登録日：2019/10/03 (木) 07:17:16
更新日：2024/05/09 Thu 20:35:05NEW!
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逆転裁判 逆転裁判エピソード項目 逆転検事 逆転検事2 ひょうたん湖公園 公園 湖 飛行機 レインコート 暗殺 演説 西鳳民国 拳銃 虎狼死家左々右エ門 気の毒な被害者 逆転の標的
至急、検事局に連絡しろ！
あの男を呼ぶんだ‥‥！
御剣 怜侍‥‥。この事件を
解決できるのは彼しかいない！
『逆転の標的』とは、『逆転検事2』第1話のタイトルである。
『逆転検事』のおよそ10日後に起きた大統領暗殺未遂事件。
一国の大統領を狙った暗殺劇、あの殺し屋の再登場など、第1話とは思えないほどスケールの大きな事件で、『検事2』からの新システム「ロジックチェス」も早速登場している。
※以下ネタバレが含まれますので、未プレイの方はご注意ください。
■ストーリー
3月25日。
ひょうたん湖公園に設置された特設ステージで、西鳳民国大統領・王帝君の歓迎イベントが開かれる。
だが王の演説中に発砲事件が発生。王は事件発生直後にボディガードに守られながら専用機内に避難し、現場に居合わせた検事局長はこの事件の担当に御剣怜侍を任命した。
ルポライター・速水ミキコの録音テープから、弾丸が2発発射されていた事が判明。そして一条美雲の写真から、御剣は赤いレインコートを着ていた人物が狙撃犯だと断定した。
レインコートの裏には血がついていたので、御剣は手に怪我をしている謎のアイスクリーム屋・田中太郎からも話を聞くが、その際にミキコも赤いフードを被っていた事が判明し、謎が深まってしまう。
そこに王のボディガード・内藤馬乃介が登場。先ほどの狙撃事件でボディガードのリーダー・外城涯が被弾し死亡した事を明かす。
そして王の指示で御剣の捜査権が剥奪されたと伝えるが、その直後に田中の正体が殺し屋の虎狼死家左々右エ門だと判明する。
虎狼死家は内藤にナイフを突きつけ、王に御剣へ捜査権を渡すよう脅迫するが‥‥
■登場人物
○チーム御剣*1
主人公で検事局きっての天才検事。
検事局長から連絡を受け、今回の暗殺未遂事件を担当する。
田中を怪しみ追究を行うが、その途中で新事実が発覚し、王によって捜査権が剥奪されてしまう。
だがその直後に田中の正体が虎狼死家だと発覚、彼の狙いが分からないまま彼の指示通りに捜査を続ける事に。
所轄署の刑事で御剣の部下。
非番だったところを呼び出されたので、御剣と同じく事件の状況があまり把握出来ていなかった。
虎狼死家が正体を現した後は、御剣の指示で警官を集め大統領専用機を包囲する準備を進める。
だが結局取り逃してしまい、御剣に謝っていた。
2代目ヤタガラスを自称する少女。
お祭ごとが大好きなので、今回の歓迎イベントに来ていた。
事件の瞬間を偶然撮影しており、それを持って御剣の前に現れる。
○被害者
- 外城涯（とじろ がい）
王のボディガードでリーダー。35歳。
口髭とサングラスが特徴の男性。かなり腕利きのボディガードであり、事件前日に虎狼死家が現れた時には彼に怪我を負わせ退けている。
責任感が非常に強く、王からの信頼も厚い。
今回の狙撃事件で大統領を庇うが、流れ弾が防弾チョッキの隙間に当たり命を落とす。
○事件関係者
- 王帝君（おう ていくん）
西鳳民国大統領。58歳。
ライオンの鬣ような髪と顎髭を持つ筋骨隆々とした男性。
質実剛健・文武両道を地で行く人物で、常に尊大な態度で相手に接する。
カリスマ性があるので西鳳民国でも絶大な支持を得ていたが、最近は支持率が低下しているらしい。
歓迎イベントで演説をしていた時に何者かに狙撃される。銃弾の1つが着ていた防弾チョッキに命中していたが、王自身に外傷はなかった。
外城が死亡したのが大統領専用機内だったので、治外法権を理由に御剣の捜査権を剥奪しようとする。
- 速水ミキコ（はやみ -）
自称・新進気鋭のルポライター。20歳。
京都弁で話す活発な女性。裏面が赤色のリバーシブルの服を着ており、常にテープレコーダーを携帯している。
スクープを求めて歓迎イベントに来ており、王の演説やその他諸々を録音していたテープを御剣に提供する。
その後、演説中にパーカーを裏返して着ていた事が発覚し、王暗殺の容疑をかけられる。
ちなみに彼女の師匠は、あのお騒がせカメラマン。
- 田中太郎（たなか たろう）
ひょうたん湖公園にいた謎のアイスクリーム屋。年齢不詳。
左手に怪我を負っており、度々ギプスから血が滲んでいる。
現場から見つかった赤いレインコートの持ち主だったので、王暗殺容疑をかけられる。
正体は警察が長年追っている凄腕の殺し屋・虎狼死家左々右エ門（ころしや さざえもん）。
何者かから王暗殺の依頼を受け、事件前日にボディガードに扮して王に近づこうとしていた。
だが外城によって犯行を阻止されてしまい、その際に左手を負傷している。
御剣から捜査権が剥奪されると、因縁の相手である外城の死の真相を知るために、内藤を人質にとって御剣に捜査権を渡すよう要求。
そのまま大統領専用機へ乗り込むが、突然「真実は見えた」と言い残し、後の事を御剣に任せて逃走した。
- 内藤馬乃介（ないとう まのすけ）
王のボディガードでサブリーダー。24歳。
ガラの悪い青年で、しょっちゅうガンスピンをしては銃口を相手に突きつけている。
チェスを嗜んでおり、物事をチェスに例えて話すのが癖。
虎狼死家によって首を負傷しており、現在は首にコルセットを巻いている。
御剣の捜査中に現れ、王が無事である事や外城が流れ弾で死亡した事を告げる。
そして後の捜査は西鳳民国の警察が行う事を伝えるが、その直後に虎狼死家にナイフを突きつけられてしまう。
○その他の人物
- 検事局長
地方検事局の局長。
亜内と一緒に歓迎イベントに来ており、事件が起きると事件の捜査責任者に御剣を指名した。
しかし御剣が来る前に自分は帰っていた。
実は姿が判明したのは今回が初である（後姿だけだが）。
- 亜内武文
検事局の検事。
今回も背景キャラとして少しだけ登場するが、今回は御剣に名前と職業を明かしていた。
検事局長と一緒に歓迎イベントに来ており、検事局長が帰った後もひょうたん湖公園にいた。
何気に事件の重要人物だったが、人物一覧には載らない。
■重要な証拠品
- 拳銃
公園のゴミ箱に捨てられていた拳銃。
レーザーポインタがついており、弾が2発発射されている。
- トノサマンバルーン
イベントの前に元々用意してあったバルーンが割れてしまったため、逆さにした状態でステージ近くに設置されていた。
現在は狙撃によって割れてしまっている。
ちなみにこのバルーンは、内藤が調子の良いまんじゅう売りから借りていたもの。
- 速水の録音テープ
王が狙撃された瞬間と、その数分前の様子が録音されている。
王の演説の他は、ミキコのコメント、2発の銃声、局長と亜内の会話が録音されていた。
- 美雲の写真
王が狙撃された瞬間とその前後が撮影された3枚の写真。
狙撃が起きる前の写真には、レーザーポインタを持っている赤いレインコートの人物が写っており、狙撃が起きた後の写真にもレインコートの人物が写っている。
狙撃された瞬間の写真には王と外城と内藤が写っている。
- 赤いレインコート
狙撃犯が着ていたと思われるレインコート。
裏には犯人のものと思われる血痕が残されている。
後に虎狼死家のものと判明。
- 警備プランの資料
王の演説の際の警備プランが書かれた資料。
演説の前日に虎狼死家が現れたので、外城と内藤の警備位置が急遽変更された。
極秘資料であるはずだが、狙撃犯の遺留品からも似たような資料が発見されている。
【以下、事件の真相。さらなるネタバレにご注意ください】
■事件の真相
くっ‥‥あの局長が、
オマエを指名しなければ！
‥‥うううう。
こんなことには‥‥
- 暗殺事件の真相
実は今回の王大統領狙撃事件は、王と内藤がミキコを協力者にして仕組んだ狂言暗殺事件だった。
西鳳民国では王の支持率が低下していたため、今回の狂言暗殺事件で「暗殺に屈しない大統領」というイメージを作り、支持率を回復しようとしていたのである。
外城には協力を断わられていたが、内藤が協力を了承したため計画実行を決断。西鳳民国大使館に取材に来ていたミキコへ王への取材と引き換えに、演説当日に赤いフードを被って王にレーザーポインタを当てるよう指示をした。
演説当日。王は偽の暗殺計画に備えて、あらかじめ銃弾が打ち込まれた防弾チョッキを着込む。
そして演説が始まった後で、内藤は防弾アタッシュケースの影からトノサマンバルーンを狙撃。イベントに来ていた人々に王が狙撃されたと思い込ませた。
狂言暗殺事件だとばれないようにするため、治外法権を理由に御剣から捜査権を剥奪しようとする。
だが御剣のロジックチェスにより王の主張する治外法権が適用されない事が分かり、王は渋々御剣の捜査続行を許可した。
狂言暗殺事件を御剣に暴かれた後、王はすっかり気が抜けてしまい、頬が醜く垂れ下がり弛んだお腹がプルプル動くという別人のような姿となってしまう。
また周囲にはカリスマ性溢れる指導者のように振舞っていたが、本性はとても気弱で臆病な人物だった。
本性を現した後は狂言暗殺事件を企てた事を認めるが、なぜ嘘の暗殺劇に本物の殺し屋が登場し、外城が死亡する事となったのかは分からないと話す。
この事に関して、恐らく狂言暗殺事件の情報がどこかから漏れ、それを利用して大統領を暗殺しようとした第3者がいると考えられたが、その人物の正体が誰なのかは分からなかった。
その直後、内藤が外城殺しの犯人はミキコだと主張。
御剣は内藤の主張に違和感を感じ、真犯人は別にいると考えて内藤を追究する。
オレが‥‥オレが、
リーダーになるべきだった！
外城ッ！アイツがッ！
アイツさえいなければッ！
オレが部下たちをカンゼンに、
コントロールできたのにッ！
- 内藤馬乃介
今回の事件の真犯人。
日頃から「自分こそがボディガード達のリーダーに相応しい」と考えており、腕が確かで王からの信頼も厚い外城の事を妬んでいた。
そんな時に王から狂言暗殺事件の計画を持ちかけられるが、その際にこの計画を利用して邪魔者の外城を殺害する事を思いつく。
そして狂言暗殺事件の混乱に乗じて外城を射殺し、嘘の暗殺計画の協力者だったミキコを犯人に仕立て上げようとした。
機内で外城を射殺した際、貫通した弾で監視カメラのモニターの1つが割れてしまったので、それを隠した後で部屋にあったぬいぐるみをモニターのあった場所へ押し込み誤魔化す。
また、御剣から証拠品を預かった時には、客席のゴミ箱から発見された拳銃と凶器の拳銃をすり替えていた。
この際に弾丸をこめ直しており、拳銃がすり替わった事がばれないようにしていた。
モニターから発見された弾丸とゴミ箱から発見された拳銃の線条痕が一致したと判明すると、改めてミキコが犯人だと主張。
しかし弾丸の装填を素手で行った事で弾丸に指紋を残す事となり、これが拳銃のすり替えが行われたという決定的な証拠となった。
それが決定打となり、御剣に「チェックメイト」を宣告されると、唇を噛み締めながら幾つもの拳銃でガンスピンをして上に放り投げる。
そして上から降ってきた蹄鉄・タイホくん人形・考える人・ゴーユーくん貯金箱・とのさまんじゅう・ハンマー・拳銃が次々と頭に当たり、頭がコルセットに埋まった状態で倒れた。
その後は御剣を睨みながら「《ゲーム》は、まだ終わっちゃいねえ！」と言うが、御剣に「《ゲーム》の続きは、法廷で行うとしよう」と返され、そのまま警察に連行されていった。
- 外城涯
根が真面目な性格だったので、王から狂言暗殺事件の計画を持ちかけられた時にはキッパリと協力を断わっていた。
だが内藤がその話に乗った事で偽の暗殺計画が実行される事となり、王を避難させた直後、リーダーの立場を妬んでいた内藤に撃たれて命を落としてしまった。
人望があっただけでなく虎狼死家を退ける程の力の持ち主だったので、虎狼死家の言うとおり惜しい人物を亡くしたと言える。
- 王帝君
飛行機から一歩出た後は元の屈強な姿に戻り、事件を解決した御剣に礼を言う。
内藤に計画を持ちかけた際、彼の目から外城への憎しみが溢れていたらしく、これに気づいた際に不安を覚えていた。
これに関し「今思えば、彼は私の顔からその不安を感じ取り、それが殺人のきっかけとなったのかもしれない」と振り返っており、御剣に「嘘の計画を考えなければこうはならなかった。それはあなたの罪です」と言われると、自分の過ちを認め「近々何らかの形で責任を取る事になるだろう」と語った。
その後はもうしばらく日本に滞在すると話し、飛行機へと戻っていった。
- 速水ミキコ
王への取材権と引き換えに、演説当日に赤いフードを着て王にレーザーポインタを当てる。
だがその後は内藤の計画により、外城殺害の容疑をかけられてしまう。
御剣の推理で無実が証明されるが、嘘の暗殺計画に加担していたのは事実なので、この後で警察の事情聴取を受ける事となる。
御剣に「何らかの罪に問われる事となる」と言われると流石に反省していたが、御剣が大統領暗殺未遂事件を解決したというビッグニュースが目の前にあると気づくと、すぐにマイクを彼に向けて独占取材をしようとしていた。
【その後】
外城殺害事件の真相を解明した御剣だったが、まだ事件は終わっていなかった。
なぜなら虎狼死家はまだ「王の殺害」という依頼を果たしておらず、彼の依頼人も謎のままだったからである。
「大きな事件に発展しなければいいのだが‥‥」と不安を覚える御剣だったが‥‥
《大統領暗殺未遂事件》‥‥
事件は、ニュースとなって、
国中をかけめぐった。
内藤の公判準備を始めた私も、
マスコミに追われることになった。
ダレもが事件のニュースを見、
ダレもが事件の話をした。
しかし、その騒動の中でダレひとり
気付いてはいなかったのだ。
それが、《ゲーム》の始まりにしか
すぎなかったことに‥‥。
追記・修正はガンスピンをしながらお願いします。
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- シリーズ一濃厚な1話だと思う 検事2自体ストーリーが濃いのもあるが -- 名無しさん (2019-10-03 09:33:42)
- 裁判4、検事1〜2、大逆転裁判あたりの記事って意外と少ないのよね こうやって増えてくれると嬉しい -- 名無しさん (2019-10-03 10:19:01)
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