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更新日:2024/04/04 Thu 11:12:26NEW!
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MTKとはミュージックてれびくんの略称で、NHKの子ども番組『天才てれびくん』シリーズにおいて1998年度~2013年度まで存在した音楽コーナーのことである。
今年度から『ミュージックてれびくんスーパーライブ!!』と題したコンサートイベントが開催されるようになり、
MTKのシングルCDが発売されるなど、MTKが番組の看板コーナーと言っても過言ではないほど大きな存在となった。
- Roam ~愛があれば~
歌:ワイルドベリーズ[ダーブロウ有紗(小6)、モニーク・ローズ(小6)]
初回放送日:2000年4月3日
今年度最初のMTKはアメリカのThe B-52'sというバンドのカバー。
初代歌姫のジャスミン・アレン卒業後のMTKにおける二枚看板として活躍した黄金コンビの初共演曲。この2人はここから翌年度にかけて計6曲で共演しMTK最多共演コンビとなる。
ハーフ2人による流暢な英語が心地よい。
SFチックな衣装の2人が世界中を駆け巡ったりワイヤーに吊られながら歌う。本当は空中を遊泳するシーンも撮影するはずだったが、2人揃って痛い!怖い!と大騒ぎでお蔵入りに。
- たんぽぽ
歌:福田亮太(中1)
PV出演:新谷キヨシ/安齊舞
初回放送日:4月17日
つじあやののカバーで、福ちゃんこと福田亮太のソロ曲。
普段はひょうきんな三枚目キャラの福ちゃんだが、純朴な恋心をしっとりと歌い上げる。
MVの舞とのデートシーンは実際に福ちゃんが撮影したものも使用されている。舞が選ばれたのは、たんぽぽという花のイメージから。
ちなみに当時つじあやのはまだデビューから半年という駆け出しの時期で、この曲もデビュー作のミニアルバム収録のシングル化もされていない無名曲であった。
この曲を選び抜き福ちゃんに歌わせたスタッフのセンスたるや。
- ダイナマイト Dynamite
歌:ザ・ヤマチーズ[山元竜一(小5)、村田千宏(小3)]
初回放送日:5月8日
ロッド・スチュワートのカバーのロックナンバー。
歌うのは3年目の山ちゃんこと山元竜一、新人のちーちゃんこと村田千宏のハスキーボイスコンビ『ザ・ヤマチーズ』。
ロッド・スチュワートをカバーするに当たってハスキーボイスの2人に白羽の矢が立ち結成された。
後に揃ってカリスマ戦士と化す2人だが、当時は小5と小3年でまだまだ可愛らしいちびっこ。
MVでは雷様のような赤いアフロ、普段着、華やかなステージ衣装など服装を変えながら色んな楽器にも挑戦したり、なぜかモンスターをメンバーに迎えライブをする。
サビの「ダイナマイト!」と叫ぶ部分は、たまたま同日レコーディングに来ていた安齊舞と伊藤俊輔も参加している。
なおヤマチーズは計3曲のMTKを歌っているが、CD・DVDに収録されているのはこの曲のみである。
のちの「Twilight」「ぼくらのロック・シティ」はともに権利上の問題からか未収録。
余談だが千宏は翌年以降てれび戦士としての名義を「村田ちひろ」とひらがなに変えたため、この曲が千宏名義で歌った唯一のMTKとなった。
本名が原則の天てれにおいて芸名が許されるのは非常に稀なこと。
- おかしな午後
歌:安齊舞(小4)
初回放送日:5月22日
小川美潮のカバーの安齊舞ソロ曲。小学4年生でのソロはMTK最年少記録である。
原曲の微妙に揺らいだよう独特の歌声は狙って出せるものではないため、舞があまり上手くなる前に歌わせてしまおうということで制作された。
歌詞は恋を恋とも気付かない少女の初恋を歌っているとも解釈できるが、MVはシュールリアリズムな不思議体験風。
曲中の振り付けはスタッフのアドバイスをもとに舞自身が考えたもの。
- 走れRUN2!
歌:ランランズ[徐桑安(小4)、須田泰大(小4)、俵有希子(小5)、ローブリィ翔(小3)]
初回放送日:6月12日
ちびっこ男女4人組ユニットのMTK。
作詞作曲を手がけたのは前年度の「運命’99」の歌詞を手がけた森若香織。
チャイニーズ戦士の安ちゃんこと徐桑安(ジョ・ソウアン)をイメージして作ったとのこと。安ちゃんらしい無邪気なエネルギーに溢れた元気いっぱいの曲となっている。
子どもらしく音程やリズムは二の次でとにかく元気よく歌う。ゆっこの声がハム太郎そっくり
MVは生活感あふれる住宅地を短パン姿のてれび戦士が無邪気に駆け回るもの。
- ラッキー・ラブ I should be so lucky
歌:スウィート・ピクルス[佐久間信子(小6)、ダーブロウ有紗、俵有希子]
PV出演:げんしじん/ローブリィ翔
初回放送日:9月4日
カイリー・ミノーグの名曲のカバー。
モンキークイーンメンバーの信ちゃんこと佐久間信子がセンターを務め、歌姫の有紗、新人のゆっこが脇を固める。
床に膝をつくなど非常にダイナミックなダンスが見どころである。この振り付け故、メンバーは膝が青あざだらけに。
信ちゃんと有紗は教育番組らしからぬ大胆なヘソ出し衣装を着ており、てれび戦士歴の長さもあって小学生離れした大人っぽさを醸し出している。
新人で1つ年下のゆっこはまだ初々しく、間奏明けのサビではよく見ると振り付けをトチっている。冬のイベントは信ちゃんに不安げに見つめられながらのパフォーマンスとなった。
しかしこのダンスをマスターしたことですっかり得意になったゆっこは、てれび戦士にこの振り付けを教えまくる「教え魔」と化した。
そしてローブリィ翔の卒業まで続く受難の始まり。
なお女子3人組ユニット、CG背景、洋楽カバー、T-ASADA先生振り付けによるダンスナンバーという形式はモンキークイーンを踏襲したもので、
この形式のユニットは2003年度まで継承され、当時のMTKにおける花形的なポジションとなる。
- わかってナイ!
歌:水ふうせん[福田亮太(中1)、逵優希(中1)]
PV出演:げんしじん/饗場詩野
初回放送日:9月18日
パーカッションとブラスをフィーチャーしたノリのいいロック。
1998年度の「YAKINIC GO GO」を手がけた種ともこの書き下ろし曲で、子供の目線から親や大人を皮肉ったような歌詞が印象的。
歌うのはツージーこと逵(つじ)優希と福ちゃんのユニットで、なんと作曲者から直々に指名を受けたという経緯がある。身長差があるのでまるで姉弟のようだが2人は同級生。
MVには饗場詩野(あいばしの)が母親、げんしじんが父親役で出演している。これまでイベントなどで幾度となくおばさん役を演じてきた詩野はすっかりおばさん役が板についている。
冬のイベントでは司会者の山崎邦正とリサ・ステッグマイヤーが両親役となりステージで共演した。
- I LIKE YOU
歌:ザ・フルース・フラザース2000[伊藤俊輔(中2)、橋田紘緒(中1)]
PV出演:仲根紗央莉/げんしじん
初回放送日:10月9日
RCサクセションのカバー。
1998年に『極楽はどこだ』を歌ったザ・フルース・フラザース(海道亮平、橋田紘緒)の後継ユニットだが海道亮平が既に卒業していたため、
社長こと橋田紘緒の相棒には伊藤俊輔が選ばれた。
前身のユニットが映画『ブルース・ブラザーズ』のパロディであり、こちらも続編の『ブルース・ブラザーズ2000』が公開されたことにちなんでいる。
『極楽はどこだ』は大阪人コンビだったためロケ地も大阪だったが今度は東京の丸の内でロケが行われた。天才てれびくんワイドの制作フロアも撮影に使用されている。
間奏明けの「ハッハッハハッハ」の合いの手はスウィート・ピクルスによるもの。
- HONEY BEAT
歌:MO-SHI-YA[饗場詩野(小6)、モニーク・ローズ、山元竜一]
初回放送日:10月23日
2000年度番組コーナー「ヒットをねらえ!」から誕生した曲。
MTKを日本中でヒットさせようというコンセプトのもと、広瀬香美の手がけるスクールで本格的なレッスンを受けた9人のてれび戦士の中から選抜された3人による曲。
山ちゃんがメインボーカル及びラップ、モニークと詩野がコーラスとバックダンサーを担当する。ユニット名は3人の呼称から一文字ずつ取ったもの。
広瀬香美プロデュースによる大人っぽさと昭和臭が全開のダサかっこいい曲。告白前夜の悶々とした気持ちを歌っている。
ワイド期のMTKとしては唯一シングルCD化されているが現在は絶版で入手困難。
CDジャケットは3人の写真がプリントされたTシャツを外国人モデルが着ているというもので、子どもらしさを一切感じさせない大人っぽい仕上がり。
- SUPERGIRL
歌:石田比奈子(中1)
作詞・作曲・編曲・コーラス・演奏:浅田祐介/種ともこ
初回放送日:11月13日 種ともこ
わかってナイ!を手がけた種ともこによる、今年度2曲目となる書き下ろし提供曲。
歌うのは石田比奈子。さすがはひとりでできるもん!OGだけあってソロで歌う。
少女が幼さ故の力不足を嘆く思春期ソング。歌詞中の「私じゃ役不足ですか」は誤用。
土砂降りを雨に打たれるシーンは、歯の根が合わないほどの寒さに震えながらの撮影となったとのこと。
- Angel snow
歌:中田あすみ(小6)
PV出演:遊佐未森
初回放送日:11月27日
20世紀最後のMTK。遊佐未森の書き下ろしによる長身美少女・中田あすみのソロ曲。
彼氏と喧嘩したあすみが遊佐未森の演じる女性から編み物を教わり、手編みのマフラーを送って仲直りするというストーリー。
あすみが小6にして既に170cm近い長身だったため、彼氏役は同年代の男子では絵にならないという理由で高校生が起用された。
なおTV版ではカットされている二番も存在するが、アルバム『天てれ宝船』に収録されているのはTV版サイズなので注意。
フルコーラス版は翌年のEDテーマ『きらいじゃ★ブギ』のカップリング(現在ではかなり希少)と、ベストアルバムの『MTK the BEST I for LOVE』に収録されている。
- 愛はきらめきの中に How deep is your love?
歌:セブン・ハーツ[伊藤俊輔、饗場詩野、佐久間信子、ダーブロウ有紗、モニーク・ローズ、熊木翔(小6) エバンス太郎(小6)]
初回放送日:2001年1月8日
21世紀最初のMTKとなるThe BeeGeesの名バラードのカバー。クオリティの高い原曲にタケカワユキヒデの見事なアレンジが合わさり、MTK全体でもとくに人気が高い名曲の1つ。
ソロパートを太郎、詩野、モニーク、熊ちゃんこと熊木翔、信ちゃんが順に歌い、サビは俊輔と有紗が歌う。曲全体を通して7人による重厚なコーラスが奏でられる。
意図したものかは不明だが、俊輔(中2)以外は全員小6という組み合わせ。
ラストシーンはNHKの屋上。
原曲は濃厚な男女の恋愛を歌っているが、MTK版はややマイルドな表現になっている。
また世界各地の歴史的な名所を背景にした映像も相俟って、恋愛に限らないより広い意味での「LOVE」を歌っているような印象を受ける。
- 歩いていこう
歌:プチ・チェリーズ(安齊舞、徐桑安)
初回放送日:1月29日
おんなじ背格好をした舞と安ちゃんのMTK。今年度限りでの卒業が決まっていた安ちゃんの卒業ソングとなった。
小4女子だけあって子どもらしく元気いっぱいだが、歌詞はなかなか詩的で渋いもの。
アレンジは全体的に中期ビートルズ風で、TV放送版ではカットされているが間奏部分はビートルズの楽曲『When I'm Sixty-Four』のオマージュとなっている。
- www.access.me
歌:c@mo.ne.[石田比奈子、中田あすみ、熊木翔、福田亮太、逵優希、松下博昭(小5)]
初回放送日:2月7日
2000年度版最終曲。2000年度番組コーナー「ヒットをねらえ!」にて作られたもう一つのMTK楽曲。ユニット名の読み方は「カモネ」。
選抜に漏れたメンバーによるユニットだが、こちらも広瀬香美プロデュースでかなり力が入っている。またサビ部分のメロディは石田比奈子が作曲したもの。
タイトル通りインターネットにちなんだ曲で、まだまだ一般家庭にインターネットが普及し始めた頃という時代を感じる楽曲。
ビデオはコーナーの総集編と「BSジュニアのど自慢」に参加した際の映像から構成されている。
幻のMTKとも呼ばれ、その放送回数は5回に満たないとのこと。そして&font(#808080){&font(l){幻のてれび戦士とも呼ばれる}松下博昭が参加した唯一のMTKである。
どういうわけかユニット内の男女の身長差が物凄いことになっている。
以下はMTKではないが、2000年度の天てれで使用された曲もこちらで紹介する。
- スーパースピードスター
歌:carnies
本年度のOP曲。『歩いていこう』を作曲した田村敦(ロンブーではない)のバンド・carniesの楽曲。
ローファイで分厚いサウンドのロックナンバー。
- ドキドキのち晴れ
歌:てれび戦士2000
てれび戦士全員で歌う今年度のEDテーマ。作詞作曲はお馴染みの種ともこ。
映像は前年度に引き続き、てれび戦士の楽しげなレコーディング風景を収めたものとなっている。
おにぎりを食べるシーンと安ちゃんが非常によく映る。
またフルバージョンのエンディング映像も存在する。
- まわりひまわりへろへろくん
歌 - 水木一郎&アップルパイ+The 4-B's
本年度の番組内アニメ『へろへろくん』のテーマソング。
The 4-B'sはてれび戦士の安齊舞、徐桑安、須田泰弘のユニットで、全員が小4でB型だったことに由来する。主にダンサーを担当しているが少しだけボーカルも取る。
メインボーカルはアニソン界の帝王・水木一郎とコーラスユニットのアップルパイが歌い、
そして作詞作曲はクレヨンしんちゃんの「ダメダメのうた」などで知られるLADY Qが担当と、なかなか豪華な布陣。
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- 愛はきらめきの中にだけは強烈に覚えてるな…。 -- 名無しさん (2019-03-10 20:05:37)
- ラッキーラブも何回か再放送されてたし聴いたら思い出すんじゃないかな -- 名無しさん (2019-03-13 10:16:07)
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