創造神サガ

ページ名:創造神サガ

登録日:2023/02/13 (月) 19:00:23
更新日:2024/07/05 Fri 10:45:26NEW!
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《ゼン》と《アク》が生み出す最強種族。


その名も「クリエーター」!





創造神サガとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DMC-57「ザ・ゴッド・キングダム」にて収録され、同デッキのメインカードとして売り出された大型クリーチャー。謎の種族「クリエイター」を持つ。



解説

創造神サガ P 水/自然文明 (8)
クリーチャー:クリエイター 9000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の、名前に《ゼン》と《アク》とあるゴッド1体のリンクを外してもよい。そうした場合、自分の山札を見る。その中から《バイオレンス・ヘヴン》または《ゴッド・ブリンガー》または《ゴッド・サーガ》のいずれか1枚を選んでもよい。山札をシャッフルする。その後、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンに自分のゴッドがあれば、このクリーチャーはバトルゾーンを離れるかわりにとどまる。

cip能力でG・リンク状態を自軍の特定のゴッドのG・リンクを解除するという異例の効果を持つ。その特定のゴッドとはゼン&アク
解除するとゴッドに関連した超大型呪文の《バイオレンス・ヘヴン》《ゴッド・ブリンガー》《ゴッド・サーガ》のいずれか1つを山札からコスト踏み倒しで唱えられる。
ちなみに、能力の対象はゼン&アクだがあくまでも「ゼン」と「アク」というワードが入っているゴッドなら何でも良いので、このルールを利用して《名も無き神人類》の性質を用いた面白い動作も出来る…面倒だしあまりやる意味もないが。


更にゴッドが場に入ればバトルゾーンを離れなくなるという不死身効果を持つ。
この効果の対象であるゴッドについては種族指定のみなのでゼン&アクを使わなくても良い。
cipで唱える対象の《バイオレンス・ヘヴン》の破壊範囲に引っ掛かるので一見噛み合わせが悪いように見えるが、この不死身効果で事実上の対象外になるという調整が行われていることも分かる。


cip自体は極めて強力であり、山札から選んでの踏み倒しなのでスカる可能性も低い。
どの呪文も強力なので唱えただけで大きな効果があり、場も少なくとも不死身効果を得たサガとリンクの外れたゼン&アクがいると考えれば限りなく勝利に近づく。
特に《ゴッド・ブリンガー》や《ゴッド・サーガ》の効果を活かせば一度リンクが外れたゼン&アクを再度展開することも可能であり、G・リンクの解除が大きくデメリットにならないどころかむしろゼン&アクが増えるという地獄のような盤面が作れる。


しかし、裏を返せば場にG・リンク状態のゼン&アクを用意する必要がある訳で条件達成の難易度が高い。
後にコストが大幅に軽くなったリメイク版ゼン&アクの《極限超絶神ゼン》と《極限究極神アク》によって難易度は下がっているが、簡単と言えるレベルではないだろう。
また、当然ではあるがゼン&アクや特定の呪文に拘る構築が求められるため、投入デッキは専用かつデッキスペースも消費する。


G・リンク状態のゼン&アクがいる時点で既に戦況は有利な可能性が高く、cipを発動してもオーバーキル感が強いのも引っ掛かるか。
DMC-57発売時点の環境速度ならばともかく、現在のゲームスピードではそもそもゼン&アクを用意できる時点で有利な可能性は一層高い。
だが、極限超絶神&極限究極神の場合は出しやすい代わりに従来のゼン&アクよりも制圧力は低いため、こちらと組み合わせる際には良い後押しにはなるだろう。


不死身効果については、単純に場を離れないパワー9000のW・ブレイカーは十分に強力なフィニッシャーになる。
ゴッドを退かされれば除去耐性も消えるので、場にいるゴッドに依存する面やゴッドの除去対策を考える必要もあるが、相方であるゼン&アクに関してはアクがモヤシで除去耐性があるので相性が良い。
特にゴッドは近年は軽コストやタマシードなどでも登場しているため、そちらを利用して気軽に不死身効果を得られるようになっている。
ゼン&アクに関連するcipに拘らない不死身効果をメインにしたタイプのデッキも考案されている。


総評としては強力な効果を持つが、専用デッキでの構築と癖のある効果故にデッキビルディング能力も求められるカードと言える。


派生カード

破壊神サガ P 光/闇文明 (8)
クリーチャー:クリエイター 8000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の、名前に《ゼン》と《アク》とあるゴッド1体のリンクを外してもよい。そうした場合、各プレイヤーは自身の手札とマナゾーンのカードをすべて山札に加え、シャッフルする。
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンに自分のゴッドがあれば、このクリーチャーはバトルゾーンにとどまる。

サガの初の派生カード。創造神のサガとは対照的に「破壊神」の名前を司り、容姿や雰囲気も禍々しく薄暗いデザインとなっている。
所持文明が異なる破壊神の能力はG・リンク解除や不死身効果は創造神と共通しているが、G・リンク解除による効果が手札とマナゾーンのリセットになっている。
各プレイヤーは事実上行動不能にされて場のクリーチャーでの勝負になる仕様だが、サガのいる場は少なくともサガとゼンとアクの3体が並ぶので場数で有利になりやすい仕組みである。


他のカードを使う創造神と違って単体で完結している点などからフィニッシャーとして創造神よりも高い評価を下している声も少なくない。


ミノガミ <サガ.Star> SR 水/自然文明 (5)
スター進化クリーチャー:グランセクト/クリエイター/レクスターズ 9000
G・ストライク
このクリーチャーを「G・ストライク」で相手に見せた時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それが進化ではないレクスターズなら出してもよい。そうしたら、このクリーチャーをその上に置く。
スター進化:レクスターズ、水のクリーチャー、または自然のクリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
このクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引いてもよい。

レクスターズと化したサガ。G・ストライクとG・ストライク使用時の踏み倒し効果を持ち、cipによる任意でのバトル効果やバトル勝利時のドロー効果を持つ。
ぶっちゃけ所持文明と種族以外はサガの面影はあまりない。強いて言えば山札からのカードの踏み倒しという部分に共通性は感じられる。
また、サガはG・リンク解除という珍しい効果を持つが、サガ.Starの方もG・ストライク使用時に発動する効果は珍しい性質であり、「異色的な能力」という点で類似性をこじつけられなくもないか。


絶望神サガ R 水/闇文明 (3)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 3000
このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。その後、自分の墓地にクリーチャーが3体以上あれば、コスト5以下のゴッドまたはコスト5以下のオリジンを1体、自分の墓地から出してもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。

色んな意味で話題となったサガの派生カード。クリエイターではなくゴッド及びオリジンとなっている。


テキストを読んだだけでヤバさに気づける人もいるだろうが、詳細は個別項目を参照。


関連カード

超絶神ゼン VR 光/自然文明 (7)
クリーチャー:ゴッド 8000+
ブロッカー
W・ブレイカー
G・リンク《究極神アク》の右横
このクリーチャーは、リンクしている時「Q・ブレイカー」を得、自分のターンの終わりにアンタップされる。

極限超絶神ゼン UC 光/自然文明 (4)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァOMG 4000+
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。
右G・リンクOMG:《究極神アク》、「中央G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドの右横(このクリーチャーが出る時、自分の指定ゴッドの右側にリンクしてもよい)

究極神アク SR 水/闇文明 (7)
クリーチャー:ゴッド 9000+
W・ブレイカー
自分のゴッドが破壊される時、そのゴッドを墓地に置くかわりに自分の手札に戻してもよい。
G・リンク《超絶神ゼン》の左横。
このクリーチャーがリンクしていて攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。

極限究極神アク R 水/闇文明 (4)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァOMG 5000+
自分のゴッドが出た時、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。
左G・リンクOMG:《超絶神ゼン》、「中央G・リンク」または「右G・リンク」を持つゴッドの左横(このクリーチャーが出る時、自分の指定ゴッドの左側にリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。離れる時は、その中の1枚を選ぶ)
このクリーチャーが攻撃する時、それがリンクしていたら、相手のクリーチャーを1体破壊する。

上述しているようにサガの効果の発動に必要なゴッド。
従来のゼン&アクとゴッド・ノヴァOMGと化したリメイク版では組み合わせた際の使用感は割と異なる。
相手を仕留める確実性やロマン性ではゼン&アク、軽さやスピードを求めるならばゴッド・ノヴァOMG版の方が優先されるだろう。
ただし、従来のゼン&アクとゴッド・ノヴァOMG版はそれぞれG・リンクさせることが可能なので、それぞれ片方ずつを組み合わせてサガを出すタイプのデッキも充分に検討できる。


バイオレンス・ヘヴン VR 闇文明 (10)
呪文
自分のリンクしているゴッド1体につき、この呪文を唱えるコストを最大3少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
ゴッド以外のクリーチャーをすべて破壊する。

ゴッド・ブリンガー P 光文明 (10)
呪文
バトルゾーンにある自分のゴッドを数える。自分の山札の上から、その数と同じ枚数のカードを、新しいシールドとしてシールドゾーンに加える。その後、自分のシールドをすべて見る。その中から好きな数のゴッドを選び、バトルゾーンに出してもよい。

ゴッド・サーガ VR 自然文明 (13)
呪文
ゴッドを2体まで、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。

サガで踏み倒せる呪文。どれも超重量コストな代わりに今見ても高い効果を発揮する切札級の呪文である。
どの呪文を使うかは構築するデッキやユーザーの好みによるが、基本的にはゴッド・サーガを唱えるパターンが一番の意図される。
上述したようにゴッド・サーガはゼン&アクの再展開を可能とし、単純にコストが13と一番重いので踏み倒す価値が一番あるため。


バイオレンス・ヘヴンも相手の場を殲滅しつつ場にゼンとアクとサガが残る点は抜群の相性を誇るが、バイオレンス・ヘヴンはコスト軽減があることからサガで踏み倒す必要性が薄いという指摘も見当たる。
リンク状態のゼン&アクがいれば7コストと現実的な数値で唱えられるし、サガをわざわざ出すよりも手っ取り早いためである。


ゴッド・ブリンガーはG・リンクが解除されたゼンとアクをカウントして2枚のシールド追加が出来るため防御性能が高い。
また、シールドからゼンやアクを出せれば再度G・リンクしたゼン&アクを出せる点でも相性が良い。
一方で踏み倒せるかはあくまでも運次第というランダム性の強さやバイオレンス・ヘヴンやゴッド・サーガと比べると制圧力や攻撃性では劣る。


デュエル・マスターズ プレイス

創造神サガ SR 水/自然文明 (8)
クリーチャー:クリエイター 9000
W・ブレイカー
自分のゴッドがあれば、このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
バトルゾーンに出た時、自分の《超絶究極神ゼンアク》があれば、ゲーム外から《バイオレンス・ヘヴン》、《ゴッド・サーガ》、《ゴッド・ブリンガー》を1枚ずつ、コストを支払わずに唱える。(それらの呪文は、唱えた後にゲームから除外する)
パワーが0より大きく、自分のゴッドがあれば、このクリーチャーはバトルゾーンを離れない。

DMPS-11「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」にて収録。レアリティはスーパーレアになった。
ゴッドがいる場合の限定的な状況でマナ召喚が可能となり、しかもcipがゲーム外からTCG版では1枚しか唱えられなかった対象呪文を全てぶっ放す能力という超豪快カードと化している。
ただし、TCG版とは異なって除去耐性はパワー低下除去は耐え切れなくなっている。


背景ストーリー

ゼン&アクというゴッドに間違いなく関係する重要なクリーチャー…と言いたいのだが、その経歴や活動目的は一切不明
DMC-57に収録されたカードのフレーバーテキストでも何も語られておらず、このサガという存在が何者なのかをDMC-57で知ることは一切できない。
創造神と破壊神という2体のサガは一体どういう関係性で何が違うのかということも分からない。
というかそもそも「クリエイター」という種族もどういう存在なのかも語られていない


読み取れることはゼン&アク関係のカードのイラストに姿を見せることから、少なくもゼン&アクが出現する場にはサガも現れることだろう。
DMC-57は神化編における構築済みデッキだが、ゼン&アクは神化編で何故かオリジン勢力として蘇っており、サガも神化編の時期の超獣世界において活動していた可能性は高い。
逆に言えばゼン&アクが初めて表舞台に出てきた極神編の時は何をしていたのこの人…ということになるのだが。メタなことを言えば極神編の時は作られていない後付けの存在だから背景ストーリーに考慮されている訳なんてないのだが


サファイア・ミスティ》のレポートによると、オリジンが超獣世界の支配権を得て塗り替えた歴史において、五龍神同様に厄介な存在はゴッドだったため、オリジンはルーツでもある「サガ」をゴッドにすることで世界創世の正統な後継者であることを偽っていたと記録されている。
そのため、「サガ」という存在は少なくともオリジンの起源に関連した存在である可能性は高いと思われる。
何故かゼン&アクがオリジン勢力に加担したのもサガがオリジンのルーツであることに関連しているのではないかと疑われているが、結局ゼン&アクとサガの関係性まではまだ語られていないので不明。
また、サガからオリジンが発展した経緯やオリジンとクリエイターの関係性についてもまだ分かっていないので、サガに関する謎は改名されたどころかむしろ増えたとも言える。


王来篇

神化編の物語が起きた超獣世界とは異なるパラレルワールドにおいてはガイアハザードである《始虹帝 ミノガミ》の共鳴してレクスターズ勢力に加担し、ディスペクターを相手に戦った。


デュエル・マスターズ プレイス

デュエプレではカードとして登場していない時期から《超絶究極神ゼンアク》のイラストに描かれているため、TCG版から輸入されていないカードとしては珍しくデュエプレ版の世界線にも存在している可能性が高いと見られており、後にカード化したので存在が確定した。


余談

  • 名前の由来はゼンアク(善悪)という感情を司る「性(さが)」の可能性が高い。
    また、使い手の神月ミカドが活躍する映画のタイトル「劇場版デュエル・マスターズ 黒月の神帝(ルナティック・ゴッド・サーガ)」や神化編の読みでもある「エボリューション・サーガ」も意識されているのだろう。

  • DMC-57における創造神サガの紹介文ではクリエイターが何故か「クリエーター」と記載されている。誤植だろうか?



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  • まさかのオリジンのルーツと判明。蒼狼の一族の「クリエイター(創造主)」だったというオチが付いたワケか… -- 名無しさん (2023-02-14 00:29:07)
  • チェーンソーに弱そう -- 名無しさん (2023-02-14 10:25:32)
  • 創造神でサガだし、多分SaGaの神は意識してそうだなあ。デュエマス自体、元から色々とパロディネタ多いし -- 名無しさん (2023-02-15 21:58:07)

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