登録日:2020/12/23 Wed 15:37:15
更新日:2024/05/24 Fri 12:44:22NEW!
所要時間:約 6 分で読めます
▽タグ一覧
多腕 一覧項目 奇形 阿修羅 仏像 千手観音 千手 八面六臂
多腕は人型のキャラに3本以上の腕がある事を指す。
▽目次
概要
通常人間の腕の数は1対2本だが、創作物などにおいては加えて3本以上の腕を持つ人がよく登場する。
第三の目と同様に古くは仏教やヒンドゥー教など古代インド神話に由来を持つ神像にも多く見られる属性でもある。
多腕と同時に多頭の場合が多いのは古代の同地域において超自然的な存在=神を顕す記号となっているため。
四字熟語の“八面六臂”も此が語源で、頭や手が一杯ある仏像の様に何人分もの活躍をする人といった意味。
地域に根付いた多様な神の姿が生み出されつつも文化、宗教的な共通項を見出だせる古代オリエントでも、超自然的な存在を多腕、多頭で顕したのは古代インド地域位のもので、ギリシャ神話の50の頭と100の腕を持つ巨人ヘカトンケイルも古代インドの阿修羅(アスラ)がルーツであると考えられている。
創作世界でも見た目の時点でインパクトが生み出せる多腕のキャラクターは人気である。
一本一本に骨が通っているため目を増やすよりも作画難易度は格段に増すが、
その分それぞれの腕を使い分け多彩な技を生み出せるのも魅力の一つ。
傾向としてははっちゃんやアルファロのようにちゃんと服を着たキャラもいるものの、やはり上半身の露出度が高いキャラクターの方が多い。
また、骨格はどうなっているのかという問題も噴出するが、リボルテックタケヤの「骸骨」では肩甲骨に穴を開ける事で多腕を実現している。
他の腕がどこから生えているかはキャラによって様々で、背中(肩甲骨)、脇腹、肩の上、普通の腕の前後などのパターンが有る。
大まかに「脚が5本以上ある実在の生物をモチーフにしたもの」と、宗教の神像の様にそうでないものとに分ける事が出来る。
主なキャラクター
実在の生物がモチーフ
昆虫類(2対4本)
- 電ボ(おじゃる丸)
代々坂ノ上家に仕える電書ボタルは、いずれもホタルなので4本の腕を持つ。
- ホッパー(バグズ・ライフ)
頭は良いが気の荒いバッタで、主人公のアリ・フリックの腕は1対2本しかないが彼はしっかり4本の腕を持っている。
タコ類(3対6本)
6本の手にそれぞれ刀を持つ「六刀流」の使い手。魚人島において、ヒョウモンダコのヒョウゾウ(8本脚)1人を除けば最強と豪語する。
- カルマ(同上)
白ひげ海賊団傘下の海賊。はっちゃんと同様に、六刀流を使いこなして頂上戦争を戦った。
- 劉 翊武(リュウ・イーウ)(テラフォーマーズ)
アネックス1号搭乗員、第四班班長。
「ヒョウモンダコ」をベースにしたM.O手術を受けており、変態時には文字通りタコの足が生えてくる。
加えて中国独自の技術「不完全変態」により、人間の姿のまま足だけを生やす事が可能。
人間としての手足に加えてタコ足が4本生えて合計8本になる。
人間として元々ある足を除くと6本になるためここに分類したが、
中国拳法を使う劉の戦闘スタイルからして追加の足として使う事もあり、タコ足については手であるか足であるかの区別は特にない。
クモ類(3対6本)
- 鬼童丸(NARUTO‐ナルト‐)
大蛇丸の部下で音の四人衆の1人。
蜘蛛を思わせる6本腕を持つが、生まれつきか人体改造によって付いたものかは不明。状態2は加えて額に第三の目が現れ、正確無比な攻撃を放てるようになる。
- 土蜘蛛(ぬらりひょんの孫)
羽衣狐一味の京妖怪。般若のような顔に筋肉隆々とした6本腕の持ち主。
繰り出される怪力とタフさでリクオをも圧倒する。
イカ類(4対8本)
- イカロス・ムッヒ(ONE PIECE)
ホーディ・ジョーンズ率いる新魚人海賊団のメンバーでダイオウイカの魚人。
8本の腕で相手を押し潰し、スルメに変えるえげつない技を持つ。
それ以外
3本
- ろくろ首の老婆(北斎漫画)
葛飾北斎が描いた絵本に登場する老婆のろくろ首。
首に着物をぶら下げており、その袖からキセルを持った腕が生えている。
ただしこの着物を独立した妖怪と見る人もいる。
- 名張の五ツ(カムイ外伝)
3本の腕と2本の脚を思うがままに操り戦う事からその名がついた忍者。
- マリー=デイヨン(アンジュ・ガルディアン)
16世紀のフランスで吟遊詩人として生計を立てている少女。
孤児だった幼少期に貴族の趣味で身体に第三の腕「アンジュ」を移植された身の上。
- 剣持真希士(武装錬金/Z-夢みた楽園-)
錬金戦団の戦士で、かつてキャプテン・ブラボーの部下だった人物。
両手持ちの大剣を両腕と共に支える「第三の腕」を発生させる武装錬金「アンシャッター・ブラザーフッド」の使い手。
2対4本
4本の腕を持つ維持神。「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」にも登場する。
- ブラフマー(同上)
4つの顔と4本の腕を持つ創造神。
- シヴァ(同上)
1面、3眼、4腕を持つ破壊神。
上記のヴィシュヌ、ブラフマーとは同格(信仰上はヴィシュヌと二分)の三相一体の最高神である。
- カーリー(同上)
破壊神・シヴァの妻で常に夫を踏みつけている。生首のネックレスを下げ、腰巻きは刈り取った腕という非常に恐ろしい風貌。
ただし、他のインド神もそうだが像や絵によって数には変動が見られる。手、足、顔がそれぞれ10個なんていう正気の沙汰とは思えないものも。
- ガネーシャ(同上)
シヴァの息子で象の頭を持つ神。「夢をかなえるゾウ」に登場した事もあり、知名度は高い。
- インドラ(同上)
ヴェーダ=古代バラモン時代の最高神、雷神。
古代アーリア人の信仰に共通する最高神格の古代インドでの姿であり、古代インドでは1面4腕で顕された。
仏教では帝釈天として取り入れられ、ブラフマーである梵天と同格の外教(バラモン)の最高神だが、仏教、ヒンドゥーの台頭と共に地位が下がっていった。
- 梵天(仏教・東寺ほか)
上記のブラフマーがモデルとされる。帝釈天との像は普通の人間と同様に二臂につくるが、密教での梵天はブラフマーを元に四面四臂に表される事が多い。
- 両面宿儺(日本書紀)
飛騨国に現れた2つの顔、4本の腕、4本の脚を持つ人間で、実質上半身が2つある事になる。
踵を持たず、2本の刀を佩いて2対の腕にそれぞれ弓矢を持ち戦ったという。
創作のモチーフになることもあり、例えば『呪術廻戦』の宿儺も4本の腕を持っているとされるが、作中では普通の腕2本の人間に受肉しているためその印象は薄い。
肩甲骨を2本の腕に変化させる「四妖拳」を使用。
何気に腕の仕組みがはっきりと分かるものは珍しい。
4本の腕であらゆる格闘技を極めたというレスラーのようなポケモン。
多腕界における知名度は後述の阿修羅に匹敵するだろう。
- ゴローン(同上)
4本腕を持つ大岩のようなポケモンだが、まんべんなく使いこなすカイリキーと異なり1対は腹部を押さえているだけとほとんど役に立っていない。
ゴローンからゴローニャ、ゴーリキーからカイリキーへと進化する過程で顔が入れ替わったようになり
腕が増減するのに加えてどちらも通信交換であるためよくネタにされる。
- タケイクサ、ヤトノヌシ、センザンオウ(討鬼伝、討鬼伝2)
ハンティングアクションゲームに登場する大型鬼たち。
それぞれ四本の腕を持つが、下半身はそもそも無かったり蛇みたいな形だったり普通に脚があったりと様々。
ちなみにタケイクサ系とセンザンオウはタマハミという形態変化や脚を完全破壊した場合、
ひっくり返って四本腕で動くという斜め上の戦法をとってくる。
- グリンパーチ(トリコ)
美食會副料理長で、もともとの腕に加え倒した相手から奪い取ったという褐色の腕がある。
クッキングフェス編では腕が6本に増えていた。
- トロルコング(同上)
4本の腕を持つ世界最強のゴリラ(笑)。矢継ぎ早に岩を投げつけるのを得意とする。
- グリーヴァス将軍(STAR WARSシリーズ)
普段は1対2本の腕だが、この腕をそれぞれ切り離して2対4本に増やし、独立して動かすことができる。
それぞれの腕にライトセーバーを持つことで4刀流の殺陣を繰り広げる様はエピソードⅢでも名アクションシーンと評価が高い。
(ちなみに、足でライトセーバーを使うシーンもあるので、やろうと思えば最高5刀流もできるということになるのかも?)
ただし、このシーン、実写+CGで再現するのが物凄く大変であったらしく、映画本編で4刀流で戦うシーンはごく僅か。
いずれも肘、ないし腕の下部からサブアームが伸び、手で保持した銃器を支える機能がある。
ただし、アリーヤのものは半非公式設定であり、パイロットが「副腕」をイメージできなかった*1事から廃案になっている。
輝鎚のものは銃器保持の他にウェポンラックに装着した武器を掴んで手元に寄せるという目的もあり、
強度の関係で非推奨ではあるが至近距離での格闘にも使用可能。
- 魔女ラニ、人形兵(ELDEN RING)
魔女ラニは肉体を失っているため魂のみを4本腕の人形に宿しているNPC。元の体は普通に2本腕だった模様。
人形兵は小型敵。こちらも4本腕でリエーニエに由縁があるのも同じだが、技術体系は全く異なるように見える。
翼状パーツを持って空を飛んだりクロスボウを連射してきたり四方八方にナイフを振り回す等、4本腕を活かして手数で攻撃してくる。
左右の大きな武器腕に加え、腹部に副腕が2本ありマシンガンを保持している。
腕が4本、足も4本の多腕のケンタウロス体型。ちなみにもとは4本腕で足は2本の超人サムソンであり、足を失った際に寄生虫超人サタンクロスと合体した。
- ガグ(クトゥルフ神話)
数多の異形の者達をいちいち挙げるときりが無いので代表例として。
2本腕の肘から先が二股に分かれ、腕4本になっている巨人。
- ロボコップ2号(ロボコップ2)
右腕は三本指のマニピュレータ、左腕は伸縮式パンチアーム&ガトリング砲と、この時点でなかなかの異形だが、両腋から副腕が伸びており普段は肩に巻き付くように収納されている。
右副腕はプラズマトーチ、左副腕はハサミ状のマニピュレータとなっており、何らかの破壊工作用途を想定していたと思われる。
自律稼働するからくり殺人人形。足も四本。
完成形変体刀12本のうち『微刀・釵』にあたる人形の形をした刀。
本人?も四本の腕に日本刀を持っているが、刀以外にも四本の足による地に足をつけたままのドロップキック、口から飛び出す槍、背部に仕込まれたプロペラでの斬撃(もちろん空も飛べる)など多芸。
なお、本作の舞台は江戸時代である。
裂舌、埋込、骨延長など、様々な改造が施された異形の肉体「驚躯凶骸」の持ち主。
孔富自身の肉体と双子の兄・美伴の遺体が縦に繋がっており、本来は美伴の首や頭があるべき位置に孔富の上半身が存在している。
その構造上、孔富は自身のものに加え、「中半身」である美伴の腕や臓器を自在に操り、攻防に用いることができる。
5本
- モノ子(ゆめにっき)
マップ「白黒世界」のトンネル内にいるNPC。
そのままならば普通の女の子の姿だが、しんごうエフェクトを使用すると、左腕が2本、右腕が肘から枝分かれして2本、さらに頭からも腕が生える異形の姿になる。ついでに白目も溶けたような見た目に。この姿は俗に「ドンドコ状態」と呼ばれる。
字面にすると不気味だが、ゆめにっきキャラの中ではこの姿も含めて人気。
モノ子ッッ可愛いよおかわいいいよォモノ子ォォアアァァア アァッ!!
3対6本
- 阿修羅(仏教・興福寺ほか)
おそらく最も有名な多腕の持ち主の1人。元々ヒンドゥー教のアスラがモデルである。
有名な興福寺の像は手に宝玉や弓矢を持っていたとも言われている。
- 金剛夜叉明王(仏教・東寺ほか)
多腕に加え5つの眼と仏像においても異様な姿の明王。
- 大威徳明王(仏教・唐招提寺ほか)
水牛にまたがった六臂六脚の明王。かなり歩きづらそうだ。
上記の金剛夜叉明王と共に五大明王に数えられ、他にも明王部に属する尊格は古代インドのアスラとデーヴァの属性を引き継いだ多腕、多頭の異形の姿をしている。
例外的に首位の不動尊のみが1面2腕と通常の人間と同じであり、反対に明王部でも特別な地位にあることを示しているとも解釈される。
- 如意輪観音(仏教・観心寺ほか)
密教における六観音の一。六臂のうち2本にて如意宝珠と法輪を持つのが一般的(二臂の場合もある)。
天道にて迷う衆生を救わんと、片膝を上げて頬に指を添え思慮する姿(半跏思惟像)が特徴的。
- 三宝荒神(神道)
日本独自の神としては珍しく、密教を思わせる八面六臂の畸形。
台所などに御札が貼ってある事も多い。
阿修羅をモチーフにした悪魔超人。必殺技「阿修羅バスター」はキン肉バスターを凌駕する圧倒的な威力を誇る。
- カニベース(キン肉マンⅡ世)
キン肉マンにジャンケンで勝利するため、腕を6本に改造した。
- じごくのきし(ドラゴンクエストシリーズ)
6本腕に剣を携えた骸骨のモンスター。
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』では旧魔王軍のバルトスとしても登場している。色違いにがいこつけんし、ソードイド、デーモンソード、クイーンマチルダがいる。
Ver.2の物語の黒幕で、創生の渦を利用して偽りのレンダーシアを創造した大魔王。
- バーディガーディ(無職転生)
普段は3対6本の腕であるが、3本を収束させて強力な1本とする事も可能。
- マシュー(植木の法則)
マリリンチーム(うえきの法則)の一員で、「腕を6本腕に変える力」を持つ。
他の能力に比べてシンプルだが、それゆえか戦闘スタイルの妨げになるような限定条件も出なかった。
単純に手数が増えるため銃火器との相性が良く、六丁拳銃で圧倒できる。
すごい力を貸与されているとはいえ生身対生身、スーパー中学生の集いとはいえ一般人。
訓練した軍人が銃をいっぱい持って撃てば強い。
近づかれようが軍人がたくさん棒を持ってしこたま殴れば強い。
わりと身もふたもない構成。能力バトルしていたがここに来てわかりやすく暴力であった。
普段は普通に2本腕なのだが、本気を出すとムッキムキの6本腕になる。
この姿になると、身体から離れてた浮遊する腕が6本に増える。
4対8本
- 哪吒(封神演義)
三面八臂の姿を取ることもできる
- 弁財天(仏教・江島神社ほか)
一般的には二臂で琵琶を持った像が知られているが、八臂に武器を携えた像も存在する。
- 軍荼利明王(仏教・醍醐寺ほか)
一面八臂の身体に蛇を巻きつけた実に中二心をくすぐる明王。
- 降三世明王(仏教・東寺ほか)
大自在天とその后を踏みつける四面八臂の明王。
- アルファロ(トリコ)
美食會のギャルソンでボスの三虎に謁見が可能。得意技は8本腕から放つ「皿手裏剣」。
- アームライオン(ドラゴンクエストシリーズ)
8本腕のライオンのモンスター。
足は普通に4本であり、計12本の四肢を持つ。
12本
- デビルフィッシュ(ニンジャスレイヤー)
ソウカイ・シックスゲイツの末期メンバー。
背中にインプラントされたランドセル状マシンからは10本の触手型サイバネアームが生えており、元々の両腕と合わせて12枚同時スリケン投擲が可能。
サイバネアームは伸縮性と柔軟性を持ち、これにより相手の死角から攻撃を仕掛けたり、伸ばしたアームをオブジェクトに引っかけて縮める事で高速移動が出来たりする。
シックスゲイツに名を連ねる油断ならぬ強敵のはずだったんだけどなあ…
13本
- カオスシェイプ(Elona)
一定レベルごとに装備部位のどれかが増えるという異様な特徴を持つ種族。最大12箇所まで。
初期状態だと胴体+腕1本だけという姿だが、このおかげで13腕まで増やせる。もちろん足が12本だとか、頭もないのに首だけ12本連なっているなんて風にも改造できる。
7対14本
- サンダーフォージ(ニンジャスレイヤー)
太古の世界から生き続ける神話級リアルニンジャ。本来の名はカジヤ・ニンジャ。
13フィート強(約4m)の筋骨隆々たる巨体で、背中から4対、肩から3対の腕が生えている異形。コワイ!
神話級リアルニンジャというだけあり、作中上位の実力者であるダークニンジャ=サンをして「力量差は歴然」と感じさせるほどの実力者。
9対18本
- 准胝観音(仏教・高野山金剛峯寺准胝堂ほか)
十八臂。観音菩薩ではなく仏母とされる事もある。
変化観音としてはマイナーな方で、稀に千手観音と間違えられる事もあるらしい。
21対42本
- 千手千眼観世音菩薩(仏教・三十三間堂ほか)
一般的な千手観音像は腕を千本ではなく42本に留めて作る事が多い。
左右の40本のそれぞれが、仏教でいうところの、25有世界の生物を救うことから25×40は1000と考えられている。
50対100本
50の頭と100本の腕を持つ巨人。つまり上半身が50あることになり、両面宿儺の25倍だ。
- 悪魔ベリアル(ゲゲゲの鬼太郎)
眼、口、手、脚、耳を100倍にした肉団子のような姿に変身し、鬼太郎達を攻撃した。
953本
- 千手千眼観世音菩薩(仏教・唐招提寺)
実際に腕1000本あったと思われるが、47本は欠損してしまっている。
1041本
- 千手千眼観世音菩薩(仏教・葛井寺)
まさかの千超え、しかも奇数。水曜日のダウンタウンでも取り上げられたが、千超え&奇数の理由はよくわからないらしい。
不明・無数
- 百式観音(HUNTER×HUNTER)
ネテロが召喚する千手観音のような姿をした念能力。
「百式」だけに100本腕と紹介する媒体もあるが、詳しい腕の数は明かされていない。
- ニコ・ロビン(ONE PIECE)
ハナハナの実の能力者で、腕をはじめとする身体のパーツを花のように咲かせる事ができる。
グッズでは阿修羅像や千手観音像の真似をしている物も。
- シャーロット・クラッカー(ONE PIECE)
普段はビスビスの実の能力で生み出したビスケット兵に潜み、能力で腕や武器も自在に増やせることから「千手のクラッカー」の異名がついた。
- ギフターズ(ONE PIECE)
百獣海賊団の構成員で、SMILEの恩恵を受け動物の能力を会得した者達の総称。
SMILEの当たりを引くと、身体の一部が他の動物の者にすり替わったり、身体に動物の部位が発生したりする。その結果によっては腕が増えるケースもある。
多腕という括りで一番まともな変化をしているのはサルのSMILEであるソリティア(身体から猿の手足が生えており、それぞれを器用に操れるので実質6腕)
ただ、作中では歪な変化をしている者が多い。
身体から生き物の上半身がまるまる生えることで結果的に腕が2本増えていたり、
腕自体が動物になったり、逆に腕がなくなったり、もはやどこを腕とカウントしていいか分からない者達も多数。
肩から生えた2対の『複製腕』の先端に、自身の体の器官を複製できる。
自前の腕と複製腕をあわせて6本となるが、「複製腕から腕を生やす」だとか、「複製腕から複製腕を生やし、さらにその先に複製腕を…」なんてことも出来るので、事実上無制限。
「アァアアア年号がァ!!年号が変わっている!!」
ファイナルファンタジーシリーズで稀にいる、ドット時代で初出しその後の作品やリメイクなどでたびたび友情出演するポジションのキャラクター。
不明の項にいるのは登場作品によって腕の本数が変わるから。
初登場のFF5では最初は左右一本ずつと普通の腕だが、中盤で相対した際HPを減らすと「ギルガメッシュチェーンジ!」と言い4対8本へと変化。それぞれの手に鉄球や大剣などを持ち攻撃パターンも強化される。
FF8で再登場した際は3対6本なのだが右側の腕が紙に腕の絵を描いて張り付けたようなデザインとなっている。
FF9では2対4本。こちらはあるサブイベントで本名が明かされるまでは「4本腕の男」とそのまんまの名で呼ばれる。
DDFFではEXモード(他のゲームでいう強化モード)になることで4対8本に。勿論性能が強化されるのだが例外もあり……
FF12では久々に4対8本に。それだけでなくHPを減らすと変化という部分も初出である5と同じで、今回は腕こそ増えないものの歴代FFシリーズで登場した武器に持ち変えるというファンサービスも。
また、やりこみや隠しモードで登場するボスの一体というポジションは(出演させやすいので)のちのシリーズでも継承されており、事実FF13-2、FF14では同じシチュエーションで登場それぞれ3対6本、4対8本である。
他の作品にも出ることはあるが多腕ではないので割愛。
その他
最終奥義 松尾千手観音!!
上記は、最上川にて曽良君に決闘を申し込んだ松尾芭蕉が使用した技。
実際に腕が増えるわけではないが、両腕を超高速で動かすことで、さながら千手観音のように多腕を再現して見せる妙技。
「…え? 増えてない…?」
「増えてません!」
「え…じゃぁ何本…」
「2本です!」
- 飯塚悟志(東京03)
特徴的な顔とキレ気味でキレのいいツッコミが魅力のコント馬鹿。
おんまりモテないキャラのようでいて、若い時分に風俗嬢をメロメロにした程のテクニシャンで、その“ヤケにいい女”が「手が何本もあるみたい♥️」と言っていたと同事務所のアンジャッシュ渡部が証言している。
しかし、その理由について問われた本人は「自分のやれることで精一杯喜んでほしいと思ったから」と述べており、艶っぽい話なのに当人の真面目さを物語るエピソードとなっている。
- アスラ(アスラズ ラース)
本作の主人公。ストーリーの進行に伴い腕の数がコロコロ変わる。
基本的には普通の人間と同じく1対2本の腕だが、マントラの力を得て成る形態「六天金剛アスラ」では肩から新たに2対4本の腕が生える。
怒りが限界突破した、いわば暴走状態にあたる「否天アスラ」では背中から2対4本の腕が生えるが、新たに生えた腕はその一本一本がアスラの巨体よりデカい。
愛娘ミスラの祈りに感応したマントラを受け取って顕現した形態「光臨アスラエル」ではいったん無数の腕が生え、それが1対2本の非常に太い腕として収束する。一瞬だけとはいえ千手観音を思わせる演出だが、千手観音はむしろラスボスが取る姿
最終的に、転輪王が放った光線を受け止めそのエネルギーを全てマントラに変換して顕現した最終形態「輪壊者アスラマズダ」では、六天金剛と同じく3対6本の腕だが全ての腕がアスラエルの剛腕なみに太い。というかこの形態のアスラは地球の何倍ものサイズに巨大化している。そして通常形態では頻繁に腕がもげて無腕になる
関連項目
片手で追記を、もう片方の手で修正をお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 高速で腕を動かしてることを示す場合も多いがね -- 名無しさん (2020-12-23 17:05:17)
- 概要これだけかぁ……ちょっと足りない気がしますね 議論所では、現実でこういう腕だった場合の問題点などと言った場合の記載を避けるとはありますが、フィクションの場合のことはもっと書いてもいいかも。フィクションにおける多腕あるある的なこととか、それによるフィクションの作中で描かれたメリットデメリットとか -- 名無しさん (2020-12-23 19:11:39)
- サブカルの多腕といえばモノ子! モノ子が抜けているなんてけしからんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!(追記しました) -- 名無しさん (2020-12-23 19:41:20)
- ラーナモンやシュートみたいに生えているのではなく浮いているのも多腕に含まれるのだろうか? -- 名無しさん (2020-12-23 19:52:18)
- 僕のヒーローアカデミアのスピンオフのヴィジランテには、8腕のタコ型ヴィランと見せかけてイカ型の人が出てくる。後はうえきの法則で腕を六本にする力の持ち主が出てきたりとか、テラフォーマーズ二部で手術+機械で多腕に対応した兵士が出てきたりとか -- 名無しさん (2020-12-23 21:28:03)
- 巨人属性、神・女神属性とも相性がよい。 神羅万象チョコを見てるとそう思う、あれは男も女も多腕がいる、いい文化だ -- 名無しさん (2020-12-23 21:47:38)
- ↑女性の多腕と言えば多腕手コキいいよね。 -- 名無しさん (2020-12-23 21:54:38)
- 神羅万象ではさらに、紫肌、角、黒目、水色髪、ラミアを乗せた蛇艶大公エキドナなるモン娘おる。 神羅で一番好きなキャラ -- 名無しさん (2020-12-23 22:06:45)
- DQ6の魔王の使いも腕が4本だったな。 -- 名無しさん (2020-12-23 22:28:50)
- デュエマの進化ドラゴン辺りも多腕デザイン多いよね -- 名無しさん (2020-12-23 22:36:55)
- 多腕っていうとカオスシェイプ思い出すな -- 名無しさん (2020-12-23 23:01:13)
- ラストレムナントではソバニという猫耳4腕種族がいた。その腕を生かして、槍や戦斧の二刀流ができるパワーアタッカーだった -- 名無しさん (2020-12-23 23:50:05)
- これ、腕の本数で分類するよりは「神話とか仏教とか」「創作」って分けるって手もあるかも 個人的意見ですが っていうコメントを消されたのはなにか意味があってのこと? -- 名無しさん (2020-12-23 23:56:06)
- ↑編集してる間にコメントが更新されて、それを警告されてても解らんで編集を更新してしまうのはままあることですよ。 -- 名無しさん (2020-12-24 00:09:30)
- 初期のアシュラマンは蜘蛛の化身超人でもあったから、クモ類に入れてもいいのでは…? -- 名無しさん (2020-12-24 01:26:20)
- 廣瀬らとレギュラー争いを繰り広げた広島東洋カープのアルテマウェポン外野手は? -- 名無しさん (2020-12-24 01:45:29)
- 遊戯王のセンジュゴッドとマンジュゴッドも有名だと思ったが書かれてなかった… -- 名無しさん (2020-12-24 01:52:18)
- 多腕(哺乳類系)のデメリットって言ったら増えた腕部の分の血液量や表面積で温暖な地域じゃないと生存に不適切ってのは昔ネットの亜人ネタ書いてるので見かけたなぁ -- 名無しさん (2020-12-24 02:18:03)
- 腕一本って4キロくらいあるから、腕が多ければ多いほど下半身は大変になる 足も増えてるならその限りではないが、それでも腰はきついだろうね -- 名無しさん (2020-12-24 10:09:23)
- ヘボット!のナグリ・ドツーキは髪の毛を自在に操って腕のように使えてたけど多腕キャラでいいのかな -- 名無しさん (2020-12-24 10:34:58)
- ↑3ハムスター関連の本で読んだことあるが、奇形で3本以上の前足になったハムは切除推奨だそうな。増えた分だけ心臓負荷がでかくて寿命が・・・とかだったかで -- 名無しさん (2020-12-24 10:36:30)
- ↑2それだとトリコで言ったらサニーあたりも出来ちゃうだろうし違うのでは -- 名無しさん (2020-12-24 10:37:51)
- ロボ物のサブアームは含めないだろうけどエヴァ13号機とかクリムゾンタイフーンみたいな明確に腕が多いのは入れてもいいのかな -- 名無しさん (2020-12-24 10:43:28)
- 6本も腕があるともー肩がこって肩がこって…(ここに書いてない6腕キャラ) -- 名無しさん (2020-12-24 10:44:09)
- Elonaのカオスシェイプが真っ先に思いついた。不定だけど最大13本。 -- 名無しさん (2020-12-24 12:19:30)
- アマゾンネオ素体も6本でしたね… -- 名無しさん (2020-12-24 13:15:15)
- 20本くらいついていたシックスゲイツがいたきが -- 名無しさん (2020-12-24 16:23:18)
- 蚩尤が好きだな。6本の腕にそれぞれ違う武器を持った姿とかいいじゃん -- 名無しさん (2020-12-24 20:56:22)
- 仏教、神話型や機械型、実在生物型、その他と分けるのが妥当かなと思う -- 名無しさん (2020-12-25 22:31:16)
- 上半身と下半身のバランスが難しい。上半身のボリュームがありすぎて相対的に下半身が貧弱に見えてしまう危険性がある。 -- 名無しさん (2020-12-25 22:38:42)
- だからって本来二足歩行のシルエットに足二本付け足しても昆虫みたいになって見栄えが悪くなるから悩みどころ クリーチャーだと安定して派手さを出せていいよね -- 名無しさん (2020-12-26 01:59:08)
- サクラ大戦の土蜘蛛も、このタイプのキャラクターだったな。 -- 名前は無い (2020-12-26 06:17:41)
- キン肉マンのアシュラマンといいこの手のキャラは作画泣かせよな -- 名無しさん (2020-12-26 08:25:56)
- ↑3 マッシブーン「…」 -- 名無しさん (2020-12-26 10:01:40)
- 多脚があっても面白そうとは思ったけど少なすぎるよね… -- 名無しさん (2020-12-26 11:00:20)
- .hackのオーヴァンはAIDAに感染されて三本腕のようになってた -- 名無しさん (2020-12-26 16:29:27)
- ↑2 メカ限定なら多脚(機体)って項目が -- 名無しさん (2020-12-26 16:59:27)
- 東京03の飯塚さん、この件について「僕は一生懸命だっただけです」とも言ってたな確か。人間的にも大好きだわ -- 名無しさん (2022-06-14 00:26:01)
- TRPG「幻奏戦記ルリルラ」のリーゼ・オフィーツィアというロボットは2対4本腕だけど、他の機体が武器二つ持ってても一回しか攻撃できないのに対し「それぞれの手に持った武器で攻撃してよい」というとんでもない特殊ルールがあったうえ、回避が絶望的な代わりにとんでもなく硬いという冗談みたいな機体だった。そのくせ性能比で考えると安いという。 -- 名無しさん (2023-08-02 01:30:25)
- スパイラルはなし? -- 名無しさん (2023-08-02 21:47:47)
#comment(striction)
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧