三遊亭愛楽

ページ名:三遊亭愛楽

登録日:2021/08/05(木曜日) 19:52:00
更新日:2024/12/18 Wed 09:32:50NEW!
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落語家 笑点メンバー項目 笑点 座布団運びアシスタント 円楽一門会 モノマネ 若手大喜利 愛知県 オネエ 三遊亭愛楽 藤谷哲郎 ピンク→藍色 ピンク 藍色 縁の下の力持ち



ドキドキドキドキ、縄文土器!!


三遊亭愛楽は日本の落語家である。




概要

愛知県岡崎市出身。本名は藤谷哲郎ふじたにてつろう
落語家としては五代目圓楽一門会に所属しており、5代目圓楽の弟子。つまり『笑点』の大喜利メンバーである三遊亭好楽六代目三遊亭円楽の弟弟子にあたる。
国民的長寿番組『笑点』にて座布団運びの山田隆夫を補佐する座布団運びアシスタントとして長年出演していた。



略歴

1969年11月8日生まれ。愛知県岡崎市出身。
1988年、高校卒業と同時に五代目三遊亭圓楽に入門する。その際には便箋50枚にも及ぶ手紙をしたため、五代目圓楽の元に送っている。高座名の「愛楽」は愛知県出身なのが由来。


素人時代にはものまねのオーディション番組に出演していたこともあり、二ツ目昇進後の1990年には深夜番組「平成名物TV ヨタロー」にも出演する。
「ヨタロー」では東京の各落語家団体に所属する若手落語家が所属団体ごとにトリオを組んで大喜利やコントで得点を競うという番組構成だった。
この時一緒に出演していたメンバーには、後々笑点の本家大喜利で共演する春風亭昇太をはじめ、その弟弟子の春風亭柳好に五明楼玉の輔、橘家文蔵といった若手大喜利での仲間たち、さらに近年落語以外のメディアでも幅広く活躍している立川談春と立川志らくといった個性豊かすぎる面々が揃っていた。
愛楽自身は同じ圓楽一門会に所属している三遊亭楽春・三遊亭好太郎*1と共に「円楽ヤングバンブーズ」というユニット名で出演し、オネエキャラとしてギャグやものまねを披露していた。


その後1992年に真打に昇進。1998年7月、『笑点』内で長らく休止状態だった若手大喜利が「大喜利下剋上」という名前で復活した際に昇太や玉の輔、林家たい平らと共に初期メンバーとして出演。そこから2010年代にかけて、番組内で不定期に行われていた若手大喜利のレギュラーを務めることになり、さらに『笑点』本家大喜利の座布団運びアシスタントも2024年9月まで担当した。


ちなみに入門から4年で真打に昇進しているが、これは当時若竹が閉鎖しその暗いニュースを打ち消すために5代目圓楽が二つ目を全員真打にしたためである。


若手大喜利での立ち位置

前述通り、1990年代後半〜2010年代にかけて若手大喜利のレギュラーとして出演していた。
本家の演芸の時間に行われた若手大喜利だけではなく、若手が中心となった笑点の派生番組(現在BSにて放送されている笑点特大号の前身的存在)である「BS笑点」「笑点Jr.」にも出演をしていた。
若手大喜利の時に着用していた色紋付はピンク色*2


若手大喜利でのキャラクターは自称『落語界のトップアイドル』『落語界ただ一人のビジュアル系』といったナルシストかつものまね好きという小遊三とたい平を混ぜたようなものだった。


代表的なものまねとしては十八番となっている五木ひろしや田原俊彦などの往年の歌手・アイドルから「ヨタロー」時代と一時期のたい平を彷彿とさせるオネエキャラまで幅広いものだった。芸能人のものまねに関しては「似てない!」と周囲から酷評されるのがお約束。
さらに「ヨタロー」時代からの付き合いである橘家文蔵とは隣席になる事がほとんどで、彼にド突かれるやりとりもお約束となっていた。


楽太郎(円楽)がブラック団のメンバーにスカウトしようとしたこともある*3


座布団運びアシスタントとして

若手大喜利に出演を始めた1998年以降から2024年9月までの四半世紀以上、本家大喜利において山田くんを補佐する座布団運びのアシスタントを務めた。
座布団運びアシスタントとしては紋の入っていない藍色の着物を着ている。
主な仕事内容としては「例のもの」配りや回収、歌丸ジェノサイドに代表される大量の座布団の出入りの介助、座布団10枚が溜まった時に紙吹雪と共にメンバーをお祝いする…といったもの。
特に配りものが身に着けるものだった場合、着用を手伝ったりメンバーに簡単な説明を行ったりする必要があり、山田くん1人では時間が掛かるため、アシスタントを動員した人海戦術で番組を円滑に進行している。
このとき、兄弟子の円楽からどさくさ紛れに扇子で引っ叩かれて会場の笑いを誘ったことも。


テレビに映らない部分では公開収録の際に観覧者に向けた番組の前説を他のアシスタント達と交代で行なっている。
主な仕組みとしては収録開始前に予め会場を盛り上げておき、盛り上がりが最高潮に達する頃に本番が始まるという状態になっている。
この模様は一度『笑点特大号』にて放送されており、流石に長年出演して慣れていることもあり、特に地方での収録の際にはトークだけではなく会場の照明を自在に操って観客を温めるなど人呼んで「前説のプロフェッショナル」状態。


2023年現在、自身を含めて4人いるアシスタントの中では芸歴・年齢・出演年数が最年長にあたるため、元旦の東西大喜利を始め、笑点特大号にて一時期行われていたお悩み相談大喜利、地上波にて不定期に行われる若手vs大喜利メンバーの対抗大喜利などでは山田くんとともに座布団運びを担当することも多い。
レギュラーチームの座布団運びを山田くんが担当して、ゲストチームの座布団運びを愛楽さんが担当するのが通例。
その際には名前のテロップと共に司会者からちゃんと紹介される。
座布団運びアシスタントの中でも登場率が高い方でもあるためか、昇太からは紹介の際に「時々登場する愛楽さん」などといじられたり、たい平・歌丸・六代目円楽からは山田くんの後任として指名されることも。本人も満更じゃなさそうな反応をするとかは口が裂けても言えない。
座布団運びの采配としては、主に自分のクビネタにより司会者から回答者に座布団をあげるよう指示された際に一旦は対抗する山田くんに対し、すんなり座布団を渡したり取り上げることが多い。
しかし、2019年5月5日に地上波で放送された若手メンバーとの対抗大喜利内では、いつも通り若手側の座布団運びを務めていたが、昇太とダブル司会を務めていた円楽からの命令で自分が取れないはずのたい平の座布団を「(円楽とは)一門なんで忖度しないと…!」と言いつつ没収しようとしたが、逆に「(アシスタント)やめさせられちゃいますよ」と抵抗されて、慌てて舞台袖に引っ込む姿も見られた。


余談

かつて板橋区の小学校PTAの会長を務めていたことがあり、大喜利内で好楽に一度それをダシにネタにされたことがある。
本業の落語の方では、基本的に古典落語を中心に演じるが、自身のチャームポイントであるものまねを取り入れたアレンジも取り入れている。
なお、晩年の六代目円楽からは『「お前はもう明るく陽気にやればいいよ」とぴろきみたいな事を(アドバイスとして)言われた』とか。



名言集



円楽一門!
春風亭昇太:ボーっと聞くと?
転落一門!!


(田原俊彦の物まねをしながら)こんばんは、田原俊彦です。
一同:何だよ!似てないよ!
長所は?
長所は、周りをパーッと明るくすることです。
短所は?
(頭が)パアです。
(司会の昇太含め一同ズッコケる)


若手大喜利の司会者です。低いー、小さいー、四十で独り!
皆さんご一緒にまいりましょう
全員:低いー、小さいー、四十で独り!
会場の皆さんもご一緒に!
全員:低いー、小さいー、四十で独り!
テレビの前の皆様方もー!
やかましいわ!いやー皆さんねえ、これほんとの話なんですよ


(番組40周年記念の師弟一門大喜利の挨拶にて)
私は、圓楽師匠の弟子でございます。楽太郎師匠とはすなわち兄弟弟子になるわけでございますが、今日は腹黒ジュニアとして頑張りたいと思います。クールビューティー、愛楽です!


楽太郎師匠のいい所は、小言が短い。
国分太一:悪いところは?
歌丸師匠の悪口は長い。


愛楽さんのいい所は、ものまねができる。やってごらん。
(五木ひろしのものまねをする)五木です。
国分太一:で、悪い所は?
似てないところです。


(笑点Jr.、BS笑点における恒例の挨拶)
君のハートを乗っ取るぜ!イェーイ、イェーイ ……やるんだよ〜、なんなんだよ〜!(周りが乗っからないためぼやく)





追記・修正は、座布団10枚獲得者を紙吹雪でお祝いしてからお願いします。


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  • 1000文字は越えてそうだけどこれ読むのに5分もかかるか? -- 名無しさん (2021-08-06 00:54:30)
  • 遅ればせながら項目立てました。追記・修正を行なって下さった方、ありがとうございます。 -- yotarokr (2021-08-06 16:42:33)
  • 愛楽さんも笑点卒業かあ、長年お疲れ様でした。 -- 名無しさん (2024-09-29 13:46:08)

#comment(striction)

*1 楽春は五代目圓楽の弟子の一人。好太郎は好楽の総領弟子で、好楽・王楽親子とは遠縁の親戚でもある。
*2 大喜利メンバーで兄弟子にあたる好楽の着用しているものに比べると愛楽のものはより青みの強い赤紫・マゼンタに近い色のものだった。
*3 2007年1月2日放送の「おはよう笑点」での若手大喜利の優勝賞品

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コメント

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