超戦艦日本武尊

ページ名:超戦艦日本武尊

登録日:2022/05/12 (曜日) 01:00:00
更新日:2024/06/18 Tue 13:47:27NEW!
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架空戦記 紺碧の艦隊 戦艦 超兵器 旭日の艦隊





旭日艦隊、全艦出撃!




超戦艦ちょうせんかん日本武尊やまとたけるとは、架空戦記小説『紺碧の艦隊』に登場する架空の戦艦の名前。
同作の同時進行作である『旭日の艦隊』では主役艦を務める。
続編の『新・紺碧の艦隊』『新・旭日の艦隊』でも登場。


【概要】

元々、紺碧の艦隊シリーズでは、大和型戦艦の建造を中断して、その予算と資材で超潜水艦隊である紺碧艦隊を建造したという筋書きになっていて、大和型戦艦は登場しなかった。
しかし、読者から「やっぱり大和が登場しないと寂しい」という感想が届いたことで登場させることになった経緯がある。
劇中ではユダヤ難民に樺太を割譲したことで生まれた資金で作られたという設定。
紺碧艦隊と言う赫赫たる戦果をあげながら極秘裏に運用する必要がある陰の艦隊と対になる、陽の
(悪い言い方をすると紺碧艦隊の存在を察知されないようわざと目立った活躍をする囮)艦隊である旭日艦隊の、難攻不落の文字通りのフラグシップ。


名前の由来は紺碧シリーズの命名側に従って、日本神話の英雄である日本武尊(やまとたけるのみこと)。
また、読みの中に戦艦大和と武蔵の生まれ変わりであるという意味も込めたダブルミーニングとなっている。


作中では日本がナチスドイツと開戦し、英国と講和したことにより、英国救援のための援英派遣艦隊『旭日艦隊』の旗艦として出撃、八面六臂の活躍をすることになる。
司令長官は大石蔵良元帥。
コミカライズ版、OVA版でももちろん登場。しかし劇中の役割は同じだが、外観はそれぞれかなり異なる。
特にコミカライズ版『新・旭日の艦隊』の中盤以降は完全に原作とは別物。


艦体には様々な奇想兵器が備えられており、その気になれば単艦での行動から戦艦なのに対潜水艦戦闘までこなせる万能艦。
もはや戦略兵器の域に達しており、ヒトラーも「旭日艦隊は日本武尊一隻が全て(要約)」と断言したほど。


同型艦は存在しないが、建造のための実物大モックアップを改造した、木製戦艦八汰烏を影武者として利用したことがある。


その作中での存在感で、架空戦記小説のオリジナル艦の中ではレッドサン・ブラッククロスの播磨などと並んで人気の高い船で、プラモデル化もされている。


【スペック】

原作版


全長:256.0m
水線幅:36.3m
基準排水量六万二千トン
速力27ノット


以下兵装


  • 51センチ45口径3連装主砲2基6門

大和型戦艦のものをさらに上回る大口径艦砲。門数こそ少ないが、優秀な光学測距システムやレーダーとの連動により高い命中率を誇る。
砲弾も、九一式徹甲弾の改良型と思われる水中弾、危害半径内を破壊しつくし対潜水艦攻撃にも使えるクラスター砲弾であるZ弾、大編隊や超音速機でさえ撃墜できる対空炉号弾などを撃ち分けることができる。


  • 副砲、両用砲、対空機銃

15センチ単装高角砲
10センチ連装高角砲
10センチ単装高角砲
25ミリ3連装機銃


  • 噴進弾垂直発射機

現代で言うVLS。18基を装備。
日本武尊最強の秘匿兵器であり、局地的には核兵器並の大破壊力を持つ2式誘導噴進弾他を発射できる。


備考
かつての戦艦大和の悲劇を繰り返さぬため、大和の弱点であった点を徹底的に見直された設計となっている。
ひな壇式艦橋と呼ばれる祭壇型の艦橋をしており、急降下爆撃に対して死角のない弾幕を張ることができる。
艦首と艦尾にまで高角砲座があるシルエットは他に例がほとんどなく、本艦の大きな特色となっている。
このことから空襲で被害を受けたことはほとんどない。というより航空機は炉号弾で近づいてくる前に一網打尽にすることが多い。


特徴的な機能として、喫水を甲板まで下げたまま航行できる「半潜水能力」を持っている。
これにより、シルエットを小さくして小型艦と敵に誤認させたり、バーナーの火や煙幕と併用することで沈没寸前と敵を誤認させて不意打ちをくらわす戦法を得意とする。
なお半潜状態は高出力ポンプでの排水で、あっという間に回復できるので問題ない。


基本速力は27ノットと平凡ではあるが、水流噴進によって短時間なら超高速を出せる。
また、バウスラスターと併用することで戦艦と思えないような高機動をとることも可能。下手な砲撃はまず当たらない。


防御力も優れており、ビスマルク二世と対峙したときには被弾したが、艦の機能にはなんら影響しなかった。


旭日艦隊の旗艦ではあるが、作中ではもっぱら単艦行動することが多く、航空巡洋戦艦虎狼や航空戦艦信玄などといっしょに砲撃戦をしたことはない。


コミカライズ版
基本的な設定はほぼ同じ。しかし艦橋のシルエットはほぼ大和型戦艦そのものになっている。


OVA版
外見はコミカライズ版に準じる。
しかし物語中盤を過ぎたところで、なんの説明もなく主砲搭が一基増えて51センチ3連装9門となり、細部もやや変化した。

【海中戦艦新日本武尊】

「新、紺碧の艦隊」および「新、旭日の艦隊」からの姿。
第三次大戦に備えて日本武尊が大改装された姿で、51センチ3連装主砲以外の大きく様変わりして、潜水艦として活動できるようになった。


さらに序盤以降は東方エルサレム共和国からの技術支援で主砲をレールガンに、対空砲をレーザー砲に換装して異次元の戦闘力を誇るようになる。
が、小説の作風が架空戦記からむしろ哲学語りなどに重点を置くようになり、架空戦記的な戦闘を描くことが激減したために、その超兵器としての活躍は十分にできたとは言い難い結果になってしまった。


挿絵ではレールガンの下には砲弾加速用のパイプがぎっしり詰まっている。しかしレールガンとコイルガンを間違えてしまっている。


コミカライズ版では、このため中盤以降は絵になるシーンがとにかく少ないためにオリジナルの活躍シーンを大幅に追加しており、オリジナルの新形態も登場している。
最終決戦まで主役兵器であり続け、ラスボスへの決めも担当した。



追記・修正、ようそろ。



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  • こういう作品で元々登場させる気無かったり、性能はともかく全長も大和と同じか下手すると数m短い設定なのが意外。 -- 名無しさん (2022-05-12 20:42:54)
  • この戦艦を沈めるにはどれくらいの戦力が必要だろうか -- 名無しさん (2022-05-13 22:00:26)
  • 同等の技術で作られた潜水艦には勝てない -- 名無しさん (2022-05-14 20:18:43)
  • 世界の邪を陽以祓す -- 名無しさん (2022-05-16 06:02:16)
  • ↑2そういうのは紺碧艦隊の仕事だから -- 名無しさん (2023-03-13 20:44:34)
  • 佐藤御大の言だけど、一般人には空母や潜水艦がいかにすごいかはわかりづらいけど戦艦は一目ですぐわかる。旭日艦隊が陽軍であり旗艦が戦艦である意味はそこにある -- 名無しさん (2023-10-30 13:32:17)

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