ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(MCU)

ページ名:ワンダ_マキシモフ_スカーレット_ウィッチ_MCU_

登録日:2022/04/17 (日) 21:55:58
更新日:2024/06/18 Tue 13:34:06NEW!
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私が恐れるのは、この力だけ。








ワンダ・マキシモフ(Wanda Maximoff)とは、マーベル・シネマティック・ユニバースの主要登場人物。
インフィニティ・ストーンの一つ「マインド・ストーン」の力により超能力に覚醒したアベンジャーズの一員である。
なお、当初彼女の能力は「超能力」と思われていたが、後に「魔法」と再定義された。
アベンジャーズとして在籍していた頃は「二つ名」は無かったが、自身の起こした「マキシモフ事変」の後は「スカーレット・ウィッチ」の称号を得た。*1





演:エリザベス・オルセン/日本語吹き替え:行成とあ









人物


ソコヴィアでの生活


ヨーロッパの小国「ソコヴィア」で兄のピエトロと共に双子として生まれたワンダは、両親や兄と共に、質素だが平凡な生活を送っていた。
娯楽がろくにない生活の中での唯一の楽しみは、外国の「シットコム(シチュエーションコメディ)」ドラマのビデオ。
ビデオの中で愉快な生活を送る登場人物達に、ワンダは憧れを抱くようになる。


だが、平凡な生活は突然終わりを告げた。
ソコヴィア内で内戦が勃発し、一家の住居にミサイルが直撃し、両親は死亡してしまったのだ。
家には不発弾が転がり、彼女は「スターク・インダストリーズ」と書かれたミサイルの恐怖に怯えながら、兄と共に一夜を過ごした。


そして、兄妹揃って救出された後は、スターク・インダストリーズ、ひいてはその社長トニー・スタークに憎しみを抱きながら成長していった。
やがて、ソコヴィアは世界を影で牛耳る秘密結社「ヒドラ」の支配下になり、市民は圧政を強いられていたが、彼女とピエトロはトニーへの復讐のため、自らヒドラが募っていた人体実験に志願する。




最強の超能力者


ヒドラが開発しようとしたのは、ニューヨーク決戦で手に入れた、ロキが持っていた「人間の精神を操る杖=セプター」の力を駆使した人工的な超人。
多くの人間が杖の先端の石に触れて命を落とす中で、彼女とピエトロは凄まじい潜在能力を発揮する。
こうして二人は、ヒドラの最大級の戦力として監禁されつつも、重宝されるようになる。
しかし、二人はヒドラの言いなりになる気は毛頭無く、ソコヴィアのヒドラ基地がアベンジャーズに強襲された際は真っ先に見限り脱走。
そして、ワンダはセプターを発見したトニーに彼が最も恐れる幻覚を見せ、恐怖による彼らの自滅を目論んだ。


ワンダの目論見とは裏腹に、トニーは「アベンジャーズの全滅と地球の異星人による支配」を回避するためにセプターを解析して最強の治安維持人工知能「ウルトロン」を開発。
ウルトロンはアベンジャーズを平和の敵と見做し、彼らを抹殺するために動き出し、利害が一致したとして、兄妹はウルトロンに協力することになる。
精神攻撃を駆使してアベンジャーズの精神状態を悪化させるなど、ワンダは彼らを苦戦させる。


だが、好奇心からウルトロンの内面を覗いた時、ウルトロンの最終的な目的は「全人類の抹殺」と気付く。流石のワンダも、全人類を滅ぼすことまでは考えなかったのだ。
自身の過ちに気付いた彼女はウルトロンが開発していたクレードル細胞を使った新しいボディの精神移植を中断させ、兄妹揃って逃走。
そのまま、アベンジャーズとウルトロンの戦いの余波で脱線した電車から人々を救った成り行きから、スティーブ・ロジャースと行動を共にし、アベンジャーズに協力することになる。


そして、故郷ソコヴィアを隕石として墜落させ、全人類を絶滅させようとするウルトロンの野望を阻止すべく、アベンジャーズの一員としてウルトロンの群れ相手に善戦。
だが、この戦いで兄ピエトロをウルトロンに殺されてしまう。
一方で、自分の悲しみに寄り添ってくれたクリント・バートンや、純粋な心を持つ「ウルトロンになるはずだった」人造超人・ヴィジョンというかけがえのない存在も得た。
悲しみを引きずりながらも、ワンダは「ヴィラン」から「ヒーロー」へと転身、世界を救うアベンジャーズとして戦うことになる。


……しかし、その後の彼女には波乱万丈の人生が待ち受けていた。そして、彼女の力にはある重大な秘密があったのだ……。







能力


コズミック・エネルギー


マインド・ストーンとの接触で得た能力。赤いオーラを持つエネルギー波を操り、物体を自在に操作出来る。
このエネルギーは非常に強力であり、如何なる質量・強度の物体を宙に浮かせたり、破壊することが可能。
敵に直接ぶつけることでビーム同様の攻撃にもなる。
劇中ではヴィブラニウム製のアルティメット・ウルトロンのボディや、宇宙最強の硬度を持つウル製のサノスの鎧とブレードを破壊するなど圧倒的な力を誇っていた。
『インフィニティ・ウォー』のワカンダ防衛戦ではサノス軍のタイヤ兵器を一撃で瞬殺しており、戦闘に登場しただけで戦局が大きく覆る。
そのため、対人戦闘では力を大幅にセーブしており、『シビル・ウォー』監督のルッソ兄弟曰く「彼女が本気を出せば戦いは数秒で終わった」とのこと。



マインド・コントロール


物理的攻撃だけでなく、精神的な攻撃も可能。
対象の人間に触れることで幻覚を見せることや肉体を制御下に置くことが出来る。
あまりに悪辣な能力のためか、アベンジャーズとして戦っている時は滅多に使うことはなかったが、マキシモフ事変後、再び使うようになった。



カオス・マジック


魔女の力に覚醒し、使い始めた「魔法」。
「現実」そのものを自在に改変し、存在しない人間すらも生み出せる規格外の魔法である。
前述した不発弾が爆発しなかったのは、無意識に確率変動の魔法を行使していたため。
『ワンダヴィジョン』では一定空間の人間を自分の意のままに操って別人として生活させていたが、これが果たして最大限の力なのかは不明。






周囲の人物との関係


  • ピエトロ・マキシモフクイックシルバー

大事な片割れで、双子の兄。
どんな時も一緒に行動し、互いを大切に思い合っており、時として「先に生まれたから」と冗談交じりに威張られたこともあった。
ウルトロンとの戦いでクリントを庇い死亡し、離れた場所でそれを察知した時には泣き崩れ、怒りのままにウルトロンを破壊した。



  • オレグ・マキシモフ
  • イリーナ・マキシモフ

両親。
貧しいながらも双子を養い、幸福な生活を送っていたが、内戦に巻き込まれ死亡した。



  • [[トニー・スタークアイアンマン>トニー・スターク/アイアンマン(MCU)]]

彼女が両親の死の元凶として最初に憎んだ相手。
最も、当時の彼は自分の兵器が罪のない人々を傷つけていたことには自覚していなかったため、彼女以外にも多くの人間の恨みを買っていたことだろう。
贖罪のため、世界平和のためにアイアンマンとして戦ってきた後も、「自分が正しいと思うなら何でもする男」として評価は変わらず、復讐のターゲットにされ、彼に「宇宙からの侵略者」の幻覚を見せた。
しかし、結果的にそれが「仲間を失うこと」の恐怖を植え付け、ウルトロン開発やソコヴィア協定の独断賛同といった問題行動に突き進むことになってしまう。
彼女がアベンジャーズの一員になった後もなかなか打ち解けることはなかったようで、ソコヴィア協定の一件が落ち着くまでという名目でアベンジャーズ基地に軟禁するといった強硬策により、彼への不信は消えなかった。
なお、彼の死後も、完成版ではカットされたが「トニー・スタークばかりが悲しまれヴィジョンはこんな扱いなのか」と不平を言う場面もあった。



  • バロン・ヴォルフガング・フォン・ストラッカー

ヒドラ時代の上司。
彼の手によって超人になったが、忠誠心は全く無く、彼の敗北が濃厚になるとすぐに脱走した。



  • ウルトロン

一時的にアベンジャーズと敵対する者として手を組んでいた。
だが、彼の最終目的を察知し決別。その後、ピエトロを彼に殺され、復讐を果たした。



  • ヴィジョン

最愛の人である人造人間。
ウルトロンとの戦いで彼に助けられて以来、意識するようになり、アベンジャーズで孤独を感じていた時も寄り添ってくれたため、心の支えになっていた。
ソコヴィア協定を巡る戦いでは敵対するも、その後は人目を避けて逃避行を続け、愛し合うようになる。
だが、彼の持つマインド・ストーンがサノスに狙われ、やがては自らの手で彼を殺すことになってしまう。しかし、その覚悟すらもサノスに奪われ、目の前でサノスにストーンを奪われ殺されてしまった。
サノスとの最終決戦後もその悲しみが癒えることはなく、彼女は禁断の秘術を使い、ヴィジョンを蘇らせてしまう。



  • [[スティーブ・ロジャースキャプテンアメリカ>スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(MCU)]]

アベンジャーズの指揮官であり、彼女が尊敬する人物。
彼女の持つ善性を信じ、人命救助の指揮をされたことを機に、彼には恩義を感じている。



  • [[クリント・バートンホークアイ>クリント・バートン/ホークアイ(MCU)]]

アベンジャーズの中では一番気の合う人物。
マインド・コントロールの「経験者」だったためか精神攻撃を返り討ちにされて以来、何かと因縁があったが、自らの罪で自信を喪失した彼女に「アベンジャーズ」として鼓舞し、ヒーローとしての道を歩ませた。
その後も年長者として彼女の面倒を見ることが多い。



  • [[ナターシャ・ロマノフブラック・ウィドウ>ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(MCU)]]

チームメイトで先輩。同じ女性としてワンダの面倒を見ている。
単独行動が多いワンダには苦言を呈することも多い。



  • [[ソー>ソー(MCU)]]

敵対していた時は彼に精神攻撃をした。



  • [[ブルース・バナーハルク>ブルース・バナー/ハルク(MCU)]]

敵対した際に彼を洗脳し、ヨハネスブルクの街で大暴れさせた。




  • サム・ウィルソンファルコン

チームメイト。倒した敵の数で勝負し、軽口を叩き合う仲。



  • バッキー・バーンズウィンターソルジャー
  • [[スコット・ラングアントマン>スコット・ラング/アントマン(MCU)]]

チーム・キャプテン・アメリカのチームメイト。



  • サディアス“サンダーボルト”・ロス

ソコヴィア協定締結時には、口にこそ出さないが、彼女を危険人物として見做し、ラフト刑務所でも首輪をつけ厳重に監禁するなど非人道的な扱いをした。



  • オコエ

ワカンダ防衛戦で共闘。ナターシャと3人でプロキシマ・ミッドナイトと戦った。



  • [[サノス>サノス(MARVEL)]]

ヴィジョンの仇であるタイタン人。
断腸の思いでヴィジョンを破壊した彼女を「気持ちは分かる」と一方的に同情された挙句にタイム・ストーンで元に戻され、目の前でヴィジョンのマインド・ストーンを奪い、殺害した。
直後、彼の「指パッチン」で呆然自失の中消滅し、5年後復活した際は怒りと憎悪に満ちながら彼と対峙。超能力で圧倒し、彼にあと一歩のところで勝利しかけた。



  • アガサ・ハークネス

マキシモフ事変でワンダの魔力を狙った魔女。
隣人のフリをしてワンダを監視し、彼女の「スカーレット・ウィッチ」としての正体を伝え、魔力を奪うために交戦した。



  • トミー
  • ビリー

カオス・マジックにより生み出されたヴィジョンとの間の双子の兄弟。
「現実」の息子達ではないものの、深い絆で結ばれている。



  • モニカ・ランボー

マキシモフ事変で対面したS.W.O.R.D.のエージェント。
同じ肉親を亡くした者として、ワンダの悲しみを理解している。



  • ドクター・スティーヴン・ストレンジ

強大な力を持つ魔術師。一説によると、彼女の力は彼のそれをも凌駕するらしい……。







各作品の活躍


キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

ポストクレジットで登場。ソコヴィアのヒドラ基地で監禁されている。



アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

ヒドラの脱走とウルトロンの協力、そして決別とアベンジャーズ入りを描く。
「人物」の欄を参照。



シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

アベンジャーズの一員として、特殊作業や火力攻撃といったサポート面で活躍していた。
しかし、ラゴスの戦いでブロック・ラムロウの自爆からスティーブを守るために超能力で押さえつけて彼を空中で爆破させるが、結果近くのビルを爆発に巻き込ませ、多くの人々が死亡してしまう。
このため、彼女を危険人物として扱う世論が拡大し、ヒーローを束縛するソコヴィア協定が締結してしまった。
自身の過ちから気に病んでいたワンダは協定について保留し、何があってもそれを受け入れる気だったが、トニーとヴィジョンによって「これ以上問題を起こさないため」と基地に軟禁され、ショックを受ける。
そこへ、国連本部の爆破テロの犯人がウィンター・ソルジャー軍団の復活を止めるべく、スティーブが仲間を集め始め、クリントにより基地から救出され、止めようとしたヴィジョンをも超能力で無力化する。
空港での戦いでは超能力を駆使した戦闘でサポートに徹し、スティーブとバッキーを逃して自分は捕まった。なお、ナターシャ相手に本気を出せないクリントに苦言を呈したりした。
逮捕後は厳重な首輪を付けられた上でラフト刑務所に収監されたが、スティーブとナターシャの手引きで脱獄した。



アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

逃亡生活の中で、人目を忍んでヴィジョンと会い、密かな逃避行を続けていた。
しかし、エジンバラでヴィジョンを送り出そうとした矢先にサノスの手下のコーヴァス・グレイヴとプロキシマ・ミッドナイトの強襲を受け、重傷を負ったヴィジョンを庇いながらの戦闘に苦戦を強いられる。
そこに現れたスティーブ、ナターシャ、サムにより助けられ、アメリカのアベンジャーズ基地に帰還し、ローディ、バナーを連れてワカンダへ向かう。
「マインド・ストーンが敵に渡りそうになった時は自分を破壊してくれ」とヴィジョンに頼まれるが、彼女にはとても出来ないことだった。
そして、ワカンダ防衛戦の中も、シュリによるマインド・ストーンの切除手術に付き添っていたが、高機動のタイヤ兵器の投入に苦戦する一同を助けるために戦場に参加。
彼女がヴィジョンの傍を離れた隙にコーヴァスが彼を強襲し、自身もプロキシマに襲われ、ナターシャ、オコエと共に立ち向かい、最終的にはプロキシマをタイヤ兵器にぶつけて倒した。
しかし、ついにサノスがストーンを5つ揃えて地球に到来。覚悟したワンダはヴィジョンに頼まれ、エネルギーをストーンに注ぎ込むことでヴィジョンを涙ながらに破壊する。
だが、サノスはタイム・ストーンの力でヴィジョンを再生させ、マインド・ストーンを奪い彼を本当に殺してしまう。
なす術もなく最愛の人を殺され、呆然自失になったワンダは、サノスの「指パッチン」で消滅してしまった。



アベンジャーズ/エンドゲーム

タイム泥棒作戦で集め直したインフィニティ・ストーンによるバナーの「指パッチン」で復活し、サノスの軍勢と対峙するアベンジャーズとして加勢。
そして、ナノ・ガントレットを持って走るティ・チャラを襲おうとしたサノスを阻止するように立ち塞がる。



あんただけは許さない。私から全てを奪った……!


お前が誰かも知らない!


分からせてやる……!



サノスの前に現れた彼女は、怒りと悲しみと憎悪に満ち満ちていた。
無理もない。「指パッチン」で消滅していた彼女にとってはヴィジョンを殺されたのは「ついさっき」の出来事なのだ。
一方で、別次元の過去から来たサノスは全くの初対面なので、このような対応になるのも当然なのだが、それが彼女の火に油を注ぐ結果となった。
持てる力のリミッターを解除した彼女は、サノスを超能力で圧倒。怪力を持つ彼を宙に浮かせて拘束しただけでなく、最強硬度の鎧を剥がし、ブレードすら折り、全身を圧し潰そうとしたのである。
あまりの力に脅威を感じたサノスは、味方ごと無差別の空爆をするよう命令。空爆によりワンダは吹き飛ばされ、あと一歩のところでサノスを仕留め損ねたのだった。
ピーター・パーカー/スパイダーマンの応援に駆け付けた際も、多数の戦艦リヴァイアサンを相手に動きを封じている。


戦いの後、トニーの葬儀に出席した後は、クリントと共にナターシャやヴィジョンの死を偲び、彼女なりにけじめをつけた、ように思えたが……。



ワンダヴィジョン

生前、ヴィジョンが「一緒に住もう」と言ってくれたウエストビューの街に彼の遺体を埋葬するため、遺体を回収したという政府機関「S.W.O.R.D.」を訪れるが、そこでは驚愕の事実に直面。
ヴィジョンの遺体は高度な技術を持つサンプルとして、バラバラにされ、研究対象となっていたのだ。
愛した人が死んで5年も経った上に、その死すら弔うことも出来ないという事実に絶望した彼女は、無意識にカオス・マジックの力を発動し、ウエストビュー一帯の現実を改変して「シットコム」さながらの世界を作り上げてしまう。
更には、死んだヴィジョンすらも作り上げ、幸せな夫婦生活を送り続けていた。
そのことが外の世界では騒動となり、S.W.O.R.D.が捜査に乗り出し、「ヴィジョンの遺体を勝手に持ち出した」と濡れ衣まで着せられてしまうが、S.W.O.R.D.の介入を阻止しつつ、双子のトミーとビリーを産み、平穏な生活を守ろうとする。
だが、徐々にヴィジョンが違和感に気付き始め、生活に歪が生じるようになり、果てには隣人のアグネスが外から来た魔女のアガサだと発覚。
アガサはワンダから魔力を奪うべく彼女と子供達に襲い掛かり、更にはS.W.O.R.D.の操る新しいヴィジョンに襲われ生活は完全に崩壊。
戦闘の末、とうとうワンダは最強の魔女「スカーレット・ウィッチ」として覚醒し、アガサを完封した上で普通の人間にした。
結局、彼女はけじめのために夫婦生活を終わらせ、ようやくヴィジョンの死を受け入れ、幻の家族を消滅させる。
その後、彼女は人目を避けることを選ぶのだった。



ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス

表向きは人里離れた果樹園を営んでいたが、アガサから奪ったダークホールドの魔法でマルチバースの存在を知覚したことで「トミーとビリーの母親である世界」を夢に見ては孤独な朝を迎えるという絶望を味わい続け、別世界の自分と成り代わることを画策。マルチバースを渡る力を持つ少女アメリカ・チャベスを狙い、悪霊を送り込む。
そうとは知らずに協力を求めようとしたストレンジからカマー・タージにいることを聞き出すと、直々に襲撃。カマー・タージを壊滅させるも、アメリカとストレンジを取り逃す。
一度は彼らが転がり込んだアース838のワンダを禁術ドリームウォークで乗っ取り、アメリカを追うもののダークホールドを破壊され追跡手段を断たれる。
そこでウォンを脅迫し、案内させた原典の在り処・ワンダゴア山から追跡を再開。アース838ではヒーロー機関イルミナティのリーダーたちを惨殺し、ヴィシャンティの書にたどり着いたストレンジも一蹴して遂にアメリカを確保。
しかし、遺体へのドリームウォークで舞い戻ってきたストレンジの激励でアメリカが力を制御。繋がったアース838のマキシモフ家で思わず向こうのワンダを排除しようとしたため、トミーとビリーに恐怖・拒絶されてしまいショックで戦意を喪失。自分は魔女でありにはなれないことを悟り、自らワンダゴア山と全マルチバースのダークホールドを破壊し、崩落する山の中に姿を消した。



余談


  • 原作ではX-MENの宿敵マグニートー/エリック・レーンシャーの娘として登場するが、MCUに参戦当初はX-MENの映像化権は20世紀フォックスが所有していたため、MCUにはオリジナルの設定で登場した。しかし、フォックスがディズニーに買収され、X-MENのMCU参戦が可能となったため、今後設定が変わる可能性がある。

  • なお、『ワンダヴィジョン』ではフォックス版のクイックシルバー役のエヴァン・ピーターズがピエトロの偽者として登場。一時ファンを驚愕させた。

  • MCUの最強考察で頻繁に上位に登場し、その実力は制作陣をして折り紙付きであり、『ワンダヴィジョン』では更なる進化により「誰か勝てるのか」とある意味不安視されている。









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  • 劇中のワンダやキャロルの圧倒的な戦闘力を見ると、ストーン由来の能力がどれだけ桁違いかがよく分かるわ。 -- 名無しさん (2022-04-18 07:51:26)
  • 強すぎて映画的に出しづらい人。キャプテンマーベルもそうだけどパワーバランスおかしくなるもんね・・・。 -- 名無しさん (2022-04-18 09:40:01)
  • エンドゲームでサノスと対峙した時のブチ切れ様が当然過ぎて「そりゃそうやろ…」っていうシリアスな笑いを感じた覚えがある -- 名無しさん (2022-04-18 11:55:21)
  • 能力もヤバいのに性格もヒステリックだからマジでアベンジャーズの爆弾的存在なんだよなぁ -- 名無しさん (2022-04-18 13:20:58)
  • 原作の世界レベルの改変を考えるとさらにインフレしそう -- 名無しさん (2022-04-18 13:33:23)
  • キャロルは活動範囲が宇宙規模だから、ワンダは…ほら…精神的にアレだから…(オブラート)ってな具合で制限して一応バランスを保っている -- 名無しさん (2022-04-18 13:45:23)
  • 子供の頃に無意識に魔法を使ってたみたいだし、今のパワーは先天的なもの×マインドストーンって感じなのかな? -- 名無しさん (2022-04-18 17:11:23)
  • 絶望的に運がないのもあるけど、本人が根本的な部分でヒーロー気質じゃない(他人を気遣えはするが、他人の為の行動はしない)。大人しくしたり、隠れるように住むのも誰かが傷つくからではなく、そこで批判されるのを恐れてるから。逆を言えば何処までも他人の声を無視出来ない、ヴィランの才能も無い普通の女性なのよね。力が最強なだけで。 -- 名無しさん (2022-05-09 07:41:21)
  • ↑MOMでは聞かないふり、孤独に苛まれすぎて麻痺して飛び越えちゃってたけど、子供の声は無理だった。 -- 名無しさん (2022-05-09 07:43:51)
  • クリントのあの言葉を裏切ったのは残念だと思った -- 名無しさん (2022-05-19 18:51:41)
  • まさに鬼子母神って感じやな... -- 名無しさん (2022-06-24 23:18:26)
  • 元々爆弾抱えてたのをヴィジョンやクリントやキャップが留めてたが理不尽にあい過ぎた結果… -- 名無しさん (2022-06-28 21:48:22)
  • 少なくともキャップの事は敵の自爆から助けようとするくらいには慕っていたのよね。まあワンダは知らないだろうが並行世界のキャップの恋人は容赦なく『半分』にしたけど.. -- 名無しさん (2022-07-16 16:50:37)
  • 恋人の警護よりピンチのナターシャやオコエを助けに行ったり、身の保身よりジモの世界転覆(罠だったけど)を止めに行こうとしたりしてるのにね -- 名無しさん (2022-07-21 04:06:04)
  • ヴィランとして暴走を開始したのが家族の事柄なら、その暴走を止めたのもまた家族っていうのが悲しすぎる……贖罪として全ての魔導書を滅ぼして命を断ったのだろうか…… -- 名無しさん (2022-07-22 02:55:51)
  • 生死については脚本家も言葉濁してるから多分生きてるよ、明確に死んだっていうシーンないし -- 名無しさん (2022-10-19 05:46:11)
  • 死にはしただろうけど、多分死後の世界から復活するっていう展開になる可能性も -- 名無しさん (2023-06-16 21:54:22)

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*1 映画のキャストクレジットでは『エンドゲーム』以前にも「スカーレット・ウィッチ」として載っている。

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コメント

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