登録日:2020/02/13 Thu 19:48:14
更新日:2024/05/16 Thu 12:39:27NEW!
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ファイヤーマン 防衛隊 岸田森 平泉成 睦五郎 誠直也 怪獣やっつけ隊 組織 saf 平泉征 栗原啓子 地球科学特捜隊
特撮ドラマ『ファイヤーマン』に登場する組織。
「SAF」とは「SCIENTIFIC ATTACK FORCE」の略で、政府直属の地球科学特捜隊である。
怪獣や宇宙人の襲来による怪事件、天変地異といった人類への脅威へ挑み、解決する事を使命としている。
第1、2話におけるドリゴンとドリゴラスの出現が結成の発端で海洋学・生物学の権威である海野軍八博士が、海洋開発センターや各方面からの要請で隊長に就任し、さらに海野が様々な分野の専門家を中心にスカウトする事で正式に結成された。
本部は東京郊外の半島にある研究都市の、海洋開発センターの内部地下にあるが組織としては独立している。
その権限は強く、有事の際には各方面の防衛隊を指揮下に入れる事ができる。
中心メンバー全員が各分野の研究機関に務めていた経歴を持ち、中心メンバー5名の内3名は博士号を取得している学術集団でもあり、SAFで運用するメカニックは彼らが開発に関わっている。
ファイヤーマンと共に多くの怪獣や宇宙人と戦い続けたが、最終回で侵略兵器「物体X」の攻撃で本部は壊滅し、主力兵器も失われてしまった。
その後、組織がどうなったのかは不明である。
【メンバー】
中心メンバー5名の名前は「岬」「千葉」などの海を連想させるワードが用いられている。
◆岬大介
演:誠直也
地質学者の田所博士の研究所で、研究員として活動していた青年。地質学・考古学に深い知識を持つ。
青江半島で化石の発掘を行っていた所、ドリゴンとドリゴラスの出現に遭遇。
調査に来ていた海野らに協力し、その知識を認められてスカウトされた。
その正体は地底奥深くにあるアバン大陸からやって来たファイヤーマンであり、人類に危機が迫るとファイヤーマンに変身して戦う。
◆海野軍八
演:睦五郎
SAF隊長。
海洋学・生物学の権威であり、各方面からの信頼も厚い人格者。
SAF結成の際、海洋開発センター所長を始めとする各方面からの推薦で隊長に就任した。
隊員への指示は冷静かつ的確で、現場に直接赴く事も多い。
しかし、岬とマリ子が判断ミスから街に被害を出してしまった時には一時的ではあるが隊員資格を剥奪するなど、厳しい判断を下す事もある。
SAFに憧れて入隊を希望して押し掛けてきた少年には決して無下に扱わず、その気持ちを汲んで戦いの前に「生命の尊さ」を教えた。
◆水島三郎
演:岸田森
SAF副隊長。
宇宙工学博士で、前歴は宇宙開発センターの所長。海野とは旧知の間柄で、新型ロケット開発などの実績を持つ。
一度は科学者としての立場からSAF入隊を辞退したが、熟慮の末入隊を決めた。
冷静なようで子供っぽい所もあり、シーマリン号で出動する際にパイプを持参したり、ちあきなおみの「喝采」を口ずさむ場面もあった。
荒事はあまり得意ではないようだが、いざという時には「SAFの水島だぞっ!」と気合いを入れて立ち向かう。
性格は温厚で声を荒げるような事はないが、岬とマリ子の失態は厳しく叱責した。
しかし、仲間想いな性格でもあり隊員資格を剥奪されて挽回のために調査に向かった二人に、情報を提供してサポートした。
祖父はロボット工学の権威の水島博士で、行方不明になっていた所を笛島で初めて出会ったが博士を利用するバローグ星人の陰謀ですぐに死に別れてしまった。
主演の誠直也氏は九州訛りがきつく、厳しく演技指導を行っていた。
それは誠氏が「いじめられている」と感じるほどだったそうだが、岸田氏は当時の事を「俺、誠っちゃんからいつ殴られるんだろうと思っていたよ」と語っている。
誠氏は「当時は辛かったが、あの時の岸田さんの指導があったからこそ、今の自分がある」と感謝の言葉を述べている。
◆千葉太
演:平泉征(現:平泉成)
工学博士で、自ら設計したシーマリン号の試験航海中にドリゴンとドリゴラスの出現に遭遇し、海野らと共に脅威を目の当たりにした事でSAFに入隊した。明るく協調性の高い性格。
三枚目的なムードメーカーのコメディーリリーフだが、その技術力は本物でシーマリン号の他マリンゴン、マリンブル、モグリアンとSAFの主要メカニックの開発に関わり、ムクムクの乗ってきたUFOも難なく修理してみせた。
スポーツ万能で格闘技にも長け、一人で複数の宇宙人相手に渡り合うなど文武両道の存在である。
竜神村で小学校の先生をしているヨシ子というガールフレンドがいる。
演ずるは、多くのドラマで活躍する名バイプレーヤー、平泉成氏。
老刑事のような渋い役のイメージが強いかもしれないが、かつては防衛隊の一員としてアクションも行っていたのである。
平泉氏は千葉について「明るくホットなお兄ちゃん」というイメージで演じていたとの事。
本作から数十年後、同じ苗字の常任参謀を演じるのはまた別の話。
◆葉山マリ子
演:栗原啓子
優秀なプログラマーであり、主に通信を担当する主要メンバーの紅一点。20歳。
以前から海野の助手を務めており、海野のSAF就任に伴って自身も入隊した。
出動の際には通信業務のため留守番も多いが現場に出る事もあり、その時は岬とコンビを組む事が多い。
演ずる栗原氏はモデル出身で、これがドラマ初出演。
全くの未経験のため、訛りの強かった誠氏と共にかなり厳しく演技指導されていたそうで、現場で泣いてしまう事もあったそう。
【メカニック】
◆マリンゴン
全長:18m
全幅:20m
重量:12t
最高速度:マッハ6
乗員:8名
動力:ジェットエンジン/ロケットエンジン
SAFの主力の大型戦闘機兼輸送機。
千葉が設計を担当している。
本体の両側に配置された大型エンジンが特徴で、宇宙空間も航行可能。
武器は機首から発射するレーザーと機体下部に設置されたミサイルランチャー。
状況に応じて放射熱線などの武装を追加する事もできる。
◆マリンブル
全長:11m
重量:8t
最高速度:マッハ4
乗員:2名
動力:ロケットブースター
水島、千葉の両隊員が開発した宇宙ロケット。
マリンゴンに比べて小回りがきき、高い機動性を誇る。
宇宙ロケットではあるが、大気圏内も問題なく航行できる。
武器は機首のレーザー砲と機体下部のミサイルランチャー。
◆シーマリン
全長:35m
全幅:17m
全高:24m
最高速度:70ノット(海中)/35ノット(海上)
最大潜航深度:8000m
乗員:8名
元々は千葉が海洋開発センターからの依頼で設計した海洋開発用の調査艇だったが、SAF設立に伴ってさらに性能をアップさせて戦力として配備された。
千葉が「世界一の潜航艇」と言う通り優れた性能を持ち、無補給で16日間潜航でき、移動司令本部としても活躍する。
武器は怪獣用のミサイル。
◆モグリアン
全長:28m
全幅:8.2m
全高:8.2m
重量:120㎏
最高時速:120㎞(地上)/35㎞(地中)
乗員:6名
地底探査や、地下救助に用いる地底装甲車。
設計、開発担当は千葉で、操縦も担当する。
ダイヤモンドの20倍の固さの削岩ジェットドリルでいかなる地盤も掘り進む。
武器はドリルの先から発射する赤い破壊光線と、車内に装備された30発のミサイル。
デザインモチーフは鉛筆削り機らしい。
◆マリンカー
全長:4.15m
重量:900㎏
最高速度:200㎞以上
乗員:5名
動力:特殊ロータリーエンジン
主に市街地などのパトロールに用いられる特殊車両。
見かけは一般車両と変わらないが、搭載された特殊ロータリーエンジンによりあらゆる状況で200㎞のスピードで走行できる。
ボディはミサイルの直撃にも耐えるアンチ・ミサイルボードで、ボンネットには攻撃用のフラッシュ砲を備え、バンパーには障害物破壊用の光線砲ボルト・バンパーが装備されている。
定員は5名だが、子供なら8名まで乗る事ができる。
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- 郷「坂田さん!!」 エース「ナレーション!!」 サンバルカン「嵐山長官!!」 -- 名無しさん (2020-02-13 20:33:36)
- ええええええ役者が豪華過ぎる。 -- 名無しさん (2020-02-14 09:38:46)
- 千葉隊員役に平泉は後に炎の宇宙海賊の船長もやってたがまさか子孫とかじゃないよな…? -- 名無しさん (2020-02-14 10:09:03)
- 見た目は完全にヤクザみたいだよねこのチーム -- 名無しさん (2020-02-19 19:44:42)
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