引き上げられる下地を持っているため、その気になればダートレーサーとして育成可能だったりする。
ただ、これまた同じく彼女の固有スキルは長距離レースにおいて最大級の効果を発揮するため、長距離の存在しないダートではそれを活かせないというハンデを抱えることにもなるが。
[Saisir le rêve]
桜、満開!この勝負服を着ている限り、散ることはありません!
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Saisir le rêve]サクラローレル」勝負服
© Cygames・JRA
色合いは史実の馬主・さくらコマースお馴染みの「桃、白一本輪、桃袖」。
上半身はパフスリーブの袖の白シャツに桜色のベスト、下半身は白の短パンにひざ下までのロングブーツに加え右脚は黒いニーハイ状の布地で覆われている。
髪飾りや右脚の金色の飾りは『月桂樹』を模した月桂冠のようなものとなっている。
衣装名はフランス語で「夢を掴む」を意味する。
成長率はスタミナに20%、パワーに10%。
各種適性は中長距離及び差しが最も高く、脚質は逃げ以外もそこそこ。
しかし、自身の所持する覚醒スキルや固有スキルのことを踏まえると必然的に長距離差しメインでの育成になるだろう。
覚醒スキルはノーマルが「尻尾上がり」「食らいつき」、レアスキルとして「勇往邁進(レース中盤にスタミナ少し消費、速度すごく上昇/差し)」「一気呵成(レース終盤始めの方でスタミナが十分なら前に出る/長距離・差し)」を所持。
レアスキルは「勇往邁進」がスタミナ消費をオミットした「桜前線進行中!」に、「一気呵成」はすごく前に出るようになる「一花咲かせましょう!」にそれぞれ進化させることができる。
特に前者はデメリットが消失するためぜひ進化を済ませておきたいところ。
掴む。超える。飲み込む――
満開に咲く、その日まで!
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Saisir le rêve]サクラローレル 固有スキル発動」
© Cygames・JRA
固有スキルは『花開き、世界』。
演出では凱旋門を前にしたローレルが一つの光を掴むと、彼女の前にピンクの花模様が展開。周囲が華やかになり月桂冠をバックにポーズを決めるというもの。さながら魔法少女というかプリティでキュアな戦士たちの変身バンクのようであり、カワカミプリンセスが見たら歓喜しそうであるあるいは花弁を展開する姿が「熾天覆う七つの円環」に似ているとも話題に
レース中間地点で中団にいることで発動し速度が少しアップするという固有スキルとしては弱めの部類なのだが、飽くまでもそれは通常時の場合。
これが長距離レースになると、元の速度効果アップの持続時間が伸びる上に回復効果が追加、しかも「すごく」である。
大抵のウマ娘なら固有スキルでも片方しか持って無いだろう効果の複合スキルであることから、実質固有スキル2個持ちなどと揶揄されることもあり、実装当時から長距離におけるトップクラスのウマ娘として高評価を維持し続けている。
しかし、サクラローレルは他の育成ウマ娘のシナリオで野良で出走したときもあろうことかその固有スキルを自重することなくそのまま引っ提げて出走してくるため、野良ゴルシの如き恐るべきロングスパート&野良クリークもかくやという決して息切れしない無尽蔵のスタミナでシナリオと全く関係ない場面であっても1着を掻っ攫ってくるという、凄まじい強敵と化してしまっている。*2
無論、中距離以下では脅威ではないが、長距離のレースでは野良ローレルに対するマークは徹底しなければならない。
特にコンティニュー回数を使い切ってしまった状態かつメジロマックイーンやライスシャワーなどの天皇賞(春)で1着が指定されているウマ娘やトウカイテイオーやダイワスカーレットなどの有馬記念で1着が指定されているウマ娘は特に野良ローレルに注意しなければその時点で育成失敗となってしまう。
どんな冬でも、越えて咲くのが桜です!
固有二つ名は「大輪の遅咲き桜」。
天皇賞(春)を2 1/2バ身差以上で勝利、有馬記念(シニア級)勝利、スタミナが1200以上で育成を終えると取得可能。
特殊実況はシニア級の有馬記念で1着を獲ると聞くことができる。
抜け出したのはサクラローレル!
グランプリ史上、初めてサクラの名前が刻まれます!サクラローレルです!
(元ネタ:1996年有馬記念 堺正幸アナ)
サポートカード
汎用Rのほか、2022年12月のイベントストーリー『Illuminate the Heart』にて配布SSR【ここからはDon't stop!】が登場している。さらに、2023年4月28日には「イベント「神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ」」に合わせて【刻下、桜花爛漫】が実装されている。
SSR【ここからはDon't stop!】
得意練習はスタミナ。
取得できるスキルはほぼすべてが長距離用だが速度、回復がバランスよく揃っている。
この他デバフのスタミナイーター、緑スキルとして「春ウマ娘」「冬ウマ娘」「晴れの日」も所持。あと性能とは関係ないが、イベストの内容に加えて本カードのエピソードは良くも悪くもローレルのイメージを決定づけた感があるなお、イメージに反してデバフスキルは「スタミナイーター」しか所持していない。
SSR【刻下、桜花爛漫】
こちらも得意練習はスタミナ。
固有ボーナスは「最大3個まで持久力を回復するスキルの所持数に応じてスタミナボーナス」という変わったモノ。最大でスタミナボーナス+3と数値こそ強力だが、回復スキルを最序盤に取る事は殆ど無い事や、スキルヒントで回復スキルを貰える事自体が少ない事も相俟って、固有ボーナスを最大限に活かせることは非常に困難。ヒント本を使って予めヒントレベルを上げておく等工夫をする必要がある。
ヒントは長距離・差しで使えるスキルが揃っており、連続スキルで「乗り換え上手(「差し切り体勢」上位スキル)」を入手可能だが、長距離用の差しを育成する場合、必須枠である【A Win Foreshadowed】シンボリクリスエスとバッティングしてしまう事が懸念点。
無我夢中を自前で持っているシンボリクリスエス本人や正月サトノダイヤモンドなら採用の余地があるか。
個別ストーリー
うーん、今日は……見えないみたい。
それは空が曇っていた日のことだった。
新人トレーナーが並木道でみかけたのは、空を見上げているどこか透明感のあるウマ娘。声をかけてきたトレーナーに気付いて道を塞いでいたことを謝りつつ、
あっ、そのバッジ……。トレーナーさんなんですね!いつもお世話になってます♪
君にはもう、トレーナーがついているのか?
えーと私は……まだです。だって――
私、走れませんから!
…そんなネガティブなことを、笑顔で話すのだった。
数日後、トレセン学園にて模擬レースが行われた。
出走するのはデビュー前ながら最強クラスと畏怖されるナリタブライアンに、タイマン寮長ヒシアマゾンという、まさに竜虎相搏つ注目の一戦。
…それを見ようと集まった観客たちの中には、あの並木道で出会った"走れない"ウマ娘の姿もあった。
結果は、ヒシアマが食い下がるもブライアンがそれを突き放して完勝。
しかし、どこか虚無感を漂わせながらターフから戻ってきたブライアンは、"走れない"ウマ娘に祝福の声をかけられるも、軽く一瞥しただけだった。
ブライアンの走りを、目を輝かせながら賞賛する"走れない"ウマ娘。ブライアンに夢を託すファンなのか、そう聞いてみると―
私は――
誰も勝てないブライアンちゃんに勝つウマ娘!
……ローレル!サクラローレルです♪
“ファン”ではない。ましてや“憧れ”“目標”“知り合い”、どれとも違った。その刹那風が吹き、彼女の足下に桜の花びらがふわりと落ちる。
走れないのにどうやってブライアンに勝つのかという当然の疑問に対し、まったく走れないわけではないというローレル。少しだけならとコースに入ろうとしたところ、
昔からの彼女の友人たちである2人のウマ娘…サクラバクシンオーとサクラチヨノオーが制止に入った。
ローレルさん、どうかご自愛をお願いしますね。だって、その、脚が……。
ふふっ、心配してくれてありがとうチヨちゃん。そうだね、私の脚は小さい頃から……。
『ガラスの脚』って言われてたもんね。
走ることを宿命づけられたウマ娘なのに、脚が弱くあまり多くは走れない。
そんなローレルがトレセン学園に来た理由を疑問に思うと、チヨノオーがある動画を見せてくれた。
ローレルの調子が良い時、3人で走ったことがあったという。
そこに映っていたのは、足を強烈な勢いで叩きつけて得た推進力でバクシンオーとチヨノオーを一瞬で抜き去るローレルの姿。
その姿はまるで宙を舞う桜の花びらの如く…しかし、負荷がかかるのは一目瞭然の走り。
ローレルは言った。叶えたい夢があり、それを一緒に観てくれる人を探している。
そのために選抜レースに出たくもチャンスは一度、しかしそれにすべてを賭けるつもりだと。そして、トレーナーに自分の走りを見てほしいと。
後日、ローレルが選抜レースに出走する時が来た。相手は先日、ナリタブライアンに食い下がったヒシアマゾン…もし我慢比べになればローレルの勝ち目は薄い。
そしてにわか雨が突如振り出す中ついにレースが始まった。
バ場の悪さをものともせず駆け抜けていくヒシアマ、勝負はついたかに見えたその時―
たぁああああああああああああああ!!
これほどまでに道悪を苦にしないのかいッ!?いや、それだけじゃない。この走りは……!!
(そう、これが私の本当の走りだよ、ヒシアマちゃん。そして――ブライアンちゃん!!)
(この走りを、私と同じ夢を見てくれる人にも見せるんだ!勝てば、きっと……!もう少し、もう少しで……!)
やぁあああああああああああ!!
ローレルの走りに、ヒシアマのみならず、視察に来ておりその目にローレルは入っていなかったであろうブライアンも思わず目を見張っていた。
―だが。突如失速していくローレル。
結果はヒシアマの1着、ローレルは…ゴールすらままならなかった。とはいえ、それは大切な夢のため無理はしない、という選択故のもの。
全力で駆けたい本能を抑えてまでどうしても叶えたい彼女の夢を聞いてみると、ある方向を指さすローレル。
先にいたのはブライアン…ではなく、その頭上。
初めてあった時、見えなかったもの。雨上がりの虹が浮かんでいたのだった。
私の夢は――あの“虹”です。
最強より、さらに上。あの虹の先のまで行くこと。そして虹の先にあるのは――
――フランス。私の両親が出会った地。お父さんが今も活躍する国です。
私はそこで頂点に立ちたい。そう、お父さんのように。
幼い頃ローレルに、みんなを最高に嬉しく、誇らしく、幸せな気持ちにするには、一番でなくてはダメだと教えた父。
自ら手掛けたデザインのブランドアイコンたる虹のように、大きく、そして彩り豊かに最高のデザインを築き上げると宣言した父。
そしてローレルはウマ娘にとっての最高峰のレースで、最高の勝ち方をみんなに見せたいと明かした。
パリ西のセーヌ川沿い、世界で一番美しいと言われるレース場。トレセン学園の歴史で未だ誰一人勝者のいない国際G1レース。
『Prix de l'Arc de Triomphe』――『凱旋門賞』で。
自らに見合った等身大ではなく、彼女が真っすぐに強く望む最大の夢は、弱々しい印象をいともたやすく消し飛ばした。
その夢を……一緒に見たい
……? トレーナさん?
同情じゃなく、その夢を一緒に叶えたい!
ぁ……ありがとうございます!でも……。
もし、その気持ちが本物でも、かなり先……。遠い季節まで待っていてもらえますか?
そして、こちらでも―
どうだい、ブライアン?勝負はアタシの勝ちだったけどお眼鏡にかなうウマ娘はいたかい?
……いや。いない、そんな者は。
その時、怪物とそれを追わんとする者が奇しくも交差した。
私、走れませんので! そう――
そんな者はいない。 そう――
――今はまだ!
――今はまだ。
それから時が経ち―
……こんにちは、トレーナーさん。いつもお世話になってます。
君にはもう、トレーナーはいるのか?
まだいません。ちょうど今、募集しようかなって思いついたところです。
契約しないか、俺と?
契約……?……むぅ、お断りします。
……え?
思い出してください。あの日、交わした言葉をもう1度。
君と一緒に、夢を叶えたい!
……はい。よろしくお願いします! お待たせしました、トレーナーさん♪
桜が満開の並木道で、大きな夢を一緒に見ようと誓い合う2人の姿があった。
育成シナリオ
大きな夢を共有し始めたローレルとトレーナーだが、その道のりは決して平坦ではない。
その脚の弱さ故満足に走れないという設定を反映してか、メイクデビュー出走後にバッドステータス「春待つ蕾」が付与される。
これは目標以外のレースに出走したあと、ランダムで体力がわずかに減少してしまうというもの。
目標も前半はファン3000人以上だったり重賞で1回3着以上だったりとハードルが低いものばかりになっている。
単に目標をこなすだけなら難しくはないのだが、それだけだとファン数が足りなくなり固有スキルのレベルが上がらないということになりがち。
クラシック11月後半に治るまでは出走レースはしっかり吟味していく必要がある。
後述の三冠チャレンジに挑まないと割り切るなら、マイル適性を強化してティアラ路線に行くのも手。しかし、そちらはそちらでブライアンよりは遥かにマシとはいえ、ライバル補正のかかったヒシアマゾンが固定で出走してくる。
しかし、ファン3000人以上は嫌な予感がしたトレーナーも多いだろう。幸いにも期限はクラシック級1月前半までとなっているため、
ホープフルSで事故っても適当なGIIIに出走すれば打開できるかも。奇しくもルームメイトであるセイウンスカイもジュニア級1月前半までにファン3000人である。
また、クラシック級では三冠レースに任意で挑戦することも可能で、ナリタブライアンとも戦える。
…のだが、
このブライアン、強い。恐ろしく強い。
- パラメータが皐月賞時点でスピードスタミナパワーが500越え、ダービーでは600越え*3、菊花賞時点ではパワーが800越えで他2つも700越え
- 固有に加えてレアスキルも2つ所持
- いずれも距離適性S
…ツインターボ*4やキタサンブラック*5等、これまでの個別育成シナリオに幾度と登場した所謂「強いライバルNPC」の中でも群を抜いている。
史実でも未だ最強候補と取り沙汰される「全盛期の3歳時ナリタブライアン」の怪物的強さが再現されているのだ。公式がブライアン強火勢
ローレルの後に実装されたカツラギエースのシナリオでもクラシック三冠に鬼補正のミスターシービーが出走するが、このブライアンに比べると控え目。
あくまでエースの場合は目標レースなので、ローレルの場合は任意出走故に許された強さと言うべきか。
ナイスネイチャ「若駒Sのテイオーって手加減してくれてたんだなー...」
それぞれのレースで見事勝利した場合のイベントも用意されており、ランダムでステータス3種強化、多くスキルポイント獲得、ヒントLv上昇などの恩恵を受けられるが、
腕に自身のあるトレーナー諸兄は「史実越え」という意味でも狙ってみるのも一興か。
クラシック三冠レース以外でも、史実で出走していた朝日杯FS・クラシック級有馬記念・シニア級阪神大賞典でもブライアンと戦えるが、朝日杯以外は補正が強めにかかっているままなので注意*6。
また、シニア級で春と秋の三冠レース(大阪杯、春天、宝塚、秋天、ジャパンカップ、有馬)を全て制するとこちらもイベントがあり、スタミナとパワーが上昇する。
総じて、ナリタブライアンと肩を並べるほど、育成難易度が非常に高いウマ娘と言える。
◆関連キャラクター
ローレルと同期のウマ娘。
その強さから「怪物」と呼ばれ、ローレルのみならず大衆をも湧き上がらせている存在。
そして…ローレルシナリオにおける陰の主役といっても過言ではない。
本能のまま全力で走るその姿はローレルに衝撃を与え、彼女の闘志を燃え上がらせるには十分すぎた。
…しかし、「目標」としていたあるウマ娘がターフから身を引かざるを得なくなり、三冠を獲るもその後自身も怪我を負い歯車が狂い始める。
抜け出そうともがく様に、がむしゃらに鍛錬に励むブライアンだが、初めは歯牙にもかけていなかったローレルの存在がやがて再び彼女を奮い立たせることとなる。
そして、復帰後に挑んだあるレースで彼女に追い越され、敗れたことをきっかけにその背中を追わんとするようになっていく。
史実でも同期にあたる…のだが、タイミングがなかなかあわず同じレースに出たのは96年天皇賞(春)が最初で最後。
このレースではサクラローレル号がナリタブライアン号を終始マークした末勝利しており、ウマ娘世界のローレルのブライアンに対する感情の大きさはここからきているのかもしれない。
サクラの名を冠するウマ娘達で、ローレルが幼少時代に世話になっていた『ヴィクトリー倶楽部』からの親友たち。
要所要所でローレルとトレーナーを応援してくれる。
チヨノオーはローレルの脚の弱さを、同じく「ガラス」と形容される脚のメジロアルダンを友人に持つこともあり特に気にかけていた。
変幻自在&マーベラス☆な仲良しコンビで、ローレルの後輩たち。
彼女らと接するローレルはまさにお姉さんのようであり、2年目の夏合宿では微笑ましいやり取りを見せてくれる。
一方、マヤノもローレルと同じくブライアンの走りに魅せられており、ブライアンと走ったローレルに嫉妬する場面も。
史実でもひとつ下の後輩であり、サクラローレル号と並ぶ96年古馬三強として幾度も対決してきた。
タイマン上等な同期の姉御肌。
選抜レースでローレルの対戦相手となり、道悪をものともせず食い下がった彼女の素質に驚愕する。
姉ちゃん気質同士気があうのか度々交流もあるようで、ローレルに突然頭を撫でられ照れる一幕も。
史実でも同期で、有馬記念で一度対戦している。
- ビコーペガサス
キャロットマンに憧れる後輩。学年は下だがローレルと同じ時期にレースデビューを果たしたとされている。
ヒーローショーの練習相手や学園祭イベントでビコーの助っ人役をローレルが買って出ていたり、
熱が下がり切ってないのに練習を再開しようとするビコーを休むように諭したりするなど、こちらもローレルのお姉さん気質が発揮される相手。
史実でも同期にあたるが、ビコーペガサス号が短距離路線だったこともあり同じレースには出ていない。
マイペースなルームメイト。
『Sports Graphic Number 1061』で同室であることが先行で明かされた。
ローレルの育成ウマ娘イベントにて公園の木陰で寝ているスカイを見かけ、彼女がアラームに設定している猫の声を真似して起こそうとする。
…のだが、途中からトレーナーまで声真似に参加させられるハメに。
ちなみにスカイは途中からすでに起きており、ローレルもそのことに気づきながらも敢えて続け、その様子を楽しんでいたことを明かされ…といった具合にすっかりペースに乗せられてしまっていたトレーナーであった。
両者とも史実では鞍上を横山典弘が務めており、その縁だと思われる。
コーヒー好きなミステリアスウマ娘。
しばしばローレルと一緒にいることがあり、日常にある「ピンク色」のものを探したり、コーヒーの挽き方をレクチャーするなどしている。
史実では共に小島太厩舎。また、サクラローレル号が断念した凱旋門賞にマンハッタンカフェ号が挑んでいる。
ローレルがフランス語を教えていたウマ娘たち。ダイヤ曰く「教え方が優しい」と好評なんだとか。
史実では凱旋門賞に挑んだ者たち。
ロマンを追い求める行動派ウマ娘。
どういうわけか、シニア級正月の初詣イベントで一番上の選択肢を選ぶと登場。
ハンバーガーの大食いに挑戦するローレルをダンスで鼓舞していた。ハンバーガーを持って普通に立っているローレルの隣で踊るタップという光景がなんともシュール
また、上記の凱旋門賞組(タップも出走経験あり)と並んでフランス語教室を受けてもいる。
いの一番に指名されて、「フランスの洋服屋に入った際の挨拶」を威勢よく答えた。
自ら組んだ方程式を以って勝利を探求する頭脳派にして、ナリタブライアンの姉。
ローレルシナリオではシニア級となっており、一度も3着以下になったことのない強さでブライアンと並ぶ最強候補として登場している。
直接ローレルと関わることはないものの、「妹のライバルになるかもしれないウマ娘」たるローレルのトレーナーに対し助言を送る一方で、ある種の覚悟を問う姿も見せた。
また、ローレルがレースを参考にしたウマ娘の1人として名前を挙げている。
周囲からはブライアンとの姉妹対決も期待されており、他ならぬブライアンも闘志を滾らせていた。だが…。
史実ではサクラローレル号やナリタブライアン号のクラシック期にあたる94年時、春天と宝塚記念の春古馬二冠を獲るなど古馬戦線で目覚ましく活躍。
有馬記念ではブライアンとの兄弟対決も待望されていたのだが、天皇賞(秋)にて故障を発生し引退。兄弟同士で戦うことはついぞなく、ブライアンの同期で活躍の遅かったローレルとも当然関わりはない。
- ローレルの父
ローレルが大きな夢を抱くきっかけを与えた人物。
フランスでトップクラスのデザイナーとして活躍しており、虹をアイコンとしたブランドを立ち上げている模様。
モデルはおそらく史実における父にして、1985年の凱旋門賞を勝利し種牡馬としても成功を収めたレインボウクエスト号。
- 明石椿
漫画『スターブロッサム』での担当トレーナー。
チーム『アルケス』でサブトレーナーを務めている若手の女性トレーナー。
まだまだ未熟な指導者の卵だが、ウマ娘の走法に対する知識や観察眼は優秀。
自分の担当ウマ娘を世界最高のレースである凱旋門賞に連れていく事を目標としている。
その高い潜在能力と世界を制覇するという夢を見込んで独断でサクラローレルをチームにスカウトした。
◆余談
得意なことの「サラダはわんこそばのように食べられる」は、史実のサクラローレル号の好物が青草かつ早食いだったことから、またヒミツ②の「焼肉奉行」に関しては、史実の馬主さくらコマースの子会社が焼肉のたれを製造・販売しているのがが元ネタと思われる。
予兆?
まだサクラローレルの登場がアナウンスされていなかった頃、アプリ版にて公開されたメインストーリー4章にて、阪神大賞典のシーンの後で意味深に桜のつぼみが映し出されるカットが挟み込まれた。
当時は多くのトレーナーたちがこれを「匂わせ」と受け取り「サクラローレルが実装されるのか?」と声をあげ、果たしてその予想は実現し登場と相成った。
どんなに長い記事でも、追記・修正できるって信じてます。貴方となら、きっと!
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この項目が面白かったなら……\泣かないめげない諦めない!/
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▷ コメント欄
- 「ブライアンちゃんはね 服なんて興味ないし 野菜なんか食べないし 出走するレース全部めちゃくちゃなバ身差でぶっちぎらなくちゃいけないの」 -- 名無しさん (2023-04-22 01:09:19)
- ↑みたいなサイコレズのイメージ先行してるがトレラブ要素強めなんだよな -- 名無しさん (2023-04-22 05:23:30)
- 作成乙です。普通に元気なお姉ちゃんキャラかと思いきや、ブライアンへの激重感情にサクラ冠名仲間とのコメディ、そして↑の方が言うようにトレーナーともストレートにラブラブしてる等々、色々な意味で個性が強い子って印象。 -- 名無しさん (2023-04-22 06:23:29)
- ギラギラ発言のせいで戸崎圭太説が浮上してる -- 名無しさん (2023-04-22 06:26:26)
- 作成乙。PU期間にお迎えできなかったけど公開されてたストーリー1〜4話とお迎えしたトレーナーからの伝聞で恋愛クソ強ということは分かった。こんな恋愛クソ強ウマ娘とセイちゃん同部屋にしちゃって大丈夫? -- 名無しさん (2023-04-22 08:08:41)
- 全盛期ブライアン、ステ的にはクラシック有馬の時から弱体化が始まってるんだよね。体感的にぶっちゃけ誤差レベルだけど そしてシニア秋天でのズタボロぶりを見て唖然とするのもお約束-- 名無しさん (2023-04-22 08:34:53)
- クラシックでブライアンぶっ倒すの、有馬ウララよりムズいぞ、因子でどうにもならんし -- 名無しさん (2023-04-22 10:46:20)
- ローレルは実装前からいいキャラしてるなぁ。…そしてあのヴィクトリー倶楽部のハジケっぷりよ。 -- 名無しさん (2023-04-22 10:55:16)
- いかにもお姉さんみたいなビジュアルがとても良かった -- 名無しさん (2023-04-22 11:02:23)
- クラシック三冠のうち皐月とダービーのナリブはローレルのスピスタがC超えてたら運が良かったら勝てたりする。 問題は菊花賞で、スピスタB超えてても無理。 最終コーナーで勝ててても直線に入ったら最後、皐月賞のオペラオー並みの末脚で差しに来る。 -- 名無しさん (2023-04-22 11:10:16)
- 94年世代の絶望感をこれ以上ないくらい味わえるよねクラシック三冠ルートは...もはや蹂躙の域なのも史実通りという -- 名無しさん (2023-04-22 16:29:46)
- イベントストーリーと育成ストーリーで印象が全然変わってる そこまでブライアンブライアンしてなかった -- 名無しさん (2023-04-22 19:26:41)
- CVより先に漫画が発表、初めてボイスが披露されたのがCDでサンプルボイスが育成まで実装されなかった、中の人はこの作品が声優デビューと他の新ウマ娘と違って大分特殊な経緯を踏んでるよねこの子。 -- 名無しさん (2023-04-22 20:27:25)
- グラマスでシニア級春秋三冠達成は有馬の時に赤叩いとけばスタパワが45ぐらいになる。 -- 名無しさん (2023-04-22 20:30:34)
- ジャンプラのローレル漫画、普通に面白いな…今後も楽しみだ -- 名無しさん (2023-04-24 00:33:19)
- イベントサポカの実装早えな。 -- 名無しさん (2023-04-27 20:18:03)
- 漫画の進行が少し遅いのが気になる。 -- 名無しさん (2023-05-24 14:40:45)
- 個人的にGaze on me衣装が似合う子No.1 個別ストーリー7話でのしっくり感は凄かった -- 名無しさん (2023-06-25 06:50:37)
- 漫画向きかと言われたら……シンデレラグレイと言う成功作があるせいで相当上手くやらないと微妙な評価になりそうだなと… -- 名無しさん (2023-07-04 10:19:37)
- 新シナリオが凱旋門賞モチーフならローレルも黙ってはおれまい どうスポットが当たるかな? -- 名無しさん (2023-07-22 23:57:43)
- 新シナリオのリンク対象じゃないの史実では凱旋門賞自体には出てないじゃんって言われりゃそうなんだけど、そこは変に忠実にせず融通利かせてほしかったな -- 名無しさん (2023-08-23 08:29:49)
- プリコネRのエリコのように、ナリタブライアンさえ関わらなければ普通に良いお姉さん。しかし、一度ナリタブライアンが関わると…。 -- 名無しさん (2023-08-27 12:39:33)
- スタブロ、どんどん面白くなってきてて良い。シュガーとかライバルを引き立たせられる良い描き方されてるぜ -- 名無しさん (2023-09-12 03:54:16)
- あと「サクラ」冠名でウマ娘化しそうなのはサクラスターオーとかかな? -- 名無しさん (2023-10-08 06:15:41)
- 鬼コスのローレルエロ過ぎだろ -- 名無しさん (2023-10-10 22:47:59)
- 焼肉奉行とはいったい…うごごご!! -- 名無しさん (2024-04-02 09:49:01)
- 2023-07-05 16:34:40と2023-08-20 12:05:04の2コメントを荒らしコメントとして報告しました。 -- 名無しさん (2024-04-28 23:15:09)
- 通報から24時間経過したため該当のコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2024-04-30 22:42:21)
- なお、後日ブライアンと焼肉は食べられた模様(中の人的に -- 名無しさん (2024-05-25 09:49:44)
#comment(striction)
*2 こうなってしまった原因は、サクラローレル→マーベラスサンデーの順番で実装され、マーベラスサンデーのシナリオで敵として登場したからだと思われる。
*3 皐月の時のステータスから逆算すると「ダービーまでの2ターンの間にスピード・スタミナ・パワーを100伸ばすことに成功した」事になる。どんな超上振れだ
*4 皐月・ダービーに補正のかかったトウカイテイオーが出走
*5 皐月・ダービーに補正のかかったブリュスクマンが出走
*6 とはいえクラシック有馬から緩やかな弱体化は始まっており、こちらのローレルのステ自体も仕上がってくる頃であろう時期なので、運にもよるが挑んだら割と勝てた、という事態も少なくない
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